FlywheelがPelotonとの特許訴訟で和解、オンライン授業を中止し自転車の下取りを提案

フィットネス・スタートアップのFlywheel(フライホイール)は、Peloton(ペロトン)により起こされた特許侵害に関する訴訟を解決した後、3月27日に同社のオンライン授業 「At Home」の提供を終了する。FlywheelのAt Homeを契約している現在の顧客には、Pelotonの自転車の下取りオファーがメールで送信された。

Pelotonによると、交換用の自転車は整備再生品だが、新品と同様に動作するという。下取り用のフォームは3月27日までに記入する必要がある。

Flywheelは顧客へのメールで、従来型のフィットネスセンターは今後も運営を続けると述べた。Flywheel At Homeの利用者はすぐに課金されなくなり、プリペイド契約者は3月27日以降、あるいはPelotonの交換用の自転車をアクティベートした時点で返金される。Flywheelのライブクラスは2月29日まで、そしてオンデマンドクラスは3月27日まで続く。ただし、Apple(アップル)経由のサブスクリプションの場合は、個別に解約する必要がある。

2018年と2019年にFlywheelを特許侵害で訴えた後、PelotonはFlywheelが同社のFly Anywhere自転車とサービスに関するPelotonの特許を侵害していることを認め、和解に達したと今月発表した。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

Flywheel、タクシー用のUberライクなシステムをニューヨークに拡大

taxi

タクシー用アプリのスタートアップ、Flywheelが正式にニューヨーク進出した。従来型タクシーがUberやLyftに対抗するための基盤を作る。最近Flywheelは、ニューヨークのタクシー・リムジン委員会から同社のスマートフォン用タクシーメーター、TaxiOSを利用するための承認を得た。TaxiOSには、配車、支払い、ナビ、およびGPSベースのメーター等の機能がある。

Creative Mobile TechnologiesのArroや、VerifoneのWay2Ride等のライバルも、UberやLyftに代わるシステムとして、独自のデジタル配車・支払いアプリを提供している。

「これまでは典型的な二社による寡占だった」とBhambaniは言った。「この10年近く、この2社だけが認可を受けていた。われわれが破壊したいのはこの複占状態だ」。

昨年12月、FlywheelはTaxiOSのサンフランシスコでのパイロットテスト成功を経てカリフォルニア州から利用許可を得た。現在サンフランシスコを走るタクシー約1800台のうち、400台がTaxiOSを使用している、とFlywheelのCOO、Oneal Bhambaniが私に話した。ニューヨークでは、今年末までに従来型タクシーメーター1000台を置き換えることを目標にしている。

その過程でFlywheelは、Samsungのタブレットを後部座席に置いて乗客がWi-Fiスポットやエンターテイメントを利用できるようにしたいと考えている。過去2年間FlywheelはEコマース会社のライストマイル配送も行っている。Bhambaniは請負っている会社の数も名前も明らかにしていないが、ウォール街の噂によると、Amazonがその中の一社だという。

現在Flywheelは、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル、今回のニュークを含め7都市で運用されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

WordPressによるWebサイトホスティングとその後の管理&メンテサービスを提供するFlywheel

ネブラスカ州オマハのFlywheelは、Webデザイナーやフリーランスの人たちや企業/お役所などのために、WordPressをホスティングして管理も代行する。

WordPressは単なるブログツールからどんどん進化して、今ではWebのデザイナーやデベロッパたちが彼らの顧客のためにいちばん多く選ぶCMSフレームワークだ。ただし彼らには、そうやって立ち上げた顧客のWebプレゼンスをその後、管理したり細かく微調整したり云々というひまもやる気も専門的能力もない。しかも立ち上げの時点では顧客のアカウント取得、WordPressのインストール(新規または移行)、コンテンツ、プラグイン、テーマなどのお世話は最低限必要だ。

Flywheelは、こういった面倒のすべてを引き受ける。ユーザに代わってサーバ管理もやるし、ユーザのクライアントたちに対する課金事務も行う。複数のユーザ同士がコラボレーションすることもでき、そのためにホスティングアカウントとSFTPサーバへのアクセスを彼らに認める。このサービスはDigital Oceanのサーバ上で動き、新しいサイトを約20秒で立ち上げることができる。すべてのユーザに最初は無料のデモアカウントを提供し、本番サイトが立ち上がるまでそれを利用できる。無料サイトも、パスワードで保護される。

FlywheelのCEO Dusty Davidsonによると、大きく進化したWordPressの現状は、それを利用してサイトを作る人たちのほとんどが技術屋ではないし、ホスティング環境を自分で管理することには関心がない。そこでFlywheelが彼らに代わって、キャッシング、セキュリティの強化など、サーバ管理の部分を担当する。Flywheelを使ってもWordPressのユーザ体験には何の変化もなく、ユーザ自身がプラグインやテーマをインストールしたり、そのほかの変更を加えてもよい。

Flywheelのホスティングプランは、最小プランが月間ビジター数5000未満のサイトで月額15ドルだ。同社によると、いちばん利用者が多いのは、ビジター数25000まで、月額料金30ドルというプランだ(ストレージ10GB、帯域500GB)。料金にはマルウェアの監視も含まれるが、月額75ドルのエンタプライズプラン以外では、CDNやSSLを使う場合の費用はユーザが負担する。企業などで同時に10から25のサイトを立ち上げる場合は、割引料金がある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))