「噂の渦巻くく国」へようこそ。われわれは日々煙をかき分けてその裏に本当に火があるものかどうか確かめようと努力している。今回のテーマは新しいiPhone 7 Proだ。 AppleがiPhone 7、iPhone 7 Plusと同時に開発中とされるiPhone Proには背面にデュアル・カメラが装備され、下部にApple独自のSmart Connectorが搭載されるという。
Nowhere Elseに掲載された3モデルを並べた写真を観察すると、iPhone 7 PlusはiPhone 7にそっくりな拡大版のように見える。しかしiPhone 7 ProはiPhone 7 Plusよりも強化されたモデルのようだ。
iPhone 7 Proの外観だとする写真がリークしたのはこれが初めてではない。先月もNowhere Elseは中国の修理ショップが次世代iPhoneの部品して公開した3種類の部品の写真掲載し、新製品には新しい機能が追加されるようだと示唆した。
Appleのアナリストして実績のあるKGI SecuritiesのMing-Chi KuoはiPhone 7 Plusはデュアルカメラを備えるだろうと早くから予想していた。今回発表された写真からすると、 iPhone 7にデュアルカメラが装備されないのはMing-Chi Kuoの予想どおりだが、デュアルカメラを搭載するのはiPhone 7 PlusではなくiPhone 7 Proだということになる。
ではなぜAppleは背面カメラを2台にするのだろうか? ひとつは背景ボケの実現だ。 LinXは2台以上のカメラをシームレスに連携させるハードとソフトを統合したシステムを開発している。このデュアルカメラ・システムにはさまざまな画質改善能力があるとされるが、その一つが焦点距離を再構成することによる背景のボケだ。絞りを開くと背景をきれいにボケさせることができるのが一眼レフが現在も好まれている理由の一つだ。
またデュアルカメラ・システムは低光量時の画質改善にも役立つ。解像度やHDR効果を高めるのにも有効だ。デュアルカメラ・システムは、Lytroカメラで撮影した場合のように、前景、後景のどちらをボケさせるか撮影後に決定することも可能にする。
iPhone 7 Proとされる写真を観察すると、背面下部にiPad Proに搭載されているような磁気吸着式のSmart Connectorがあることに気づく。これによってキーボードなど各種アクセサリーを接続することが可能になる。iPhone 7 Proの場合、Appleは拡張バッテリーを装備したケースの接続にこのコネクターを利用するかもしれない。
これと別に、 これ、 これ、これ、これと都合4つもiPhone 7だとする写真がリークされている。中にはよくできたフォトショップ加工もあるかもしれないが、どうやらiPhone 7の外観はこういうものになるらしい。
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リーク写真によると、iPhone 7の外観は四隅のエッジが丸められたデザインのようだ。背面は現行どおりアルミのようだが、3つの大きな違いがある。
アンテナの線はややデザインが変わり、全体がスマートに見える。また筐体がアルミの一体成型であるという印象が強くなった。
カメラの突起はずっと大型になった。これはおそらくカメラがアップグレードされたことを意味するのだろう。大型レンズは低光量時に威力を発揮するはずだ。
残念ながら、ヘッドフォンジャックはなくなったようだ。ヘッドフォンジャックを利用していたユーザーはアダプタが必要になる。MacRumorsによると、Appleはダミー企業を通じてAirPodsというワイレス・イヤホンの商標を得ているという。偶然というにはできすぎのようだ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)