TwitterがiOS版およびAndroid版アプリケーション、およびモバイルサイトのアップデートを行った。面白そうなコンテンツが常に流れてくるように、また検索による発見を、より便利に行えるようにというところに主眼をおいたものだ。先月の記事にも記したように、Twitterでは昔のツイートも検索結果に表示されるようにしている。今回の変更ではこうした流れを一層強化する変更を行ったわけだ。
「強化」した内容といえば、古いツイートに加えて検索語に基づくトピックやユーザーのサジェッションも行うようになったことだ。リアルタイムのサービスにこうした機能が加わるのは、なかなか興味深いことではある。
また、今回のアップデートによりサポートを停止された動画サービスもある(Mobypicture、Vodpod、およびPosterous)。繁体字は新たにサポートされるようになった。アップデート内容をまとめると、SXSWに備えて「発見」関連の機能に大幅な機能追加をしたということになるのかもしれない。
また、細かいところながら、Twitterからウェブリンクを開いた際、ウェブページの下にツイートが表示され続ける(iOSのみ。トレイの中にツイートが表示されるようになっている)のは面白いと思う。ウェブページをタップすることでツイートは消すことができる。
iOS版のアップデート説明には次の用に記されている。
- 「検索」ではリアルタイムの情報をもとにより多くのツイートとユーザーを表示できるようになりました。また@ユーザー名や#(ハッシュタグ)を検索し、そこからツイートをすると、それらのユーザー名やハッシュタグが自動挿入されます。
- 検索バーに言葉を入れると、その言葉から始まる最近のトップニュースの候補を表示します。また、その中の1つをタップするとその検索結果を表示します。
- ツイートに添付されているリンクを開いた時に、画面下の3本線を引き上げると、そのリンクがついていたツイートが表示されます。
- ツイートの詳細には紐づくすべてのツイートが表示されるので、会話を見逃すことがありません。
- アプリからユーザーをブロックすると自動的に「つながり」タブから該当ユーザーからのアクティビティが消去されます。
- 「見つける」タブは下に引き下げることで新しい情報を読み込みます。
- 繁体中国語での利用が可能になりました。
- 端末の設定からではなく、アプリからログアウトできるようになりました。
- 不具合の修正を行いました。
検索を行った際の画面の様子を掲載しておこう。
「election」(選挙)で検索したところでは、過去ツイートとして出てきたのはプロモーションのもののみだった。これがもう少し有効に機能するようになればと思う。いずれにせよ、Twitterは、発見機能を強化することでツイートしない人もリンクを眺めたり、人びとをフォローすることで楽しめるようにしたいと考えているわけだ。
[Photo credit: Flickr]
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(翻訳:Maeda, H)