Googleが今日(米国時間7/24)、Android Oの四度目で最後のデベロッパープレビューをリリースした。Android Oは同社のモバイルオペレーティングシステムの最新バージョンだ。予想されたように、今回はもはや大きな変化はなく、Googleによると、計画どおり今夏の終わりには正式版がリリースされる。今夏の終わりとは9月22日のことらしいから、まだ間があるが、これまでのペースはAndroid Nougatのときと酷似しているから、最終リリースは8月ではないかな。
Android OのAPIの最終確定が三度目のプレビューだったから、今日のアップデートは微修正と安定性の向上がメインだ。Android SDKの主な部分とツール、そしてAndroid Emulatorは今後数日内にバージョンがやや上がり、Android Support Library(v. 26.0.0)は今や安定とみなされているが、前と同じく今回の焦点は、本番バージョンがユーザーの手に渡るまえにデベロッパーが自分のアプリをテストできることに置かれている。
ユーザーとデベロッパーにとって、Androidのこの新バージョンは、全体的に通知のサポートが改良され、またピクチャ−・イン・ピクチャ−やオートフィルなどがサポートされる。電池の使用を最適化する機能も、新たに導入された。これらの変化はどれも地味だが、Android上のデベロッパーは自分のアプリをできるかぎり早くテストしたいだろう(新しい機能を使う気はなくても)。ただしそのためには、Androidアプリを書くためのGoogleのIDE Android Studioを、最新バージョンにアップデートしなければならない。
Google Playのストアはすでに、最新APIに対応するアプリも受け付けている。
Android Oのデベロッパープレビューは一般ユーザーがネットからアップデートすることも可能だが、ただし公式リリース前のソフトウェアを動かすためには、勇気が必要だ。対応機はGoogleのPixel, Pixel XL, Pixel C, Nexus 5X, Nexus 6P, そしてNexus Playerだ。登録はここから。
昨年出たAndroid Nougatは、今ではAndroid全体の11.5%のシェアを持っている。Androidのニューバージョンはつねに採用のペースが遅いが、Pixelはすでにかなり出回っているから、デベロッパーもAndroid Oのバスに早めに乗った方が、良いのではないだろうか。