Candeeが空間音響技術のクレプシードラと業務提携、立体的でリアルな音質の動画コンテンツをライブ配信

Candeeが空間音響技術のクレプシードラと業務提携、視聴環境に左右されにくいその場にいるかのような音質の動画コンテンツをライブ配信

ライブ配信や動画制作を中心にデジタルマーケティングを手がけるCandeeは7月19日、空間音響技術のイノベーターであるクレプシードラとの業務提携を発表した。これにより、視聴環境に左右されにくく、その場で聴いているかのような音質の動画コンテンツの提供・ライブ配信を実現する。両社は、検証用の動画コンテンツを複数制作し、今後はライブ配信やVR動画での検証・制作も行う予定。

2015年2月設立のCandeeは、「おいしい、共感をつくる。」をミッションに掲げ、設立以来3万5000本以上のライブ配信や動画制作について、企画から配信までワンストップで手がけてきた。その中で同社は、空間音響という、より人間の聴覚体験に近く、より立体的でリアルな音の再現が可能となる技術に着目し、同動画コンテンツやライブ配信での可能性について検討を重ねてきたそうだ。

2020年2月設立のクレプシードラは、独自の空間音響収録・再生技術およびAIなどを用いた新規開発技術(特許出願済み)により、圧倒的なクオリティの空間音響体験を提供するイノベーター。「Creativity for All. Create a Culture.」をミッションに掲げ、空間音響に関する高い技術力と専門性を通じて、新しい文化創造を追求している。同社の空間音響技術は、様々な現場で取り回しが良い独自マイクで録音が可能で、360度あらゆる方向からの音の到来や遠近感までも表現し、従来の2chステレオにはない空間を感じられる音響体験を提供可能という。

クレプシードラでは、空間音響の技術を生かし、企業・クリエイターとコンテンツを受け取るユーザーが一体となった新しいエンターテインメント文化の創出を目指していることから、両社の創造的な志向とニーズが一致し協業に至ったとしている。

動画制作・ライブ配信実績のあるCandeeと、クレプシードラの持つ人間の聴覚体験をリアルに再現する空間音響技術とが協業することで、動画・ライブ配信を通して、まるで自分がその場・その世界に居ると「錯覚」するような、ユーザー体験を視聴者に届けることを目標とし、実現するという。例えば、プロ野球のバッターボックスでホームランを打った時のバットの音や、実際にアーティストのライブをその場で視聴している音など、限られた人しか体験しえない主観の音を、動画・ライブ配信を通じ提供する。

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PE大手Carlyleがライブ放送・ストリーミング技術のLiveUを438億円超で買収すると関係筋

コンテンツに関してはストリーミングが何より肝心になってきている中、世界中のどこからでもライブ配信できる技術を開発している企業の1つが買収されることになった。LiveU(ライブユー)は、ライブ中継やブロードキャスト映像をキャプチャして配信するための衛星 / セルラーハードウェアおよびソフトウェアを提供しており、3000以上の大手メディア企業に採用されているが、プライベートエクイティ投資会社であるCarlyle(カーライル)に4億ドル(約438億円)以上で買収されることになったと、複数の関係筋がTechCrunchに語った。

LiveUはイスラエルに拠点を置いており、取引は地元メディアによって進んでいると報じられていた。TechCrunchの情報筋によると、この買収はクロージングの最終段階に入っており、早ければ米国時間7月19日か20日にも発表される可能性があるとのこと。LiveUの広報担当者はこの記事へのコメントを控えており、Carlyleの広報担当者からはコメントを得られなかった。

注目すべき点は、ここ2年の間にLiveUが買収されるのは2度目だということだ。同社は以前、Francisco Partnersという別のPE企業に2億ドル(約219億円)で買収されている。

25カ月で2倍以上になった評価額の急上昇は、動画コンテンツへの関心が大きく高まっていることが一因だ。

少し前までは、テレビの限られたチャンネルでしかライブビデオを観ることはできなかった。それが今では、ライブやそれに近いもの、あるいはオンデマンドの動画が、あらゆる場所で観られる。オンデマンドやライブストリーミングの映像は、アプリ(放送専用のもの、またはYouTubeやFacebookなど他のコンテンツと一緒に提供されるもの)やウェブサイトで観ることができ、テレビだけでなく、スマホやタブレット、PCでも観ることが可能だ。今日では、人々に情報を提供したり楽しませたりするための主要なメディアとなっており、IPトラフィック全体の80%以上を占めている。

そのため、映像を撮影して配信するプロセスを、より簡単に、より安く、より高い品質で実現する技術を開発している企業が注目されるのは当然のことだ。(LiveUは、テニス選手権からDerek Chauvin〔デレク・ショーヴィン〕被告の裁判まで、多くの注目を集める報道に使用されている)。

もう1つの理由は、LiveUが買収によって規模を拡大したことにあるようだ。2021年初め、LiveUは英国市場のチャネルパートナーであるGarland Partnersを非公開で買収し、同地域の顧客に近づくことに成功した。ある情報筋によると、この統合により、LiveUが買収されるための道筋ができ、その評価も上がったとのことだ。

Carlyleと同時期に他の買い手がいたかどうかは定かでないが、Carlyleは2020年、かなり積極的に買収やグロースステージ投資を行っている。2020年は、新型コロナウイルスのパンデミックとそれにともなう消費者や企業の行動の変化を受けて、資金の動きが激しい年だった。

同社の欧州(特に英国)における他の買収事例としては、英国のハイブリッドワークスタートアップである1eを2億7000万ドル(約295億円)で買収した他、ゲーム会社のJagexを約5億3000万ドル(約580億円)で買収した。また、韓国のMaaSスタートアップであるKakao Mobilityへの2億ドル(約219億円)の出資も行っている。今回のLiveUは、イスラエルでの最初の案件になると思われる。

イスラエルは、こうした活動の大きな恩恵を受けている。テルアビブを拠点とするベテラン投資銀行家でスタートアップアドバイザーでもあるAvihai Michaeli(アビハイ・ミカエリ)氏は、2021年の最初の6カ月間に同国内のスタートアップがまとめて110億ドル(約1兆2039億円)を調達したと見積もっており、それは7月19日の時点ですでに120億ドル(約1兆3133億円)にまで拡大している。PE企業は常連客であり、イスラエルでのエグジットに関しては「内部から改善して、さらに高い価値で売却する」というのが常套手段だという。他の例としては、Francisco Partnersが2021年2月にMyHeritageを約6億ドル(約657億円)で買収している。

さらなる情報が得られれば、この記事を更新する。

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StreamlabsがTwitchクリップをTikTok / Instagram / YouTubeに共有できる新ツール「Crossclip」を発表
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画像クレジット:LiveU

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(文:Ingrid Lunden、翻訳:Aya Nakazato)

StreamlabsがTwitchクリップをTikTok / Instagram / YouTubeに共有できる新ツール「Crossclip」を発表

今やユビキタスなライブストリーミングソフトウェアとなったStreamlabsの開発元が、ストリーマーがゲームのハイライトをTwitch(ツイッチ)以外のプラットフォームで共有するための新しい方法を発表した。Streamlabsは、この新しいツールを「Crossclip」と名付け、現在、iOSアプリと軽量のウェブツールとして提供している。

Crossclipを使えば、クリエイターはTwitchのクリップを、TikTok(ティックトック)、Instagram リール、YouTube ショート、Facebook(フェイスブック)ビデオに適したフォーマットに簡単に変換することができる。クリップのURLを入力し、出力フォーマット(ランドスケープ、バーチカル、スクエア)とあらかじめ用意されたレイアウトを選択するだけで、Twitchから共有したいスニペットを簡単に適応させることができる。

Crossclipでは、クリップの長さをクロップしたり、背景の一部をぼかしたり、フレームをさまざまな場所に配置するレイアウトを選択することができる(例えば、フェイスカムビューとストリームビューを一緒に並べて縦向きに表示するなど)。

Crossclipのコア機能は無料だが、プレミアムサブスクリプション版(月額4.99ドル / 年間49.99ドル、月額約550円 / 年間約5500円)を購入すると、ブランドロゴのウォーターマークが取り除かれ、1080P・60fpsでのエクスポート、より大容量のアップロード、レイヤーの追加が可能になり、編集内容が処理キューの先頭にプッシュされる。

Twitchで発見されるのは難しい。確立されたストリーマーは簡単にオーディエンスを増やすことができるが、スタートしたばかりのユーザーは、数少ない視聴者がたまに挨拶に来るだけの孤独な「Stardew Valley(スターデューバレー)」のセッションを何度も延々と続けなければならない。Crossclipのアイデアは、このプロセスの苦労を減らすよう、ストリーマーがサブコミュニティやタグなど、コンテンツを発見しやすい機能がより充実している他のソーシャルネットワークでオーディエンスを構築しやすくすることだ。

Streamlabsの製品責任者であるAshray Urs(アシュレイ・ウルス)氏は、TechCrunchにこう語った。「クリエイターにとって、自分のコンテンツをより発見しやすくすることは大きなメリットです。最も人気のあるTwitchストリーマーを考えてみると、彼らは非常に人気のあるYouTubeチャンネルを持ち、Twitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)、TikTokに積極的に投稿していることに気づくでしょう。さまざまなプラットフォームでコンテンツを共有し、オーディエンスを構築していなければ、自分の状況をより難しくしていることになります」。

ウルス氏は、TikTokのアルゴリズムによるディスカバリー機能を利用して視聴者を増やすクリエイターが増えていると指摘している。TikTokが最近追加した3分間のより長い動画フォーマットは、ゲーマーやTwitchストリーマーなど、TikTokの活用に興味を持つさまざまなクリエイターにとって有益なものだ。

既存のオーディエンスを持つユーザーにとってもCrossclipは使いやすく、ゲームのハイライトやJust Chattingクリップを、フォロワーを増やしたい場所で簡単に共有することができる。平均的なクリップの変換には2~3分かかり、ワンクリックで簡単に処理できる。似たような機能を持つツールはいくつかあり、独立系ウェブツールであるStreamLadderが最も有名だが、Streamlabsは同じアイデアをさらに改良し、モバイルアプリを追加している。

現在はLogitech(ロジテック、日本法人はロジクール)の傘下にあるStreamlabsは、ここ数カ月でいくつかの便利な製品をリリースしている。同社は2021年2月には、チップ機能を組み込めるリンクインバイオ(link in bio)ツール「Willow」を発表した。Streamlabsは2021年5月、あらゆる種類のゲームコンテンツの新興ハブとなったTikTokとの関係を深め、中核となるライブストリーミングプラットフォームStreamlabs OBSにTikTokでの「ライブ配信開始」機能を追加した。

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画像クレジット:Gabby Jones/Bloomberg via Getty Images / Getty Images

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(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Aya Nakazato)

パンデミック後に向けバーチャルコンサートのプラットフォームを構築するFlymachineが約23億円調達

コンサートやライブイベントが対面の世界に戻ってきたとき、ハイテク業界の多くの人は、パンデミック時代に存在したイベントのバーチャル化の機会が当面失われてしまうのではないかと考えている。

サンフランシスコを拠点とするFlymachine(フライマシーン)は、デジタル音楽業界の聖杯を求めて、ライブコンサートやパフォーマンスの魔法をライブストリーミングで実現する方法を探している。同社は、ビデオチャットで交流するというパンデミック時代の消費者の習慣と、デジタルの多様化を必要としている業界とを組み合わせることで、自社のバーチャルコンサートを音楽ファンの生活に浸透させたいと考えている。

このスタートアップの野望は安くはない。同社はTechCrunchに、計画を推進するために2100万ドル(約23億円)の資金を投資家から調達したと話した。この資金調達はGreycroft PartnersとSignalFireが主導し、Primary Venture Partners、Contour Venture Partners、Red Sea Ventures、Silicon Valley Bankが参加した。

バーチャルコンサート業界では、一部の人々が期待したほどには、ロックダウン(都市封鎖)から大きな恩恵を受ける瞬間はなかった。Spotifyはバーチャルイベントの実験を行った。一方、Waveのようなスタートアップは、VCから多額の資金を調達し、本物のパフォーマーをデジタルアバターに変えて、よりデジタルネイティブなコンサートを実現しようとしていた。アーティストの中には、Zoomでのライブを受け入れたり、Odaのようなライブコンサートのサブスクリプションを提供するスタートアップと一緒に活動する人もいたが、大物アーティストのメインストリームでのヒット作はほとんどなかった。

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Flymachineブランドのバーチャルコンサートを実現するために、同社は「生」のライブに参加する人々をバーチャルな参加者に変えようとしているのではなく、通常はライブをスキップしなければならない人々に魅力的な体験を提供したいと考えている。そのバーチャル参加者が、会場から遠すぎたり、ベビーシッターを確保できなかったり、(ライブでの盛り上がりでファン同士がぶつかり合う)モッシュピットに興味がなかったりしても、Flymachineは同社が作る「バブル」に参加する人が十分に存在していると期待している。同社は「夜を家で楽しむことと、外で楽しむこと」の境界線を曖昧にしようとしているからだ、とCEOのAndrew Dreskin(アンドリュー・ドレスキン)氏は語った。

Flymachineの戦略は、ニューヨークのBowery Ballroom、サンフランシスコのBimbo’s 365 Club、シアトルのThe Crocodile、ナッシュビルのMarathon Music Works、ロサンゼルスのTeragram Ballroomなど、米国内の有名なコンサート会場とのパートナーシップを構築し、そうした会場で行われるショーの一部を家庭の視聴者向けにライブストリーミングすることを中心に据えている。同社のチームは音楽業界に深く根ざしている。ドレスキン氏はTicketfly(Pandoraが買収)を創業した。共同創業者のRick Farman(リック・ファルマン)氏はBonnarooやOutside Landsなどの音楽フェスティバルを開催するSuperflyの共同創業者でもある。

画像クレジット:Flymachine

実体験に関して言えば、筆者は本稿執筆前にショーの1つ(上の写真)を体験する機会があった。Flymachineは、近くにいる仲間と曲に合わせて大声でシャウトするという体験を非常にうまく再現した。同社の世界では、これは「プライベートルーム」でショーに参加し、他の友人たちが自宅からビデオチャットバブルでライブストリーミングを行う形となる。これがよくできていて、実際のコンサートからあまり気が散らないようになっているが、いざというときには友達や音楽の音量を調整することができる。

多くの米国人がワクチンを接種し、コンサート来場者の多くが通常の生活に戻る準備をしていることを踏まえると、Flymachineのプラットフォームの登場が2021年初めになったことが、時機を逸する結果になったと思われるかもしれない。だが、創業チームは新型コロナによって更に可能性が高まった長期的な機会を見据えている。

「人々が家に閉じこもっている間に、私たちのプロダクトを売り出そうと躍起になっていたわけではありません。私たちのプロダクトが今後の社会の基盤となると知っていたからです」とドレスキン氏はTechCrunchに語った。

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タグ:バーチャルイベントFlymachine資金調達音楽ライブストリーミング

画像クレジット:FlyMachine

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(文:Lucas Matney、翻訳:Nariko Mizoguchi

Twilioの新ツールで誰でもアプリにライブビデオやオーディオを追加可能に

自分が作るアプリにテキストメッセージングや電話の通話を組み込みたいときのためのAPI集を提供しているTwilioが、ライブのストリーミングという新しいカテゴリーに乗り出した。

米国時間7月14日朝、同社はTwilio Liveを発表した。このプラットフォームは、開発者がもっと簡単にライブ動画や音声を自分のアプリに組み込めるようにするものだ。

詳細はまだ乏しいが、現在、わかっているのは次のとおりだ。

  • Twilio Liveは本日ローンチするが、招待制のベータであり、誰でもすぐアクセスできるわけではない
  • iOSとAndroidとすべての「メジャーなブラウザー」をサポート
  • コンテンツのストリーミングができるだけでなく、対話機能もあるので、テキストによるチャットや、YES / NOなどの意向調査、画面共有、オーディエンスにスピーカーになってもらうことなどができる

Clubhouseが人気になって以降、そのクローンが氾濫し、大物であるLinkedInTwitter、それにDiscordなどが、そのいいとこ取りをしようとした。Twilioがやろうとするのは、Clubhouseの機能をプラグアンドプレイのSDKにすることだから、とても楽しみだ。

ライブのストリーミングで車輪を再発明しようとしたら、最大の課題がスケーリングだ。100人の視聴者でうまく動いても、人気が広まってオーディエンスが突然1万になったら、ノロノロ運転になってしまった。Twilioは最近の10年間をインフラのスケーリングとレイテンシーの問題に費やしてきた。だから今回は、最初からうまくいくのではという期待もある。

Twilio Liveの料金体系など、詳細はまだわからない。

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画像クレジット:Twilio

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(文:Greg Kumparak、翻訳:Hiroshi Iwatani)

リアルな会場が再開し始める中、コンサートライブストリーミングのMandolinが約13億円調達

Mandolin(マンドリン)は6月初旬に創業1年を迎えたばかりだ。にもかかわらずインディアナポリス拠点の同社はもう1200万ドル(約13億円)のシリーズAを発表した。2020年10月初旬に500万ドル(約5億5000万円)のシード資金を調達してから間もない動きだ。コンサートストリーミングプラットフォームを立ち上げて成長させるのに、世界的なパンデミックは思いがけず幸運な時間となった。

申し込み超過だったラウンドは645 VenturesとFoundry Groupが共同でリードし、High Alpha、TIME Ventures (マーク・ベニオフ氏)といった既存投資家からの追加出資も受けた。

もちろん、世界が以前の暮らしに戻り始めた時にMandolinのような企業はどうなるのかというのは大きな疑問だ。ツアーが取り止めとなりファンやアーティストが手段を模索する中でコンサートライブストリームは確かにかなり勢いづいた。しかし今、会場が再開し始めている。

「アーティストが完売御礼の会場での公演に戻るにつれ、Live+は間違いなくライブのショーを広める、なくてはならないデジタル補完になります」とCEOのMary Kay Huse(メアリー・ケイ・ヒューズ)氏はリリースで述べた。「新規の資金調達ラウンドは、すべての公演がLive+で展開されるよう、当社の中心的なソリューションであるイノベーションの促進、新しいデジタルサービスの展開、マーケットへのルート補強に役立ちます」。

画像クレジット:Mandolin

認めよう。かなり抽象的だ。しかしこの会社は必然的な再開よりも前に会場イベントの推進を目指していた、というのが単純な答えだ。基本的に同社は公演のためのコンパニオンアプリを作りたいと考えている。

ヒューズ氏は先週Varietyに次のように語った。「早ければ年末までに、参加者の50%以上が会場にいながらデジタルで何かを体験するようになればいいと思っています。参加者に使いたいと思わせる、人の心を掴んで離さないコンテンツを制作しています」。

同社は引き続きストリーミングにも注力する。ストリーミングはヒットとなったが、パンデミック後すぐに廃れそうにはない。今回の資金調達とともに、645 Venturesのマネージングパートナー、Nnamdi Okike(ナムディ・オキケ)氏が取締役会に加わる。

「新型コロナの間、ライブストリーミングはお気に入りのアーティストのパフォーマンスを体験したいファン、そしてエキサイティングなライブイベントをファンに届けたいアーティストと会場にとってゲームチェンジャーでした」とオキケ氏は述べた。「Mandolinはこうしたエクスペリエンスを可能にするために最高のテクノロジープラットフォームを提供し、そしてこの急成長中の分野のニーズを満たすために会社を成長させています」。

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(文:Brian Heater、翻訳:Nariko Mizoguchi

ライブ会場の再開に合わせてMixhaloが対面式ライブイベント用音声ストリーミングの新技術を発表

全米各地のライブ会場が再開される中、Mixhalo(ミックスヘイロー)は、その対面式ライブイベント用のオーディオストリーミングプラットフォームに「Mixhalo Over Cellular(ミックスヘイロー・オーバー・セルラー)」と「Mixhalo Rodeo(ミックスヘイロー・ロデオ)」と呼ばれる2つの新機能を追加することを発表した。

1つ目の機能は、その名の通り。Wi-Fiに頼る代わりに5Gを活用する。これはMixhaloの初期のWi-Fi製品で魅力とされていた「超低遅延」を提供できると、同社では述べている。

Mixhaloはこの機能を展開するために、携帯電話会社と協力しているが、その社名は明らかにしていない。ただし、この機能はLTEでも利用できるものの、明らかな理由により、5Gの方が低遅延を実現できる機会が多いと言及している。

もう一方の「Rodeo」は、既存の会場の無線ネットワークと連動するように設計されているため、追加のオーバーレイシステムを導入する必要がない。

「Rodeoシステムでは、既存のアクセスポイントがMixhaloのトラフィックを認識し、それに応じてネットワークデータの準備やバッファリングを行うことができるため、実際にネットワークの負担を軽減することができます」と、CEOのJohn Vars(ジョン・ヴァース)氏はTechCrunchに語った。「2015年以降にワイヤレスシステムを導入した会場であれば、Rodeoをサポートするために必要なハードウェアを備えている可能性が高いです。会場のサーバールームにサーバーを設置する必要がありますが、これがRodeoの唯一のハードウェアコンポーネントです」。

画像クレジット:Mixhalo

Incubus(インキュバス)のギタリストであるMike Einziger(マイク・アインジガー)氏らが共同で設立したMixhaloは、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)氏の協力も得て、Disrupt 2017(ディスラプト2017)のステージでプロダクトを発表し、その超低遅延のストリーミング技術でライブイベントのサウンドを観客に届けることを約束した。

当然のことながら、2020年と2021年前半は、ライブイベントと結びついたスタートアップ企業にとって非常に大きな苦難の時となった。新型コロナウイルス感染流行の初期には、契約終了にともない人員削減を余儀なくされたとヴァース氏はTechCrunchに語ったが、その後は多くのパートナーシップのお陰もあり、なんとか成長していると付け加えた。

(左から)ファレル・ウィリアムス、Mixhaloの創業者でCEOのマイク・アインジガー、TechCrunchシニアライターのAnthony Ha。2017年5月17日にニューヨーク市のPier 36で開催されたTechCrunch Disrupt NY 2017 – Day 3のステージにて(画像クレジット:Noam Galai/Getty Images for TechCrunch)

「このような状況の中で明るい兆しが見られたのは、一歩下がって中核製品の改善に集中する機会が得られたからです」と、ヴァース氏は語る。「これらの改善には、今回発表したMixhalo RodeoやMixhalo over Cellularの他、会場内の物理的な位置に基づいて遅延を動的に調整する機能などが含まれています。新型コロナウイルス感染流行前のビジネスに全力投球していた中では、これらの改善に取り組む時間や機会が得られなかったかもしれません。これらの新機能により、スポーツ界のパートナーからの関心が高まり、Mixhaloの使用例が本格的に飛躍することを期待しています」。

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画像クレジット:WIN-Initiative

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(文:Brian Heater、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

Twitchがプラットフォーム10周年でアニメーションEmotesを導入

Twitch(ツイッチ)は米国時間6月4日、サービス開始10周年祝いとして2021年6月、Emotesに大幅なアップデートを加えると発表した。新しい機能はAnimated Emotes、Follower Emotes、Emotesライブラリーだ。

ゲーマーのためのライブストリーミングプラットフォームとして始まって以来、Twitchの絵文字であるEmotesはTwitchカルチャーの重要な要素だった。小さなミームでKappa、TriHard、PogChampといった画像はより広範なゲームの世界、Twitchプラットフォーム外ですら使われるようになった。

「Emotesは国を超えたランゲージです」とTwitchのコミュニティプロダクト担当シニアディレクターのIvan Santana(イヴァン・サンタナ)氏は話す。「世界中どこにいてもEmotesは同じ意味を持ちます」。

Amazonが所有するTwitchは定期的に新しいグローバルEmotesを加えていて、あらゆるストリーマーのチャンネルで使うことができる。個人クリエイターは自分のコミュニティ用にカスタムEmotesを作ることができ、有料購読者はそれらをプラットフォームで使用することが可能だ。しかしアニメーション化されたgifをEmotesとして加えられるようにするのは、サンタナ氏の記憶ではずっとコミュニティから要望されていたものだ。

「私はTwitchで4年働いていますが、私がTwitchに加わる前から要望されていたものです」とサンタナ氏はTechCrunchに話した。「確かに、とても長い間です」。

アニメーションのスキルを持っていなくても心配は無用だ。テックに詳しい人はカスタムgifをアップロードできる一方で、Twitchは既存のEmotesをアニメーション化できる6つのテンプレートをストリーマー向けに用意する。これらのアニメーション化はShake(振動する)、Rave(色が変化する)、Roll(横に動く)、Spin(回転する)、Slide In(横から登場)、Slide Out(横へ消える)だ。アニメーションにセンシティブなビューワーはチャット設定でこの機能をオフにできる。

TwitchはFollower Emotesも試験している。こちらは選ばれたパートナーとアフィリエイトのみが使えるようになる。この機能は、ビューワーが初めてチェックするチャンネルにあるフォローのボタンをクリックするよう、ビューワー向けの楽しい無料のインセンティブを作る。ビューワーがチャンネルをフォローすると、クリエイターがストリーミングするときにその旨が通知され、これはゆくゆくはサブスクにつながる。Twitchはストリーマーのサブスク売上の50%を取り、これは同社にとって価値ある収入源となる。

2021年第1四半期にTwitchの視聴率は過去最高を記録し、前四半期から16.5%増となった。Twitchのビューワーは第1四半期にコンテンツを63億4000万時間視聴し、マーケットシェア72.3%となった。この視聴時間は前年同期の倍だ。Facebook GamingとYouTube Gamingのマーケットシェアはそれぞれ12.1%、15.6%だった。

「クリエイターは新しいビューワーを引きつけて歓迎する、さらに良い方法を長い間求めていました。コミュニティで多くの楽しみを、そして最高のコミュニティフィーリング作り出す方法です」とサンタナ氏は話した。

ベータ版にアクセスできるクリエイターはフォロワー向けに最大5つのEmotesをアップロードできる。しかしSubscriber Emotesと違ってフォロワーは他のチャンネルでこれらのEmotesを使うことはできない。Follower Emotesがずっと続くという保証はない。「実験」している機能であるためだが、すべて順調にいけば2021年後半に広く展開する、とサンタナ氏は語った。

最後に、ライブラリーの機能では、クリエイターは毎回削除したり再アップロードしたりすることなく簡単にサブスク内でEmotesを取り替えることができるようになる。これは、チャンネル特有のアイコンをクリエイター・ダッシュボード上のEmotesタブに集めるようになった、2021年1月のアップグレードをベースにしている。いつものように、新しいEmotesは使用前にTwitchに承認される必要がある。ライブラリーはすべてのパートナーとアフィリエイト向けに間もなく展開され、新しいEmotesがあふれるようになるまでには数カ月かかる見込みだ。

「Twitchの規模は拡大し、世界中のさまざまなカルチャーに何百万ものコミュニティを抱えています。コミュニティがこれまで以上にEmotesランゲージをコントロールできるようにし、最終的にはユニークに機能する、我々が想像もできなかった方法でEmotesを進化させられます」とサンタナ氏は述べた。

Twitchは公式10周年セレブレーションなど、プラットフォームの10年を祝うためにその他にも取り組んでいることをほのめかした。

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カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Twitchライブストリーミング

画像クレジット:Twitch

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(文:Amanda Silberling、翻訳:Nariko Mizoguchi

ポケモンカードやFunko Popなどをライブストリームで販売するWhatnotが54.4億円を調達

Whatnot(ワットノット)は1つの目標を心に抱いている。それは、ポケモンカードやスポーツカード、ピンバッジなどのコレクターズアイテムを、安全で信頼性の高い方法で売買できる場所を提供することだ。

同社は当初、GOAT(ゴート)やStockX(ストックX)のような再販市場を目指していた。そこでは、小さなページに、販売される商品の静止画像がずらりと並んで表示されている。やがて、それ以外の形式を試して行く中で、かなり有望そうなものを発見することになる。それが「ライブ配信」だ。QVCやHome Shopping Networkのようなもの(いずれも有名な通販番組)を想像して欲しい。ただしそれは、巨大なスタジオでホストが宝石や家具を売るようなものではなく、ユーザーがスマートフォンを使って、ポケモンカードやヨーダのフィギュアを売るのだ。

画像クレジット:Whatnot

Whatnotについて初めて書いたのは2020年のことだった。それから短期間のうちに、同社は徐々に大きくなる資金調達を続けて、同年12月に400万ドル(約4億3000万円)、2021年3月に2000万ドル(約21億8000万円)、そして米国時間5月25日に、さらに5000万ドル(約54億4000万)を調達した。

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Whatnotは今でも、売り手が24時間365日利用できるように、より標準的な商品ページを提供し続けているものの、今ではライブストリーミングの方が圧倒的に重要な役割を果たすようになった。共同創業者のGrant LaFontaine(グラント・ラフォンテイン)氏は、私に対して「注意の95%」がライブストリーミングに向けられていると語った。ここは、同社の売上の大半を占める場所であり、ユーザーが最も関心を寄せているところなのだ。

他に、ユーザーが気にしているものは?スポーツカードだ。Whatnotは1月にスポーツカードの販売者にサイトを開放したが、すぐにサイトの最も売上の立つカテゴリーになった。この1つのカテゴリーだけで、今では毎月「数百万ドル」(数億円)の売上を占めているという。

Whatnotのチーム自体も急速に成長している。私が最初に話を聞いたときには、まだひと握りの社員しかいなかったが、2021年の1月には10人に増えていた。そして現在は45人のフルタイム従業員がいる。年内には100名近くになるだろうとラフォンテイン氏はいう。

Whatnotのマーケットプレイスでは誰でも販売を行うことができるが、ライブストリームで販売ができるのは、審査や招待を受けたユーザーだけだ。このことは、不正行為を抑制するのに役立っている。売り手は、偽のカードを忍び込ませたり、誰かを騙そうとしたりすれば、ライブストリーミングへのアクセス、つまり買い手を失ってしまう可能性があることを知っているからだ。

同社によれば、今回のシリーズBラウンドは、Y CombinatorによるContinuityファンドのAnu Hariharan(アヌ・ハリハラン)氏が主導し、Andreessen Horowitz、Animal Capital、その他多くのエンジェルが支援したということだ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Whatnot資金調達ライブストリーミングコレクション

画像クレジット:Whatnot

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(文:Greg Kumparak、翻訳:sako)