店頭での非接触弁当受け渡しを実現する「O:der Locker」が誕生、東京都の助成金も活用できる

Showcase Gigは4月27日、店頭での完全非接触型注文パッケージ「O:der Locker」(オーダー・ロッカー)の開発を発表した。O:der Lockerは、同社が提供中のモバイルオーダーサービス「O:der」と連動するピックアップロッカーで、飲食店の店頭に設置することで、モバイルオーダーで事前注文・決済された商品を完全に非接触で受け渡し可能になる。なお、ロッカー内の照明は殺菌効果のある紫外線(UV)ライトを使用する。

O:der Locker

スマートロッカー自体は、ユーボが開発・提供。同社は、2018年にオートメーションレストラン「beeat sushi burrito Tokyo」をオープンしたほか、大手外食チェーンへのピックアップ専用ロッカーなどを提供している企業だ。

beeat sushi burrito Tokyo

O:der Lockerに加えてShowcase Gigでは、飲食店向けに新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報の発信、相談窓口の新設も発表。

同社の飲食店向け新型コロナ対策相談センター(covidbuster@showcase-gig.com)に、名前、連絡先(メール、電話番号など)、店舗名(会社名)、相談事項を問い合わせることができる。そのほか、飲食店向け新型コロナウイルス感染症対策情報の専用ウェブページや、公式Facebookでも情報を発信していくという。

ちなみに東京都では、個人事業主を含む飲食業を営む中小企業者を対象に、テイクアウトや宅配、移動販売を新たに開始する際の初期経費について最大100万円として対象経費の5分の4以内を助成する制度があり、同社の「O:der」システムを導入した場合も、この助成金の対象になるとのことだ。

そのほか、東京・世田谷の世田谷松陰神社の参道沿いに拡がる松陰神社通り商店街に、モバイルオーダープラットフォームであるO:derを導入すること明らかした。4月28日から商店街にある海鮮居酒屋の「マルショウ アリク」、アイラ地方のウイスキーを取り揃える「barオルガ」、コロッケ専門店の「All About My Croquette」で利用可能になる。

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TechCrunch Japan

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