iOS 10ベータ2がデベロッパー向けに公開

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Appleは、iOS 10のデベロッパー向けベータ2を公開した。このアップデートはデベロッパーアカウントを持つiOSデベロッパーのみが利用できる ― 少なくとも今は。AppleはiOS 10を、同社の年次デベロッパーカンファレンスで発表した。

Appleは、デベロッパーウェブサイトの更新後、macOS Sierraのベータ第2版もリリースするはずだ。こちらもデベロッパー専用だ。しかし、もしSierraについてもっと知りたければ、本誌のプレビューをご覧あれ。

過去数年と同じく、AppleはiOS 10とmacOSの最初のベータをWWDCキーノートの直後に公開した。これはWWDCの最中にデベロッパーが新しいAPIをいじり始められるためだ。AppleはmacOS SierraおよびiPhoneとiPadのiOS 10の最終バージョンを、9月に公開する予定だ。

今日は最初のデベロッパー向けアップデートであり、夏にはさらに多くのバージョンが出るだろう。しかし、登録Appleデベロッパー以外の人はどうなのか?

幸運なことに、Appleはパブリックベータを一般公開し、アーリーアダプターたちが新機能に触れ、バグを見つけられるようにする予定だ。最初のバブリックベータは7月に公開予定。Appleは、ベータ2に今後数日間重要なバグがみつからなければ、それを最初のバプリックベータ版として公開するかもしれない。

iOS 10には、Siriの大幅なアップデートとサードパーティー統合がある。サードパーティーからiOS 10アプリがまだ出ていないため、ベータ期間中に結果を見るのは難しいだろうが、iPhoneの使い方に大きな影響を与える可能性が秘められている。

Appleはロック中の画面も全面改訂し、通知で小さなライブウィジェットを表示できるようになる。同じウィジェットはホーム画面の3Dタッチショートカットでも利用できる。

写真アプリも大幅に改訂され、顔認識、ディープラーニング・カテゴライゼーション、インテリジェント・フォトアルバム等が追加される。Appleマップ、Apple Music、HomeKitおよび電話アプリも改訂される。Appleは、iOS 10に臓器提供も組み込む。

そしてAppleは、メッセージアプリも一新し、数多くの新機能を盛り込む ― 絵文字、メッセージ効果、Slack風のメッセージに対するフィードバック、リッチリンクプレビュー、サードパーティー拡張等。このメッセージのアップデートだけでも、iOS 10は全iPhoneユーザーにとって必須といえる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook