今年予定されているIPOを前に、Uberは第4四半期決算で8.65億ドルの損失を記録した。この数字は税制優遇適用後のものであり適用前は12億ドルの損失だった。調整後プロフォーマベースでは、Uberの2018年最終四半期の損失は7.68億ドルだった。
この数字はまがりなりにも改善ではある。2018年第3四半期に同社はプロフォーマ純損失9.39億ドルを記録した。しかし税引前純損失は9.71億ドルと今期より少なかった。いずれにせよUberの大きな損失は今四半期も続いた。
一方Uberの調整後EBIDTA損失は8.42億ドルで対前年比88%増、第3四半期から60%増だった。第3四半期の調整後EBIDTA損失は5.27億ドルだった。この損失増には競争の激化や同社のマイクロモビリティー(二輪車等)への多大な投資が寄与している。
2018年Q4の総受注額(ドライバーに支払う前の収入)は対前四半期比11%増の142億ドルへと伸び、売上は2%増の30億ドルだった。
対前年比で見ると、Uberの総受注額は37%増、売上は24%増だった。しかし、受注額に対する売上の比率は21.3%に減った。これらの数字には東南アジアとロシアは含まれいていない。
- GAAP 収益:30億ドル
- 対前年比24%増
- 対前四半期比2%増
- 総受注額に対する売上の比率は1.9%減の21.3%
2017会計年度全体と比較すると、Uberの2018年の総受注額は45%増の500億ドルだった。その結果GAAP売上は2017年から43%増の113億ドルだった。EBITDA損失も2017年の22億ドルから18億ドルへと改善(減少)した。まだ損失は大きいが、全体的にはUberが正しい方向に進んでいることを示す良い兆候と言える。
「昨年は当社にとって最高の年であり、Q4にはプラットフォームの定着率で新記録を達成した」とUBerのCFO Nelson Chaiが声明で語った。「2018年に当社のライドシェアリング事業は、サービス提供しているあらゆるカテゴリでトップを維持し、UBer Freightは米国で好調に受け入れられ、JUMPの電動アシスト自転車や電動スクーターは10年以上で運用されている。またUber Eatsは、総受注額ベースで中国以外では最大のオンライン食品配達ビジネスになった。
Uberの2018年Q4、その他の重要数値:
- 現金および同等物:使徒未指定現金64億ドル(2018年Q3末は48億ドル、2017年Q4は44億ドル)
- 調整後EBITDA利益率:総受注額の-5.9%(2018年Q3は-4.1%)
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )