Siriに翻訳機能が加わり、声も人間らしくなる

Siriが少し賢く、ちょっとだけ人間らしくなる。これは矛盾していない。

Appleの音声アシスタントは、これまでより男女とも明瞭で人間らしい声になり、イントネーションもよくなって、新しいスキルも身につける。iOS 11ではSiriの総合的能力が向上する。

Appleが今日発表したところによると、現在Siriは月間3.75億台以上のデバイスで利用されている。

AppleはSiriに翻訳機能を導入し、ある英語のフレーズを様々な言語でどう言うかをこの音声アシスタントに尋ねることができる。初期の対応言語は、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、およびスペイン語。

Siriはここ数年かなり厳しい競争にさらされている。AmazonのAlexaやGoogle Assistantなどの能力が向上したことで、SiriのAIの弱点が明白になってきた。今回の改訂で、Appleは再びSiriが音声アシスタントのリーダーであることを示したいと思っているが、結果は自分の目で実物を確かめるまでわからない。

Siriは、補足質問を扱えるようになる。Google Assistantにはずっと前からあった機能だが、これでSiriは複雑で段階的な質問にも答えらえるようになる。

またこれは派手なニュースではないが、AppleはSiriを単なる音声アシスタントではなく、iOS全体をカバーする汎用AIとして考え始めている。例えばiMessageで、Siriはコンテキストに少し敏感になり、会話の相手から「今どこにいるの?」と聞かれると、現在のGPS位置がポップアップする。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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