水槽の魚が戦うストリートファイターのライブ中継が大人気

水槽の2匹の魚がストリートファイターを戦うところがTwitchでライブ中継され、多いときには7000人が観戦しているという。といっても、AquariusとRobert the Bruceと名付けられた魚が直接戦うわけではない。

このビデオでもわかるように、魚の動きをセンサーでモニターし、それをストリートファイターのコマンドに翻訳しているのだ。魚の泳ぎ方によっては長時間はかばかしい戦いが起きないこともある。

いかにもインターネットらしい。

H/T The Verge.

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Google I/O、抗議者が2度も中断

Google I/Oカンファレンスで行われていたUrs Holzleのデモの最中に、またしても抗議者が立ち上がり、「お前たち全員は、殺人ロボットを作る全体主義的企業で働いている」と叫んだ。抗議者は参加証をつけていなかった。

会場のサンフランシスコ・モスコニセンターでは、今日その前にも別の抗議者が、カンファレンスを中断させ、「Googleは私を家から立ち退かそうとしている・・・Jack Halprinは百万長者だ・・・彼は私と家族をわが家から追い出そうとしている」と叫んだ。この最初の抗議者は小学校教員で、Googleの弁護士、Jack Halprinがミッション地区に所有する7世帯住宅から、強制退去させられたとされている。

下のビデオでは、立ち上がってHozleの話を遮った抗議者(匿名を希望している)の声がかすかに聞こえる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


イラン、InstagramとWhatsApp問題でザッカーバーグを召喚

イランは、Facebook CEO Mark Zuckerbergを、WhatsAppおよびInstagramにおけるプライバシー問題に関して、法廷に召喚した。もちろん、彼が行くことはない。米国とイランの間には犯罪人引渡条約が結ばれていない。しかも、この喚問は滑稽だ。Facebookは本件に関する質問に対して回答していない。

イランのハサン・ロウハーニー大統領は、インターネットの自由拡大を提唱しているが、その行動も同国の組織的変更には至っていない。この国の検閲にまつわる力学を踏まえれば、その結果も意外ではない。イランはインターネットを厳しく検閲しており、Facebookも対象だ。WhatsAppとInstagramも禁止されるだろう。

アルジャジーラ・アメリカが最近こう報じている

多くの人は気付いていないが、ロウハーニー氏は、大統領でありながらソーシャルメディアや検閲、インターネットの自由等を統制する政策の改革に関して、殆ど力を持っていない。意思決定過程には数多くの様々な組織や委員会が関与しており、これらのグループ間でも意見は一致していない。こうした分散され複雑で入り組んだ決定方法が、誰にとっても変化を生むことを困難にしている。

つまり、インターネット政策の緩和を支持する公式声明が出されているにもかかわらず、イランの正式な裁定は未だに制約が強く、多くの国民は検閲を回避するツールの利用を強いられている。

7000万人の国民を有するイランは決して小国ではなく、インターネットを検閲する唯一の国でもない。最近ロシアとパキスタンは、国内でTwitterを同社自身を通じて検閲したことで、非難の矢面に立っている

保守的な社会および政治政策と表現の自由は相応れない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


レジストリーをいじるとWindows 8.1 Update 1を公開前にインストールできるらしい(アップデート:穴は塞がれた)

Windows 8.1 Update 1を手にするのはまだ1ヵ月以上先のはずだが、簡単なレジストリー操作で新しいOSに触れることができるらしい。しかも、Microsoftから、Windows Updateを通じて。

TechCrunchが信頼できる筋に確認したところによると、その小技は有効で、このアップデートは重要だ。唯一の問題は、新しいソフトウェアがUpdate 1のフルバージョンなのか、一部のみなのかだ。情報源はこのアップデートを実施し、Metroアプリをタスクバーに固定でき、非デスクトップアプリに「×」ボタンがついて簡単に閉じられるようになったことを確認したと言っている。他にも裏付ける情報がある

Microsoftにコメントを求めているがまだ返信はない。

アップグレード方法の詳細はここにある。大原則:運が良ければ成功する。文鎮化しても私は同情しない。さらに、Microsoftが漏れを塞ぐかもしれないので、ゲームに参加したい人は急いだ方が良い。

ハッピー・ハンティング。

アップデート 1:Microsoftが今朝から仕事をして、すでに穴は塞がれたようだ。世界は広いので、別の漏れが見つかることを期待しよう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


スパムSEOを働いた人気歌詞注釈サイトのRap GeniusにGoogleが厳しい制裁

人気の歌詞のクラウド注釈サイト、Rap Geniusが怪しげなSEOテクニックを使って検索結果の順位を不当に操作しようとしたことに対して、今日、Googleが非常に厳しい措置を取った。

今やRap Geniusというキーワードで検索してもRapGenius.comはトップページに表示されない。Jay-Z Holy Grail Lyricsなどとヒット曲の歌詞を検索してもRap Geniusの該当ページははるか下のページに埋もれている。 [アップデート:Rap GeniusはGoogleに協力して是正措置を取りつつあるという] 

2009年に設立されたY/Combinator出身のRap Geniusはユーザーが歌詞その他のテキストへの注釈を共有するサービスだ。対象は当初、ラップ・ミュージックだったが、現在は歌詞一般に加えて宗教、法律などの文書、画像など広い範囲を対象としている。引用されたテキストの上にマウスを載せるとさまざまな注釈が読める。

Rap Geniusは2012年後半にAndreessen Horowitzなどから1500万ドルという巨額の資金調達に成功して一躍注目を集めた。

共同ファウンダーたちは毒舌や奇行でも有名になった。TechCrunch Disrupt NYではファウンダーのMahbod Moghadamがステージ上でマーク・ザッカーバーグを「糞野郎」と罵って後で謝罪するという一幕もあった。

しかし今週、Rap GeniusはブロガーたちをRap Genius Blog Affiliateなるプログラムに招待した。メール・フィルタリングのGliderのファウンダー、John MarbachがRap Geniusに詳しいことを知りたいとメールすると、「ジャスティン・ビーバーの歌詞についてのRap Geniusの注釈のリンク一覧を埋め込んだ記事を書いて、そのURLをわれわれに送ってくれ。われわれはそのリンクをツイートする」とメールで申し出てきた。大量のフォロワーを有するRap Geniusがツイートすればブログ記事には大量のトラフィックが集まる。するとGoogleの検索エンジンは記事の末尾のジャスティン・ビーバーのリンクをRap Geniusへの投票とみなし、検索ランクがアップするという目論見だった。ジャスティン・ビーバーの新アルバムに対する検索トラフィックは膨大なものになることが分かっていたのでRap Geniusはこのトラフィックを大量にかき集めようとしたわけだ。

MarbachはRap Geniusの無節操な戦術をMoghadamのメールごとブログ記事で公表した。この記事は広く読まれ、Googleの反スパム長官、マット・カッツがHacker Newsで「この件については調査中だ」と言明することとなった。Rap Geniusはすぐに公開状でGoogleに謝罪し、同時に「他の歌詞サイトも同様のSEO戦術を取っている」と弁明した。

しかしこの弁明はあまり効果がなかったようだ。今朝(米国時間12/25)、GoogleはRap Geniusを事実上検索結果から掃き捨ててしまった。これまでKanye West Flashing Lights Lyricsなどとラップの歌詞を検索するとRap Geniusはトップかトップにきわめて近い位置に表示されていた。アーティストや曲名だけでもRap Geniusは検索結果のトップに来ることが多かった。

ところが今やRap Geniusは検索結果の5ページ目でやっと表示されるありさまだ。これではほとんど誰の目にも止まらないだろう。今回の制裁は“Rap Geniusそのものに対する検索結果さえやっと6ページ目の最下部に表示されるという厳しさだ。

事実上Google検索から排除されるというのはRap Geniusのビジネスに致命的だ。検索結果からのトラフィックがなければ急速なユーザーベースの拡大はとうてい望めないし、新しい注釈も集まらず、広告によるマネタイズの望みも絶たれてしまう。

アップデート: Rap Geniusの共同ファウンダーは以下のような声明を発表した。Rap Geniusは検索結果の復帰を求めてGoogleと交渉中のようだ。


われわれは今回の件に関してGoogleと話し合っている。Googleはクリスマスの当日であるにもかかわらず、問題を是正するために何をすればいいか力を貸してくれた。 すばらしいことだ。われわれは全力で問題解決に取り組んでいるので、すぐにGoogleに復帰できるだろう。【略】

GoogleはRap Geniusが不当にかき集めたバックトラックを削除するなど必要な措置を取れば検索結果への復帰を認めるつもりのようだ。しかしRapGeniusの検索順位すべて事件以前のままに戻ることはありそうにない。長期にわたってRap Geniusのビジネスには打撃となるだろう。われわれはGoogleにもコメントを求めている。なにか新情報があればフォローする。

Rap Geniusの波乱の過去についてはこちらを参照:

Disrupt On-Stage Video: Rap Genius’ Co-Founder Apologizes To Zuck (Then Says They’ll Be Bigger Than Facebook)

Video Interview: Ben Horowitz And The Founders Explain Why A16Z Put $15M Into Rap Genius

Rap Genius Is Getting Into Breaking News Analysis With News Genius

Rap Genius Reveals One Of Its Business Models Will Be ‘Enterprise Genius’ Collaborative Tool

〔日本版〕Rap Geniusについては滑川・高橋共訳のYコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール(ランダル・ストロス著 日経BP刊)で詳しく紹介されている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+