ホリデーショッピングの計画に間に合わせるべく、GoogleはGoogleマップのiOSアプリをアップデートして、店がいつ一番混雑しているかを教えてくれるようになった。この情報を武器に、消費者は混雑を避けるためにいつその店へ行くべきかを計画しやすくなる。この機能は小売店だけでなく、一般に客が店の「ラッシュアワー」を気にするような場所ならどこでも対象になる。つまり、コーヒーショップ、レストラン、食料品店、トレーニングジム等々だ。
さらに、近くのガソリンスタンドを検索した時には、ガソリンの価格も表示される。
Googleが初めて店の「人気」時間帯を追跡するようになったのは今年の7月で、Goolge検索に機能が追加された。Googleで店を検索すると、Googleマップアプリのユーザーから収集した匿名データを使って、いつその場所が混雑しているかをグラフで示した。この機能が9月にAndroid版Googleマップにも追加されたが、今日までiOSには来ていなかった。
一方、ガソリン価格の追跡もまずAndroidに登場した新機能だ。今年10月、Googleは新機能を発表し、Android版マップ利用者は経路の途中にガソリンスタンドやコーヒーショップを追加できるようになった ― アプリは最終目的地に着く前にそこへ案内する。
この機能が登場した際、追加経由点にガソリンスタンドを含めるとガソリン価格が表示されるようになった。
小さな機能追加ではあるが ― GoogleはiOS版の変更について公式発表すらしていない ― これはGoogleマップにとって、OSに深く統合することのできないiOSデバイスでのライバルAppleマップとの競争を有利にするものだ。
今やマップアプリは、地図とナビを提供するだけでは十分ではない。価格、写真、営業時間、混雑時間帯等の追加情報によって、モバイル消費者が他社製より自社アプリを選ぶよう仕向ける必要がある。
店舗に関するデータの収集を強化するために、Googleはこの11月に「ローカルガイド」プログラムを拡大し、マップユーザーなら誰でも、店舗情報の誤りを修正したり、アプリでポップアップする「そこは静かですか?」「家族で行きやすい場所ですか?」等の質問に答えることによって、店の詳細情報を追加することに協力できるようになった。
現在同プログラムには、店がどのくらい混雑しているかを尋ねる質問が追加されている ― Googleが既に集めている様々な匿名データの新たな追加項目だ。
Googleマップのアップデート版はiTunes App Storeにある。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)