事前の状況は、来週のWorldwide Developer Conferenceで新しいApple TVが出ることを示していたが、新たな信頼できる情報によると、見るべきものは期待できないようだ。Apple製品の正確な予想で定評のあるNew York TimesのBrian X. Chenは、最近Appleが新たなセットトップ・ストリーミングボックスの発表を中止する決定を下したと報じた。
NYT記事は、「同製品の概要を話した人々」を情報源に挙げ、「まだデモできる状態にない」だけだと書いている。さらに、Apple TVコンテンツが主な障璧の一つであり、それはAppleの各種デバイス横断で使うライブプログラム用チャンネルが、まだ完全ではないためだと説明している。
そのコンテンツパッケージについては去る3月にWSJが、来週のイベントで発表された後、9月にスタートする可能性を示唆していた。仮にサービスそのものがなくても、新たなハードウェアにはオープンなApple TV SDKが提供され、どのサードパーティーデベロッパーでもこのプラットフォームをターゲットにできるようになると考えられていた。
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WWDCに登場すると思われるのは、AppleのJeff Williamsが以前紹介したネイティブWatchデベロッパープラットフォームで、年内の一般公開に先立ちこのデベロッパー向けカンファレンスで発表されるだろう。Watchそのもので動くApple Watchアプリは、9月に発売されるであろう新型iPhoneハードウェアと共にデビューする可能性が高い。
新TVがなくとも、Appleにはイベントで話すべき内容が山ほどある。ネイティブ開発ツールの発表が確実である他、iOS 9とOS Xの新バージョンやWatch OSの次期主要アップデートのプレビューも見られるかもしれない。
AppleはTechCrunchの質問に対してコメントを拒んだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)