「ニュースから企業の未来を予測する」金融情報のAI分析サービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」開発のxenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)は6月20日、ウォール・ストリート・ジャーナルなどで知られるダウ・ジョーンズとの業務提携関係の強化、そしてxenoBrain正式版の提供開始を発表した。
xenoBrainは、経済ニュースや決算情報を自然言語処理により解析し、企業の業績への影響を予測するサービスだ。
ゼノデータは2018年7月、ダウ・ジョーンズとの業務提携契約の締結を発表。同社のニュースをもとに、三菱UFJ銀行など、一部のユーザーにxenoBrainを提供してきた。2019年4月には時事通信との業務提携も発表されている。
今回、ダウ・ジョーンズとの業務提携関係を強化し、国内外の主要の新聞、業界紙、雑誌、通信社などのコンテンツを包括的に提供するデータプラットフォーム「ダウ・ジョーンズDNA」を活用することで、将来予測の解析対象ニュースの「大幅な拡充」を実現する。
正式版のコンテンツには、「ニュース分析による将来予測機能」、「直近決算分析機能」、そして「業種別トレンドランキング」がある。
今後は「部材など事象カテゴリ別の分析機能により需給予測を効率化」する「事象分析機能」、英語メディアの追加、未上場企業や海外企業分析・統計情報の取り込みなど、データの拡充や機能の追加が予定されている。