シャープがスマートテレビの販売を年内に米国で再開する

米国の消費者にとって良いニュースだ。シャープが年内に米国でテレビの販売を再開すると発表したので、スマートテレビをめぐる競合がより活発になるだろう。

この日本企業は、財務状況が悪化して自分の存在すら危うくなった2015年に米国を去った。その後同社は、Foxconn(フォックスコン)の名でよく知られている台湾の製造企業Hon Hai Precision(鴻海精密工業)に救済されたが、そのときの35億ドルの買収は日本国内で議論をよび、国が支援する協定の方がまし、という声が多かった。しかし同社は今、新しい経営母体の下(もと)で、再建努力を継続するための事業拡大の道を探っている。

シャープは米国市場を去るにあたってTV事業のライセンスをハイセンスに売ったが、今週の同社の発表ではその後買い戻したという。その条件等は開示されていない。

両社の関係は確かに冷えきっている。シャープはこの中国の国有企業を告訴し、粗悪な製品にシャープの商標を付けて売った、と主張した。その訴訟は昨年の初めに取り下げられた。そのときシャープは、北米市場には自力で帰還したいと述べ、そして今回、そのために必要な契約が成立した。

ロイター通信の情報筋によると、ハイセンスがまだ権利を有しているそのほかの米国市場も同社は検討しているようだが、しかし言うまでもなくビッグニュースになるのは合衆国市場への復帰だ。

シャープによると、当面は5GとAIoTを結びつけた、画質が8K/4Kのテレビを発売する(AIoTはArtificial Intelligence of Things、物の人工知能の略である)。その製品系列の詳細は、まだ発表されていない。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Sonyの2012年型スマートテレビは急にYouTube非対応になった!

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Sonyのサポートページ上の9月1日付のご案内によると、同社の2012年型スマートテレビでは、もはやYouTubeを見られない。でもそれは、Sonyが悪いのではない。YouTubeと、そこの意地悪な技術者たちがYouTubeアプリをテレビの能力を超えた性能にしてしまい、ふたたび、テレビでインターネットを見るならスマートテレビでなく専用のセットトップボックスを使え、という時代へ逆行してしまったのだ。

そのアプリは9月30日に2012年型Braviaテレビから削除される。それまでは、YouTubeアプリをロードしようとすると、黒い画面にエラーメッセージが出る。

テレビの国は競争が激しい。顧客の心を自社の受像機に惹きつけるために、次から次といろんな機能を載せようとする。でもそれらの機能の多くは、アップデートをサードパーティのデベロッパーに依存しているし、しかも一般にデベロッパーがアプリのメンテナンスを継続する期間よりも、家庭におけるテレビの寿命の方がずっと長い。

今では、ほとんどのテレビに何らかのスマート機能があるが、でも、NetflixやYouTubeなどのアプリにアクセスしたければ、Amazon Fire TVやApple TVのようなセットトップボックスを使った方がよい。それらが時代遅れになっても…きっとなるだろうが…、テレビ本体を買い換えるよりは(費用的にも)ましだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))