Appleが機械学習とデータサイエンスの企業Turiを買収

turi

噂では、AppleがTuriを買収したらしい。Turiは、同社自身の言葉によると、“デベロッパーとデータサイエンティストのための機械学習プラットホーム”だ。

Appleに問い合わせたら、同社が買収を確認するときの、昔からワンパターンの、あまり内容のない答が返ってきた:

“Appleは小さなテクノロジー企業をときどき買収するが、一般的に、その目的や計画については議論しない”。

Appleは買収の財務的条件についてもコメントしなかったが、Geekwireは2億ドル以上、と言っている。

AppleがAIや機械学習の分野で買収をするのは、これが初めてではない。2015年には、機械学習と画像認識のPerceptioを買収している。

Turiは、機械学習関連のプロダクトを作っているだけでなく、Data Science Summitというカンファレンスも主催している。その名のとおり、データサイエンスのカンファレンスだ。

Turiは、前の社名が“Dato”、さらにその前は“GraphLab”だったが、商標争いが原因で今年の7月に今の名前になった。

Turiは顧客たちに、同社のプロダクトが可利用なのは7月末まで、と通知していた。それが、買収のサインだったのだ。またTuriのブログは、今やロードしない

しかしTuriのチームは、クパチーノのAppleの本社へ移るのではなく、シアトルにとどまるらしい。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。