iPhoneの電話番号からSMSする必要があってGalaxy FoldからiPhone XSに戻ってみると、画面がおそろしく狭く感じられた。Foldに対する苦情のニュースが浮上してから「このデバイスをサムスンに返品するつもりはあるのか?」と何度か尋ねられたが、答えたは「ノー、まったく考えていない」だ。スマートフォンのスクリーンが大型化するのは必然の流れだし、折りたためる画面は重要な一歩だと思う。
もちろんこのトレンドがメインストリームになるのは1、2世代先のことだろう。最初のプロダクトだけにFoldは大きすぎ、かさばりすぎる感じがする(この点はメディアでもすでに何度も指摘されている)。今日空港を通ったが航空会社やセキュリティーのスタッフ(職業がら毎日大量のスマートフォンを見ている)は私のGalaxy Foldを目にしてとても感心していた。
今朝はバスルームのシンクにFoldを45度の角度で立てかけ、歯を磨きながらニュースを見たがこれは具合がよかった。飛行機に乗る予定だったのだから、ついでに映画を数本ダウンロードしておけばよかったと後で気づいた。デルタ航空のシートバックのモニタよりFoldの画面のほうがはるかにきれいだ。
外側画面には指紋がつきやすく、開いて使うと内側画面はむやみに埃を集める。特にスクリーンプロテクターの端に埃がつきやすい。スクリーンプロテクターは普通のスマートフォンのスクリーン保護フィルムのように見えるが、フォルディングスクリーンの重要な一部となるレイヤーでこれを剥がせば正常に作動しなくなる。
記事トップの写真はアスレチックス対マリナーズの試合だ(中央の黒い線は影)。もちろん畳んだ状態でもフロントカメラで写真を撮れるが、こだとモニターが小さすぎる。人前でFoldを広げてリアカメラを使うとiPadで写真を撮るような居心地の悪さを感じる。しかし慣れてしまえばとても快適だ。
というわけで今のところ私のFoldは快調に作動している一方、ジャーナリストとしては報道された不具合についてのサムスンの公式見解の発表を待っているところだ。中国でのリリースは延期されたものの、 米国でのリリース予定は4月26日で変更はない。.
引き続きレポートする。
【訳者注】Heater記者によるSamsung Foldの詳しい紹介記事はこちら。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook)