4月にGoogleは、Google Earthの機能や画像を一新した。機能面では地図や衛星画像を使ってこの惑星を視覚化するにとどまらず、ユーザーが世界各地を探検して学ぶことができるようになった。そして今日(米国時間6/26)は、Google Earthの教材向け機能が新たに拡充された。
その新しい機能は総称的にVoyagerと呼ばれ、いろんな科学者や非営利団体、ストーリー作者、企業団体などによるガイド付きツアーを体験できる。それらのツアーは、一つまたは複数の地域を探検し、写真や360度ビデオ、Google Mapsのストリートビューなどを使ってお話を構成する。今日のローンチの時点で、BBC Earth, Jane Goodall, Sesame Street, NASAなどが作ったツアーが提供される。
今日のISTE(International Society for Technology in Education)のカンファレンスでGoogleは、近く教材を意識した新しいストーリーを10本提供する、と発表した。これらの制作パートナーは、National Geographic Society, PBS Education, HHMI Biointeractive, Mission Blueなどだ。
Googleによると、これらのストーリーを加えたGoogle Earthで、児童生徒たちは教室で世界探検ができる。たとえばコスタリカ沖の熱ドーム、19世紀初頭のルイスとクラークによる探検の追体験、などだ。またこれらのツアー本体にプラスして、教師のためのレッスンプランや課外活動のアイデアも提供している。
さらに、Google Earthは今週、Google for Educationのメニューに加わった。これによりITのアドミンがGoogle Adminのパネルから、プロダクトを管理できる。
Google Earth Voyagerと並んで今日は、STEM tools for Chromebooks(Dremel 3D40 3D PrinterとlittleBits Code Kit)などの教材ツールも発表された。学校がこれらを一括割引で買えるほか、CardBoardやDaydreamのExpeditionsアプリのガイドは自分だよモードで、児童生徒や先生が600あまりの仮想旅行の中から選んで楽しめる。