オンラインショッピングはもっと楽になりそうだ。
今日、サンフランシスコで開催しているWWDCで、AppleはようやくApple Payのウェブ版を公開すると発表した。MacユーザーはSafariで「Apple Payで支払い」ボタンからオンラインで決済を行うことが可能となる。購入は、スマホかウォッチのTouch IDで認証する。
これまで、Apple Payは限定されたiOSアプリでしか使用することができず、使用できる物理的な小売店も限られていた。
ではどうやって認証するのだろうか?オンラインで決済をする時、AppleのContinuity機能で、スマホかウォッチに通知が送られる。そこで購入を完了させる認証を素早く行うことができる。スマホのTouch IDかすで認証済みのウォッチをタップすることで決済を確認し、その後ブラウザが自動で処理を行う。
小売パートナーは、チェックアウトの工程の中にApple Payを実装する必要があるが、Appleはすでに自社の決済プラットフォームに大量の小売店を乗せる交渉を済ませたという。
この動きは、AppleがPayPalの立ち位置に狙いを定めていることを示す。PayPalはウェブでの決済の王者だ。Apple Payの方がPayPalより早く決済がすみそうなことを考えると、現在PayPal決済を提供している多くのウェブサイトがカスタマーのためにApple Payを決済手段に追加することが考えられる。
Appleがアプリをショッピングのためのプラットフォームに変えようとしても、平凡な古いインターネットで多くのEコマースが発生していた。つまり、これまでAppleは買い物客の大部分に訴求できていなかったのだ。Apple Payをウェブに持ってくることで、Appleは新たな買い物客の層に決済手段を提供できる。アプリから買い物をしない人、そしてウェブで買い物を望む人にだ。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)