Apple、iMessageに自己消滅メッセージを追加

今日(米国時間6/2)のWWDCで、 AppleはiOS 8といくつかの新機能を発表した。メッセージングアプリにも新機能が追加され、音声およびビデオメッセージの送信、位置情報の共有などが可能になる。

まず、AppleのiPad、iPhoneおよびiPodマーケティング担当VP、Greg Joswiakは、新しいグループメッセージング機能を紹介した。会話に名前を付けたり、メンバーの追加・削除、通知をオフにすることや、会話から完全に脱退することが可能になる。これでiMessageのグループメッセージングは、Facebook Messenger、Telegram、Whatsapp、Line等と肩を並べることになる。

Appleは、自分の位置情報を友達と共有する「友達を探す」アプリをApp Storeで提供しているが、この機能を直接iMessageに組み込んだようだ。友達と自分居場所を、1時間、1日、あるい永久に共有できる。これで、友達がこちらに向かっているかどうかがわかる。

そして、Joswiakは予想外の機能を2つ披露した。写真、ビデオ、または音声メッセージを、カメラアイコンに指を置いて離すだけで送れるようになった。早くて簡単で、Snapchatと変わらない。もっと驚かされたは、メッセージが数分後に消えるよう設定する機能だ。友達のiPhoneから自分のメッセージが削除される。

Joswiakは、実際の動作を正確には見せることなく、自撮り写真をCraig Federighiに送り、数分後に消滅するとだけ言った。いずれの機能も、iMessageをより魅力的なメッセージングプラットフォームにするものだ。

しかし、iMessageにはまだ大きな欠陥が残っている。iPhoneユーザーしか使えないことだ。Android友達とグループ会話を始めたい時は? iMessageを使っていない人に自己消滅自撮り写真を送りたい時は? iPhoneユーザーがiPhone友達とのシームレスな体験を享受している間にも、マルチプラットフォームのメッセージングプラットフォームは進化を続けている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook