Googleは今日(米国時間2/16)、楽しい機械学習実験を新たにスタートした。ウェブベースで行われるこの実験では、パソコンのキーボード(または対応するMIDIキーボード)でメロディーを奏でるとコンピューターがデュエット演奏してくれる。
しくみはこうだ。まずいくつか音階を弾いてコンピューターがレスポンスするのを待つ。ただしコンピューターから戻ってくるサウンドはデタラメに聞こえることが多い。演奏した音階と演奏の速さが何かしら関係しているのは確かだが、その「関係」は何らかのメロディーにも演奏のタイミングやリズムに近いものにも変換されない。まあそれがコンピューターにとっての音楽の楽しみかたなのだろう。
しかし、時にはアルゴリズムの理解が正しいこともあり、マシンとのすてきなやりとりが、音楽らしきものに感じることもある。
Googleによるとこの実験は機械学習ライブラリーTensorflowのMagentaというオープンソースプロジェクトに基づくもので、機械学習を音楽とTone.jsに持ち込むことが狙いだ。システムでは事前にプログラムされたアルゴリズムは使っておらず、既存のメロディーを使った訓練を受け、そこで得た知識を使ってレスポンスを返す。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)