Amazonが‘Prime Air’ プロジェクトの魅惑的な最新情報を公開した ― 最初にそのドローンを披露してからちょうど2年後。そう、一部の人がエイプリルフールの壮大なジョークだと思ったあの空飛ぶ配達ドローンだ。高解像度の写真を何枚かと新しいビデオが2本ある。
テレビ番組「トップ・ギア」の元ホスト、ジェレミー・クラークソン(現在Amazonに関する新しいシリーズに取り組み中)が案内するこのビデオは、設計および受取人としての体験について語っている。
ご覧のとおり、Amazonはハイブリッド設計に移行した。前回のモデルよりずっと大きそうだ。こんなのが隣の家に向かって飛んでくるところを想像してほしい。もしれが現実になったら、エイリアン出現のニュース出るのは間違いない。
この新しいPrime Airドローンはもはや単なるクワッドコプターではない。離陸と着陸は今まで通り垂直だが、それ以外は水平飛行モードに切り換わる。ずっと効率が良い。要するに、ヘリコプターと飛行機が半々だ。この新しい設計によってドローンは15(24 km)マイル以上をカバーし、55mph(88km/時)以上で飛べるとAmazonは言っている。ビデオの中でクラークソンは、Amazonが様々な環境と目的に合わせた様々な設計のドローンファミリーを開発していると言っている。
新ドローンには、少なくともある程度の”sense-and-avoid”[検知して回避する]技術を備えており、目的位置まで来たら、付近の着陸地点を探す。今現在、ユーザーが庭にAmazonログを掲示する等の方法で位置を示せるようだ。ドローンはそこに着陸し、荷物を降ろした後再び飛び立つ。
「このデザインは、長距離を効率良く真っ直ぐ飛び、安全かつ俊敏に着陸することを可能にする。これは数多く開発したプロトタイプの一つだ」とAmazonの広報担当者が本誌に語った。「いつの日か、Prime Air機を見ることが道路の配送トラックを見るのと同じくらい当たり前になるだろう」。
当然ながら、Amazonには、この新デザインをもってしても、乗り越えるべきハードルがまだいくつかある。街中でこの新しいドローンが荷物を運ぶところを見ることはまだ当分ないだろう。しかし、地方や郊外地域ではこの新デザイン機がかなり使るはずだ(もちろん、こいつが自宅の上空を飛んでいるのを撃ち落とす方法についてのコメントは遠慮なく寄せてほしい)。
もしAmazonか、難度の高い検知・回避問題(小さな送電線等)をいくつかでも解決できれば、Prime Airは多くの人の予想よりも早く離陸できるかもしれない(Amazonが来たるべきFAAの商用ドローン規制の範囲内でやれるとして)。
比較のためにお見せすると、旧型のドローンはこんなだった:
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)