ソニーモバイルコミュニケーションズ、ドローンビジネスに参入

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ソニーがドローンビジネスに乗り出すようだ。正確には実際にドローンビジネスを担うのはソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社だ。ソニーが100%出資しており、モバイルフォン、小型イメージセンサーなどを手がけている。このソニーモバイルコミュニケーションズが東京のスタートアップである株式会社ZMPと共同で新会社を設立する予定なのだそうだ。ただし、ソニー製ドローンが誰でも買えるようになるというわけではないようだ。

設立される新会社は「エアロセンス株式会社」となる予定。この新会社を通じてソニーモバイルコミュニケーションズは同社の技術(とくにイメージセンサー)の市場を開拓していきたい考えだ。ちなみにソニーはAppleのiPhone 6やSamsungのGalaxy S6などにイメージセンサーを提供している。ドローンを使って、この市場をさらに拡大していこうとしているわけだ。

Wall Street Journalによれば、ソニーの狙いとしてはドローンの販売というよりも、ドローンが提供できる農業やインフラ整備などの面におけるサービスを提供していくことだとのこと。市場にソニー製ドローンが出てくるというわけではないわけだ。

プレスリリース(訳注:日本語のプレスリリースはこちらにある)によれば、ソニーモバイルコミュニケーションズがカメラ、センサー、無線通信、およびロボティクス技術を提供し、ZMPが自動運転および関連ロボティクス技術を提供していくのだとのこと。両者は以前にも自動運転関連ベンチャーで協働した実績をもつ。新会社についてはソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社が50.005%の株式を保有し、残りの49.995%を株式会社ZMPが保有する。

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(翻訳:Maeda, H

Android中位下位勢力の盛り返しでiPhoneのシェア低落傾向が全世界的に続く

マーケティングリサーチの世界的老舗Kantar Worldpanelの最近の数字によると、iPhone 5siPhone 5cというペアリリースにより、スマートフォンの売上におけるAppleのシェアは前月比では伸びたものの、それはあくまでも一時的な上昇であり、前年比ではAndroidやWindows PhoneによるAppleのマーケットシェアの浸食が続いている。

Appleの新型機が発売されたのは9月の終りごろで、その週末には両機合わせて900万台が売れた。Kantarのデータでは11月までののべ3か月におけるAppleのスマートフォンのシェアは、日本69.1%、合衆国43.1%*、オーストラリア35.0%、イギリス30.6%となった。〔*: 下表〕

これら最近月におけるAppleのマーケットシェアは新製品効果と高い顧客満足度により一時的に伸びたものの、2013年全年では伸び悩んだ。そしてそれに対し、LG、Sony、NokiaなどのAndroid下位勢力が盛り返してきた。

コンスタントにマーケットシェアを伸ばしているのはAndroidだが、とくにヨーロッパではWindows PhoneもiOSの落ち込みに一部貢献し、自己のシェアを8.7%へと上昇させた。ヨーロッパの五大市場(イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン)では11月までの3か月のシェアが10%となり、それまでに比べて5.3%増加した。

一方Appleのシェアは前年比で下降し、とくに合衆国市場では10%近く落ち込んだ(下表, -9.9%)。なお合衆国のWindows Phoneは、同じ期間に2.1%増加して4.7%になった(下表)。

[表1]

イタリアでもAppleのマーケットシェアは大きく下降して、11月の前年比で9.1%のシェア喪失を経験した。上記EU5か国では、iOSのシェアの落ち込み幅は6.5%だった(下表)。

ヨーロッパではWindows Phoneだけでなく、Androidもシェアを伸ばし、7.6%の上昇、69.1%のマーケットシェアを達成した(上表)。また合衆国ではAndroidのシェアは8%伸びて50.3%となった(表1)。

ヨーロッパで伸び始めたWindows Phoneだが、合衆国と中国では依然として苦戦が続き、とくに中国市場では2.7%のシェアしかなく、しかも前年比の伸びがない(下表)。

Kantar Worldpanel ComTechの戦略的インサイト部長Dominic Sunneboは、Windows Phoneについて次のように述べている: “スマートフォンの市場で勝つために中国と合衆国を征服する必要はないが、どちらか一つで成功する必要はある。しかしWindows Phoneは今のところ、両国で今後伸びていく兆候がほとんどない。これらの市場で早急に力をつけないかぎり、ファンによる波及効果の乏しさがその市場性の深刻な制約になるだろう”。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))