今日(米国時間11/10)、Instagramはストーリーのリリース以來最大となるバージョンアップを行った。
同社によると、ストーリーにInstagram内から関連サイトを開けるURLリンク挿入、@+ユーザー名による友達のタグづけ、 Boomerangアプリのスワイプでの立ち上げの3機能が新たに追加された。以下順に紹介してみよう。
URL
まず、たぶんこれがいちばん重要な点だと思うが、Instagramへの投稿者は有効なURLリンクを含めることができるようになった。つまりInstagramを開いたユーザーはボタンをタップするだけで投稿者が意図したウェブサイトにジャンプすることができる。
ビューワーがリンクのボタンをタップすると、Instagram内にブラウザの窓が開き、URLが指定したページが自動的に表示される。
ストーリーのクリエーターはストーリーを作成する際にリンクを含めることができる。写真やビデオを撮った後にリンクを追加するボタンが表示される。すでに文字や描画をするためのボタンが追加されているが、それに並んでリンクのボタンが追加された。
ただしビューワーにURLそのものではなく(これはわずらわしい)、See Moreというボタンが画面下部に表示される。このボタンにURLが関連付けられている。ビューワーはいちいちURLの中身を見ることなくワンタッチで作成者の意図するサイト、ページに移動することができる。
ユーザーはクリックする前にURLを確認することができないので、Instagramでは不当なリンクの追加を防止する措置を取る。これはプロファイルに追加するリンクに対する規制と同じだ。
この機能は当初、身元を確認されたアカウントだけが利用できる。ただしこれまでの例からすると、近くユーザー全員に開放されることになるだろう。Instagramではこの点について時期も含めて一切明らかにしていない。
当初はプロフェッショナルなクリエーターのアカウントが別のプラットフォームで作成されたコンテンツへのジャンプを促すことになるだろう。たとえばYouTubeのビデオとかSoundCloudの楽曲などだ。またセレブや企業が通販サイトへのリンクを追加する場合もあるだろう。メディアのアカウントの場合はそのサイトに掲載されているニュース記事や番組へのリンクになるはずだ。
こうしたユーザーにとってURLが追加できるようになったことはInstagramの価値を大きくアップするものだ。ライバルのSnapchatに対する最大の不満はクリエーターがSnapsやストーリーにURLを含めることができないことだった。【略】
友達のタグ付け
ストーリーの2番目の大きな改良はMentionsだ。投稿者は @ マークを付加することで他のInstagramユーザーをタグ付けできるようになった。
具体的にはこういう仕組みだ。
ストーリー向けに写真なりビデオなりを撮影した後、ユーザーはタップしてテキストを追加する。このとき単に@につづいて友達の Instagramのユーザー名を入力する。コメントやキャプションの場合と同様、Instagramはユーザー名もオートコンプリートしてくれる。
タグ付けされた後、ユーザー名には下線が表示される。ビューワーがタグをタップするとタグ付けされた相手のプロフィールが表示される。コメントやキャプションの場合と同様、フォローしている友達にタグ付けされたユーザーには通知が送られる。もし自分がフォローしていないユーザーが自分をタグ付けしようとした場合通知は「リクエス」のフォルダーに入る。
1ストーリー中でタグ付けできる相手の数は10人までだ。ただしテキストとしてなら誰の名前でも入力できる。あまりたくさんの友達をタグ付けすると写真をごたつかせてしまうというおそれがあるときはテキストボックスを使った方がいいだろう。
URL挿入とは異なり、@による友達のタグ付けはユーザー全員がすぐに利用できる。
Boomerang
最後になるが、今回のアップデートでInstagram ストーリーの中からBoomerangが呼び出せるようになった。これはループする1秒間のビデオを作ることができるスタンドアローンのアプリだ。.新しいStoryを作る際に通常の画面(通常の写真とビデオを撮影できる)からスワイプでBoomerangモードに切り替えることができる。これまでユーザーはBoomerangを使おうとすればいったんInstagramストーリーを閉じて Boomerangアプリを開く必要があった。
面白いことに、今回のアップデートでは Instagram ストーリーのためのBoomerangsしか作れない。通常のInstagramにBoomerangsビデオを追加したい場合には、やはりInstagramを離れてBoomerangsを立ち上げる必要がある。
これらのアップデートは今日ただちに公開される。URL(当面は身元確認ずみユーザーのみ対象)を除いて他の2つの機能は全員が利用可能だ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)