Googleはtitleタグの文字数に関し、制限を設けない

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日は「タイトルタグの文字数」と「経営層とSEO」に関する2つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月29日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①Googleは「titleタグの長さに制限はない」と言います

記事紹介:Google Says There’s No Limit on Title Tag Length(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
SEOを担当されている方であれば、「titleタグは◯文字以内にすると良いでしょう」という記述を見かけたことがあると思います。
検索結果上に表示される文字数に一定制限があり、それを超えてしまうと省略されるから、その文字数以内にしましょう。と言う話ですね。
しかし、Googleはtitleの文字数については、特に何文字が良いとは説明していないのです。
今回紹介する記事もそうですが、Googleのタイトルに関するヘルプページは、タイトル設定に関し、参考になる考え方が明記されています。
キーワードを詰め込み、むやみに文字数を増やのは私も反対ですが、そのページを示す上で必要な表現であれば、文字数を気にしすぎなくて良いと思います。検索結果で省略された部分も、Googleは考慮に入れます。
参考:検索結果に効果的なタイトルとスニペットを作成する | Google 検索セントラル

②経営幹部へのSEOの伝え方

参考:Selling SEO To the C-suite(Botify)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
この記事のポイントは「SEOの捉え方」は役割によって異なるという点です。
皆さんもなんらかの形でSEOとビジネスを紐付けられていると思うのですが、経営幹部であれば「SEOに取り組むことで、どれだけ売上に貢献するのか」をより中心に考えているはずで、SEO担当者が懸命に行っているcanonicalやhreflangの調整を気にしてくれる人は少ないはずです。
もちろんこれらは役割上の違いではあるのですが、予算配分などを決めるのは彼らであり、刺さらない以上は社内でSEOが続けられません。

みなさんも社内で経営層とSEOについて話す際には、
・SEOに何を期待しているのか。
・SEOにおけるどの指標に重きをおいているのか。

など、より大枠で捉えられると良いと思います。

また、こういった考え方は「ビジネスにつながるSEOの成果」にも貢献するはずです。必然的に売上などに紐付けてSEOを考えざるを得ないからですね。
大変なことではありますが、SEOに取り組む際の考え方として私は推奨します。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

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直帰率改善で意識したい9のこと

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

1ユーザーとしてGoogle検索を基本的には信頼し、便利なものと思っているのですが「ハンバーグ」と検索した際に「ソールズベリー・ステーキ」のナレッジパネルが出てくるのだけはいつも変だなと思っています。
しかもウィキペディアには以下のように記載されています。

ハンバーグステーキとよく似ているが、材料がいくぶん異なっている。
引用元:ソールズベリー・ステーキ – Wikipedia

ハンバーグの検索結果に表示されるソールズベリーステーキの画像
ハンバーグと間違えて検索する人が結構いるのでしょうか?気になるところです。

さて、本日は直帰率の改善方法に関するニュースを含めた4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

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本日のSEOニュース

①直帰率改善で意識したい9のこと

記事紹介:7 Dead Simple Ways to Reduce Bounce Rate(Moz)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
直帰率を改善する際の観点としてとても参考になる記事です。以下に記事内の情報にプラスしてまとめておきます。

  • 1番 速度改善
  • 2番 関連リンクでトピックカバー率を上げる
  • 3番 CTA改善
  • 4番 結論から述べる
  • 5番 サイト検索を簡単にする
  • 6番 動画などのメディアの追加
  • 7番 ユーザーはクリックしているけど、ボタンではない場所の特定と改善
  • 8番 デッドリンクの解消
  • 9番 タイトルと内容の乖離を防ぐ

打順のようになりましたが、特に優劣はなく、自社のサイトに合わせて改善に活かしてみてください。

②単にフラットなURL構造にメリットはない

参考:Google: No Benefit to An Artificially Flat URL Structure(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
前提として、ホームページ(TOPページ)から階層構造が浅い(少ないクリックで到達できるという意味)方が、より重要なページであると検索エンジンは判断します。そのためフラットなURL構造はSEO上良いのでは?という仮説をもち、URLのディレクトリ構造を「https://www.example.com/1110」のように第一階層でフラットに構成するという考え方があります。
しかし、単にフラットなだけのURL構造には特にメリットはないとGoogleのジョンミューラー氏により説明されました。ディレクトリ上ではTOPの次の階層に見えても、サイト上でそのページに辿り着くためには、何回もクリックしないといけない可能性があり、それだけはシグナルにはならないからです。

階層構造を気にする際には、URLではなく、クリックによる深さを元に考えましょう。
※何回もクリックしないと到達できないページがあるようであれば、SEO観点ではなく、単にユーザーが不便ですね。

③おすすめ情報:Google 検索の仕組み

記事紹介:Google 検索の仕組み( Google 検索セントラル)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
これは「初心者向けSEO」内の「Google検索の仕組み」について解説しているページです。
抽象的ではなく、具体的に説明されており、知らない用語なども多く、 内容は決して簡単ではありませんが、これを読むのと読まないのでは大きくサイトのパフォーマンスが変わると思います。検索エンジンがどのようにページを発見し、インデックスするのかを理解し、検索エンジンフレンドリーなサイトにするためにも、一読いただくことをオススメします。

④リライトのお知らせ:「302リダイレクト」

記事紹介:302リダイレクトとは/301リダイレクトとの違いや使用時のポイントを解説

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
「301リダイレクトも302リダイレクトも変わらない。どちらも評価は引き継ぐから。」だけの認識になっている方にオススメの記事です。確かにそうなのですが、それ以外にも理解しておくポイントがあるのです。
301リダイレクト_302リダイレクト表比較

まとめ

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直帰率改善で意識したい9のことナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

SEOで上位表示を実現するために役立つ検索結果の分析方法

Googleの進化は日々進んでおり、検索結果の順位に、それが表れています。

しかし、それと同時に、検索結果自体も変化を続けています。いわゆる、「青い10本のリンク」のみが表示される検索結果はほとんどなく、画像、ナレッジパネル、FAQなど、様々な機能が検索結果に含まれています。

これらを含めて最適化を行うことが、現在のSEOとしては適切でしょう。今回は、そうした検索結果の分析方法を解説したCXLの記事を紹介いたします。

Googleは検索結果の表示方法に常に変化を加えている。

効果的なSEOの戦略を練るためには、Googleが何を表示することを選択したのか、その理由を理解することが重要だ。

これを行うことで、「高順位を獲得するために何を作成すべきか」「既存のWebサイトにどのような調整を加えるべきか」を把握することができる。

この記事を読むことで、検索結果の分析における、重要なプロセスを学ぶことができるはずだ。また、実施した分析を活用し、より関連性のあるクリックを獲得する方法もお伝えする。

検索結果は静的ではなく、多くの変化が見られる

ここ10年間でGoogleが加えた変化は大きく2つある。

  1. 青いリンクではない、検索結果画面の機能が上位に表示される
  2. 検索結果は検索意図にカスタマイズされる

2013年に、Googleは“answer boxes”の表示を開始した。初期の強調スニペットと言える。

answer boxはナレッジグラフを使用し、検索クエリに対する答えをボックス内に表示した。ユーザーが知りたいと思う定義を、クリックする必要なく、知ることができた。

強調スニペットはそこで表示する答えを拡大させ、Googleは検索結果に直接それらを表示している。

2018年には、特定のクエリにおいて、Googleは拡張強調スニペットを表示し、複数の強調スニペットを表示させている。

「単一の強調スニペットがあらゆる質問に対して適切な答えとなり得ない」ため、複数の強調スニペットは、より多くのユーザーの質問に答えられる可能性を秘めている。

その結果、ユーザーのクリック数は減少する。実際、Sparktoroが2019年に行った調査では、検索の50%以上が何もクリックをしないという結果がでている。
※直近、Googleはゼロクリックサーチを巡る議論へ公式に意見を述べています(Google Search sends more traffic to the open web every year)。

伝統的な自然検索結果が向かう方向はただ1つだ。検索結果ページの下部である。

しかし、全ての検索結果が同一のレイアウトであるわけではない。また、全ての検索結果の機能がずっと同じ場所に表示されるわけでもない。

だからこそ、検索結果の分析は重要なのだ。

「what is digital marketing(デジタルマーケティングとは何か)」というクエリを例に挙げてみよう。

この検索結果の特徴をまとめてみよう。

  1. “People also ask”が検索結果の1位のすぐ下に表示されている
  2. “People also search for”を含む、“Internet Marketing”のナレッジグラフが表示されている
  3. デジタルマーケティングに関連したYouTube動画が表示されている

この例では、“People also ask”と“Videos”のセクションが大きな領域を占めており、その他の自然検索結果が目立たなくなっている。

モバイルでは、2つの広告がページ上部に表示されており、自然検索結果にたどり着くのがさらに難しくなっている。

このような検索結果の分析を行うことで、コンテンツを作成する前(もしくは、既存のコンテンツに調整を加える前)に、そのクエリから得られる可能性があるトラフィックを把握する手助けとなる。

把握できる内容は下記だ。

  • どのようなコンテンツが、適切な検索意図で、適切なユーザーを得られるのか
  • 検索結果の機能や他のWebサイトに打ち勝つことができるか

それでは各プロセスを見ていこう。

検索結果を分析する方法(コンテンツを作成する前に)

このタイプの検索結果の分析における目的は下記である。

  1. コンテンツの作成プランが現在の検索結果とマッチしているか(検索意図を満たしているか)を確認する
  2. 検索結果に表示されている他のWebサイトと競合できる可能性はあるか、リンク数をベースに判断する

1 .コンテンツの作成プランが現在の検索結果とマッチしているかを確認する

“Apple”と検索した場合、テクノロジー企業のAppleについての検索結果の機能で埋め尽くされている。果物の“Apple”についての情報は皆無だ。

しかし、「アップル 購入(buy Apple)」と検索した場合、購入についての情報が表示されている検索結果となる(企業についての情報は無くなる)。

検索結果の機能は、検索の背後にある検索意図を把握する手掛かりとなる。

誤った検索意図をターゲットにしてしまうと、高順位の獲得が難しくなる。仮に上位に表示されたとしても、直帰率が高くなり、これはSEOにとって悪影響となってしまうだろう。

検索結果は、Googleの「手の内を見せる」ものだ。つまり、検索の背後にある検索意図を把握することができる。

もし、特定の機能が検索結果を独占していれば、あなたが作成するコンテンツも同様の形式を採用し、質問に答えるべきである。

クエリを少し変更するだけで、検索結果に大きな影響を与える

検索クエリを僅かに変更するだけで、検索意図が大きく変化する場合がある。

「SEOがうまくいかない(my SEO sucks)」というキーワードを例に挙げてみよう。

1位に表示されるのは、SEOのエージェンシー(My SEO Sucks)であり、強調スニペットは表示されていない。

しかし、「SEOがうまくいかない理由(why does my SEO suck)」というクエリの場合、2008年に書かれたMozの記事と“People also ask” が表示される。

「私のWebサイトのSEOがうまくいかない(my website’s SEO sucks)」というクエリの場合、広告、Quoraの回答、“People also ask”、また、関連するSEOツールの検索結果が表示される。

「SEO」のように、短いキーワードにした場合、複数の検索意図を満たすために、様々なタイプの検索結果が表示される。

つまり、「何を求めているかわからないから、いくつかの選択肢を表示しておこう」というGoogleの意図がわかる。

分析している検索結果に複数の検索意図が見られる場合、ターゲットを絞り切ることができていないと考えられる。

こうした複数の検索意図が表示される検索結果は、それぞれの検索意図に注力したコンテンツの中でも、最高レベルのコンテンツが選ばれている。

一般的なクエリをターゲットにするのではなく、よりロングテールのクエリに注力したほうが利益を得られるだろう(それでもなお、一般的なクエリで上位表示される可能性はある)。

2.検索結果に表示されている他のWebサイトと競合できる可能性はあるかを判断する

ターゲットキーワードの検索意図を把握することができたら、次に行う分析は、高順位を獲得するための競合性を判断することだ。

下記の主要な指標を見ることで、上位表示できる可能性を算出できるはずだ。

  1. MozのDomain Authorityや、AhrefsのDomain Rating (DR)のような、ドメインレベルのリンク指標
  2. MozのPage Authorityや、AhrefsのURL Ratingのような、ページレベルのリンク指標

常にそうであるとは限らないが、検索ボリュームが大きいほど、購入検索意図が強いほど、競合性は高くなる。

ターゲットとするキーワードで上位に表示されているWebサイトのDRが90以上であった場合、強力なバックリンクを獲得していない限り、そこに割って入ることは容易ではない。1ページ目に表示される可能性のないキーワードを狙う必要はないだろう。

例えば、「腕立て伏せの方法(how to do a push up)」は権威のあるWebサイトで占められている。

(下記の画像には無いが)The New York Times、wikiHow、Men’s Health、Nerd Fitnessなどだ。

では、どうすればよいか? こうしたWebサイトに真っ向勝負を挑むのではなく、関連するキーワード(つまり、同一セグメント内のオーディエンスに訴求できるように)を狙うのだ。

「腕立て伏せ 連続(Push up progression)」を見てみると、検索ボリュームは大幅に少なくなるが、競合性ははるかに低くなる。

新規のWebサイトであっても、「腕立て伏せ 連続」についてのコンテンツを作成することで、上位に表示されることも可能だろう。

検索結果の分析を後押しするツール

AhrefsのKeyword Explorerは私のお気に入りの1つだ。この機能を使用した、「SEOツール(SEO tools)」の分析画面は下記となる。

このダッシュボードから、現在の検索結果で表示されている競合サイトの情報が確認でき、上位表示が可能かどうか、予測することができる。

MozやSEMRushも同様の機能を有する。Ahrefs、Moz、SEOquakeはブラウザのエクステンション機能もあり、競合性や検索結果画面の機能を分析することも可能だ。

この時点で、どのような種類のコンテンツが検索意図と合致しているか、また、現在表示されている競合サイトに打ち勝てる可能性があるかを把握しておくべきである。

次に、分析で得られた結果をコンテンツの作成や改善に活用する方法を見ていこう。

検索結果の機能からより多くのトラフィックを得る7つの方法

検索結果画面のスニペットを改善することで、同じ順位でありながら、より多くのクリックを獲得することができる。

ここでは、あなたが注力すべき検索結果の機能を紹介していこう。

1.強調スニペット

強調スニペットは特定の検索クエリに回答し、Googleの検索結果の上位に表示される。

自然検索結果の一部であるため、強調スニペットは「0位」と称されることもある。

強調スニペットに採用されるため(または、ずっと表示されるため)の明確な戦略は存在しないが、いくつかの工夫は考えられる。

例えば、「定額法(straight line depreciation)」というキーワードで表示される強調スニペット(FreshbooksのSmall Business Resource Hubが採用されている)を見てみよう。

Chromeでこの記事をクリックすると、クエリに対する答えが記載されている箇所が色付けされていることがわかる(これは、Gooogleのパッセージを上位表示させる能力の改善に関連している)。

Googleは、関連するコンテンツを色付けしている。

( そのトピックに特化した、ページ上部に表示されている)明確で、簡潔なまとめを記載することで、そのコンテンツが強調スニペットに最適であるとGoogleが判断する手助けとなる。Moz曰く、「強調スニペットに最適なパラグラフの長さは、40~50単語、もしくは、300文字程度である」とのことだ。

この例では、ページ全体が「定額法とは何か」という質問への回答に注力している。

これにより、検索エンジンはこのページは何についてのページであるかを明確に理解することができる。その結果、「定額法とは何か」を知りたいユーザーにとって関連性のあるコンテンツであると判断できるようになっている。

2. People Also Ask (PAA) ボックス

PAAボックスは検索クエリに関連した質問をリスト化しており、リンクされているWebサイトに記載されている答えを表示している。

このボックスは様々な検索結果に表示されるが、(強調スニペットと比較すると)ビジビリティはそれほど高くはない。なぜなら、リンクを表示するためには、何回かのクリックが必要となるからだ。

そうであっても、PAAボックスはあなたがページに追記すべき、関連する質問のアイデアを提供してくれる(強調スニペットに採用されることや、順位上昇の可能性を高めることができる)。

また、新しいコンテンツを作成するアイデアにもなるだろう。単独の記事にしてもいいし、コンテンツハブの一部としても良い。

検索結果には表示されているが、PAAボックスには表示されていないページを発見するための最適な方法は、Ahrefsのサイトエクスプローラーにあるオーガニックキーワードのセクションを見ることだ。

“SERP features”を“People Also Ask”で絞り込もう。

Freshbooksの場合、「定額法(straight line depreciation)」では1位に表示されているが、「バランスシート(balance sheet)」では6位に表示されている。

リンク数の観点からは、Investopediaは強力な競合サイトである。しかし、コンテンツをさらに研ぎ澄ますことにより、より高い順位を獲得することは可能なはずだ。

強調スニペットの下部に表示されるPAAボックスから、あなたのコンテンツでも扱うべき項目のアイデアを得ることができる。

ここに表示されている質問に対する答えをすでに記載しているだろうか? それらの答えは、検索エンジンがすぐに把握できるよう、明確な定義となっているだろうか?

3.動画カルーセルとクリップ

動画カルーセルは、関連する動画のプレビュー選択する機会をユーザーに提供する。現在はベータ版であるが、クリップは動画内の特定の箇所に直接ユーザーを遷移させる。

YouTube動画を検索に最適化させるための方法の例として、HubSpotの動画を見てみよう。

ここで表示されているサムネイルに表示されているテーマは共通している。

人物が映っており、大きなタイトルが表示され、背景は非常にカラフルだ。また、上位2つの動画のタイトルは、クエリに対して最も関連している。これは偶然ではない。

タイトル内に含まれていないフレーズである、タグも手助けとなる。タグは動画のアップローダーで追加することができ、ユーザーには表示されない。

しかし、それを見つけることはとても簡単だ。競合動画が使用しているキーワードを見るためには、ページのソースで「keywords」と検索すればよい。

YouTube動画を検索に最適化するための方法を紹介している動画では、「YouTube動画を最適化する方法」、「hubspot」、「マーケティング」、「ビジネス」、「SEO」、「ソーシャル」、「メディア」、「ブログ」、「グロース」、「youtube」、「youtube seo」、「youtubeで上位表示させる方法」というキーワードが使用されている。

最高の結果を得るために、具体的(「YouTube動画を最適化する方法」)と一般的(youtube seo)なタグを動画に追加し、何についての動画なのかをまとめよう。

タグを読むだけで、その動画が何についての動画なのかを理解することができれば、タグの最適化ができているといえるだろう。

しかし、タグを使用しすぎるのは良くない。大体5~8個で十分である。

混雑したシグナルをYouTubeのアルゴリズムに送信してしまうため、多すぎるタグは逆効果となってしまう。

4.FAQのスキーマ

よくある質問(FAQ:Frequently Asked Questions)は質問と答えのドロップダウンのリストであり、検索結果画面に表示される。

FAQのスキーマを追加するためのステップを紹介しよう。

コンテンツに追加すべき質問と回答を発見するため、下記を参照することも有効だ。

  • GoogleのオートコンプリートとPeople Also Ask
  • Quora
  • Answer The Public
  • サイト内検索

関連するFAQのみを追加し、回答は短く、はっきりとした内容にしよう。

5.マップパック

Googleのマップパック(または、ローカルパック)は、ローカルの検索意図があるキーワードで表示され、検索に関連する2つか3つのローカルビジネスが表示される。

そこから、該当のローカルビジネスについてのプロフィール、写真、レビュー、その他の情報へのリンクが付与されている。

ローカルSEOはそれ自体が1つの課題ではあるが、いくつかのポイントを紹介しよう。

  • Googleであなたのビジネスを認証する
  • Googleマイビジネスで情報を記載する
  • レビューを得る(そして、レビューに返信する)
  • ローカルサイテーションを構築する(一貫した名前、電話番号、住所)
  • 被リンクを構築する(ローカルリンクに加え、関連のあるトピックからのリンク)

「不当差し押さえ 弁護士 近所(wrongful foreclosure attorney near me)」の検索結果を見てみると、Lawsuit Legalが「通常」の自然検索の最上位に表示されているが、マップパック内には表示されていない。

Googleマイビジネスのプロフィールをきちんと記載していなければ、自然検索で1位に表示されていたとしても、(特にモバイルでは)トラフィックの取りこぼしにつながってしまう。LawsuitLegalが30分間の作業時間をさけば、数千のトラフィックを新たに得られるかもしれない。

6.画像

ビジュアルコンテンツがより良い検索結果であるとGoogleが判断すれば、検索結果の至る箇所で画像は表示される。

画像は、横並びかつブロックで、また、自然検索結果の間にも表示される(備考:画像はコンバージョン率を高めるという理由から、ブログ記事には常に画像を含めるべきだ)。

画像からより多くのトラフィックを獲得したいだろうか?そのための施策リストを記載しよう。

7.サイトリンク

サイトリンクはブランドクエリで表示されるため、すでに自身のWebサイトでも表示されているかもしれない。

しかし、サイトリンクを最適化することで、ユーザーが少ないクリックで関連のあるページへ遷移することができる。

Googleによるサイトリンクの改善のためのアドバイスは、SEOのベストプラクティスに沿ったものである。

あなたのWebサイトの構造を明確にし、情報に富み、コンパクトで、繰り返しの使用を避けた、関連のある内部リンクとアンカーテキストを設置する。

Webサイト内で重要なページをGoogleがクロールし、インデックスできるようにする。フェッチ機能を活用し、ページが適切に読み込まれているかを確認する。

検索からページを完全に削除する場合、noindexタグをページに設置する。

関連性があり、質の高いページがサイトリンクに表示されていない場合は、下記を試してみると良いだろう。

  • Webサイトの構造をレビューし、ナビゲーションが明確であるかを確認する。
  • トップページがXMLサイトマップに記載されているかを確認する。
  • 主要なページへより多くの内部リンクを設置する。
  • ページタイトルと説明文が適切であるかを再確認する。

結論

Googleが新しい機能を検索結果に導入するにつれ、キーワード調査単体では十分ではなくなっている。

実際の検索結果からデータを導き出す必要があるのだ。

検索結果の分析は、あらゆるコンテンツ作成における1つのプロセスとして見なされるべきだ。

そのキーワードで検索する際、ユーザーが求めているものは何なのか、そして、あなたが作成するコンテンツは、すでに上位評されているコンテンツに打ち勝つ可能性があるのか、それらを把握する必要がある。

検索結果における最新の情報を得る作業は、必ずしも複雑であるわけではない。

検索結果の分析に役立つ情報を発信しているアカウントを紹介しよう。

数ある検索結果の機能の中でも、強調スニペットは非常に重要であったと感じています。導入当時は、「スイス・アーミー・ナイフ」と表現し、簡単な作業を手軽に行えるという意が込められていました。現在は、非常に多くの機能を有し、様々なことが検索結果画面で直接行えてしまいます。従来の「自然検索結果」のみならず、こうした機能にも対応していき、最適化を進めていければと思います。
この記事は、CXLに掲載された「How to Analyze SERPs to Win Big in Rankings」を翻訳した内容です。

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落ち着いてゼロクリック検索について考える

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

ゼロクリック検索が話題になっていますが、私の最近のゼロクリック検索は「エブリシング 歌詞」です。検索結果にそのまま歌詞が出ているので、それをそのまま読んだ次第です。

さて、本日はゼロクリック検索に関するニュースを含めた3つのニュースをお届けします!

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本日のSEOニュース

①ゼロクリック検索を落ち着いて理解するために

記事紹介:In 2020, Two Thirds of Google Searches Ended Without a Click(SparkToro)

記事紹介:Google Search sends more traffic to the open web every year(The Keyword | Google)

記事紹介:Study: 65% Of Google Searches Do Not Click On Results But Should They?(Search Engine Roundtable)

記事紹介:Rand Fishkinが公開した「65%がゼロクリックサーチ」の問題点(SEMリサーチ)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
昨日今日とゼロクリック検索に関するニュースを見た人も多いのではないでしょうか。
中には「検索流入の獲得は難しそう」「クリックされないならGoogleってどうなの?」と思った方もいるのではないでしょうか。
そうした流れを受け、Googleも公式見解(補足)を提示したわけですが、これを機にゼロクリック検索を考えてみると良いと思います。 ちなみに私は以下のような考えを持ちました。

・Search Consoleのデータを見ている限り、モバイル全体のCTRはもう少し高いのでは?
Search Consoleの表示回数、クリック数などのデータを見る限り、ナレッジパネルが出るようなゼロクリック検索が多いと思われる検索結果でも、もう少しCTRはありそうです。

・ゼロクリック検索は以下の場合もあると考えられるので、一概に敵視する必要はない。
①「検索してみたけどなんか違ったのでもう一度検索した」
この状態でサイトに流入するよりも、「あった!これこれ」位な感じで入ってもらった方が、こちらとしても嬉しい。

②「検索結果に書いてある情報で事足りた検索だった」
そもそも流入したところで即離脱するような検索は、ユーザーを思うと検索結果に出して上げた方が親切ではある。

ということで、データや意見はそのまま鵜呑みにせず、自分の中でなんらかの形で落とし込み、それから考え、必要に応じ運用するサイトに活かすといいのではないかと思います。

※とはいえ、冒頭で記載した「歌詞」など、ゼロクリック検索によって明確にCTRが下がっているクエリも存在し、それによる影響を受けているサイトがあるのも確かです。サイトへの流入を検索一辺倒にならないよう、定期的にその他のルートも検討してみましょう。

②ローカルレビューにまつわるエトセトラ

参考:4 local review trends to watch in 2021(Search Engine Land)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
いくつかのデータを元にレビューに関する情報をまとめています。日本だけのデータではないので、そのまま活かすということはできませんが、「感染防止対策による営業時間短縮やお店を訪れても、周囲の目を気にしてレビュー、感想の投稿を控える」などの動きは日本でもありそうです。
ちなみに私は「久しぶりに友人と会う」などの1回毎のイベントの重要性(価値)も高まったのか、レビューをよく見るようになりました。

③モバイルとデスクトップにおけるユーザートラフィックの違い

記事紹介:Mobile vs. Desktop Usage In 2020(Perficient Blogs)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
PC、スマホを中心としたユーザーのトラフィックデータをまとめています。
単純に面白いデータなのですが、そこで終わらずに、こうした全体の統計と自社サイトのデータを見比べ、ボトルネックになっている箇所を探したり、改善のヒントにできると良いでしょう。

まとめ

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落ち着いてゼロクリック検索について考えるナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

その指標本当に追う必要ある?「バニティメトリクス」について

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

この前、GAのデータとGSCのデータをURLだけ入れれば見れるように見れるようにするスプレッドシートを作成しました。
こちらは私がニュースやリライトコンテンツのパフォーマンスを最速で見るために作ったのですが、思ったよりも良い出来栄えで、URLを入力して、シートの更新をすれば、パフォーマンスをすぐ確認できます。更新に際し、めんどくさい作業が殆どないので、ツールとしても優秀な気がしています。皆さんにお披露目する機会を楽しみに、カスタマイズを続けたいと思います。

本日はSEO指標に関するニュースを含めた4つのニュースをお届けします!

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本日のSEOニュース

①その指標本当に追う必要ある?「バニティメトリクス」について

参考:Every Metric Is A Vanity Metric(Moz)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
これはSEOニュースではなく指標の話です。バニティメトリクスは、とても簡単に説明すると、「その指標が改善したとしても、特にユーザー理解やサイト改善につながらない指標」のことを指します。つまりこうしたバニティマトリクスを最初の戦略段階でKPIに据えてしまうと、その戦略通りに進めたとしても、特に成果にはつながらないプロジェクトになってしまいます。
セッション数やPV数を増やすことで、顧客との接点を設けることに長けているSEOは、必然的に顧客になりえないユーザーとの接点も作りがちであり、単純にセッション数、PV数を増やすだけでは、売上につながらないのですが、そこを避けるためには「どのようなユーザーとどのような接点を増やすのか」から逆算し、彼らとの接点をどう作るかを考えると良いでしょう。そのためには兎にも角にもユーザー理解がポイントになるわけで、そこをサボらなければバニティメトリクスは生まれないと私は考えます。

②コンテンツ公開後のSNS発信のススメ

参考:たった2日で上位表示したSEO事例。ソーシャルシグナルとSEOについて(アイオイクスの社員ブログ)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
記事で紹介されている状態に近い経験をしたことがあるため、なるほどなと思いながら読み進めました。弊社の場合は「SEOドリル」という超ニッチなキーワードでしたが笑

また、コンテンツをアップする際のポイントとして、記事のSNS等での発信は間違いなく重要と思います。特にSEO流入を前提に作成された記事は、流入が安定するまでに2~3ヶ月かかりますが、SNS流入などでユーザーを集めることができれば、例え順位に効果がなかったとしても、単純に多くの人に読んでもらうこととなり、それだけでもやる価値はあると思います。
何にせよ、SEOだけに頼ってしまうと、アルゴリズムの煽りをより強く受けてしまいますので、普段からこうしてSNSを活用することを前提に記事の公開をすると良いと思います。

③SharedArrayBuffer警告が届いたら

記事紹介:Search Consoleから送られたSharedArrayBuffer警告(海外SEO情報ブログ)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
Search Consoleに届く「SharedArrayBuffer警告」に関して、わかりやすくまとまっております。
届くことがあれば、まずは社内エンジニアに相談しましょう。

④リライトのお知らせ「ソフト404エラー」

記事紹介:ソフト404エラーとは 確認方法、原因と対策について

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
ソフト404エラーで悩む時って、404で返すところ200に返すというオーソドックスなソフト404ではなく、「いろいろ正しいはずなのにソフト404になってしまっている」時だと思い、その内容を追加する形でリライトしました。
上級者向けと銘打ったのは正しいかどうかというポイントはありそうですが、初期フェーズのサイトではそんなに遭遇しないと思うので、しばらくはこのままにしようと思います。

ソフト404エラーの原因

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年3月18日収集分)はこちらから

GA4よくわかっていない!という方がいらっしゃいましたら、 お気軽にご連絡下さい。
1人のWeb担当者としても、準備や検討を付けておくことだけはやっておいた方がいいと思いますので、ご相談だけでもどうぞ!

その指標本当に追う必要ある?「バニティメトリクス」についてナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

URL内のキーワードがランキングに与える影響について

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

弊社サイトは特にAMPを実装していなかったのですが、1ヶ月くらい前からSearchConsoleを見るとAMPの表示があり、なんだっけなと確認すると、以前作成したWebストーリーがここに出ていたのです。

Search ConsoleのAMP

Webストーリーもインデックスされるのだなとしみじみ思ったのと、「AMP」と出てきたので少しびっくりしました。
※作成したWebストーリーはこちらからどうぞ!図解でわかる!オウンドメディアとは

本日は動画SEOに関するニュースを含めた3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年3月16日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①URL内のキーワードがランキングに与える影響について

参考:Google Says Words In A URL A Very Light Weight Factor But Less So After Page Indexed(Search Engine Roundtable)

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
URL内にキーワードを含むことは、検索エンジンのページ理解の手助けになり、ランキング要素でもあるとされていましたが、今回以下のように説明されました。
URL内のキーワードはクロール、インデックス前は「(ランキングに対し)非常に軽微な要素」であり、インデックス後は「さらに非常に軽微な要素となる」
クロール前はページ内容の分類にURL内のキーワードを参考にすることがあるものの、クロール後はより多くのページ情報を得ることができるので、要素としてはかなり軽微なものになるようです。

②動画コンテンツのSEO対応について(動画SEO)

参考:New resources for video SEO(Google Search Central Blog)

お役立ち度:★★★★☆☆

ナイルのひとこと
動画とSEOに関しては、「せっかく動画を作ったのであれば、検索でも見つかりやすくしてみませんか?」くらいがいいのかなと思います。とはいえ、キーワードによっては動画がファーストビューに表示されることもあり、順位を獲得するために動画を作成することもあると思います。なんにせよ英語ですが公式ヘルプはしっかり読んでおきましょう。

ちなみに動画SEOのポイントは検索エンジンが見つけやすくすることと、わかりやすくすることです。まずはページ上で、必要であればビデオサイトマップを作成し、検索エンジンが発見しやすくし、次にその動画がどのような動画なのかを、構造化データなどを使い補足してあげましょう。

③リライトのお知らせ「301リダイレクト」

記事紹介:301リダイレクトとは?SEOに与える影響と設定時の注意点について解説

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
今後はリライトした記事の背景や意図も紹介できればと思います。
この記事に限らず、今年に入りリライトを行った記事は徹底して、「Googleの公式ヘルプ」「海外の著名なSEOサイト」「これまでの経験」を参考にして執筆しています。
301リダイレクトはGoogle公式ヘルプにかなり有用なページが多く、執筆していても参考になりました。

また、今回あえて自社サイトのリダイレクト失敗による影響を記載しました。本当にリダイレクトミスによるマイナス影響は馬鹿にできないです。URLは変更しないことが1番です。これからサイトを立ち上げる方は、安定して運用できるURLを用いるか、URL変更の変遷をまとめるようにしましょう。

まとめ

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また、GA4に関して導入を考えているものの、よくわかっていない!という方がいらっしゃいましたら、
本当にお気軽にご連絡下さい。
1人のWeb担当者としても、準備や検討を付けておくことだけはやっておいた方がいいと思いますので、ご相談だけでもどうぞ!

URL内のキーワードがランキングに与える影響についてナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

米国の強調スニペット表示数が回復

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

私が検索をする時の周りの環境について考えてみました。
例えば外出先で調べ物をしている時は、通信環境が優れない時もあるため、なるべく最短で求めている情報がほしいです。またオススメなども嬉しいです。
一方で自宅で検索している時は、通信環境も良好なことが多く、検索も落ち着いてできるので、自分の納得いくものを探したいと思います。

人それぞれな気もしますが、どういった状況から検索されるのかを考えることは、ユーザーの求めていることを考えることにも繋がります。
昨日紹介した「ポジティブ直帰率」100%を目指すためにも自分のサイトのユーザーの検索環境をぜひ考えてみて下さい。

本日は強調スニペットに関するニュースを含めた3つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

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本日のSEOニュース

①強調スニペットの表示数が通常レベルに回復

参考:Featured Snippets Return To Normal Levels In Google Search(Search Engine Roundtable
https://www.seroundtable.com/google-featured-snippets-back-31078.html

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
米国の強調スニペット表示数が大きく減少で、強調スニペットの表示数が大きく減ったとお伝えしましたが、現在その数値が戻ってきております。
この件に関し、Googleのジョンミューラー氏は強調スニペットを減らしたいわけではなく、検索結果のバランス調整の一環であると言った旨の解説をしております。

②サブドメインVSサブフォルダ

参考:Location Of rel Attribute Does Not Matter To Google(Search Engine Roundtable
https://www.seroundtable.com/location-of-rel-attribute-does-not-matter-to-google-31080.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
canonical設置時に、canonicalとリンク指定の順番はどちらでも構わず、問題なく作動するというニュースです。
私個人は地味に悩んだ経験があったため、スッキリしたニュースでした。

③コンテンツを制作するにあたって意識しておきたい「カクテルパーティー効果」「スノッブ効果」「ウィンザー効果」の三原則

参考:心理戦の三原則【コンテンツづくりの三原則 第12回】(Content Hub)
https://cont-hub.com/blog/3gensoku/3865/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
コンテンツ作成時はユーザーを意識します。そして多くの場合は認知獲得、態度変容を目的とすることが多いはずです。
そんな時に闇雲に態度変容を狙うのではなく、心理学をエッセンスとして記事を作成してみるのはいかがでしょうか。
コンテンツはユーザー個別に作成することはできませんが「多くの人間はこういう時にこう感じる」という心理学のテクニックを用いれば、態度変容にも役立つはずです。

まとめ

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最後に告知です
2021年03月18日14:00~14:30で30分でサクッと分かる!Googleアナリティクス4ウェビナーを開催します。
1月にGoogleアナリティクス4に関するウェビナーを行った際、「従来のGoogleアナリティクスが使えなくなる可能性があるなんて知らなかった・・・」と焦りの声をいただき、我々も情報発信不足を反省しました。
今回は「知らなかった!」では済まないGoogleアナリティクス4に関する情報を大事なところに絞ってお伝えしていきます。30分という短時間でのウェビナーですので、下記バナーからお気軽にご参加下さい!

30分でサクッと分かる!Googleアナリティクス4ウェビナー

米国の強調スニペット表示数が回復ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

MFIも納得?思ったよりも圧倒的にスマホ検索はされています

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

最近「ポジティブ直帰率」という言葉を考えました。
記事コンテンツなどは直帰率が高く出やすいのですが、これはユーザーの検索意図を満たせているからとも考えられます。しかし、求めている情報が得られないから直帰するユーザーの方が多いというのが実情です。その様な状態で、コンバージョンへの動線を設置してもユーザーはクリックしないはずです。
そこで提唱したいのが、ポジティブ直帰率の考え方です。
極端な話、ポジティブ直帰率が100%であるならば、その記事は「ユーザーニーズを満たすことができる」優秀な記事であると言えますね。ただ、サイトから全部離脱されてしまうと、ビジネス上の目的を果たせないこともあるため、その場合は「ポジティブ直帰」をしようとしているユーザーに、サイト内で離脱ポイント(遷移先)を用意してあげるといいというのが、この考え方です。

ということで、この記事も「ポジティブ直帰率」が高いニュースを目指していきます!

本日はモバイル検索に関するニュースを含めた4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

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本日のSEOニュース

①MFIも納得?思ったよりも圧倒的にスマホ検索はされています!

参考:The proportion of mobile searches is more than you think – What you need to know(SISTRIX)
https://www.sistrix.com/blog/the-proportion-of-mobile-searches-is-more-than-you-think-what-you-need-to-know/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
想像以上にモバイル検索がされているという調査結果です。
PCでの検索が多いと考えられているB2B関連の検索でも、50%近くモバイルから検索されているという調査結果は私も驚きました。 モバイルからコンバージョンしないのではなく、モバイルを最適化していないからコンバージョンしていないかもしれません。自分は関係ないと思わず、もう一度サイトの訪問者を振り返ってみましょう。

②サブドメインVSサブフォルダ

参考:Subdomain vs. Subfolder, Is One Better Than the Other for SEO?(Ahrefs)
https://ahrefs.com/blog/subdomain-vs-subfolder/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
ずっと語られている話ですが、SEO上の効果としては違いがないという結論です。
気になる方も多いと思いますが、SEOは一旦置いておいて、運用しやすい方を使いましょう。

③検索エンジンは非常に類似したURLを、重複コンテンツの可能性が高いと判断する場合もある

参考:Google May See Web Pages As Duplicates if URLs Too Similar(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/google-may-see-web-pages-as-duplicates-if-urls-too-similar/398452/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
検索エンジンはインデックスに当たり、クロールのリソース節約のため、重複コンテンツの可能性が高い、非常に類似しているURLのクロールをしない可能性があります。
重複コンテンツはサイトの評価に悪影響を及ぼしませんが、流入を獲得できたかもしれないページがインデックスされないのは間違いなくマイナスです。大規模サイトでクロールバジェットを気にする必要のあるサイトは、定期的にカバレッジ「除外」も確認するようにしましょう。

④PageSpeed InsightsがHTTP/2をサポートするように

参考:Google PageSpeed Insights Now Supports HTTP/2(Search Engine Roundtable
https://www.seroundtable.com/google-pagespeed-insights-http-2-31043.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと

  • ネットワーク接続にHTTP / 2を使用するようになった
  • サーバー側で対応している場合は得点が上がるはず(対応していない場合は変わらず)

という話です。

なお、HTTP/2自体はサイトの表示速度改善にも有効です。現状のHTTP/1.1との違いを含め以下の記事を参考にしてみて下さい。
https://blog.redbox.ne.jp/http2-cdn.html

まとめ

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MFIも納得?思ったよりも圧倒的にスマホ検索はされていますナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

Webサイトのユーザー体験(UX)を測定する7つの方法

SEOを行うにあたり、ユーザー体験への配慮なしに進めることは不可能でしょう。様々なシーンにおける体験を改善すべきではありますが、その測定方法には常に課題が存在します。

自身のWebサイトに最適な指標が見つかればベストですが、特に初めて取り組む場合は、どんな指標から見ていくか、非常に迷ってしまいます。

今回の記事は、ニール・パテル氏による、ユーザー体験の測定方法を紹介した記事となります。あらゆるWebサイトで共通の指標と言えるものが多いため、多くのWebサイトにとって有益な情報であると思います。

ユーザー体験(UX:User Experience)はWebサイトのデザインとマネジメントにおける主要な要素だ。それは、あなたが自覚している以上の影響を与えるかもしれない。

ユーザーが初めてあなたのWebサイトを訪問した場合、なにが起きるだろう? すぐに読み込まれるだろうか? ユーザーが適切な場所にいることを、Webサイトは伝えられているだろうか? 次に何をすべきか、明らかになっているだろうか?

ユーザー体験は、あなたのWebサイトを使用する際の、人間の体験を意味する。そのため、ユーザー体験をどのように計測すべきか、疑問に思うかもしれない。

なぜ、ユーザー体験を測定することが重要なのか?

Webサイトのユーザーは潜在的な顧客だ。Webサイトを案内する能力は、ユーザーの体験となり、あなたの会社への印象となる。

Webサイトに訪れても疑問が解決されなかった場合、どう思うだろうか? オンラインショップでチェックアウトの方法がわからなかった場合、どう思うだろうか?

ユーザーがWebサイトを使用することを難しく感じた場合、それだけで価値のないものと感じてしまうかもしれない。その一方で、シームレスな体験を提供することができれば、コンバージョンへと導くことができ、リピーターとなってくれるかもしれない。

どちらのほうが、高い収益を得る結果となるかは明確であるはずだ。

ユーザーがWebサイトをどのように使用しているかを理解し、フラストレーションとなる箇所を修正することが、どれほど重要であるかを理解できただろうか。

しかし、そのユーザー体験は、どのように測定すればいいのだろうか?

便利な指標を用いてユーザー体験を測定する

ユーザーがWebサイトを訪れた際(また、Webサイトから去ってしまった際)、そこで起こっていることを理解するため、特定の指標を追跡し、分析することで、推測を減らすことができる。

ユーザー体験の主要な指標の種類が2つある。客観的指標主観的指標である。

客観的な指標は、タスクの処理時間、成功率、ユーザーのエラー数など、追跡と比較のために正確な数字が伴っている要素である。

一方、主観的指標とは、Webサイトを使用する体験について、ユーザーがどのように感じるか、その情報を与えてくれるものだ。それには、使いやすさや満足度などが含まれることもある。

主観的指標は、おすすめ数、満足度、評価などを含む、Webサイトの体験の質を測定する。行動的な指標は、Webサイトに滞在する間、ユーザーがどのようにWebサイトとかかわっているかを数字で表現する。

GoogleはHEARTフレームワークを作成しており、ユーザー体験の全体像を把握するために、客観的指標と定性的指標を組み合わせている。

このフレームワークは、どの指標があなたにとって重要なのかを判断する手助けとなる。ユーザーの幸福度、エンゲージメント、採用、リテンション、タスクの成功などを測定するのだ。

ユーザー体験を測定することで、ユーザーがあなたのWebサイトで何を行っているかを把握することができる。しかし、その理由や課題に対して直接取り組むことはできない。

例えば、カスタマーサービスの課題のように、対応すべき顧客の名前を集めるといったことはできない。

その代わり、これはWebサイトで起こっていることを把握するための最高レベルの視点となり、異なる機能や解決策を試し、A/Bテストの結果がポジティブであるかを確認することができる。

下記は、UXデザイナーが、最高のユーザー体験と満足度を提供するために、Webサイトを作成、更新する際に使用する、複数の種類の測定方法をまとめたリストである。

1.フォームを活用したユーザーとの関わり

フォームは、「Webサイトのオーナーに連絡を取る」「特別な情報やオファーを得るためにサインアップする」「特定の製品の見積もりや仕様を尋ねる」などを行うための一般的な方法だ。

顧客の情報は貴重な情報だが、情報量が多すぎることや、記入が面倒なフォームを嫌うユーザーは多い。

顧客があなたのWebサイトのフォームをどのように感じているかを把握するための簡単な方法は、Hotjarのようなツールを使うことだ。

このツールを使えば、ユーザーに入力されなかった項目や、記入を拒んだ情報などを把握することができる。

Hotjarには、ユーザーがあなたのWebサイトのフォームを実際に使用した場面を動画で録画する機能もある。

ユーザーは匿名となるが、このツールで提供される情報をもとに、フォームで変更すべき箇所を特定することができる。入力することに躊躇した項目、入力をスキップした項目などを確認できる。

ユーザーがフォームの入力を完了せず、情報を送信しなかった場合、彼らのデータを失うことになる。そのため、必要最低限の情報を入力させるようにしよう。

また、モバイルユーザーでもフォームを入力しやすい仕様にしよう。彼らはキーボードではなく、タッチスクリーンを使用するのだ。

2.ユーザーはWebサイトをどのように回遊するか

あなたのWebサイトを訪問したユーザーが何を行い、どこをクリックしたかを把握できれば、素晴らしいと思うだろう。

ユーザー体験を測定したいのであれば、これは価値のあるインサイトとなる。

ヒートマップを使用すれば、ユーザーがクリックした箇所を特定することができ、Webサイトのレイアウトとデザインがユーザーにとって便利であるか、不便であるかを確認することができる。Crazy Eggはそうしたツールの1つだ。

ポジティブなフィードバックもネガティブなフィードバックもしっかりと確認しよう。特定のレイアウトの色がユーザーを引き付け、別のレイアウトの色はユーザーに敬遠されているかもしれない。

コール・トゥ・アクションのような、特定の機能の配置場所がエンゲージメントに影響することもある。

例えば、ユーザーは特定のボタンには反応し、他のボタンには反応しなかったとする。こうした情報に基づいて、ユーザーが好む機能を追加したり、無視されている領域を調整したりすることができる。

また、別のページをデザインしたり編集したりする場合、この情報に基づいて、ユーザーが気にいる機能を実装することも可能だ。

ユーザーがクリックする箇所を追跡し、測定することで、重要なインサイトを得ることができる。Crazy EggにはConfettiという機能があり、ユーザーのクリックが発生した場所を示してくれる。

Webサイト内の別のページから来たのか?製品ページのクリックを発生させる目的の、ソーシャルメディアの広告から来たのか?ツールを使用することで、これらの情報を把握することができる。

3.ユーザー体験を測定するためのユーザービリティのテスト

Webサイトのユーザービリティをテストするために、特別な専門家が必要であるわけではない。時には、チーム外のメンバーからのフィードバックがより価値があることもある。

信頼できる人々(友人、家族、特定の顧客)に依頼し、Webサイトのユーザービリティをテストしよう。

彼らにサイト内を回遊し、フォームを入力し、可能であれば購入まで行っていただこう。新規のユーザーが行うであろうことは何でも行ってもらおう。

何がうまくいき、何がうまくいかないだろうか? どのステップを完了することができず、どの要素に時間がかかるだろうか? これらは全て、スムーズな体験を実現するために調査すべき領域だ。

サイト内でユーザーにとって欲しい行動によるが、Webサイトがユーザーフレンドリーであるか、特定のタスクを素早く完了することができるか、フィードバックを得よう。

例えば、フォームが送信できない、購入が完了できないなど、Webサイト内のプロセスで立ち止まってしまう箇所がないか、発見することを依頼するのだ。

4.ページビューとページの滞在時間を追跡しよう

ユーザーがWebサイトに快く滞在してくれる場合、あなたのWebサイトが回遊しやすいことを意味している。Webサイトの体験に満足し、楽しんでいるため、複数のページを閲覧してくれるだろう。

ユーザー体験を測定する場合、セッション時間の理想の長さはどのくらいか、疑問に思うかもしれない。それはWebサイトによるものであるし、ユーザーに何を行って欲しいかにもよる。

一般的に、ユーザーがコンバージョンに向かうために必要な次のステップについての情報を得るために十分な時間を滞在して欲しいはずだ。次のページに進むためやニュースレターのサインアップをするためのコール・トゥ・アクションを見つけることが、成功への道だ。

しかし、長すぎる滞在時間は、問題の存在を示していることもある。

フォーム入力の未完や特定のページに長時間滞在した後にページを去るなど、別の指標も確認しよう。ページ自体が複雑な場合や、設置したコール・トゥ・アクションがミスマッチである場合も考えられる。

5.ユーザー体験を測定するためのカスタマーサクセス調査を行う

カスタマーサクセス調査は、訪問者があなたのWebサイトにどの程度満足しているかを測定するものだ。ユーザー体験の測定を開始するに最適なものだ。

満足度、あなたの製品やサービスをお勧めするかどうか、サイト滞在中に目的が果たせたかどうか、などを尋ねよう。ユーザーは探しているものを見つけることができただろうか?

Qualarooのようなツールを使用し、顧客の意見を集めよう。その情報に基づいて、Webサイトを改善していくのだ。

我々の目的は可能な限りシームレスな体験を提供することであり、あらゆる障害を取り除くことは、時間と労力を費やす価値があると言える。

6.カスタマーサービスのチームを活用する

ユーザーが求めているものが見つからなかった場合、誰を頼るだろうか?カスタマーサービスのチームだ。

サービスチームは繰り返される質問やWebサイトの仕様についての不満を多く知っているかもしれない。

それらの中に、すぐに修正すべき課題や情報の差異が見つかるかもしれない。Webサイトの更新について不満を持つユーザーもいるかもしれない。

素晴らしい機能とは、ユーザーが活用して初めて価値のあるものとなる。

共通の課題と顧客の不満を追跡し、ユーザー体験における問題点を探すためのデータとしよう。

7.ユーザー体験を測定するため、読み込み速度を追跡する

ユーザーをとどまらせ、あなたが提供するものを見て欲しければ、Webサイトの読み込みは素早く行われるべきだ。ページの読み込み速度は、検索エンジンのランキングとユーザー体験において、重要な影響を持つ。

Unbounceによると、70%近くの消費者が、ECサイトでの購入にページスピードが影響すると述べている。また、36%以上の消費者が、読み込み速度が遅いECサイトは次回以降使わなくなると答えている。手放した消費者による売り上げへの影響は大きなものとなる。

どのような要素が、ページの読み込み速度を遅らせてしまうのだろうか? 大きいサイズの画像や動画がその要因となることがある。

下記の動画では、ページの読み込み速度を改善するための方法を紹介している。

GoogleのPage Speed InsightsはWebサイトの読み込み速度を確認する便利なツールである。

どのページに問題があり、なにが遅延を発生させているかを探す手助けとなる。多少の努力で、100%のスコアを獲得することも可能だ。

ページの読み込み速度があまりにも遅い場合、画像の修正や動画ファイルの圧縮などを検討しよう。OptimizillaTinyPNGなど、あらゆるプラットフォームで活用できるツールを検討しよう。

結論

あなたはWebサイトを作成して以来、最大限の努力をしてきたかもしれない。しかし、ユーザーにとって優れたWebサイトを作成することは、終わりのないタスクでもある。

有益なWebサイトは、あなたのビジネスの手助けとなる。そのため、常にユーザー体験を測定し、あなたのWebサイトがどの程度効果的であるかを確認するべきである。

もちろん、デザイン、レイアウト、画像、コピー文はすべて重要だ。しかし、機能性もまた、同じくらい重要なのだ。訪問客をコンバージョンに導きたいのであれば、コンバージョンへの障壁を発見し、修正しなければならない。

ユーザー体験を最高レベルに保つために、合理的に課題を解決する方法は確実に存在する。デジタルコンサルタントは、ユーザー体験の測定を可能とし、さらに重要なことに、あなたが集めたデータやフィードバックを実際に活用する術を身につけている。

ユーザー体験を測定するため、今回紹介した指標を活用した経験はあるだろうか? そして、その結果は、いかがなものだっただろうか?

Core Web Vitalsのランキング指標への導入が間近となっているなど、ユーザー体験はSEOにとってますます重要な要素となっていきます。

また、単純なSEO目的ではなくとも、Webサイトを訪れるユーザーに良い体験を提供することは、常に行っていきたいものです。なかなか測定が難しい領域ではありますが、少しでも皆様のWebサイトの改善の参考になれば幸いです。

この記事は、NEILPATELに掲載された「7 Ways to Measure Your Website’s UX」を翻訳した内容です。

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投稿 Webサイトのユーザー体験(UX)を測定する7つの方法SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

米国の強調スニペット表示数が大きく減少

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

週1更新になりそうな今日この頃です。緊急度の高いSEOニュースがないということでもあるので、この間にサイト改善を進めましょう。

本日はBingに関するニュースを含めた3つのニュースをお届けします!

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本日のSEOニュース

①覗いてみようBingの世界

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
BingはGoogleに比べ利用者は少なく、また検索エンジンも異なるということから、最優先で対応することは少ないと思います。
しかし、Windowユーザーであればアクセスする機会は多く、流入数も決して無視できない数値のことも多いです。
以下で紹介するページを読んで、たまにはBingの状況も見てみるのはいかがでしょうか?BingウェブマスターツールはSearch Consoleに登録していれば、すぐに使えるようになるので、登録だけでもしてみてください。

①Bingの様々な統計情報
https://backlinko.com/bing-users
②Bing検索結果のアップデート
https://www.searchenginejournal.com/microsoft-bing-rolls-out-5-upgrades-to-search-results/397820/
例:Bing検索のパンダ

このように英語の検索ではパンダに関するパネルが表示されています。
③Bingウェブマスターツール https://www.bing.com/webmasters/about?cc=jp
Search Consoleでは見れない機能もあったりします。いざという時に便利なので、登録だけでもしておくことを推奨します。

②米国で強調スニペットの表示回数が激減

参考:Featured Snippets Drop to Historic Lows(Moz)
https://moz.com/blog/featured-snippets-drop-to-historic-lows

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
あくまで米国のデータではあるのですが、強調スニペットの表示数が大きく減少しています。特にYMYLの領域である「健康」「金融」系の検索で大きく減少している他、1語での検索での表示が大きく減少されているようです。

これは仮説ですが、1語での検索は多様なニーズが含まれており、強調スニペットとして回答を出したとしても、ユーザーのニーズを満たし切るのは難しかったのではないでしょうか。
ウェブマスター側からすると、強調スニペットが表示されなくなることでクリック率が上がる可能性もありますが、順位が下落する可能性もあるため、気になる方は2月中旬ごろのCTR、順位を確認してみて下さい。

③オウンドメディアのKPIの設定方法

参考:オウンドメディアのKPI、どう設定すればいい?KGIとの違いも解説(Contents Hub)
https://cont-hub.com/blog/01/3853/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
こちらは弊社の記事になります。オウンドメディアのKPIはなかなか決めにくいところだと思いますが、まずはKGIを決めるのがポイントです。なんとなくオウンドメディアを始めるのではなく、何のためにオウンドメディアを運用するのかが決まっていれば、KGIはすぐに定まるはずで、後はKPIツリーを作成していくとイメージしやすいと思います。

KPIツリーの例
出典:Contents Hub

まとめ

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最後に告知です
いよいよ明後日になりました!2021年03月10日14:00~15:30の時間で、LIGさんとナイルで目的別コンテンツの企画&効果測定の方法を教えます!共催セミナーを開催します。
主にオウンドメディアを運営している企業様を対象に、記事コンテンツの企画&分析改善に明日から役立つノウハウをお話しします。

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米国の強調スニペット表示数が大きく減少ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

多言語サイト、アダルトコンテンツをもつサイトはURL構造が重要になる

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日から3月もスタートしましたが、いよいよ今月末がモバイルファーストインデックスの移行期限となりました。まだ、移行していないサイトは以下のGoogleの公式ヘルプなどを参考に、PCとモバイルの見え方、実装について再度見直してみてください。

モバイルファーストインデックスの準備|Google検索セントラル

さて、本日は4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

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本日のSEOニュース

①多言語サイト、アダルトコンテンツをもつサイトにおいてはURL構造が重要になる。

参考:Google Says URL Structure Matters For International Sites & Adult Sites(Search Engine Roundtable
https://www.seroundtable.com/google-url-structure-matters-for-international-sites-adult-sites-30997.html

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと

  • gTLDを用いる国際的なサイトにおいては、各国ごとにサブディレクトリで分ける
  • アダルトコンテンツをもつサイトにおいては、アダルトコンテンツのみを扱うディレクトリを用いる
上記2点に当てはまるサイトの場合は、URL構造を適切に設定することで、検索エンジンがサイト構造をよりよく理解できるようになります。

②文字数は品質要因やランキング要因ではない

参考:Google Says Word Count Not a Quality Factor(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/word-count-not-a-quality-factor/397288/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
「文字数が重要なのではなく、検索意図に対しどのようなコンテンツを提示するのかがポイント」という話をよく聞きますが、それは「検索意図を満たすコンテンツ=検索意図を満たす文字数」とも考えられるのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、もはやコンテンツは文字だけのテキストコンテンツではないのが自明であり、画像や動画などを活用することが前提であることを考えると、やはり文字数ベースで考えることが避けるべきだと私は思います。ありとあらゆる方法で、ユーザーのニーズを満たしにかかりましょう。

③Googleマイビジネス「投稿」機能に関して

参考:Google Posts: Conversion Factor — Not Ranking Factor(Moz)
https://moz.com/blog/google-posts

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
投稿機能を使ったことがないという人もまだまだ多いのではないでしょうか。この時期は特に営業時間などが気になって、来店を迷うユーザーも多いと思います。店舗を運営されている方はぜひ利用してみてください。
(とても個人的な話ではありますが、「食べログを見る→食べログで最新情報に更新されていない?→Googleで店舗名で調べ直す」のような動きを最近とりました)

④記事の質を担保するライターの探し方

参考:ライターの探し方は?記事の質を高めるための依頼方法も解説(Contents Hub)
https://cont-hub.com/blog/01/3814/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
こちらは弊社の記事になります。オウンドメディアを運営していると、社内リソースだけではどうしてもライターが不足することがあります。この記事ではライターの見つけ方や、そんなライターに依頼する際のポイントをまとめています。

ライターを探すための方法
出典:Contents Hub

まとめ

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2021年03月10日14:00~15:30の時間で、LIGさんとナイルで目的別コンテンツの企画&効果測定の方法を教えます!共催セミナーを開催します。
主にオウンドメディアを運営している企業様を対象に、記事コンテンツの企画&分析改善に明日から役立つノウハウをお話しします。

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多言語サイト、アダルトコンテンツをもつサイトはURL構造が重要になるナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース📰(2021年2月26日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日いよいよコアウェブバイタルセミナーを開催します。昨日のニュースまでは反映したので、本日は追加のニュースが出ないことを祈るばかりです。

さて、本日は4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年2月24日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①2021年のSEO予測:5人の専門家が日本と世界のトレンドを解説

参考:2021年のSEO予測:5人の専門家が日本と世界のトレンドを解説(Zo Digital Japan)
https://www.zodigital.jp/ja/blog/japan-seo-trends-2021/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
SEOは検索エンジンの進化を無視して進めることは不可能であり、常に「今後はどうなるか」という視点を欠くことはできません。
そのため、今までの成功経験に固執するのではなく、最新情報やこの記事のようなスペシャリストによる展望はとても重要なものになります。ぜひ一読し、自分の言葉で2021年のSEOを考えてみてください。

②祝?パンダアップデート10周年

参考:The Panda anniversary and what we desperately must remember about search(Search Engine Watch)
https://www.searchenginewatch.com/2021/02/24/the-panda-anniversary-and-what-we-desperately-must-remember-about-search/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
パンダアップデートは2011年2月に米国で実施されたアップデートで、簡単に説明すると低品質なコンテンツの評価を下げるアップデートを指します。現在ではコアアルゴリズムの1つとなり、自動で行われるようになっています。
つまりパンダアップデートの考え方はSEOの根幹であるといっても過言ではないでしょう。10周年を記念し、皆様も改めて「低品質なコンテンツ」そして何より「高品質なユーザーの役に立つコンテンツ」とはなにか考えましょう。

③Z世代とSEO

参考:The Potential Impact of Gen Z on SEO(Moz)
https://moz.com/blog/gen-z-seo-impact

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
Z世代とは1990年代中盤以降に生まれた世代を指します。世代で一括にして考えるのは難しいですが、真のデジタルネイティブ世代としてZ世代は他の世代と大きな違いを持ちます。
そんなZ世代がどのように検索を行うのかこの記事では触れているのですが、他の世代に比べロングテールキーワードでの検索が多いなどなかなかに興味深いです。

④8つの2021年も続くSEOのトレンド

参考:8 SEO Trends That Will Continue in 2021(Ahrefs)
https://ahrefs.com/blog/seo-trends/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
こちらの記事は①の記事と合わせて押さえておきましょう。
私個人としては、ゼロクリック検索が増え続けるというトピックが一番気になっています。検索結果の強調スニペットなどの機能を注意深く監視し、流入元になるキーワードのCTRに注目しましょう。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日は毎日更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年2月24日収集分)はこちらから

最後に告知です
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本日のSEOニュース📰(2021年2月26日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

SEOでの流入数が減った時に確認したい22の項目

SEOを担当している方であれば、誰しも一度はトラフィックの減少を経験したことがあるはずです。

いったい何が理由で、どういった対策を行えばよいのか、様々な角度から調査を行う必要があります。そうした場合、いくつかの可能性を思いつくのであれば、それに沿った効率的な調査が可能となります。

今回の記事は、トラフィックが減少した場合、調査対象とすべき理由をリストアップした記事となります。トラフィック減少の理由を調査するヒントになれば幸いです。

※記事内のリンクは、原則英語記事へのリンクとなります。

運営しているWebサイトのトラフィックや順位が急降下したという経験はあるだろうか?

この記事では、検索からのトラフィックや順位が減少した理由として考えられる22の項目を紹介する。

Webサイトは訪問されるために存在している。しかし、「訪問数」の意味はWebサイトによって異なる。

例えば、メディアサイトの場合、トラフィックは広告収入の源泉となりうる。ECサイトの場合、トラフィックはセールスへと転換される。

何も販売していないWebサイトも存在する。そのようなWebサイトはブランド露出を高めることが狙いであるため、コンテンツへの注目が高まれば、それが勝利であると解釈できる。

あなたのWebサイトがどういったWebサイトであれ、トラフィックとは顧客を意味する。そして、検索エンジンの用語であれば、ランキング=順位=顧客と解釈することができる。

そのため、検索での順位が落ちる、すなわち、トラフィックが減少するということは、大きな問題であるのだ。

デジタルマーケターであれ、SEO担当者であれ、Webマスターであれ、またはその他の関係者であれ、その要因と元通りに戻す方法を調査するのは、あなたの責任となるかもしれない。

この記事では、トラフィックが下落した際、解決方法を探るために確認すべき22の要因を紹介する。

誤ったキーワードで順位を測定している可能性

長期間、Webサイトを運営している場合、あなたが測定しているキーワードは、現在の状況を反映していないかもしれない。

自身の検索行動を考え、Search Consoleのキーワードデータと比較してみて欲しい。

潜在顧客が使用するキーワードと合致しない、業界特有の専門用語などを使用しているだろうか?

同じ質問でもさまざまな形で検索し、それでも、その問題に対する答えや解決方法を見つけられていないかもしれない。

Googleのエンジニアは、自然言語への理解を改善し続けている。

今日のユーザーは、自然な言語で検索を行うことができる。コンテンツが自然な言葉で書かれていれば、こうしたキーワードでも上位に表示されるだろう。

ここ数年、検索エンジンもこうした現象に気がついている。少数のキーワードに頼るのではなく、完全なセンテンスとその他の自然言語の要素に基づいて、順位を決定している。

自身のキーワードとキーワードのフレーズを見てみよう。もし、あなたが古く、一般的なキーワードを用いているのであれば、あなたは測定するキーワードを誤っており、戦略をアップデートする必要がある。

リンクの消失

リンクの消失も、ランキングの下降とトラフィックの減少の理由となりうる。

ツール(Majestic、Ahrefs、CognitiveSEOなど)を用い、ここ90日間で失ったリンクを確認してみよう。

大量のリンクを失っているのであれば、これが順位下降の理由かもしれない。

リンクの消失については、下記を確認してみよう。

  • リンクの消失はサイト全体で起きているのか?
  • リンクを失ったページと順位が下降したページは一致しているか?
  • 順位が下降したページの内部リンクの数が減少しているか?
  • 順位が下降したページへのリンクを貼っているページへのリンクが減少しているか?

被リンクが壊れているか、消失しているのであれば、そのリンクがどこから貼られており、なぜ壊れているのかを知る必要がある。

そうしたリンクを、削除、置き換え、修正のいずれかを行うのだ。

それぞれのリンクは、次に進むステップを判断するために、個別に確認すべきだ。

■そのリンクが意図的に削除されたのであれば、それらは自然なリンクではない可能性がある。今はまだそのように認識されていなくても、いずれは認識され、Googleによるペナルティの対象となりうる。

■サイトのアップデートに伴い、リンクが壊れたり、変更されたりすることもある。こうした場合、そのWebサイトのオーナーにリンクを修復してくれるよう、依頼してみよう。

■内部リンクが、別のページに向けた新しいリンクに置き換わった場合、新しいページへのリンクを設置するという選択肢もある。

古いリンクをもっと効果的な新しいリンクに置き換えることは、いつでも可能だ。

将来におけるランキング下降に影響しうるほどのリンクの消失を防ぐため、ソフトウェアやプログラミングを駆使し、消失したリンクを追跡する環境を整えることは、価値があると言える。

こうすることで、ランキングが下降する前に対策をとることができ、正確な現状を把握することができるのだ。

リダイレクトの不備

新しいWebサイトのローンチ、新しいサーバーへの移行など、構造的な変化をWebサイトに加えた場合、適切な301リダイレクトの処置を施していなければ、ランキングを下降させてしまうかもしれない。

リダイレクトの不備は、あらゆるSEO担当者にとって、悪夢となる。

301リダイレクトを使用した場合、XMLサイトマップ、canonicalタグ、リンクも更新しなければならない。

301リダイレクトは、Webサイトのアドレスが変更したことを伝えることが目的だ。

これにより、単一のページ、複数のページ、もしくは、Webサイト全体が移行したことを、検索エンジンに伝えることができる。Webサイトへの訪問者は、古いアドレスではなく、新しいアドレスに遷移されることとなる。

適切に処理されれば、ランキングの下降や、重複コンテンツによるペナルティを受けることもない。なぜなら、検索エンジンは古いアドレスも新しいアドレスも、両方インデックスしているからである。

手動アクション

Webサイトのランキングが急激に下降した場合、GoogleがあなたのWebサイトにペナルティを与えた可能性がある。

手動アクションは、アルゴリズム更新の結果ではなく、手動により適用されたものだ。

YahooやBingのような他の検索エンジンの順位が変わっていないのであれば、Googleによるペナルティを受けた可能性が高い。

そのペナルティが手動にせよ、自動にせよ、問題を修正し、ペナルティを取り除きたいはずだ。まずすべきことは、Search Consoleの通知を確認することである。

メッセージメニューと手動による対策のセクションで、通知が来ていないか、探してみよう。ここで、Googleのガイドラインに違反していると判断されたページのリストを見ることができる。

また、問題の解決のためのアドバイスや情報も得られるだろう。

アルゴリズム変更

Googleはアルゴリズムの変更により、戦略と結果の改善の方法を常に探している。こうした変更の対象となり、順位が下降してしまうWebサイトは多くある。

Googleのアップデートによる悪影響を避けるためには、ソーシャルメディアや他のマーケティングチャネルを含む、効果的なクロスチャネルのマーケティングを実践することが重要だ。

検索における自然な変化

自身のWebサイトに直接関係したことではない理由で、検索結果の順位が下降することもある。Googleは、ユーザー行動を基にした、こうした種類の変更を行うこともある。

例えば、特定のトピックで急激に検索数が増加した場合、Googleは新しいコンテンツを上位表示させ、静的なコンテンツの順位を下げることがある。

あなたのコンテンツが後者のカテゴリに属した場合、ランキングは下降してしまうだろう。

こうした現象を説明できる変化があるか、Googleトレンドを確認してみよう。

GoogleのUXの変化

Googleは検索結果のUXに変更を加えることがあり、これが、クリック数の減少につながることもある。

強調スニペットが表示された場合、トラフィックへは強調スニペットに流れてしまうかもしれない。また、Googleによる何らかの実験がクリックに影響を与えることもある。

順位が下降したキーワードの検索結果を確認し、なにか変化がないか見てみよう。

地理的な不一致

検索結果は、その検索が行われた場所によって変化する。一つのエリアでの順位のみを確認しているのであれば、より詳細に、正確に状況を判断するために、その他複数の地域での検索結果を見てみると良い。

全く同じ検索をしているにもかかわらず、あなたが検索を行った場合と、他の人が行った検索の場合とで、検索結果が大きく変わっている可能性があることに気づくだろうか?

Googleアカウントにログインしたまま行う検索と、ログアウトした後で行う検索でも、検索結果が異なることもある。

その理由は、Googleはあなたが以前検索を行い訪れたWebサイト、検索を行った場所、検索を行ったデバイス、などを考慮しているからである。

競合サイトの改善

あなたは全てを適切に行っているが、ランキングとトラフィックが減少してしまう、といった状況は考えられる。競合サイトが素晴らしい施策を行ったことが理由かもしれない。

ソーシャルメディアでの活動、リンクビルディングの戦略、コンテンツマーケティングなどを測定、分析することで、競合サイトから目を離さないようにしよう。Wayback MachineやVersionistaといったツールを駆使し、競合サイトの変化に注意しよう。

SEOツールを活用し、被リンクの推移を見てみることもできる。なんらかの効果的なSEO施策を行っているかもしれない。

競合サイトがあなたを出し抜いた方法を把握することができれば、同様の変更を、さらに良い方法で実践しよう。

ページスピード

コンテンツが読み込まれるスピードは、順位への影響だけでなく、ユーザー体験にも影響する。読み込み時間が長ければ長いほど、直帰率は高くなる。なぜなら、ユーザーはあなたのコンテンツを待ちたいと思わないからだ。

ページの読み込み速度を確認するためには、Page Speed Insightsを活用しよう。ユーザーの実際のデータを組み込むよう、改善されている。

測定したページは、その読み込み速度によって、高速、低速、平均に振り分けられる。

サーバーの問題

サーバーに不備があった場合、キャッシュの生成や、検索エンジンに提供されるマークアップにおいて問題が生じることが考えられる。こうした不備は、即座に解決すべきだ。

サーバーログのエラーの確認やGoogleのツールを活用することで、Webサイトが問題なくレンダリングされ、クロールされるかを検証しよう。

他のWeb Vitals

Cumulative Layout Shift(累積レイアウトシフト:読み込み時のページレイアウトの移動量)のような、他のUXシグナルが順位に影響する可能性をGoogleは示唆している。

  • あなたのページのユーザー体験はどのようなものか?
  • レイアウトシフトは頻繁に発生しているか?
  • 広告が多すぎることはないか?

内部のナビゲーション

Webサイトのナビゲーションは、ユーザーに対し、どんな情報をどこで得られるかを伝える役目を果たす。

サイト内部のナビゲーションでは2階層、最大でも3階層のフラットな構造に挑戦してみよう。探したい情報を得るために多くのクリックが必要となれば、ユーザーはそのWebサイトから離脱してしまうかもしれない。

また、検索エンジンはWebサイトの奥深くにあるコンテンツへのクロールをストップしてしまうこともある。これは、最終的にランキングの下降と重要なコンテンツへのトラフィックの消失につながるかもしれない。

内部リンクの戦略はSEOにとって有益だけでなく、クライアントのリテンション戦略にも重要である。

内部リンクとナビゲーションをシンプルかつ、ロジカルにすることで、クライアントのリテンションを改善することができる。また、サイト滞在時間などの指標にも好影響を与えるだろう。

キーワードを含んだ内部リンクを使用することで、検索エンジンがあなたのWebサイトが何についてのWebサイトなのか、コンテンツがクエリと関連性があるのか、などを即座に判断する手助けとなる。

悪質なリンクのペナルティ

全てのリンクが平等に作られているわけではない。

リスクが高く、スパムで、古い手法のリンクビルディングの戦略を採用しているのであれば、GoogleはあなたのWebサイトにペナルティを与えるかもしれない。

Googleは、Search Consoleのヘルプページに、リンクスキームと題し、その最初のパラグラフで低品質なリンクと思われるものを明確に記載している。

PageRank や Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。

これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。

Googleによるペナルティを受領しないため、また、自然検索のトラフィックを成長させるため、高品質なリンクを獲得する戦略を練る時間を取ろう。

良質なリンクを獲得するためのアドバイスをいくつか掲載しよう。

  • 不備の有るリンクを、新しく、有益なリンクに置き換える。
  • ニュース記事などのコンテンツに言及されるよう、PR活動をうまく活用する。
  • 優れたコンテンツを作成し、ソーシャルメディアでプロモートし、ユーザーがそのコンテンツを発見できるようにする。
  • その他のアドバイスは、Search Enjine Journalに掲載されているガイド記事を参照してほしい。

Webサイトの変更とデザインの刷新

Webサイトのデザインを刷新する場合、今まで積み重ねてきたトラフィックと順位を失うことは避けたいはずだ。

順位やトラフィックを減少させることなく、むしろ上昇させるために必要な項目は下記の通りである。

  • 301リダイレクトの処置が適切にマッピングされている
  • 新しいWebサイトでうまく機能するよう、内部リンクの構造を確認する
  • 順位推移、Webサイト監査、トラフィック、URLのマッピングなどの指標をレポートできる環境を、新しいWebサイトをローンチする前に準備しておく

デザイン刷新のプロジェクトで主要な要素を注意深く観測することにより、SEOにおけるネガティブな影響を避けることができ、改善も期待できる。

簡単なテクニカルの問題

テクニカルSEO、はあなたのWebサイトの技術的な基盤の健康状態を測る指標である。検索エンジンによるクロールとインデックスに影響を与える領域である。

我々が作成した、テクニカルSEOにおけるよくある間違いを参照してほしい。トラフィックとランキングに影響を与える、よくあるミスについてまとめてある。テクニカルSEOに注意を払うことは、Webサイトを注意深くケアし、ランキング上昇の手助けとなる。

テクニカルSEOの問題は、上位表示を妨げうる問題となる可能性があるのだ。

サーバーの過負荷

急激なトラフィックの増加へ対応していないサーバーであれば、過負荷とクラッシュにつながる恐れがある。共有サーバーの場合は、その可能性が高くなるだろう。なぜなら、同一のサーバーにある他のWebサイトのトラフィックが急激に増加するかもしれないからだ。

多くのホスティングパッケージでは、帯域幅の上限を超えた場合、サイトがダウンしてしまうだろう。これは、有名なWebサイトにあなたのコンテンツが紹介された場合などに起こりうる。

Webサイトのダウンタイムが長くなれば、検索結果の順位にも悪影響を与えてしまう。

メタ情報

メタ情報、もしくはメタタグは、あなたのWebサイトが提供する情報が何であるかを、検索エンジンに伝えるために使われる。

順位上昇の手助けとなるメタデータの重要な種類の1つに、タイトルタグが挙げられる。順位に影響を与えるメタ情報としては、ヘッダーメタディスクリプションも重要だ。

メタ情報を提供する場合は、食い違った内容を避けよう。

例えば、記事の日付を変更する場合、メタディスクリプションも同様に変更しよう。重複したメタ情報の使用は避け、”Home”のような、意味のない、一般的なタイトルタグの使用も避けよう。

ターゲットキーワードを含めた、もっと具体的なタイトルタグを使用するようにしよう。

複数のページに対し、同一のタイトルを使用している場合は、ユーザーを混乱させてしまうだけでなく、検索結果上で、自身のページ同士で競合しあう結果となってしまう。

トラフィックのソース

トラフィックは、Webサイトへの訪問数だけではなく、クリックされた数や各ページで過ごした時間の総量も含まれる。

また、トラフィックは下記もソースに含まれる。

  • メールマーケティング
  • リファラ
  • ダイレクトトラフィック
  • 自然検索
  • 広告
  • ソーシャルメディア

最適なものはどれだろうか?

その答えは、最も多くのエンゲージメント、最も低い直帰率、最も多いコンバージョンを獲得しているソースのいずれかとなる。

トラフィックは自然検索以外のソースによって減少することもある。例えば、TwitterやFacebookでのリンクの扱いの変更などが挙げられる。

ダイレクトトラフィックは、アドバイスバーにURLを直接入力した場合だ。

ランキングへの決定的な影響はないが、それでも下記の理由で重要である。

  • ユーザーはあなたのWebサイトをすでに知っており、あなたが提供するものを求めたいという理由から、Webサイトに戻ってくる可能性があるため
  • あなたの業界における権威として見なされており、ユーザーはあなたのブランドを知っているため、あなたのWebサイトに戻ってくる可能性があるため
  • 独立したソースであるため、ダイレクトトラフィックはソーシャルメディアやGoogleの変更による影響を受けない

Google Analyticsのダッシュボードでダイレクトトラフィックの統計を確認することができる。ダイレクトトラフィックを増加させたいのであれば、明確で、覚えやすいブランド名にしよう。

専門家としての価値あるアドバイスと、自身がその業界におけるエキスパートであることをユーザーに提供しよう。

滞在時間

ユーザーのエンゲージメントは順位に影響しうる。直帰率と平均滞在時間はGoogle Analyticsで簡単に確認できる指標だ。

こうした指標は直接のランキング要素ではないが、あなたのWebサイトがユーザーに良い体験を提供できているかを指し示している。

直帰率を低くしたいだろうか? 我々が作成した直帰率を下げるための記事を読んでいただきたい。

ユーザーにより多くの時間を費やして欲しいだろうか? 我々が作成したサイトの滞在時間を増やすための記事を読んでいただきたい。

重複コンテンツ

Googleは重複コンテンツを、「ドメイン内または複数ドメインにまたがって存在する、他のコンテンツと完全に同じであるか非常によく似たコンテンツのブロック」と定義している。

重複コンテンツは必ずしも全てが悪意あるものとは見なされず、また、検索結果の順位が低下することにつながるわけでもない。

故意に順位を上昇させたり、トラフィックを増加させたりすることが目的である場合、ペナルティを受けることになる。

同一のキーワードに競合する形となり、Googleが該当のクエリはより多様なものであるべきだと判断した場合、それらのページのいくつかにペナルティを与えるかもしれない。

その場合、順位状況は悪くなり、最悪の場合はWebサイト全体がGoogleのインデックスから外されてしまう。検索であなたのコンテンツが表示されることがなくなるのだ。

古いクリックバイトのテクニックを使用している

リストのように、自身のWebサイトにユーザーを呼び込む施策はいまだに有効である。しかし、ユーザーはこうしたテクニックに飽き始めており、リンクをクリックすることを避けることもある。

  • タイトル名は、ページの内容を正確に説明しているだろうか?
  • 「次に何が起こるのか?」といったギミックを使用しているだろうか?
  • ディスクリプションの内容はユーザーを引き付けているだろうか? 遠ざけてしまっているだろうか?

メタディスクリプションやタイトルにA/Bテストを行い、改善の余地があるか、調査してみよう。

自身の価値あるランキングとトラフィックを守るために

トラフィックを増加させるための近道はない。

検索における露出機会を高めたいのであれば、時間と努力を費やす必要がある。

未完成な戦略をもって近道を探そうとすると、ランキングとトラフィックにネガティブな影響を受ける可能性もある。

オンラインでの露出を高め、事業を拡大させるために、最新の情報とベストプラクティスに精通しておこう。

今回の記事は、「トラフィックが減少した場合にどう対応するか?」といった内容がメインとなっておりますが、トラフィックが上昇している場合でも、予防策として見ておくべき項目として活用することもできると思いました。

「SEOといえば、いかにトラフィックを増加させるか?」が重要となりますが、減少した場合に適切な対応を取ることも重要であると言えます。日ごろから確認すべき項目もいくつか紹介されていたため、ぜひご活用いただければと思います。

この記事は、Search Engine Journalに掲載された「22 Possible Reasons Why Your Site Traffic Dropped」を翻訳した内容です。

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本日のSEOニュース📰(2021年2月24日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

本日、キーワード調査の方法を社内勉強会をしたのですが、
「キーワードはあくまでもユーザーのニーズが検索を通じて具体化しているものであり、その裏に隠れる真のニーズを把握することがポイントである」ということが再確認できました。
キーワードに対し記事を書くだけではなく、ニーズ(トピック)に対し記事を書くイメージですね。SEO(キーワード施策)はその後の最終段階で調整するくらいでいいのかなと最近は思っています。
このあたりは賛否両論ありそうな話ですので、機会があればブログにまとめてみたいと思います。

さて、本日は4つのニュースをお届けします!

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本日のSEOニュース

①外部リンクは数が重要ではない

参考:Google’s John Mueller: Total Number of Backlinks Doesn’t Matter(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/googles-john-mueller-total-number-of-backlinks-doesnt-matter/396638/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
もはや常識といってもいいでしょう。外部リンクは量よりも質が重要です。
また、その質というのは主に「関連性」を指します。自分のサイトへのリンクを調査することがあれば、数やドメインだけでなく、「どのページがどのページへリンクしているのか」という点も重要視しましょう。

②GoogleはJavaScriptのリダイレクトを処理できるが、他の検索エンジンではできない可能性がある

参考:Google Can Process JavaScript Redirects But Other Search Engines Might Not(Search Engine Roundtable)
https://www.seroundtable.com/google-javascript-redirects-search-engines-30950.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
リダイレクトはなるべくは.htaccessを用いることが推奨されていますが、必ずしもサーバーサイドでのリダイレクトができない場合もあります。JavaScriptリダイレクトはそんな際の代替案となりますが、Google以外の検索エンジンでは評価の引き継ぎなどで上手く働かない場合もあるとのことです。
Google以外の検索エンジンはなかなか意識しないことも多く、なるべくはサーバーサイドでのリダイレクトを実施したいところです。

③Search Consoleと、GoogleアナリティクスやGoogle広告などのアカウントを関連付けることが可能になりました

参考:GoogleアナリティクスやYouTubeなどと他サービスとSearch Consoleを関連付け可能に(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/you-can-now-associate-your-search-console-property-with-another-google-service/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
実際にまだ試せていませんが、Search Consoleのデータを合わせて見ることができるのは便利そうです。

④62%の人々は、ユーザー(カスタマー)の写真が購入を決定することに影響すると回答しました

参考:62% of People Say Customer Photos Influence Purchase Decisions (Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/62-of-people-say-customer-photos-influence-purchase-decisions/396661/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
この調査によると、「オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、英国、米国の消費者の3分の2近く(62%)が、顧客の写真やビデオを見ることができれば、製品を購入する可能性が高い」と述べています。
とても納得の行く話です。販売側の「おすすめな理由5選!」と知らない人の「使ってみたけど結構便利だったわブログ」だと、後者の方が購入を後押しするかもしれません。同様に販売側のキレイな写真よりも、知らない人のブレブレの写真が後押しするかもしれません。
UGCを上手く活用するのもそうですが、多くの場合それが難しいと思いますので、まずはユーザーが何を気にしているのかを探ってみましょう。意外なポイントが購入を踏みとどめているかもしれません。

まとめ

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最近コアウェブバイタルの改善に関わることが多いのですが、特に難易度が高いのがCLSですね。中々どこに課題があるかわかりにくいのですが、その分課題を特定した際のスッキリ感もひとしおです。

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本日のSEOニュース

①記事にその音声版コンテンツを実装しても直接的なSEOメリットはありません

参考:Google: No SEO Benefit to Audio Versions of Text Posts(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/google-audio-versions-of-text-posts-do-not-help-seo/396243/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
Clubhouseをはじめとした音声系のコンテンツは最近人気がありますが、テキストコンテンツにプラスして実装しても、直接的には順位を上げることには貢献しないようです。
しかし、これはとてもSEO脳な発想です。ユーザーが音声でも聞けることにメリットがあるのであれば、費用対効果は考えないといけないものの良い施策なはずです。
「順位が上がらないからやらない」は2021年のSEOでは「ユーザーに役立つかどうか」にしっかり置き換えましょう。

②事例:GoogleDiscoverで一度掲載されたトピックで再度記事を投稿してGoogleDiscoverからトラフィックを稼いだ話

参考:Google Discover Wave: Piggy Back Off Your Popular Discover Stories(Search Engine Journal)
https://www.seroundtable.com/google-discover-wave-30939.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
場合によるということが前提ではあるものの、以下の画像のようにトピックに紐付いて表示されるGoogleDiscoverにおいては有効な施策の可能性もあります。
まずは、Discoverの表示があった場合に、どのようなトピックで表示されたのかを実機で確認し、「そのトピックだと出やすい」という仮説の元で、同じトピックで再度記事を書いた際に確かめてみるところから始めてみましょう。

GoogleDiscover

③URL検査ツールで、ページの途中からのスクリーンショットを取得する方法

参考URL検査ツールの小技――ページの途中からのスクリーンショットを取得する(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/a-tip-to-capture-screenshots-of-middle-of-page/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
実際にGooglebotがレンダリングする工程とは異なるとはいえ、この方法は「JavaScriptを多用するサイト」「ページ表示に課題のあるサイト」などでは有効に働くと思います。いざという時のために覚えておきましょう。

まとめ

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本日のSEOニュース🐮(2021年2月17日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

以下でも紹介する「コンテンツの再利用」は2021年特に意識しようと思っています。
例えば、社内勉強会→ブラッシュアップ→社外セミナー/ホワイトペーパー化→コラム化→動画化…のようなイメージです。1つのために何かを作るのはコスパが悪い時もあるのですが、このように1つのコンテンツを展開していければ効果的ですよね。

本日は3つのニュースをお届けします!

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本日のSEOニュース

①ランキングへのタグの影響

参考:Google Discusses Impact of Tags on Rankings(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/google-john-mueller-tags-seo/396114/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
タグを付けると順位に良い効果があるような気がしますが、コンテンツに設定されたタグはリンクでしかなく、またタグページもそれ自体がインデックスされうるページ及び他のページを見つける参考になるものでしかないのです。

とはいえタグ自体はうまく利用できれば、便利なものです。「ユーザーにとって使いやすくする」「関連性の高いものをタグ付けする」「1つしか紐付かないようなタグページは作成しない」などを意識しましょう。

関連:機械学習で「似ているヘアスタイル」を見つける手法 〜 Yahoo! BEAUTYでの実装事例 – Yahoo! JAPAN Tech Blog
かなり先進的な事例です。タグ付けではなく、機械学習で関連性の高いものを表示するという事例です。

②ブランド買収、サイト統合による検索結果における露出の低下の事例

参考:Topshop to ASOS – 80% Off in Search Visibility Migration(SISTRIX)
https://www.sistrix.com/blog/topshop-to-asos-80-off-in-search-visibility-migration/

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
この話はぜひ押さえておいてください。
かいつまんで説明すると「買収したサイトを自社サイトディレクトリ配下に統合した所、検索結果でこれまではそれぞれのサイトとして表示されていたものが、自社サイトのみの表示になり、旧サイトの表示が激減した」という話です。
2019年6月より、検索結果において同じドメインのページの表示数に制限がかかったこともありますが、これでは当初見込んでいたサイトの価値が下がってしまいます。とはいえ、サイトの統合はなかなか避けられないため、非常に難しい課題です。
もしみなさんがサイトを買収する際には、「別ドメインで運用を続けるか」「統合して運用するか」を予め考えておきましょう。

③【2021年版】16のマーケティング戦術

参考:16 Marketing Tactics That Work in 2021(Ahrefs)
https://ahrefs.com/blog/marketing-tactics/

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
どんな施策をやるといいのだろうか?と考えている方はぜひ読んでみてください。冒頭のコンテンツの再利用の話はここにあります。
https://ahrefs.com/blog/marketing-tactics/#repurpose-your-content

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定でしたが、しばらくは用意できそうにないので、リプライする形でいただければと思います!すみません。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

先日姉妹メディアのコンテンツハブにてこちらの記事を公開しました。
オウンドメディアの失敗9パターン!その理由と成功の条件とは? – Content Hub(コンテンツハブ)
オウンドメディアの失敗パターンを先んじて理解し、成功につなげていただければ幸いです。

昨日のニュース(2021年2月16日収集分)はこちらから

最後に告知です
2021年02月26日16:30~17:00で30分でサクッと分かる!「コアウェブバイタルウェビナー」を開催します。
こちらは初心者向けの内容となっており「導入の背景」「用語の意味」「基本的な対応」などをサクッとお届けする予定です。まだ何にも対策できていないという人がいましたら、ぜひご参加ください!(基本的な話がメインになります。予めご了承ください🙏)

コアウェブバイタルウェビナー開催のお知らせ

本日のSEOニュース🐮(2021年2月17日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース📰(2021年2月16日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

いきなりですが告知です。
2021年02月26日16:30~17:00で30分でサクッと分かる!「コアウェブバイタルウェビナー」を開催します。
こちらは初心者向けの内容となっており「導入の背景」「用語の意味」「基本的な対応」などをサクッとお届けする予定です。まだ何にも対策できていないという人がいましたら、ぜひご参加ください!(基本的な話がメインになります。予めご了承ください🙏)

コアウェブバイタルウェビナー開催のお知らせ

本日は3つのニュースをお届けします!記事の一番最後で、弊社執筆の「オウンドメディアの目的」に関する記事の紹介をしておりますので、ぜひご確認ください。

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

先週のニュース(2021年2月12日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①サイトのメンテナンス時などはステータスコード503を使用しましょう

参考:Google’s SEO Advice On Temporarily Removing Site Functionality In Support Of Action(Search Engine Roundtable)
https://www.seroundtable.com/google-seo-temporarily-removing-site-functionality-30916.html

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
サイト内容を一時的に変更・削除する場合や、メンテナンスを行う場合にはステータスコード503を使用するとよいということです。通常の200番で返してしまうと、そのページが変わったものと検索エンジンが認識してしまう可能性があり、ランクインするキーワードが変わってしまう場合もあります。一方で503を返せば、現在のページ内容を無視し、後ほど再クロールするように伝えることができるためです。

②関連性の高い情報がない場合、検索結果にお知らせの表示が出るように

参考:Google Japan Blog: Google 検索で関連性の高い情報を(Google Japan Blog)
https://japan.googleblog.com/2021/02/google.html

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
Googleは検索に対しもっとも関連性の高い回答を用意しようとしています。とはいえ残念ながら下記のように検索結果に表示されることもあります。経験上殆ど見かけませんが、もし万が一検索結果に表示されていましたら、関連性の高いページの作成を検討し、より良い検索結果をユーザーに届けられるようにしましょう。

意味の通じない言葉を入れた際の検索結果

※意味の通じない言葉を入れること数十回。ようやく上記画面と遭遇できたことを考えると、基本は心配する必要はないと思います。

③ドメインの名前や長さはランキング要素ではない

参考:Google Says Shorter Domains Are Not Better For Ranking Or SEO(Search Engine Roundtable)
https://www.seroundtable.com/google-shorter-domains-not-better-for-ranking-or-seo-30917.html

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
今回の話に限らず「ちょっと細工すればなんとかなる」といった話は、基本的にはランキング要素にはならないと考えています。ランキング要素にしてしまうと順位操作が可能になってしまうからです。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日は毎日更新する予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などもいただけるようにナイルのSEO相談室のTwitter@seohacks_netで質問箱を用意する予定でしたが、しばらくは用意できそうにないので、リプライする形でいただければと思います!すみません。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

先日姉妹メディアのコンテンツハブにてこちらの記事を公開しました。
オウンドメディア運営が難しいのはなぜ?6つの理由を解説 – Content Hub(コンテンツハブ)
オウンドメディアを立ち上げたものの、期待どおりの成果を得られず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?挫けそうになっている方、やめることも考えている方はぜひご覧になってください。

先週のニュース(2021年2月12日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース📰(2021年2月16日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

本日のSEOニュース(2021年2月12日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

※金曜日の投稿のタイミングが遅い時間になりそうでしたので、予約投稿で月曜日に投稿しています。

本日は3つのニュースをお届けします!記事の一番最後で、弊社執筆の「オウンドメディアの目的」に関する記事の紹介をしておりますので、ぜひご確認ください。

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

一昨日のニュース(2021年2月10日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①アメリカの英語検索結果においてPassage Ranking導入

参考:Google SearchLiaison (@searchliaison)のツイート
https://twitter.com/searchliaison/status/1359928797873594368

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
日本時間の2021年2月11日午前中に、アメリカの英語検索結果においてPassage Rankingがローンチされたと、Googleから発表されました。元々は昨年に展開される予定でした。
今後は英語圏から展開されていき、その次に他の言語にも展開されていくとのことです。

参考:Googleのランキング要素にPassage Indexingが導入。ページの特定部分での評価が可能に | ナイルのSEO相談室

②コアウェブバイタル:noindexが設定されているページでもコアウェブバイタルの対象に含まれる可能性があります

参考:Core Web Vitals Might Include Noindexed Pages(Search Engine Journal)
https://www.searchenginejournal.com/core-web-vitals-noindex/395578/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
コアウェブバイタルはChromeの利用データ(CrUX)がベースになります。すると、noindexのページが含まれるというのもおかしな話ではないと思います。SEOの文脈ではnoindexのページに対する施策は後回しになりがちですが、ユーザビリティの観点ではしっかり対応できるようにしましょう。

③2020年11月にGoogle画像検索に対し、重複する画像の表示を減らすアップデートを実施

参考:Google Image Search update reduces duplicate image results(Search Engine Land)
https://searchengineland.com/google-image-search-update-reduces-duplicate-image-results-346036

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
このアップデートで重複した画像の表示を減らし、関連性のある他の画像を表示できるようになりました。ユーザーとしては見たい画像が探しやすくなります。また、合わせて「複数の意味がある画像検索」に関しても改善したとのことです。具体的には以下の画像のように「ジャガー」に対し、動物のヒョウ、車に関するクーペなどが表示されています。

「ジャガー」の画像検索結果

※ジャガーとヒョウは違う生き物なので、日本ではまだうまく作用しない時もありそうです。

まとめ

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日は毎日更新する予定です。
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先日姉妹メディアのコンテンツハブにてこちらの記事を公開しました。
オウンドメディアの目的・役割とは?どの数字を追えばいいかを解説 – Content Hub(コンテンツハブ) | ナイル株式会社
オウンドメディアが迷走する原因は「目的が明確でないこと」に尽きるといっても過言ではありません。これから始めようと考えている方や、現在やや迷走気味で困っている方はぜひご覧になってください。

一昨日のニュース(2021年2月10日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース(2021年2月12日収集分)ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

元Google社員が語るGoogleのアルゴリズムとペナルティの関係性について

SEOを生業にしている以上、避けては通れない(?)手動アクションについての記事です。いわゆる「ペナルティ」と呼ばれる領域ですが、確実に避けるべき事象です。

今回の記事は、元Google社員による記事となり、単純な手動アクションから回復するためのガイド記事ではありません。手動アクションを行う理由や、Webサイトとしてあるべき姿の言及まで、非常に深い内容の記事となっております。

元Googleのクオリティ・アナリストが、Googleのアルゴリズム、手動アクション、品質、ペナルティについて説明する。

サービス開始当初から、GoogleはWeb上で最も求められるインプットボックスという存在になるべく、その道を歩んできた。

この道は、Webのプロフェッショナルからの絶え間ない好奇心と共に監視され、Googleがどのような仕組みであるかを理解するため、その細部に至るまで、分析されている。

Googleが動作しなくなった際は特にであるが、我々は皆、この小さなインプットボックスが生み出すパワーを経験してきている。世界を機能停止に導くパワーを持っているのだ。

しかし、この小さなインプットボックスがWebの世界、ひいては、我々の生活に与える大きな影響を経験するために、Googleの機能停止を体験する必要があるわけではない。

Webサイトを運営し、検索結果を上昇させることができた人には、私が話していることが理解できるだろう。

驚くべきことではないが、Googleが自然検索結果に変更を加えることを決断すると、Webサイトの運営者は皆、固唾をのむことになる。

ソフトフェアのエンジニアリング企業として、Googleは問題の全てを大規模に解決しようとしている。

正直に申し上げると・・・、Googleが解決すべき問題の全てを、人間の介入のみで解決することは、実質的に不可能である。

免責事項:この記事で紹介する内容は、私がGoogleに在籍していた2006年-2011年で得た知識と理解が元になっている。あらゆることが、道理にかなったペースで変化していると仮定すると、私の理解は古い知識である可能性はある。

Googleのクオリティ・アルゴリズム

初心者の方向けに触れておくと、アルゴリズムとはレシピのようなものである。特定のタスクを完遂することや問題を解決することを目的とし、一定の順番で整理された、1つ1つの指示のセットである。

アルゴリズムが期待される結果を生み出す可能性は、完遂することが必要とされるタスクの複雑さに、間接的に比例する。
(期待する結果を生み出したいなら、結果としてアルゴリズムは複雑となる)

そのため、大抵の場合、全ての可能性を扱う単一の巨大なアルゴリズムではなく、解決すべき(巨大で)複雑な問題を単純なサブタスクに落とし込み、複数の(小さな)アルゴリズムを作成するほうが良い。

インプットがある限り、アルゴリズムは休みなく動き、プログラムされたものをアウトプットする。その動作範囲は、ストレージ、プロセッシングパワー、メモリーなどの利用可能なリソースによる。

これらはクオリティ・アルゴリズムであり、インフラストラクチャーの一部ではないことが多い。

もちろん、コンテンツがどのようにクロールされ、格納されるかなどを判断する、インフラストラクチャー・アルゴリズムも存在する。

多くの検索エンジンは、検索結果を提供する段階でのみクオリティ・アルゴリズムを適用する。つまり、検索結果は、提供された時点でのみ、質的に評価されるということだ。

Googleでは、クオリティ・アルゴリズムは、良いコンテンツを再検出し、Googleのインデックス内の品質のシグナルを探すことを目的とした、「フィルター」であると見られている。

これらのシグナルは、多くの場合、Webサイトのページレベルで取得される。

それらのシグナルを組み合わせ、ディレクトリレベルやホストレベルのスコアを算出する。

多くの場合、Webサイトの運営者、SEO担当者、デジタルマーケターはアルゴリズムの影響を「ペナルティ」として認識する。

特に、Webサイトが品質の基準を十分に満たしておらず、Googleが他の品質の高いWebサイトに恩恵を与えた場合は。

こうした場合の多くで、一般的に見られるのが、自然検索におけるパフォーマンスの低下である。

それは、あなたのWebサイトが押し下げられたからではなく、(良くも悪くも)不公平に評価されなくなったという可能性が高い。

こうしたクオリティ・アルゴリズムの仕組みを理解するために、我々はまず、クオリティとは何かを理解する必要がある。

クオリティとWebサイト

クオリティは見る者の目に宿る。つまり、クオリティとは、我々が生きる世界の中における、相対的な指標であるのだ。

それは、我々の知識、経験、環境に依存するものだ。誰かにとってのクオリティは、他の人がクオリティと考えるものと異なるかもしれない。

クオリティを、脈絡のない単純な2進法のプロセスに結びつけることはできない。例えば、私が砂漠にいてのどが渇いている場合、水筒の中に多少砂が入っていたとしても、全く気にしないだろう。

Webサイトの場合も同様だ。基本的に、クオリティは、期待以上のパフォーマンスとなる。マーケティング用語で言えば、バリュープロポジションとなるだろう。

しかし、クオリティが相対的であるならば、Googleはどのようにして、何がクオリティであるか、何がクオリティではないのかを判断しているのだろうか?

実際、Googleは何がクオリティであり、何がクオリティでないかを判断していない。

ウェブマスター向けガイドラインで使用されている全てのアルゴリズムとドキュメントは、実際のユーザーのフィードバックとデータを元にしている。

ユーザーが検索を行い、Googleのインデックス上でWebサイトと関わりを持つと、Googleはユーザーの行動を分析し、複数のテストを行い、ユーザーの検索意図とニーズに合致しているかを確かめる。

こうすることにより、GoogleがWebサイト向けにガイドラインを発行した際、それらがユーザーの求めるものと一致しているかを確かめることができる。Googleが一方的に求めるものである必要はない。

これは、「アルゴリズムはユーザーを追いかけるために作られている」とGoogleがしばしば言及する理由となる。そのため、あなたがアルゴリズムではなく、ユーザーを追いかければ、Googleが向かう道のりと同じ道のりを歩むことになるのだ。

そういったわけで、Webサイトの潜在性を理解し、最大化させるため、我々はWebサイトを2つの側面で見るべきである。1つ目は「サービス」の側面であり、もう1つは、「プロダクト」の側面である。

サービスとしてのWebサイト

Webサイトをサービスの側面から見た場合、コードからインフラストラクチャーまで、テクニカルな側面を分析すべきである。

例えば、動作する仕組み、技術的な堅牢性と一貫性、他のサービスと連携するさいの処理方法、全ての要素とフロントエンドのレンダリング、などである。

しかし、技術的な豪華さが、価値の存在しない場所に価値を生み出すことはない。それらは価値を高め、隠れた価値を最高の状態で輝かせる。

そのため、テクニカルな側面に取り組むことも重要だが、Webサイトをプロダクトの側面から見る必要もある。

プロダクトとしてのWebサイト

Webサイトをプロダクトの側面から見る場合、Webサイトにおけるユーザー体験を理解しようとすべきだ。そして、最終的には、競合サイトと差別化を図るために必要な価値を考えることとなる。

これをより具体的なものにするため、私はよくこのように問いかけている。

「本日、あなたのWebサイトがこの世界から消えてしまった場合、競合サイトでは見つけることのできない、あなたのWebサイトの何を悲しむだろうか?」

私はこの質問を、持続可能で長期的なWeb事業戦略を構築する際、最も重要な質問の1つであると考えている。

これをさらに深く理解するため、ピーター・モービル氏のUXハニカムを見てみよう。私はこれにいくつかの修正を加えた。Googleの品質ガイドラインにも書かれているE.A.Tの概念により近づくためだ。

多くのSEOの専門家は、アクセシビリティ、ユーザービリティ、ファインダビリティ(実際に、それらはSEOである)のテクニカルな側面を深く調査する。

しかし、有用性、望ましさ、信頼性のような、質的な(より戦略的な)側面をないがしろにする傾向がある。

念のために言うと、ハニカムの中央は「価値」を表しており、「価値」は他の周囲のすべての要素が満たされて初めて、完全に達成することができる。

そのため、この概念をあなたのWebサイトに適用する場合、全体的な体験を見なければ、核となる目的を見失うことになってしまうだろう。価値を創り出そう!

クオリティは静的ではない

「高品質である」と見なされるために、Webサイトは価値を提供する必要があり、問題の解決や、ニーズを満たす必要がある。

Googleが常にテスト、クオリティアップデート、アルゴリズムの改善を繰り返す理由は、単純に、クオリティは移動する目標であるためである!

Webサイトをローンチし、改善を一度も行わなければ、Webサイトのテクノロジーの改善やユーザー体験とバリュープロポジションへの取り組みなどにより、時間が経つにつれ競合のWebサイトはあなたに追いついてしまう。

古い技術が廃れてしまうのと同様、革新的な体験もやがては普通の体験となり、期待を上回る体験ではなくなってしまうだろう。

例えば、2007年に、Appleはタッチスクリーンのデバイスによって、スマートフォンの市場を席巻した。今日、多くのユーザーは、タッチスクリーンが無ければ電話として見なしてくれないだろう。それはすでにあるものであり、もはや競争における優位性とはならないのである。

同様に、SEOも一度きりの施策とはならない。一度最適化すれば、競合サイトに追いつき、事業を維持するために改善と革新が必要な領域が、恒久的に最適化された状態となり続けるわけではない。

これが成り行きに任されている場合や、これらの特性がユーザーによって理解されるための注意が向けられていない場合、オーガニックのパフォーマンスにおける課題に取り組むべきタイミングと言える。

アルゴリズムを補完するための手動アクション

アルゴリズムは完璧であり、想定されることをつつがなく行うという考えは、甘い考えと言えるだろう。

人間対機械の「戦争」において、人間の大きな優位性とは、我々は想定外の事象にも対応できるという点だ。

人間は、異質の状況に適用し、理解する能力が備わっている。悪く見えるものが実際には良い(逆もまたしかり)理由を理解する能力などだ。

人間は文脈や意図を推測できるが、機械はそれが得意ではない。

ソフトウェアのエンジニアリングでは、アルゴリズムが予期せぬ事態を捕獲、または、見落とした場合、それぞれ、「偽陽性」、「偽陰性」と呼ばれる。

アルゴリズムに訂正を加えるためには、偽陽性と偽陰性のアウトプットを理解する必要がある。それは、人間が行うことがベストであるタスクと言える。

そのため、人間の介入を促す前に、エンジニアは信頼性(閾値)のレベルを設定する。

手動アクションの引き金となるものは何か?

サーチクオリティの中には、検索結果を評価し、アルゴリズムが適切に動いているかを確認するためにWebサイトを見る人間のチームがある。

また、機械が間違いを犯す場合や、判断ができない場合、介入することもある。

「Search Quality Analyst(サーチ クオリティ アナリスト)」と呼ばれる人たちだ。

サーチクオリティアナリストの役割は、提供されたデータを見ることで、彼らが扱っていることを理解し、判断を下すことだ。

これらの判断はシンプルであるが、他のアナリストによって監査され、承認を得ることもあれば、反対されることもある。先入観を最小化させるためだ。

これは、下記(これらが全てではないが)を目的とした静的なアクションになる場合もある。

  1. アルゴリズムを訓練するために、後に使用されるデータセットの作成
  2. アルゴリズムがミスをした、具体的で影響力のある状況への対処
  3. ガイドラインに違反している特定の行動について、Webサイトのオーナーへ連絡

これらの静的なアクションは、しばしば、手動アクションとして言及される。

手動アクションの引き金となる理由は多岐にわたる。しかし、何らかの理由により、クオリティ・アルゴリズムの欠陥をうまく悪用した意図的な効果を打ち消すことが、最も一般的な理由だ。

すでに言及した通り、手動アクションの欠点は、静的であり、アルゴリズムのように動的ではないという点だ。

そのため、アルゴリズムが絶え間なく作用し、Webサイト上の変化に対応している一方、手動アクションは再クロールとアルゴリズムの調整に依存してしまうのである。

手動アクションにおいては、設定された期間(日/月/年)、または、再審査リクエストが受理され、正常に処理されるまで、その効力は残り続ける。

Googleのアルゴリズムと手動アクションの簡単な説明

ここで、アルゴリズムと手動アクションの簡単な比較を行ってみよう。

アルゴリズム

  • 価値の再評価を目的とする
  • 大規模に作用する
  • 動的
  • 完全な自動化
  • 不定期

手動アクション

  • 行動への罰則を目的とする
  • 特定の状況への対応
  • 静的な手動と半自動化
  • 定期(有効期限)

あらゆる手動アクションを適用する前に、サーチ クオリティ アナリストは彼らが取り組んでいることへの検討、影響値と理想的な結果の算出を行わなければならない。この場合、確実に応えなければならない質問の例は下記となる。

  • その行動には操作する意図があるのか?
  • その行動は、十分に悪質であるのか?
  • 手動アクションは影響を与えるのか?
  • その影響はどのような変化をもたらすのか?
  • 罰則の対象は何か(広範囲か、単一の行動か)?

これらは、どのような手動アクションでさえ、実行されるまえに適切に重みづけされ、十分に考慮されるものである。

Webサイトの運営者は手動アクションにどのように対応すべきか?

検索の改善とスパムの撲滅の両方を目的とし、人工知能と機械学習の優位性を用いながら、Googleがアルゴリズム的な解決を進めるにつれ、手動アクションが適用される機会は少なくなり、最終的には、完全にその姿を無くすだろう。

あなたのWebサイトに手動アクションが適用された場合、まずやるべきことは、どのような行動がその理由となったかを理解することだ。つまり、Googleのテクニカルガイドラインとクオリティガイドラインを理解し、それらに即して、自身のWebサイトを評価するのだ。

情報の全てを同時に処理しようと思ってしまうかもしれない。しかし、ここで焦り、ストレス、不安などを感じる必要はない。速く行うのではなく、徹底して行うことが重要だ。

また、再審査リクエストを送信する機会は最小限に抑えるべきだ。トライ&エラーを行う領域ではない。

全ての情報を集め、Webサイトをきれいにし、あらゆる修正を施す。そして、その全てが完了した場合のみ、再審査リクエストを送付するのだ。

手動アクションからの回復

手動アクションを受けトラフィックとランキングが下降しても、手動アクションが解除されれば以前と同様のレベルまで回復する、という誤解がある。これは事実とはかけ離れている。

手動アクションは、不正なレバレッジを抑えることを目的している。

そのため、全ての不正が除去され、手動アクションが解除された後、自然検索のパフォーマンスが同様のレベルまで戻る理屈は無い。

そうで無ければ、品質ガイドライン違反を犯したことから、何も利益を得ていなかったということになるはずだ。

あらゆるWebサイトは、ほぼ全ての状況から回復することが可能だ。回復が不可能と思われる場合は、非常に稀だ。それでも、あなたは、自身が扱っていることを完全に理解すべきだ。

手動アクションとアルゴリズム的な問題が同時発生する可能性があることも覚えておいて欲しい。優先順位をつけ、正しい順番で問題を解決しなければ、何も見えてこないこともある。

そのため、自身のWebサイトが検索においてネガティブな影響を受けたと考えるのであれば、Search Consoleの手動による対策レポートを確認しよう。すべてはそこから始まるのだ。

不幸にも、あらゆるアルゴリズム的な問題の影響と、どこを見るべきかを、簡単に説明する方法は無い。

アルゴリズム的な問題は、蓄積されるだけでなく、タイミングや閾値が異なることもあるため、その多くを目撃し経験しない限り途中で投げ出してしまうこともある。

私が与えることができる最高のアドバイスは、自身のバリュープロポジション、あなたが解決している課題、あなたが提供するニーズについて考える、ということだ。

また、ユーザーからのフィードバックを依頼することも忘れてはならない。あなたの事業とあなたがWebサイトで提供している経験についての意見や、どのような改善を期待しているかなどを尋ねてみよう。正しい質問をすれば、その結果から得られる成果も大きいだろう。

アドバイス

自身のバリュープロポジションと競合優位性を再度考えよう。ドットコムブームの時代はすでに過ぎた。Webサイトを保持することだけでは、競合優位性とはならないのだ。

自身のWebサイトをプロダクトとして扱い常に革新していく。前に進まなければ、置いていかれてしまう。成功するWebサイトは常に改善と反復を行っている。

ユーザー体験を通じて、ユーザーのニーズを調査する。優先度はユーザーが最上位であり、Googleはその次だ。このように考えなければ、見失ってしまう可能性が高まるだろう。ユーザーに話しかけ、彼らの意見を聞こう。

テクニカルSEOは重要だが、それ単独であらゆる問題を解決するわけではない。

自身の製品やコンテンツの訴求力が弱く、価値が低いのであれば、テクニカルな側面が問題で、最適化が必要というわけではないだろう。バリュープロポジションを常に意識することが重要だ。

Webサイトをサービス側とプロダクト側から見るという意見には、非常に賛同いたします。

テクニカルな側面に意識が向きがちになることは多いですが、技術的に優れていることが価値となるかどうかは、別の話となります(もちろん、素晴らしいユーザー体験を提供する技術などはありますが)。

ユーザーにとっていかに価値のあるWebサイトとなるか、手動アクションを避ける目的だけではなく、常に意識しておきたいものです。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google algorithms vs Google penalties, explained by an ex-Googler」を翻訳した内容です。

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本日のSEOニュース

①JavaScriptのSEOガイド(2021年版)

参考:The Definitive Guide to JavaScript SEO (2021 Edition) – Moz(Moz)
https://moz.com/blog/javascript-seo-guide

お役立ち度:★★★★★

ナイルのひとこと
JavaScript×SEOは難易度の高い話ではありますので、全員が理解するべき話ではないです。
とはいえJavaScriptを使わないサイトもほとんどないはずなので、なるべくは知っておきたい話です。
特にサイトがSPAで構築されている際などは一読することを推奨します。

参考:JavaScript SEO の基本を理解する|Google 検索セントラル

②Google:2月8日に大きめのアルゴリズムアップデート(✕コアアップデート)

参考:Google Search Ranking Algorithm Update February 8th(Search Engine Roundtable)
https://www.seroundtable.com/google-search-ranking-algorithm-update-30898.html

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
2月8日頃に比較的大きい順位変動がありました。このアップデートはコアアップデートの類ではありません。サイトパフォーマンスを確認する際には、2月8日付近で自然検索流入の値に変更がないか意識しましょう。

③GoogleDiscoverの手動対策(ペナルティ)はDiscoverのみに影響し、ウェブの検索には影響なし

参考:Discoverの手動対策はDiscoverにだけ影響する、ウェブ検索には悪影響なし(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/manual-actions-for-discover-negatively-affect-only-discover/

お役立ち度:★★☆☆☆

ナイルのひとこと
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まとめ

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2月中にコアウェブバイタルに関するセミナーを開催する予定です。基本的な内容とはなりますが、しっかりと理解できるレベルをご用意します。お楽しみに!

昨日のニュース(2021年2月9日収集分)はこちらから

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