昨年のほぼ今ごろ、AmazonはSpotや新しいEchoなど、たくさんのAlexaデバイスを発売した。そして今年もまた、ホリデーシーズンを控えて同社は、新しいネタを仕込もうとしている。
CNBCによると、Amazonは“少なくとも”8つのAlexaハードウェアデバイスを今月末のイベントで発表するようだ。それらは実に多彩な顔ぶれで、カー用品やアンプ、レシーバー、サブウーファーなども含まれる。最後の三つはおそらくワンセットで使うやつで、Sonosなどのオーディオ専門メーカーともろに競合する。
カー用品については、すでにGarminなどの企業がAlexa車載製品を提供しているし、自動車メーカーも車のインフォテインメントシステムに導入しつつある。Amazonは複雑なAlexa製品をほとんどサードパーティ任せにしてきたから、今回の自社製品は興味をそそる。これまでも低価格のEcho製品の多くは、参考製品のような位置づけと感じられたからね。
いちばんおもしろいのは、音声で操作する電子レンジだ。たしかに電子レンジは、音声アシスタントとの相性が良さそうな家電製品だ。しかしAmazonはすでに複数の家電メーカーともパートナーしているから、あえて自社製品を出すのは相当な覚悟だろう。
Showのような既存の製品のモデルチェンジも、Googleがサードパーティ製のSmart Displayに力を入れ始めているだけに、良いタイミングだ。ハイエンドのHomePodの対抗機も待望の製品だから、そろそろ出るかもしれない。