JVCケンウッドは12月3日、ケンウッドブランドにおいて、完全ワイヤレスイヤフォン形状の音声アシスタント搭載スマートヘッドセット「WS-A1」、「WS-A1G」を発表した。発売はWS-Aが2021年1月中旬予定、WS-A1Gは2月上旬。店頭想定価格は、それぞれ税抜3万5000円前後。
WS-A1は音声アシスタントとして「Amazon Alexa」、またWS-A1Gは「Googleアシスタント」を搭載。音声アシスタントは「アレクサ」や「OK Google」などのウェイクワードを呼ぶことなく、本体左側のタッチパッドに触れることで呼び出せる。
Qualcomm cVcテクノロジーと高性能マイクの採用により、ノイズを抑えクリアなハンズフリー通話も可能。テレワーク時のリモート会議等の通話にも使用できる。重量は本体:9.6g×2個/ケース:92.5g。雨や水しぶきを気にせず使えるIPX4相当の生活防水もサポート。
バッテリー駆動時間は、本体のみで約8時間の連続再生(ノイズキャンセリング機能ON時)。充電ケースによるフル充電(約8時間×2回)を合わせて、最大約24時間の長時間再生を実現している。ノイズキャンセリング機能OFF時は、本体のみで約9時間としており、充電ケースとの合計で約27時間再生が行える。充電ケースは「Qi」対応のワイヤレス充電器で充電が可能。
WS-A1・WS-A1Gは、Bluetooth 5.2をサポート。スマートフォンとBluetooth接続し、片側3個(合計6個)のマイクで音声アシスタントに話しかけ操作することで、ニュース/天気予報/スケジュールの確認はじめ、ワンワードで複数の動作を行えるルーティン機能や、ナビ案内や翻訳、スマートホームの制御などが、スマートフォンを手に取ることなく可能となる。音声アシスタントからの通知やお知らせも音声で聞くことができる。
また、音声アシスタントをより活用しやすくするため、JVCケンウッド独自のアルゴリズム信号処理に加えて、音声や周囲音をコントロールする3つの機能を採用。
騒々しい環境下でもユーザーの声を音声アシスタントに正確に認識させる「トリプルマイクシステム」機能、周囲音の遮断・取り込みを切り替え可能な「アンビエント・サウンド・シームレス・コントロール」機能、人の声が明瞭に聞こえる「ボイス・エンハンスメント・モード」機能を利用できる。
新開発の「イヤーピロー」では、長時間使用しても快適な装着を実現。振動板に軽量かつ高剛性で、内部損失も良く、振動板に適した金属素材であるベリリウムを採用しており、音声アシスタントやハンズフリー通話時も相手の声をよりクリアに聞くことができる上、音楽再生時にはダイナミックで繊細なサウンドを楽しめる。
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