手軽にGIFを使えるようにして、Twitterの魅力を広げてみようとする動きがあるらしい。Twitterのモバイル版アプリケーションにGIFをシェアするためのボタンを装備する実験が行われているようなのだ。
Android版Twitterアプリケーションを使っている人の中に、カメラボタンと投票ボタンの間に新しいボタンが表示されたのだそうだ。TechCrunch内では誰も(Android版およびiOS版の双方ともに)ボタンを確認できていない。しかし例えばPhil Pearlmanなどによると、ボタンをタップすると人気のGIFを共有できるようになっていたり、またムードなどによって利用するGIFを選ぶことができるようになっていたとのこと。これはFacebookがメッセンジャー内にGIF用のボタンを配置したのと同様のアイデアだ。Facebookの方はRiffsyやGiphyと協力して機能を実現していた。今のところ、Twitterがどのような方法でGIFをシェアする仕組みを実現したのかはわかっていない。
先述のPearlmanはスクリーンショットを投稿しもしたが、ただしそのあとにGIFボタンはいきなり消えてしまったのだそうだ(他にもそのような現象に遭遇した人がいたようだ)。
Twitterはしばしば、小数の利用者に使わせる形で新機能や機能変更の実験を行なっている。すなわち今回も同じことが行われているのだろう。
もちろんTwitterには質問を投げかけてみた。すると以下の回答があった。
なるほど、これはつまりTwitterも、実験を行なっていることを認めたということなのだろう。
世界中にはPearlman以外にもGIFボタンに出会った人が大勢いる。かれらは新しい発見について(もちろん)GIFを添えてツイートしている。下のような具合だ。
いわば新機能のベータテストのようなものだったわけだ。このボタンが公式に採用されることになるのかどうかはまだわからない。
今のところはGIFは「愉快でツイートを派手にする」ためのツールといった扱いなのだろう。ただ、商業的なチャンスもあるのではないかと思われる。たとえばメッセージアプリケーションのKikは企業による「公式GIF」のサービスを導入したりもしている。またTwitter自身も絵文字の商用化を行っている(レポート参照)。GIFも収益化の可能性は十分に考えられるだろう。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)