STORES 予約を活用した「ワクチン接種予約システム」をANA、損保ジャパン、近畿大学などが採用

STORES 予約を活用した「ワクチン接種予約システム」をANA、損保ジャパン、近畿大学などが採用

オンランストア開設、オンライン決済、オンライン予約システムなど「お商売のデジタル化」を支援する「STORES」(ストアーズ)プラットフォームを展開するHey(ヘイ)は6月14日、「STORE 予約」を活用した「ワクチン接種予約システム」が、全日本空輸(ANA)、森トラスト、損害保険ジャパン、近畿大学、森ビルの職種接種に採用されたと発表した。

ワクチン接種予約システムは、最短5営業日で導入できるというもので、全国の自治体、病院、教育機関などに対して無料提供を行っており、すでに一部では予約サービスが始まっているという。

また6月11日からは、大規模施設での予約集中を予測し、新たに「オンライン順番待ち機能」の無償提供を開始した。アクセス集中時のサーバーダウンのリスクを最小化するためサイト訪問者に待ち時間を表示し、順番に予約フォームへと誘導する。また、セキュリティも強化され悪意あるトラフィックやBotをブロックする。

同機能は、自治体、病院、事務局、企業、大学など、新型コロナウイルスワクチンの職域接種が行われる機関や施設を対象とした特別プラン。予約数無制限でSOTRES 予約の全機能が使える「プラチナプラン」(通常は月額6万円相当)を2022年3月まで、新型コロナウイルスのワクチン接種に限り無料で提供するというものだ。申し込みを行うと、担当スタッフがニーズに合わせて提案やサポートをしてくれる。

「新型コロナワクチン接種予約システム – STORES 予約」の特徴は以下のとおり。

  • 予約状況、在庫状況を一括管理可能
  • 最短5営業日で導入利用開始
  • 予約状況やワクチンの在庫管理も一括で管理
  • コールセンター(協力会社)も提供可能(接種希望者からの電話で予約代行ができる)
  • 高度なセキュリティ

申し込み、問い合わせは ワクチン接種予約システム 特設サイトから行う。申し込み状況により早期に締め切られることもある。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:職域接種(用語)新型コロナウイルス(用語)hey(企業)ワクチン(用語)日本(国・地域)

Googleの社内インキュベーターArea 120の最新プロジェクトは、オンライン予約管理のAppointments

昨年公表されたGoogleの社内スタートアップインキュベーターArea 120は、これまでに、パーソナルスタイリストアプリTailor、音声メッセンジャーSupersonic、そして最近ではUptimeという名のYouTube動画を一緒に視聴するためのアプリなどの、数々のプロジェクトへと結実してきた。そして私たちは、サロン予約ツールであるAppointmentsというアプリが現在開発中であるという情報を得た。

Appointmentsはまだアプリストアやウェブではリリースされていないものの、そのプロジェクトページは現在salon.area120.comに置かれている。

このアプリは、VagaroStyleSeatSquare AppointmentsMindbodyといった、より堅牢なスケジューリングサービスとの競合を目指しているようだ。しかし、ライバルたちとは異なり、このアプリは単なるオンライン予約システムの提供にとどまらず、参加するビジネス(店舗)のための統合されたウェブサイトと、SMSクライアントによるテキストメッセージで予約リンクへと誘導するツールも含んでいる。

ウェブサイトと予約アプリケーションは、オンラインまたはモバイルデバイスを介して動作し、サイト上には1週間分の利用可能状況が表示される。一方、ビジネスウェブサイトには、その店舗で提供されるサービス、道案内や地図、フォトギャラリー、価格表、住所や電話番号などの連絡先情報などを掲載することができる。

このプロジェクトはまだ初期段階にあるため、技術的な詳細や、このプロジェクトを支えるチーム、そして – もしあればの話だが – 収益化のためのプランなどに関しての詳細は不明だ。まだ動作していないアプリのダウンロードリンクを見ると、無償で提供されることが仄めかされている。

情報は限られているものの、このプロジェクトは特に、現在Google検索とGoogleマップ上にビジネスをリストアップし続けているGoogleにとって、興味深いものになるかも知れない。また今日では、Googleはウェブプレゼンスのセットアップをすることで企業を助ける活動を行っているが、そのサービスにはドメインを購入して電子メールを設定することや、基本的なWebサイトを作成してモバイルデバイスでうまく機能させることまでもが含まれている。

しかしGoogleはまだ、昨年Microsoftが昨年発表したOffice 365サービスの「Bookings」(予約管理)に相当するような、オンライン予約管理に特化したソフトウェアは提供していない。

もしAppointmentが成功するなら、それが、Microsoftの同等サービスへの代替ソリューションとして、Google自身の提供する生産性ツールスイートに埋め込まれると考えることは合理的だ。

もちろん現時点では、将来のAppointmentがどうなるかを語るのは時期尚早である。

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裏に控えるArea 120プロジェクトは、貴重なチームメンバーをスタートアップ譲ることと引き換えに、Googleの中での起業家精神を刺激するためのものだ。インキュベーターがどのような役割を果たすのかに関する以前の報告によれば、チームはまずビジネス提案をGoogleに提出し、もしそれが受け入れられれば、数ヶ月の間プログラムに参加してプロダクト開発を行なうことができる。彼らはまた、追加資金のためにGoogleに対してプレゼンを行う機会も持つことができる。

これらのチームは、Googleのサンフランシスコオフィスを拠点としているが、現時点では問い合わせのための専用のプレスコンタクトを持っていない。メインのプレスチャンネルを通してGoogleにより詳細を求めているものの、回答は得られていない。

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(翻訳:Sako)