Appleの音楽ストリーミングサービスApple Musicの成長は、昨年6月の立ち上げ以来、安定着実そのものだ。4月の時点で有料会員が1300万、そして9月には1700万を超えた。
今週同社は、Billboard誌の記事で、有料会員数2000万という、けっこうな一区切りに達したことを発表した。3か月で15%伸びたことになる。9月の数字で比較するとSpotifyの約半分だが、このスウェーデンの音楽サービスはAppleのOS埋め込み提供物よりも6年早く生まれている。
Appleのインターネット・コンテンツサービス担当VP Eddy Cueが挙げているおもしろい数字によると、まず、会員の半分はアメリカ以外の人たちのようだ。世界100か国で利用できるサービスだから、それも当然か。また、音楽消費の方法が変わってきたことの証拠として、会員の60%は過去一年、iTunesからまったく音楽を購入していない。
VPはついでに、グラミー賞にノミネートされているChance the Rapperの最新のミックステープColoring Bookが、このサービス独占でデビューしたことを宣伝した。CueはBillboard誌に語っている: “今年はすごい年だったね。アーチストたちはみんな、自分がナンバーワンになりたくて熱くなってた。Chance the Rapperは、Apple Music専属だが、それでもBillboardの(ストリーミング部門の)トップテン入りしている。そんなことは初めてだ、と思うね”。