タッチ作動のロック、UniKey Kevoは昨年からマスコミ、投資家、消費者すべての関心を集めていた。この自動ロックシステムはCBSのShark Tankという番組で紹介された後で総額275万ドルの資金調達に成功し、会社を立ち上げることができた。
このUnikeyがいよいよ予約を受付け始めたのを機に、われわれはUniKeyのファウンダー、Phil Dumasに株主のff Venture Capitalのオフィスでインタビューすることができた。
しかしまずはUniKey Kevoがどんなプロダクトなのかおさらいしておこう。
KevoロックはBluetooth 4.0を通じてユーザーを認識する。認識されたユーザーがロックにタッチするだけで解錠/施錠される。Lockitronのようなリモート操作機能は備えていない。Kevoは操作の簡便さを優先している。つまりユーザーは操作のためにいちいちポケットから鍵、スマートフォンその他のデバイスを取り出す必要がない。
Unikeyはアメリカ最大のロック・メーカーのKwiksetと提携しており、ロックの本体はKwikset製であるため、ドアへの取り付けは非常に簡単だ。
「スマートフォンでドアのロックを操作するシステムを開発したのはわれわれが最初ではない。しかしタッチするだけで解錠/施錠できる使いやすいシステムを開発したのはわれわれが最初だ」とDumasは言う。
しかし肝心のスマートフォンを失くしてしまったらどうするのか? Kevoのウェブサイトかアプリにログインすれば新しいデバイスを登録することができる。またKevoにはキー・フォブ(電子キー)が1個付属してくる。予備のフォブも25ドルで購入できる。
将来、Unikeyは自動車、旅行など他の分野にも進出する計画だ。やがてわれわれはガチャガチャと鍵束を持ち歩かなくてすむようになるだろう。またUnikeyはホームセキュリティーやホームオートメーションのシステムの企業とも提携していくという。特定の事態に対応して自動的に施錠したり解錠したりするようなスマートシステムが考えられている。
当面、Unikeyは予約注文を受け付けている段階だ。219ドルでAmazon、Newegg、Home Depot、Build.comで注文できる。出荷は10月になる予定。
〔日本版〕専用アプリを登録したスマートフォンを身につけたユーザーがロックに近づくと、Bluetooth 4.0でアプリとロックが交信しユーザーを認証する。この状態でロックの表面にタッチすると解錠/施錠動作が行われる。現在アプリはiPhone4S、5、iPod touch 5, iPad 3+ and iPad miniが開発ずみ。Andoroidなど他のプラットフォームは現在開発中。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)