待望のiPhone 6SとiPhone 6S Plusが登場!

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本日、Appleは最新世代のiPhoneを発表した。iPhone 6SとiPhone 6S Plusだ。ここ数ヶ月間、Force Touchのディスプレイ、端末のカメラのアップデート、より強力なプロセッサの搭載といった多くの噂が飛び交っていた。

ついに真相が明かされる時が来た。

今年は「S」の年であるので、新世代のiPhoneは昨年のモデルと見た目はさほど変わらない。しかし、中身は大幅に改良されている。

デザイン

噂通り、次のiPhoneの新色にローズゴールドが登場する。全てのiPhoneモデルは真新しいApple特注の合金を使用している。この合金は航空宇宙業界で使用されるものと同じものだ。またAppleのチームはディスプレイに更に強固な新しい種類のガラスを搭載した。

3D Touch

Appleは3D Touchと呼ばれる機能を紹介した。これは、私たちが使い慣れている画面に新たな操作の要素を追加する。既にApple Watchと新しいMacBookに搭載しているForce Touchにより、ユーザーはタップの加減で、アプリを表示させたり、起動させたりすることができる。

例えば、メールを軽くタップした場合は、中身のコンテンツの一部を覗くことができ、強く押すと、見ているメールの中身が全て展開する。

Force Touchと同じように、iPhoneは3D Touchの体験の一環として触覚へのフィードバックも行う。

iPhoneの3D Touchの使い方の例を幾つか見てみよう。カメラのアイコンを軽くタップするとカメラのオプションを見ることができる。少し強く押すと、セルフィーの撮影モードに移行する。アプリを軽くタップして、アプリの見たい部分を選択することができる。フライト番号を軽くタップすると、フライトの運行情報を「覗く」ことができる。住所を強く押すと、Mapsアプリでプレビューを確認することができるといった具合だ。

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Force Touchを利用できるのはAppleのデフォルトのアプリだけではない。Instagram、Facebookや他のアプリも3DTouchに対応し、アプリを覗いたり、開いたりすることができる。

またこれまで、アプリを切り替えるにはホームボタンを二回タップしなければならなかったが、これからはForce Touchでアプリを切り替えることもできる。画面の端を押さえると、過去に開いていたアプリをスワイプして切り替えることができる。

画面の直ぐ下に複数のセンサーを配置したことでこのようなことが可能になったという。

A9

iPhone 6Sと6S Plusに搭載された新しいA9は、Appleがこれまで使用してきた64ビットチップの第三世代で、新しいトランジスタ設計を用いている。 iPhone 6と iPhone 6 PlusのA8チップより70%も速く、前の世代より90%も速いグラッフィックパフォーマンスを可能とする。

A9と共に、このiPhoneには新しいM9コプロセッサーを搭載する。これは常時起動していて、Healthアプリなどのために動きを検知する手助けをする。新しいプロセッサのおかげでTouchIDはこの端末で2倍も速くなった。

カメラ

ここ数年で初めて、AppleはiPhoneのカメラのピクセル数を大幅に増やし、12メガピクセルのカメラを搭載した。これは、前世代のiSightカメラと比べ、50%も改良している。

しかし、ピクセル数を増やすことで画像品質が低下するようなトレードオフにならないよう、Appleは「deep trench isolation」を導入した。これは、写真のダイオードを分けることで、正確な色彩の品質を保持し、混線やノイズを低減する。

新しいiSightカメラは、iPhone 6と6 Plusのモバイル端末と同じように本体からやや飛び出している。

静止画だけでなく、今回のiSight カメラは4K動画を撮影することも可能だ。つまり、各フレームで800万ピクセルの撮影を行う。

また、表側のカメラも5メガピクセルのカメラにアップグレードした。セルフィー好き向けにAppleは表側にもフラッシュ機能を付けた。裏面に搭載しているTrueToneのフラッシュをLEDスクリーンが再現するのだ。画面も、撮影する瞬間に3倍明るくなる。(OSXのPhoto Boothと同じ仕組みだ)そうすることで、十分な明かりの中、カーダシアン風の撮影ができる。

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また、AppleはLive Photoという新機能を紹介した。これは、写真撮影の瞬間の前後で幾つか多めにフレームを撮影する。そうすることで、どの写真にも動きを捉えたスニペットが付くようになる。新しい機能の紹介に伴い、Appleはサードパーティの開発者がLive Photo機能を自分のアプリに搭載できるAPIを提供する。この機能を導入したFacebookのアプリが近々登場する予定だ。

その他のこと

新しいiPhoneは最大300mbpsの23 LTEバンド、最大866mbpsのWiFiに対応する。AndroidからiOSに買い換えることを考えている人向けに、Appleは端末の写真やメモなどを移すのに便利なアプリをリリースする予定だ。また、iCloudのストレージの価格プランをいくつか提供すると伝えた。50GBまで月々1ドル、200GBまで月々2.99ドル、1TBまで月々9.99ドルだ。

iPhone 6SとiPhone 6S Plus の価格と入手可能な地域に関しては、前世代のものと全く同じだ。16GBモデルは、それぞれ199ドルと299ドルからだ。

それ以上にAppleは、iPhoneのアップグレードプログラムを始める。ユーザーはApple Care込みのSIMロックフリーの端末を月々32ドルで提供する。一年単位だ。

9月25日から入手可能となる。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter