Squinkは、回路基板を印刷して部品も配置する3Dプリンター

3Dプリンターは、エンジニアが製品をテストするやり方を大きく変え、時間とコストの削減を可能にした。しかし、それらの製品の殆どに使われている部品も3Dプリントできるのだろうか?

Botfactoryのコンピューターエンジニア、Carlos Ospinaは、彼が出会った人々の殆どはそれが可能だとは信じなかったと言う。しかし彼は、みんなが間違っていたことを証明した。Squinkは、持ち運べる回路基板工場で、自宅にいながらにして数分のうちにプロジェクトをテストできる ― プリントのコストは2ドル程度だ。

先週 Kickstarterに登場したSquinkは、写真用紙やガラス等の特定の材料の上に導電性インクで回路をプリントする。Ospinaのチームは、3日間のうちにKickstarterで2万4000ドルを集めた。

回路基板の設計は、Squinkが接続されている時だけ使用可能なウェブベースのポータルを通じて行う。プリンターは、導電性接着剤のドットを印刷されたインクの上に載せ、トレイから部品を取ってきて、接着剤ドットに上に配置する。

BotfactoryとSquinkを作ったのは、NYU Polytechnic School of Engineering[ニューヨーク大学技術専門校]で出会ったエンジニアたちからなるグループだ。

興味のある回路基板をネットで見つけて、Squinkポータルに入力することもできる。

彼らは、Squinkで今の製造工程を置き換えようとしているのではなく、クリエイティブなプロセスを遅らせることなく、アイデアをすぐに試したい人のためのツールを作りたいと思っている。

「ほんの足がかりになればいいと思っています ― 今すぐ試して、うまくいったら工場で100枚基板を作ればいいのです」と、チームのロボットエンジニア、Nicholas Vansnickは言った。

プリンターには導電性インクカートリッジ、導電性接着剤シリンダー、および標準部品セットを付けて販売する計画だ。導電性インクカートリッジは1本で基板を100枚プリント可能。接着剤シリンダーは1回のみ使用可能。

他の部品を使いたいユーザーのために、同社のウェブサイトで販売する方法を検討していると、Ospinaは言った。

プリンターは現在まだプロトタイプで、デザインも未完成だ。彼らはKickstarterプロジェクト進行中も、引き続き製品を改善し携帯性や精度を高めていくつもりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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