Appleのホリデー向け広告にアンドラ・デイとスティーヴィー・ワンダーが登場、VoiceOverも

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「Someday at Christmas」 (*)と題されたAppleのホリデー向けビデオ広告が、米国の感謝祭とホリデーシーズンを前に公開された。驚いたことに、そこにAppleの最新最高の製品は登場しない。代わりに、音楽と家族の時間に焦点が当てられている。そして、新人アーティストのアンドラ・デイとスティーヴィー・ワンダーも出演してする。[* スティーヴィー・ワンダーの曲で、日本語タイトルは『想い出のクリスマス』]

2人のアーティストがピアノを囲んで歌い、子供たちがプレゼントを開き、休日に家族が集まる様々な場面が写し出される。唯一見ることのできるApple製品は、始まり直後のMacBookとApple Watchだけだ。AppleロゴはCMの最後に一瞬表示されるだけで、焦点がAppleのブランドでないことを表している。

ビデオの最初で、MacのGarage Bandを使うスティーヴィー・ワンダーが、VoiceOverを使っているのが興味深い。画面に何があるか、何ができるかを読み上げてくれる機能だ。Appleがアクセシビリティーに注ぐ努力は際立っていて、多くのテクノロジー企業はこの点で遅れをとっている。WWDCのワークショップで特に興味を引いたのが、VoiceOverのプレゼンテーションだった。

アクセシビリティーツールがいかに重要であるかは、毎日それに頼っていないとつい忘れがちだ。そして今日のCMに出てきたVoiceOverの短いデモはいい感じだった。。Appleの仕事がデバイスをもっと多く売ることだけではないことを示している。ResearchKitもその一例だ。

こちらがそのビデオ:

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook