Tweetdeckにハッシュタグ、トピックによるカスタム・タイムライン作成機能が登場―デベロッパー向けAPIも

Twitterが今日(米国時間11/12)発表したところによると、Tweetdeckでハッシュタグ、トピックをベースにしたカスタム・タイムラインが作れるようになった。またデベロッパーが自分のサイトやサービスにこのカスタム・タイムラインを表示するためのAPIも公開された。

ユーザーは全ての公開ツイートからカスタム・タイムラインを作る非常に強力な手立てを得た。誰でも関心を抱いた特定のことがらについての大量の情報ストリームを即座に作ることができる。検索キーワードはハッシュタグだけでなく、「コーヒーを飲む」などツイートに含まれる任意のフレーズやスーパーボウルとかTC Disruptのようなイベント名でもよい。

Tweetdeckのカスタム・タイムライン機能は順次公開中なので、まだ全員が利用できるわけではない。この新機能についてユーザーを啓蒙し、同時にフィードバックを収集している段階のようだ。その結果が良いようなら、もちろん広く一般ユーザーが利用できるようになるだろう。

TwitterのBrian Ellinは「カスタム・タイムラインはまったく新しい機能だ。収集したいツイートは手動でもAPIを利用したプログラミングでも指定できる」と述べた。

カスタム・タイムラインのには固有のURLが割り当てられるので、 Twitter.com上で簡単に他のユーザーと共有できる。また個別ツイート同様にエンベッドも可能だ。このページにTweetdeckでカスタム・タイムラインを作る方法が説明されているが、それによると特定のツイートをドラッグアンドドロップでタイムラインに追加することもできるという。作られたタイムラインはすべてTweetdeckのユーザー・プロフィール・カードに表示され、他のユーザーが閲覧できる。カスタム・タイムラインはtwitter.comで公開され、他のユーザーがフォローすれば新たなツイートが追加されるのをリアルタイムで読める。

ツイートの追加は今日発表jされた専用APIを利用してプログラムすることもできる。デベロッパーは論理演算子を始めカスタム・タイムライン用ンのさまざまな機能を利用できる。たとえばPoliticoはこのAPIを利用して特定の政策に関するツイートを収集し、Tweet Hubに表示している。

Twitterではテレビ番組、ライブQ&A、スポーツの試合など多くのサイトでこの機能が有効だとしてさまざまな実例を紹介している。

これまでのTwitterでは特定のターマに関連したツイートだけを追うのは手間がかかった。カスタム・タイムラインを利用すれば、たとえばメインのタイムラインとは別にある野球試合に関するツイートだけを集めたタイムラインを表示させておくなどができるわけだ。

今や何か事件が起きれば、関連情報の少なくとも一部はかならずTwitterに現れる。カスタム・タイムラインはあらゆる種類の情報収集にこの上なく強力で便利なツールとなるだろう。

カスタム・タイムライン機能はまだ開発の初期段階にあるようだが、今後の展開が大いに注目される。

画像: Robert Benner/Flickr CC

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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