Bloombergの記事によると、Appleは複数のMacを準備中だ。中でも注目なのは、Appleが歳を重ねたMacBook Airに変わる新しいエントリーレベルのノートパソコンを発売する可能性があることだ。
MacBook Airがリフレッシュされる噂はこれが初めてではない。Appleは12インチのRetina MacBookをすでに発売しているが、価格はMacBook Airよりずっと高い。また、USB Type-Cポートを1つしか備えていないためAirより汎用性も低い。
ともあれMacBook Airが近年Appleで最も人気の高いデザインのノートパソコンであることは間違いない。多くのMacBook Airユーザーが今も信頼できるこのデバイスを使い続けており、現時点で明確な後継機は存在していない。Bloombergによると、新しいMacBook Airにはretinaディスプレイがつくらしい。その他の詳細は未だ不明だ。
Appleは2015年3月にMacBook Airを改訂した後、しばらくこのノートパソコンを放置してきた。2017年6月に改訂されたものの、ごく些細な変更でありあたかもMacBook Airは生命維持装置につながれたかのように思われた。
エントリーレベルの13インチMacBook Pro(Touch Barのないモデル)も12インチのMacBookも、MacBook Airほどには顧客の関心を引かなかったようだ。
BloombergはMac Miniの新型についても触れている。Mac Miniの物語もよく似ていて、この製品も数年来放置され続けてきた。Appleが最後にMac Miniを改訂したのは2014年10月——もう4年ちかくにもなる。
そしてAppleが2014年のMac Miniを未だに売り続けているというのは実に残念な事実である。もっと安くて小さくてパワフルな小型デスクトップパソコンはいくらでもある。もちろんmacOSは動かないが、それが唯一の欠点だ。
ノートパソコンがパソコン市場を席巻していることは明らかだ。デスクトップパソコンはニッチ市場になった。新しいMac Miniが、ホームサーバーは欲しいがRaspberry Piを弄り回したくはない、という人々に焦点を絞ることができるのはそのためだ。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )