Microsoft、My Officeに代わる新アプリをリリース――あらゆるOffice作業が一箇所でできる

今日(米国時間12/19)、Microsoftは新しいOfficeがWindows Insidersで公開されたことを発表した。近く Windows 10のユーザー全般が利用できるようになる。

新しいOfficeアプリは既存のMy Office(この名前が微妙だ…)を置き換える。My Officeはサブスクリプション・プランに加入しているユーザー向けにOffice 365を簡単に使えるようにするものだったが、新アプリの機能ははるかに拡張されている。Officeのユーザーにとってハブとなり、ツールを切り替えたり、作業中のドキュメントをすばやく表示するなどさまざまなOffice関連機能が利用できる。

Microsoftによれば、今回のローンチはOfficeを使いやすくするたの努力の一環だという。このアプリによってユーザーは「Officeの様々な機能をより簡単に利用でき、本来の仕事にすばやく戻れる」という。多くのユーザーにとって、Outlook、Word、PowerPoint、Excelは仕事に欠かせないツールなので、一つのアプリですべてのOffice文書が処理できれば非常に便利だ。

新しいアプリを利用すれば、ユーザーはアプリ内でWord、Excelなどを切り替えることができるだけでなく、ドキュメントの情報も一覧できる。自分で作業している文書はもちろん、Microsoft Graphのデータをベースに推薦された文書も表示される。検索機能も統合されており管理者によるカスタマイズも可能だ。たとえば会社で利用している他のアプリとの統合や文書に会社のロゴを入れるといったこともできる。

アプリはMicrosoft Storeから無料で入手できる。Office 365の加入者だけでなく、Office 2019、Office 2016、Office Onlineのユーザーにも対応している。

原文へ

滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。