SXSWにおけるGoogle Glassの紹介セッション全50分がYouTubeに登場, とくにデベロッパは必見

これを読んでる人のほとんどがSXSWを見るためにテキサス州オースチンまで行けなかった人だと思うが、しかもその中で、Googleのあの意欲的なGlassプロジェクトをちょっとでも体験した人となると、すごく少ないだろう。過去数週間、あちこちでGlassのおもしろそうな話を読んで悶(もだ)えていた人も、しかしご安心を。GoogleがSXSWにおけるGlassのセッション全篇50分を、YouTubeにポストしたのだ。

そのプレゼンは”Building New Experiences with Glass”(Glassで新しい体験を作る)と題され、GoogleのSenior Developer Advocate、Timothy JordanがGoogle Glassの説明紹介役を務めた。こんな実物実演は前にもあったが、Jordanは側面にあるトラックパッドをいじったり、Google+のお友だちからのアップデートをチェックしたりしながら、Glassのインタフェイスを分かりやすく説明した。

しかもJordanのセッションは、現場のデベロッパたち向けに、このヘッドマウントデバイスのためのサービスはどうやって作るのか、それをちらっと見せてくれた。彼は、実際の開発過程は簡単である(“複雑でない”)と何度も言ったが、デベロッパたちにGlass向けの開発がいかなるものかを実感させるには十分なプレゼンだった。しかし、Glassがエンドユーザに何をもたらすかについては、Jordanは強気だった。あるGoogle社員のように、今のタッチスクリーンは人類を無力化する、とまでは言わなかったが、彼は、これまでの対話の方式は、人間の現実生活と事象とを互いに疎外する、と言った。

“テクノロジが必要以上に人間の邪魔をしている”、と彼は指摘する。“Project Glassは、そんな状態を解決しようとする。人は、大好きなテクノロジにアクセスしつつ、今そのときの現実から遊離することもない”。

JordanとGoogleの彼の上司たちは、みんながGlassを愛していると思いこんでいるが、本当の陪審がやってくるのはまだ先だ。Googleは今年の終わりごろにGlassを一般消費者向けに大々的に発売するつもりだが、しかし並行して数千名のテスターたちによるモニタテストもやっている。Googleはこの未来的な製品のターゲットをとても慎重に見極めようとしているが、でも実際に発売されたら話はまったく違ってくるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))