ミニジャック接続も可能なAirFly ProはAirPodsのアクセサリに理想的

TwelveSouthは優秀なガジェットメーカーで、さまざまなニッチに巧みに対応するプロダクトを多数発売している。最近発売されたAirFly Pro(54.99ドル)はBluetooth経由でオーディオソースを送受信できるオーディオトランスミッターだ。3.5mmヘッドフォンジャックを備えているので利用範囲が非常に広い。

メーカーのサイトとAmazonだけでなくAppleストアでも発売されるのは理由がある。AirPods Proのアクセサリとして理想的なのだ。たとえば飛行機のエンターテインメントシステムのように有線接続しかできない場合でもAirPods Proで音楽を楽しめる。

AirFly ProはAirPods ProだけでなくBluetoothヘッドフォンならすべて接続できる。ただしノイズキャンセリングでも音質でもAirPodsで最も効果的に作動するようだ。iPhoneを利用するユーザーは機内その他有線接続のオーディオシステムに接触する機会が多いだろうから理想的だ。ただしAirFly
ProはProというだけあってさらにいくつかの便利な機能を備えている。

このプロダクトはTwelveSouthとして最初の入力、出力双方が可能なオーディオストリーミングデバイスだ。たとえばAux入力ジャックしか備えていないカーオーディオでもiPhoneから音楽を流せる。AirFly ProはBluetooth機能がないオーディオシステムでもミニジャックが接続できればBluetoothによるオーディオ信号を入力することができる。

AirFly Proにはもうひとつ、オーディオ共有という便利な機能がある。2組のヘッドフォンを接続して2人が同時に同じ音楽を聞くことができる。この機能自体は最近のiOSのアップデートによりAirPodですでにサポートされているが、AirFlyの場合はiPhoneだけでなくBluetoothヘッドフォンすべでサポートされる。カップルで旅行する場合などたいへん便利な機能だろう。

AirFly Proを実際にテストしてみたが、つくりはしっかりしており、信頼性にも問題なさそうだった。ペアリングなどの設定操作も簡単で3.5mmミニジャックのキャップにはキーチェーンリングがつけられるので携帯に便利だ。充電はUSB-C経由でUSB-A、USB-C変換ケーブルが同梱されている。内蔵バッテリーで16時間以上作動するので電源がなくてもフライト中に音楽を楽しむには十分だろう。自宅でiPadを使っている場合でもオーディオトランスミッター機能は便利だ。

TwelveSouthではAirFly Proと同時にAirFly DuoとAirFly USB-Cをリリースしている。Proとの違いはワイヤレス入力機能が省略されている点だ。ただしバッテリー作動時間は4時間長くなる。USB-Cモデルは3.5mmジャックがなくUSB-C端子のみ備えたオーディオデバイスが利用できる。これらのモデルはPro同様、2組のヘッドフォンが共有できる。Duo、USB-Cとも価格はProより5ドル安く49.99ドルだ。

【Japan編集部追記】AirFly Proは日本のアップルオンラインストアでは税別6180

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滑川海彦@Facebook

TwelveSouthはワイヤレス充電器を額縁に入れた(何のため?)

TwelveSouthは、今あるMacのアクセサリ企業の中でいちばん革新的だ。アダプターのPlugBugや、BluetoothヘッドフォンレシーバーAirFlyなど、製品はどれも頭の良い作り方だ。でも、今度のPowerPicはどうかな…。

製品の出来栄えは、同社の製品らしくとても良い。ニュージーランドの松材なんて、言葉の響きも良いね。でもその製品は、木製の箱にワイヤレス充電器をつけたものにすぎない。プレスリリースはこう言っている: “ワイヤレス充電は便利ですが、あなたのベッドサイドテーブルにまたひとつ充電器が増えるのは不便ですね”。

そこでTwelveSouthは、額縁にQi充電を内蔵して、いかにもガジェットっぽい恥ずかしさを隠した。ふつうの額縁があるだけ、という外見。額縁としては、本物の絵が似合う本物の額縁だ。しかし、そこにあなたは、絵ではなく自分のスマートフォンを置く。でもそれは充電してるのではなくて、額縁があるだけだ。Google Home HubやFacebook Portalが、使ってないときはデジタルの額縁に化ける。でもデジタルではなくて紙だ。

PowerPicの良いところは、たぶんその名前だ。PowerPCに‘i’を付けたみたいだ。Appleの過去に、敬意を表している。でも、こんなものなら、YouTube上のDIYチャネルに山ほどあるだろう。違うのは、80ドルで買う製品であること。ホリデーシーズンの買い物フィーバーを、当て込んでいるんだね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa