Googleマップ、新バージョンを正式公開―使い方を確認しておこう

1年近いプレビュー期間を経て、今日(米国時間2/19)、Googleは新バージョンのGoogleマップを全ユーザー向けのデフォールトとして提供すると発表した

昨年のGoogle I/Oデベロッパー・カンファレンスで新バージョンが公開されて以後、ユーザーは新バージョンと旧バージョンを選択できるようになっていた。しかしGoogleによると、大部分のユーザーは旧バージョンを使い続けているという。

今日からGoogleは徐々に全ユーザーを新バージョンに切り替えていくことになった。切り替えが完了するまで数週間はかかる見込みだ。新バージョンが気に入らないユーザーは旧バージョンに戻すこともできるが、Googleはいずれ旧バージョンの提供を打ち切ることになるだろう。

Googleが新バージョンをオプションにしてきたのは、発表された当初、かなり基本的な基本的な機能しかサポートしていなかったためだ。その後ストリートビューのペグマンエンベッド機能が戻ってきた。現在の新バージョンは旧バージョンと機能的に同等といえるところまで来たのでGoogleはこちらを標準とすることに決めたわけだ。

Googleマップのデザインのリーダー、Jonah Jonesが私に語ったところによると、マップ・チームはこの数ヶ月スピードの改善、不具合の除去、ペグマンなどの復活、ナビでの複数目標の設定、3DのEarthツアー最近買収したクラウドソース地図のWazeからの交通事故情報の取り込み、などを行ってきたという。

新バージョンに切り替えたユーザーはデザインの大きな差にすぐ気づくだろう。新バージョンではサイドバーが廃止されて地図が全面表示される。小さい検索窓が左上に、Google Earthの3D画像モードへの切り替えの四角いアイコンが左下に表示される。右下にはストリートビューを表示するペグマンと上向き矢印が表示され、矢印をクリックするとその付近のランドマークの写真が表示される。

機能として最大の差は新Googleマップが全ユーザーに対してそれぞれカスタマイズされていることだ。新バージョンはユーザーの検索履歴、マークを付けた場所、現在地などをベースに地図を個人化する。

Jonesによると、新デザインの基本的なコンセプトは「できるかぎり没入的なユーザー体験を実現すること、ユーザーが本当に必要とする以外のごたごたした情報を排除すること」だったという。

Googleマップの歴史を振り返ると、当初もっとも強調されていた道路が多様なランドマーク追加されるにしたがって次第に目立たなくなってきた。初期バージョンではテキストはボールド体が使われていたが、現在では情報の重要性に合わせてさまざまなフォントが利用されている。色使いや地図アイコンもユーザーが必要とする主要な情報を目立たせるように変化している。

「新バージョンに対するユーザーの反応は全般的に良かった。ただペグマンを戻してくれという声が圧倒的だったのには驚かされた」とJonesは言う。Googleはもちろんストリートビューを表示する方法を別に用意していたが、ペグマンのようにすべてのストリートビュー表示可能な道路を表示するものではなかったので評判が悪かった。

一方、多くのユーザーにすぐに受け入れられたのは画面下部の横スクロール式のランドマーク写真集だった。Googleはメインの地図表示をできるかぎりシンプルにしたかったので、写真は普段は隠しておき、必要に応じて表示させるようにした。新バージョンではストリートビューからの写真もここに含まれる。

これらのパーソナル化や3D画像表示モードなどが可能になったのは地図の表示にあたってGoogleが地図画像をタイルで扱う方式を捨てたためだ。初期バージョンでは地図はその都度ピクセルベースのPNGファイルとしてダウンロードされていた。これではあまり柔軟な処理はできない。新バージョンはベクター方式のため、リアルタイムでズーム処理などが可能になると共に、帯域幅の節約にもなっている。WebGLなどの最新テクノロジーを採用したことによってGoogleマップのようなきわめて複雑なアプリがスムーズに作動し、Earthの3Dモードの表示も可能になった。

その他新バージョンの詳細については昨年のわれわれの記事を参照していただきたい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Googleが地球の空から雲を取り除いた―マップとEarthの衛星写真更新

またもテクノロジーが魔術に近いところを見せた。

なんとGoogleが地球から雲を追放したのだ―といってもGoogle Earthの中の話だが(本物の地球から雲を無くすのは止めて欲しい)。今回、Google EarthとGoogleマップの衛星写真がアップデートされ、高精細度かつ雲のない鮮明な地表が眺められるようになった。

Googleが過去の地球を見るために作った Planetary Time Machineの紹介ページによればGoogle は何百テラバイトにも上る地球上のあらゆる場所の複数のバージョンの衛星写真を統合することができるという。同一場所の多数の写真から雲のない写真を作りだしたわけだ。これを地球全体にわたって実行したのだからその計算量は想像を絶する。今や勇敢なる探検者はアーロンの回転椅子に腰掛けたままで世界のどこへでも行ける。

今回のアップデートでは、ロシア、中央アフリカ、インドネシアなどここしばらく更新されていなかった地域の新しい写真が提供されている。

新しい雲のない地球はGoogleマップでも見ることができる。

以下はGoogle提供の新旧写真

パプア島中央部(インドネシア)

サウジアラビア

南アメリカ

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google Earth Pro 7.1が可視域(ビューシェッド)機能および高度な印刷機能を提供

アースデー(Earth Day)に合わせてGoogleは、Google Earth Proのバージョン7.1をローンチした。Google Earth Proはこの、デスクトップアプリケーションである(Webでない)マッピングツールのプロフェッショナルバージョンだ。新バージョンでは地図作成ツールと印刷ツールが増え、説明文を作ったり、地図を拡大縮小したり、タイトルを加えるなどの作業がやりやすくなった。新たに加わった可視領域ツール(Viewshed tool, ビューシェッドツール)を使うと、ユーザがGoogle Earth上に設定したどんな場所マーク(placemark)からでもビューポイントやサイトラインを計算できる〔三次元的にどの位置/方向からでもそこからの視界/視野像が計算で得られる〕。

Googleによると、ビューシェッドツールを使うとたとえば、新しい建築プロジェクトが周囲に与える視覚的影響(日照など)や、携帯電話用タワーの実際の供用域*などを事前に評価できる。このツールは、その地点からのビューシェッド(可視領域、可視域)をグリーンで表し、不可視域をグレーで表す。〔*: 例: うちはすぐ近くにWiMAXのタワーがあるのに、自宅では可視域不良で利用できない!…近所の家などが邪魔。〕

新たに提供された印刷機能により、ユーザが作る地図のレイアウトやスタイルを詳細にコントロールできる。たとえば、地図にタイトルや説明欄/説明文、レジェンド、北向き矢印などを加えられる。また地図にHTML領域を加えて、そこに画像やテキストやそのほかの情報を置ける。また、それらすべてをPDF化できる。

新バージョンではさらに、ユーザ作成のアイコンやパス(経路)を目立たせるために、ベース画像の彩度を下げたり、モノクロで描いたりすることもできる。

アースデーを記念してGoogleはこの新バージョンを、今日中(米国時間4/22)にかぎり199ドルとする(通常価格は399どる)(プロモーションコード: EARTHDAY199)。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))