2016年ホンダ・シビック:2万ドルで先進運転支援システムを搭載

2016 Honda Civic Sedan

先日NHTSA(国家道路交通安全局)が、2022年までに自動緊急ブレーキ(AEB)システムをすべての新車に標準装備することを自動車メーカー20社と合意したと発表した時、多くの人たちは今でもこのテクノロジーを搭載した車がたくさん売られていることを指摘した。2016年時点で、これは高級車でのみ利用できる高価な装置だと思っているかもしれないが、Honda Civicセダンはそれに異議を唱える。Honda Sensingシステムは、同社の控えめながら人気の高いセダン全車種に、1000ドルで装着することができる。

まずこれは、自動運転ではない。2万440ドルの2016年Honda Civicの運転席で通勤中に昼寝することはできない。しかしそれは、 TeslaAudiでもまだできない。ここで言っているのは、先進運転支援システム(ADAS)と呼ばれているものだ。Honda Sensingは、その代表的なもので、以下のような機能を備えている。

  • 状況適応型クルーズコントロール(低速走行時の車間距離維持を含む)
  • 衝突被害軽減ブレーキ
  • 車線逸脱警報
  • 前方衝突警報
  • 車線維持補助
  • 路外逸脱抑制機能

技術者らは自動車での利用が一般的になってきたセンサーやカメラを利用することで、テクノロジーを通じて車を包む安全のクッションを拡大しようとしている。Honda SensingおよびAEBでは、Civicの前方にレーダーおよび走査カメラが装備されている。衝突の可能性を検知すると、音声と視覚を通じて運転手に前方衝突警報を発信する。もし運転手が素早く反応しなかいときは、衝突被害軽減ブレーキシステムが作動し、車両を完全に停止させる。同システムの精度は高く、他の車や歩行者を識別することが可能であり、これは完全自動走行への重要なステップだ。

自動走行車ではないものの、新型Civicセダンは高速道路走行中に車線のどこを走っているかを監視している。もし、方向指示器を使わずに中央からずれると、車は静かに元の位置に戻される。合図なしに車線を離れると、進路を戻すよう音声および視覚による警報が発せられる。そして、朝の通勤ラッシュでノロノロ運転している時は、センサーが前方車との間を安全な距離と速度に保つので、3秒ごとにブレーキを踏む必要がない。

HondaのChris Martinによると、同社はこの先進レベルのADASを1000ドルのオプション(Civicツーリングセダンには標準装備)で提供することが可能であり、それは過去2年のモデルで提供してきたからだといった。「量産を決断すれば、価格は下がる」とMartinは言う。Honda Sensingは、CR-V、PilotおよびAccordにも搭載される。

Honda Sensingは、自動走行車への一歩の先を行っている。Hondaは、2020年までの衝突軽減、および2050年までの無衝突を目標としている。この目標の副次効果として、2040年Honda Civicでは昼寝ができるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Milk Nannyは、赤ちゃんのミルクを自動的に作ってくれる

私は一人の親として、Milk Nannyのようなガジェットは、親であるための苛酷な不眠実験が5ヵ月経過した頃には忘れられてしまうであろうことを理解できる ― Diaper Genie[オムツ用ゴミ箱]やおしゃぶり禁止ルールと同じように。しかし、ガジェットおたくとして、私はこの製品を実にクールだと思っている。

それはシンプルな装置だ。システムには一定量の粉ミルクと水が保持されている。ミルクが必要になったらボタンを押すだけで、暖められたすぐに飲めるミルクが出てくる。スマートフォンから制御することも可能で、使っている粉ミルクの種類をスマホに入力しておけるので、栄養成分をリアルタイムで記録することができる。こうして親たちは、わが子がいつどれだけ飲んだかを正確に知ることができるので、燃費で頭がいっぱいのホンダ・シビックのオーナーのように、新生児の摂取量を追跡できる。

Kickstarterでの価格は149ドルからで、5月に出荷開始の予定。粉ミルクをとかすことは簡単だが、腕の中で小さな人間が泣き叫ぶ夜明け前の霞の中では簡単ではない。あと何年かすれば、Milk Nannyのような製品が、おしりふきウォーマー(冬には本当に嬉しい)やあの小さなビニール製のキリンと一緒に、欲しい物リストに並ぶようになると私は予想している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook