Google DriveのWebホスティングサービスがあと1年で閉鎖へ(代替はいくらでもある)

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Google Driveの、今でもあまり知られていない機能のひとつが、Webサイトのホスティングを無料でできることだ。このことを今初めて知った人もいるかと思うが、そういう人も残念ながら、この機能はあと1年しか利用できない。Googleの今日(米国時間8/31)の発表によると、そのWebホスティングサービスは今日以降、非推奨となり、2016年8月31日には完全に遮断される。

同社によると、3年前にこの機能をローンチしたが、その後さまざまな、誰もが利用できるWebホスティングサービスが台頭してきたので、この機能の閉鎖を決め、Driveはその本来の機能に集中することにした、という。Googleは最近、これと同じ言い訳でサービスを非推奨にすることが多いが、それでも、同社がホスティングのサポートをやめるなんて、ちょっと意外だ。

今でも、Driveを使って、HTMLとJavaScriptとCSSだけのベーシックなサイトをホストすることはできる。サーバサイド・スクリプトは使えないが、ベーシックなサイトを簡単に手早く動かすには便利な機能だった。それは、デベロッパのためのAPIも提供していた。

Googleには、Google Apps for WorkにGoogle Sitesがあるから、Googleのサービスを利用してサイトをホスティングすることは今後も可能だ。Sitesはこのところ大型のアップデートがなく、またやや柔軟性に乏しいのが、難点と言えるかもしれない。

そのほかのサービス、たとえばGitHubなども、かなり前からよく似たサービスを提供している。またAmazonのクラウドストレージサービスS3Dropboxなどのストレージサービスも、ベーシックなサイトのホスティングを提供している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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