Netflixによると同社は、ニューメキシコ州アルバカーキにある同社の撮影所ABQ Studiosに10億ドル(約1040億円)を投じて、そのスタジオを拡張するつもりだ。
ニューメキシコ州知事であるMichelle Lujan Grisham(ミシェル・ルーハン・グリシャム)氏とアルバカーキ市長であるTim Keller(ティム・ケラー)氏、そしてNetflixのCEOであるTed Sarandos(テッド・サランドス)氏連名の発表によると、まずABQ Studiosの敷地を1.2平方km拡げ、北米最大の映画制作施設にするという。
同社の予測では、これにより今後10年間にニューメキシコにほぼ1000件の新しい雇用が生まれ、また拡張工事の完了までに新たに1467名の建設労働者が動員されるとのこと。
「州の映画産業における競争力を高めるための補助事業を拡張し、州全域に高給の従業員を集め、また農村地区の就業機会を増やすつもりだ」とグリシャム知事は語る。
スタジオ施設の拡張には1億5000万ドル(約156億7000万円)が投じられ、新しいステージとポストプロダクション、製作所、野外撮影用スペース、練習施設、衣装棟、売店、その他の多用途建物が計10棟作られる。
それらに対してニューメキシコ州が1700万ドル(約17億8000蔓延)、アルバカーキ市が700万ドル(約7億3000万円)を助成し、その中にはインフラ関連の600万ドル(約6億3000万円)も含まれる。
また市が発行する公債により、固定資産税など向こう20年間の税が減免され、それがNetflixが施設建設のために投じる最初の5億ドル(約522億2000万円)をカバーする。
契約の一環として、Netflixは0.5平方kmを州のState Land Officeからリースし、残りの0.7平方kmを自ら購入する。
ニューメキシコ州経済開発部の部付秘書であるAlicia J. Keyes(アリシア・J・キーズ)氏によると、この契約で州の総支出額は25億ドル(約2609億6000万円)になるという。
Netflixはまた、州に住む先住民やラテン系黒人系など、過小評価されているようなコンテンツ製作者や映画作家を本格的に支援する。
現在、ニューメキシコで制作されている作品は「The Harder They Fall」と「Intrusion」、そして「Stranger Things(ストレンジャー・シングス)」の次のシーズンも同州で撮影を開始する予定だ。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)