ビデオゲームをWYSIWYG的に作っていける人気絶大のUnity 3Dには、なんでも上手にできるツールが揃っている。でも、でも、デベロッパインタフェイスがどんだけ良くても、ゲーム内のユーザインタフェイスの構築はどうだろう。それが欠けていた。少なくとも昨日(きのう)までは。
Unityは何か月も前から、UI作成システムをオーバホールする、と約束していたが、なかなか実現しない。この前バージョン5.0を発表したときには、UI作成ツールは4.xのユーザにも提供されると言って、苦情の発生を事前に防いだ。UIツールを期待して4.xを買った人も、多いはずなのだ。
そして今日(米国時間5/29)やっと、新しいGUIツールの完成直前の姿の、デモを同社は公開した:
Unityをよく知っている人にとっては、上のビデオはすごーくエキサイティングだろう。知らない人は、この際、これだけは知っておこう: 次世代ゲーム機から携帯からMacからPCに至るまでの、全プラットホームにまたがるクロスプラットホームなビデオゲームを作れる世界最良のツールの一つが、ついに、残された大きな欠陥の一つをふさぐことに成功した。これでデベロッパは、ユーザインタフェイスの構築という砂を噛むような作業に大量の時間を取られなくなるので、さらにすばらしいゲームを作れるようになるだろう。
なお、このビデオに関するUnityの ブログ記事には、UIシステムはUnity 4.6にも提供される、とある。今週Unity 4.5を発売したばかりだから、さらに遅れることはないと仮定すると、5.0のリリースの前の次の(おそらく最後の)大型パッチで、新しいUIシステムが提供されるのだ。それは残念ながら、まだ、“今年の夏”という漠然とした言い方なんだけど。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))