Twitterがバッテリー消耗を抑制する「本当のダークモード」を導入

Twitter(ツイッター)のCEOであるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏が1月に約束したように、同社は今日、これまでのダークモードよりもさらに暗いバージョンの提供を開始した。これまでは、Twitterのダークモードは真の黒ではなく青みがかっていて、これはユーザーみなに必ずしも好まれるものではなかった。そして今回、ダークモードをこれまでより真っ黒にできるオプショナルのセッティングが加わった。

この新機能を使うには、最初にTwitterアプリの「セッティングとプライバシー」のセクションにいき、「ディスプレイとサウンド」をクリックする。そこで、青みがかった黒のダークモードのトグルをオンにできる。

2つめのオプションとして「ライトアウト」も提供される。これを選ぶと、ダークモードは青みがなくなり黒になる。

今まで提供されていたダークモードを単に暗くするだけでない選択肢は面白い。ダークモードを提供しているほとんどのアプリでもそのオプションはなく、単に明るく白っぽいものか、黒かだけだ。控えめに言って、型にはまったことをいつもするわけではないTwitterだが、今回も独自路線をとった。

ダークモードへのひねりはマイナーチェンジに見えるかもしれないが、大きなスクリーンを搭載する端末が一般的になるにつれダークモードは人気を増している。これは特に、ハイエンドなOLEDデバイスのバッテリーを節約するのに役立つからだ(そしてTwitterのような定期的にチェックするアプリでは特にそうだ)。

また、一部の人はアプリを長時間使うとき、ダークモードだと目の負担が和らぐと感じている。

ダークモードに関する話題はThe Wall Street Journalでも取り上げられ、そこではバッテリーの持ちのためだけでなく、デバイス中毒を和らげたり睡眠を改善したりするのに役立つとして暗い画面が標準になりつつある、としている。

今ではYouTube、Google、Medium、Reddit、Instapaper、Pocket、iBooks、Kindle、Google Maps、Wazeなどを含む多くのアプリがダークモードをサポートしている。また、最近報道によると、WhatsAppもダークモード導入に取り組んでいる。

Dorseyは、Twitterのダークモードは「変な青色」だとするユーザーの不満への対応として、数カ月前に新しいダークモード導入の計画を発表していた。

「新しい『ライトアウト』モードは今日から利用できる」とTwitterは案内している。また、iOSデバイスではタイムゾーンに合わせた「自動」ダークモードも追加されている。

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(翻訳:Mizoguchi)

InstagramとTwitter上の悪意のあるコメントを自動的に隠すRespondology

「コメントは読むな」というのは、1つの決まり文句となっている。そう言われ続けるのには、それなりの意味があるからだ。もしかすると、それは最高のアドバイスかもしれない。しかし、Respondologyのチームが、その状況を変えようとしている。

この会社は、ブランドがソーシャルメディア上のメッセージを見つけて、それに応答するのを支援することから始めた。セールス担当副社長のAaron Benor氏は、その仕事に付随して、「オンラインのソーシャルメディア上の不愉快な毒、つまり辛辣な書き込み」に対処するためのツールも開発した、と説明する。

「私たちは、このツールが思っていたよりもはるかに将来有望であることに気付いたのです。そこで、それに注力することにして、広告ビジネスは収束させることにしました」と、Benor氏は述べた。「私がこの新製品について本当に気に入っているのは、長い目で見て、大きく言えば、ネット上のいじめを終わらせることができる、ということです」。

それは大きな目標だし、明らかにRespondologyも、ただちに達成しようとしているわけではない。とりあえず同社は、The Modと呼ばれる製品をリリースした。個々のブランドやインフルエンサーが、InstagramとYouTube上の、悪意のある、荒らしと見なされるような、あるいはスパム的なコメントを取り除くことを可能にする。それにより、そのようなコメントは、ほとんどのフォロワーからは見られなくなる。

Benor氏は、この製品には2つの防衛ラインがあると説明する。まず1つは、自動的なキーワード検出で、それによって特定の単語を含むコメントにフラグを付ける。ユーザーは、どのようなカテゴリをふるい落とすかを選択することができる。たとえば、軽い罵り、辛辣な罵り、性的表現、人種差別的発言、といったものだ。そして、Respondologyのダッシュボードを使って、フラグの付いたコメントを見たり、元に戻したりすることもできる。

Respondologyの設定画面

もう1つは、同社が集めた約1500人のモデレータからなるチームだ。その人たちは、まだフラグの付いていないコメントを実際にすべて読んで、それが適切なものかどうかを判断する。それにより、コメントに明らかに不適切なキーワードが含まれていなくても、人間の判断によって検出することができるのだ。さらに用心深い顧客のために、コメントを非表示にするか、そのまま表示するかについて、複数のモデレータの投票によって決めるオプションも用意されている。

Benor氏は、テスト用のInstagramアカウントを使って、私にシステムのデモを見せてくれた。私は、彼の求めに応じ、荒らしの役を演じて、いくつかのコメントを投稿してみた。毎回、コメントはわずか数秒間表示されただけ。Respondologyシステムがすぐに作動して、コメントは消えてしまった。

下品な言葉を含むコメントには、自動的にフラグが立てられ、隠されたままになったが、その他のコメントはモデレーション用のアプリに表示された。もし承認されれば、再びInstagram上にも表示される。このような動作はすべて、私の側のアカウントからは見えないようになっている。私が書いたコメントは、どれも普通に公開されているように見えるのだ。

もちろん、大手のソーシャルメディアのプラットフォームは、独自のモデレーションツールを稼働させている。それでも、この問題が未解決であるのは確かだ。Benor氏によれば、プラットフォームのモデレーション機能が進化したとしても、問題はないという。「私たちのツールは、独善的なものではありません。ユーザーは完全に選択の自由を持っています。これは、与える側の立場で『これがわれわれから提供するなものだ。これがあなたにとってうまく機能するはずのものだ』、と言うような大それたものではないのです」。

最近The Vergeに掲載された記事で、有毒なコンテンツのモデレーション作業自体が、作業者の精神的、感情的な健康に与える影響が大きいと論じていることをぶつけてみた。しかしBenor氏によれば、Facebookのモデレータは、ほとんどの時間を「最悪の中の最悪のもの」に対処することに費やす必要があるのに対し、Respondologyのチームはほとんどの場合、無害なコメントを承認しているにすぎないというのだ。さらに、彼らはフリーランサーなので、働きたいときにだけ働き、いつでも止めることができるという。

「否定的なフィードバックは耳にしたことがありません」とBenor氏は付け加えた。「私たち自身も、みなモデレータとして仕事をしています。自分で実際にやってみることが、その製品を知り、理解するための優れた方法だからです。その際も、私が自分の目でみたことにショックを受けたことは一度もありません」。

(関連記事:Facebook’s AI couldn’t spot mass murder

Responsologyが設定しているThe Modの料金は、コメントの量に応じたものとなっている。Benor氏によると、その価格は「月に数ドルから、月に数千ドル」の範囲になるそうだ。

同社は最終的には、非商用ユーザーのためのバージョンもリリースしたいと考えている。それを利用すれば、たとえば親が、子供のアカウントに対する悪辣なコメントを自動的に隠す、ということも可能になるはずだ。

画像クレジット:Tero Vesalainen

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Twitterが「会話を購読」機能の開発を認める、Androidアプリ内で発見

Twitterは「twttr」と呼ばれているプロトタイプアプリ内で会話の新しいフォーマットや「ツイートを隠す」ボタンなどの機能をテストしているが、これらに加えて、Twitter上の個別の会話をユーザーが購読できる機能も開発中である。このことを同社は米国時間3月15日に認めた。

新しい「会話を購読」オプションを最初に発見したのはJane Manchun Wong氏だ。彼女は人気アプリをリバースエンジニアリングして、まだ発表されていない機能や変更箇所をよく見つけている。

Wong氏がTechCrunchに語ったところによると、「Subscribe to conversation(会話を購読)」機能は、現時点ではユーザーインターフェイスのプロトタイプであるTwitterのAndroidアプリ内にあったという。ツイートの右上に「Subscribe to conversation」とだけ書かれたボタンがあるとのことだ。

Twitterにコメントを求めたが、同社はこの機能のリリースに関して詳細を明らかにしていない。同社はこの機能を開発中であることには言及し、TechCrunchに対しこれを認めるツイートを示した。この短いツイートで同社は「Twitterでの会話のために私たちが取り組んでいることの一環である」と述べている。

現在Twitterは、使いやすく悪用されにくいアプリを作って、健全で構造的な会話を実現しようとしている。これは同社の最大の目的のひとつだ。

新たに追加される購読機能を使うと、関心を直接示したり会話に参加したりしなくてもスレッドをフォローできる。ボタンをクリックすると、会話に新しいツイートが追加されたときに通知を受けるかどうかを選択できる。

お気に入りのメカニズムは、Twitterの開発に波及効果を与えてきた。それはお気に入りが星からハートに変更されたことに見てとれるが、今回の会話の購読もその波及効果の一例と言えるかもしれない。星には関心の意味があったが、感情を伝えてはいない。Twitterはもっとポジティブな感情を起こさせるべく、数年前にハートに変更したのだ。しかしその結果、デフォルトのエンゲージメントのメカニズムでは気になるツイートを保存しておくことはできないとユーザーは感じるようになった(そして、ユーザーは保存しているツイートをすべて支持しているとは限らない)。

その後Twitterは、ツイートを保存する別の機能、ブックマークでこの問題を解決した。

「会話を購読」によって、ツイートを追跡する方法がもうひとつ増えることになる。こちらの方法なら、ツイートから生じる会話も追跡できる。

Twitterが星を使い続けていたら、ツイートの保存などをまとめる「お気に入り」ページが実装されたかもしれない。そのページには、通知のオン/オフを設定したり、あとは保存したツイートのキーワード検索とか、タグをつけるとか、公開/非公開の掲示板とか、「モーメント」のようなコレクションとか、そういった機能が追加されたかもしれない。しかしブックマークのコレクションをこのように利用するのは難しいだろう。

こうした機能を1カ所に集約できていれば、Twitterは有益なリファレンスに、またPocketやInstapaperに対抗する「後で読む」ツールに、さらにはブラウザのブックマークの代わりにさえなり得たかもしれない。

しかしTwitterはその道を選ばなかった。ユーザーは今後、お気に入り(ハート)、ブックマーク、会話の購読を使っていくことになるようだ。

Twitterは「会話の購読」機能のリリース時期について明言していない。

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(翻訳:Kaori Koyama)

Twitterは2019年中に従業員比率の5%が黒人、5%がラテン系を目指す

先週Twitterは最新の多様性レポートを公開し、新しい生活体験担当副社長兼ダイバシティー&インクルージョン(I&D)責任者を発表した。「I&Dと人間の本質的機能の両方に決定権を持つ一人のリーダーのもとで統合するために」同社はDalana Brand氏を生活体験担当副社長兼ダイバシティー・インクルージョン責任者に昇進させた、とTwitterのCMOであるLeslie Bertland氏が米国時間3月14日にツイートした。

同社のレポートによると、Twitterの従業員比率は現在、40.2%が女性、4.5%が黒人、3.9%がラテン系だ。これらの数字は昨年より改善されている。

管理職クラスでもTwitterの女性、黒人、ラテン系の比率は改善された。

一方Twitterで2018年に置きた人員の自然減を見ると、女性が39.6%、黒人が3.9%、ラテン系が4.2%だった。

Twitterは管理職クラスでの各グループの目標も設定した。これは人材を引きつけ、維持し、活躍させるための方策だ。Twitterの人種・性別分布の詳細は以下の通り。

「この図に現れていないのが、性的指向と性自認(ジェンダー・アイデンティティー)で、これはこのカテゴリーの自己認識に関する当社の調査が不十分だったためだ」とTwitterはブログ記事に書いた。「われわれの自己認識に対する一新した取り組みと匿名調査によって、今後は当社の正確な状況を公表できるようになると信じている。これは、当社が障害のある人々や軍事的地位のある人々についても報告するようになることを意味している」

今後Twitterは、このレポートを年次ではなく四半期ごとに発行し,賃金や昇進の平等性に関するデータも公開する計画だ。今日のツイートでBerland氏は、同社が現在分析を行っており準備ができ次第結果を報告すると言った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

お手軽なTwitter用ビデオダウンローダーボット

Twitter上のすべてのボットがスパマー民主主義ハッカーというわけではない。例えば長いスレッドを読みやすい形に「まとめて」くれるThread Readerアプリボットへのリクエストを見たことを思い出す人もいるだろう。

そして最近ではたくさんのTwitterユーザーたちが、ビデオの添付されたツイートに、新しいボット(@this_vid)をタグ付けしていることを気が付いているかも知れない。この便利なボット(別名DownloadThisVideo)は、ビデオとGIFの両方をより簡単にオフラインで視聴できるように、Twitterのサイトからダウンロードする方法を提供する。

@this_vidのアイデアは、ナイジェリアで生まれ育ち、現在はラゴスに住んでいる、バックエンド開発者のShalvah Adebayo氏によるものだ。Shalvah氏は、高校の最終年だった2013年に開発の道に入ったのだと言う。

「周りの人たちが畏敬の念をもって話している下級生がいたんです。『あの子はプログラミングを知っている!』ってね」とShalvah氏は説明した。「その時は、それがどういう意味なのかはわかりませんでした」と彼は続けた。「彼が作成したコマンドラインクイズアプリケーションを見て、感動しました。数ヶ月前にあるコンペでラップトップは手に入れていたので、翌日唯一知っていたコンピューターショップに行って、『プログラミングビデオ』が欲しいと言ったのです。店員はC++関連のビデオを渡してくれました。その日はそれを家で見て、翌日には本当のソフトウェア(IDE、統合開発環境)を買いに行きました。そうやってC++を書くことを始めたのです」と彼は語った。

それ以降、Shalvah氏はC++からAndroid開発に進み、そしてウェブ開発へと移った。彼は大学に行き、そして中退し、ハイテク産業で働き始めた。現在Shalvah氏は、南アフリカのエンジニアリングコンサルタントおよび製品設計会社であるDeimos Cloudの、リモートソフトウェアエンジニアとしてフルタイムで働いている。

彼はサイドプロジェクトとして空き時間にアプリケーションを開発している。これまでもリマインダーをツイートで設定できる@RemindMe_OfThisや、Facebookの「過去のこの日」のTwitter版であるTwitterThrowbackなどをオープンソースとして公開してきた。

しかし、Twitterのビデオダウンローダーボットは、彼の最も人気のある作品の1つとなって、現在1日あたり約7500(ピーク時には9500)のユーザー要求を受け取っている。

Shalvah氏は、このアプリのアイデアは、個人的な不満から思いついたものだと言う。彼が住んでいる場所でのインターネットアクセスは不安定で、Twitterアプリが提供するビデオ体験は理想的なものではなかった。彼はビデオをダウンロードしてオフラインで視聴したいと思ったが、そうするための簡単な方法を見つけることができなかった。

「それを実現するためのサイトとアプリがいくつかあることは知っていましたが、アプリをインストールするのは好きではありませんでした。またサイトを使う際の煩わしさも嫌いでした」と彼は言う。「それに、私は非同期処理を望んでいました。『ちょっと、こいつをダウンロードしたいな』と言っておいて、そのままTwitterをブラウズし続け、後でダウンロードするために戻って来られるようにしたかったのです」。

さらにShalvah氏は、誰かがビデオをツイートした人気スレッドのほぼ全てで、Twitterユーザーたちが、どうすればビデオをダウンロードできるかを尋ねている様子をたくさん見たのだという。

このボット(@this_vid)は、2018年5月から稼働している。まず最初に自分のフォロワーたちにそれを伝えた後、Shalvah氏はスレッド上でビデオを入手する方法を尋ねるひとをみかけるたびに、ボットについて知らせ始めた。このことによって、Twitter界隈でその人気が高まることになった。

「私はこれで本当にたくさんの人たちの問題を解決したと思います。だからこれほど人気が出たのでしょう。そして友人か見知らぬ人かを問わず、本当に多くの人たちが、このボットについてフォロワーたちに対してツイートしてくれました。それは一種有機的な成長でしたね」と彼は言った。

@this_vidがダウンロードできないビデオもいくつか存在している。これは投稿者、しばしばスポーツ団体(例えばThe NFLなど)だが ―― がダウンロードを制限しているからだ。しかしほとんどの場合には、元のツイートへの返信で@this_vidをメンションするだけでよい。そうすれば数分以内にビデオのダウンロードリンクを受け取ることになる。

このボットは、ツイートデータの問い合わせにTwitter APIを利用して、メディアのURLを取り出すことによって機能する。

Twitterは頻度制限がかかっているため、3時間あたり300回のツイートしか行うことができない。このためShalvahは、それぞれのユーザーが覚えやすいダウンロードリンクを用意した。アドレスはdownload-this.video/Twitterアカウント名だ。これを使えば、ボットが返信できない場合にもダウンロードにたどり着くことができる。

ボット自体は無料で使用できる。これはオープンソースで、Patreonからの寄付を通じてサポートされている。

このようなボットを使うことによって、第三者が勝手に権利を持たないビデオをダウンロードしたり、他の場所に自分の名前で公開してしまうのではという懸念がある。Shalvahは、このボットがTwitterの著作権ポリシー、開発者規約、またはルールに違反しているとは考えていないと語る。

これまでのところ、ほとんどの人はボットを個人的な用途で使用しているようだ。しかし、Twitterはサードパーティの開発者に対して、常に親切な態度をとってきたわけではないので、この先@this_vidがどのくらい続くのかは不明だ。

Shalvah氏は、@this_vidを無料のままにしておき、今後も開発を続けたいと語っている。

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(翻訳:sako)

BlackBerryがTwitterを特許侵害で訴訟

かつてのスマートフォンメーカーBlackberryがTwitterを特許侵害の疑いで訴えた。聞き慣れた話のような気がするなら、BlackBerryは昨年Facebookも特許侵害で訴えている

Blackberryは訴状で、同社の特許6件をTwitterが侵害し現在も継続していると主張しており、その内容にはプッシュ通知、メッセージスレッドのサイレンス通知、モバイル広告技術などが含まれている。

Blackberryは自らモバイルメッセージングのパイオニアを名乗り、Twitterは「Blackberryのイノベーションを取り入れたメッセージング・アプリケーションを作り、Blackberry製品に決定的かつ商業的成功をもたらした特長を強化した革新的なユーザーインターフェースや機能を多数利用している」

先に書いたように、昨年BlackberryはFacebook も特許侵害で訴えている。当時同社は、セキュリティー、ユーザーインターフェース、高バッテリー効率近況アップデート、ゲーム内モバイルメッセージング、Twitterと同様のサイレンス通知など7件の特許を挙げた。数ヶ月後の昨年9月、Facebookは自らもBlackBerryを訴え、自社の特許5件の侵害を主張した。いずれも係争中。

Blackberryはかつてスマートフォンの巨人だったが、 2016年にハードウェアの自社製造を終了した。そして2017年、BlackBerryはスマートフォンの新機種KEYoneを発売した。ソフトウェアに専念するという同社の新たな戦略の下、TCLが製造した。

Twitter、BlackBerry両社ともコメントを拒んだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitterが「プロトタイプ」プログラムのテスター公募を開始:第一弾は会話の修繕

Twitterは本日(米国時間2月20日)、新しいテストプログラムのためのテスターの公募を開始した。これは1月にCESで発表されていたものだ。このプログラムは、Twitterの利用に関するあらゆる面に改良を加える可能性があるが、まず実施されるのは、人と人の関わり合いに焦点を当てたテストだ。とくに、Twitterに表示される返信だ。

Twitterは、会話について行きやすくするために、返信に次のような新デザインを採り入れることにしている。返信ツイートに丸みをつける。それに続くツイートはインデントする。エンゲージメントと共有をタップしなければ現れないように隠し、代わりに返信の文章を表示する。色を追加して、話の脈絡をわかりやすくする。

我々は1月に「ベータ」アプリでその機能の初期の画面を見た(現在はベータ版ではなくプロトタイプと呼ばれているが)。詳しく解説しよう。

Twitterの機能に関わるルック・アンド・フィールの改良は、どう考えても厳しい注文だ。多くの人々が、Twitter内部の人間までもが、ツイートのやりとりを追いかけるのが難しいと指摘している。Twitterの目的が、そもそも会話のためのプラットフォームの提供だとするならば、それは製品の利便性を損なうばかりか、初めて使ってみようという人たちを敬遠させる原因にもなってしまう。

最近では、誰あろうTwitterのCEO、Jack Dorseyが、ジャーナリストのKara SwisherによるTwitter上でのインタビューに参加しようとしたときに、この問題がクローズアップされた。会話が進むうちに、Twitterのその問題点が、はっきりと表面化したのだ。共有ハッシュタグを使っているにも関わらず、それを見ていた人たちは、記者の質問と@jackの返事を追いかけることができなくなってしまった。

「あのスレッドはキツかった」とインタビューの後にDorseyはツイートしている。「もっとまとまり感のある、ついて行きやすい形にしなければ」

大手ハイテク企業の重役にとって、Twitterでのインタビューは(まだ?)日常的なものではないが、スレッド化された返信による長い会話は、よく行われている。2017年にTwitterが140キャラクターの字数制限を280キャラクターへと2倍に拡大してからは、もっと顕著になっているはずだ。その変更によって人々は、より繊細な表現で、より多くの考えを伝えられるようになったが、引き換えに、返信の内容をよく吟味しなければならなくなった。

同じころ、Twitterは「ツイートストーム」を公式な製品とし、連続したツイートを一斉に投稿できるようにした。その中の個々のツイートに、返信を付けることができる。

こうした変更によって、交わされる膨大な量の会話を追いかけることは、とくに大勢の人が参加している場合に非常に難しくなってしまった。

今回の新しいテストの狙いは、その問題を分析して、最終的には解決に持ってゆくことにある。

「これは、私たちの製品開発に対する考え方を刷新するものになります」とTwitterの製品管理ディレクターSara Haiderは1月のインタビューで話していた。「この特定の機能にとって、それが決定的な意味を持つ理由として、私たちが大規模な変革をいくつも予定していることがあげられます」

同社は、個別の独立したアプリの中で、開発の早期段階からTwitterコミュニティーを直接的に参加させる実験を予定している。まずテーマとなるは、会話の修繕だ。しかしゆくゆくTwitterは、そのプラットフォームで新しいアイデアを試し、正式な製品につなげてゆきたいとも考えている。

会話の修繕は、これまでで最大の変革になると彼女は話していた。だからこそ、これをきっちり行うことがTwitterには重要なのだ。

「私たちが適切な使い心地を構築できるよう、みなさんにはぜひこのプロセスに参加していただきたい」とHaiderは話している。

CESで公開された開発ビルド。製品版では見た目が変わるとのこと。

TechCrunchが1月にレビューしたビルドと同様、間もなく公開されるTwitterのプロトタイプでは「返信」のデザインが大きく変わる。会話は丸みのある、よりチャットらしい形状になり、追いかけやすいようにインデントされる。同社のこうしたデザイン変更は初めてではないが、丸みを帯びた形状は人間的な感じがする。

Twitterから公式な画像は出されていないが、「返信」はダイレクトメッセージのチャットのようになるとの話だ。つまり、丸みは帯びるが、吹き出しのような完全な丸ではない。

エンゲージメントや共有といった細かいオプションは、今のところ、画面をシンプルにするために隠されることになっている。ツイートをタップするとそれらが表示される仕組みだと、Twitterは教えてくれた。繰り返し言うが、ここでの主要な目的は、話に対してアクションすることではなく、会話の内容に集中できるようにすることだ。多くのソーシャルメディアがエンゲージメントに焦点を当ててきたことを思うと、これは面白い変化だ。それらのエンゲージメントを隠すことで、ユーザーがより長い時間使ってくれるようになるか。そこを見極めるのが、Twitterの本来の狙いだ。

CESで公開された開発ビルドでは、エンゲージメントが隠されている。

最初の投稿者のツイートや、フォローしている人からのツイートを色分けして、「読み手」に視覚的な目印を与えるというのは、ストレートでわかりやすい方法だ。

「読み手」は、ここでは有効な言葉かも知れない。Twitter上の会話の最大の問題点は、大勢の人が参加すると、うるさくて読に辛くなるというところにある。解決策のひとつとして考えられるのは、返信の制限だ。特定の返信しか表示しないようにする(これはすでに、フォローしている人の返信を上に表示するという形である程度行われている)か、CEO自身が可能性をほのめかしているように、すべての人の返信を禁止するかのいずれかだ。どちらも、エンゲージメント第一ではなく、読むことを第一に考えたTwitterの姿勢を示すものだ。だからこそ、返信を読みやすくすることがとくに重要となる。

先月、我々が見た開発ビルドでは、テスト用の目的のために、色は派手めに設定されていた。プロトタイプでは、もう少し抑えられた。現在、フォローしている人は青、スレッド開始者の返信はグレーで示されている。

すべての返信が色づけされるのと対照的に、返信は、今はグレーのラインで強調されているとTwitterは話してくれた。

このプログラムでは、テスターは2000名ほどに限られると同社では話している。しかし、クローズな条件で行われるベータテストと違い、このテスターは守秘義務契約を結ぶ必要がない。その代わりにテスターは、多くの人々の提案を聞けるよう、テストの様子を大勢のTwitterユーザーにツイートして、この変更について論議することが求められる。

さらにテスターは、フィードバックを、非公開の記入フォームで提出するか、Twitterの担当チームに直接ツイートすることになっている。

ツイートと返信のシステムは、長い間Twitterの脇腹に刺さった棘のようなものだった。もともとTwitterは、短文を交換するSNSのようなプラットフォームを開発したのであって、今のようなディスカッション用のプラットフォームに進化することなど予期していなかったからだ。

同社は長年にわたり、ユーザーのために物事をシンプルにしようと努力してきたが、効果は薄い。たとえば、ツイートと返信を結ぶ線を追加したり、ツイートのメタデータとして返信に「@ユーザー名」を設けたり「返信」アイコンを変えたりもしてきた。最近では、会話スレッドに「Original Tweeter」(スレッド開始者)バッジを追加している。

Twetterによると、このテストプログラムには、おもに英語を使う人と日本語を使う人を招きたいのこと。参加者はTwitterルールに従う必要がある。しかし、長年Twitterを利用した人だけが対象になるわけではない。同社がTechCrunchに語ったところによれば、ときどきしかTwitterを使わない人から絶えず使っている人まで、幅広いユーザーを対象にしたいということだ。

参加を希望する人は、@TwitterSupportでツイートを投稿するか、このリンクから申し込んでほしい。参加が認められた人には電子メールが送られ、次のステップの情報が知らされる。

[原文へ]
(翻訳:金井哲夫)

2月22日はにゃんにゃんにゃんの猫の日、Twitter Japanが「猫の写真へたくそ選手権」開催へ

TechCrunch Japan編集統括、Hiro Yoshidaと同居する雷蔵氏

Twitter Japanは2月14日、“にゃんにゃんにゃん”の猫の日の2月22日前後、「Twitter 猫の日キャンペーン」を開催すると発表。2月22日前後はTwitter上で猫に関する投稿や会話が活発になり、「#猫の日」「#ネコの日」「#にゃんにゃんにゃんの日」などといったハッシュタグが付いたツイートが、毎年右肩上がりで増えているのだとか。

2月19日から2月28日までは期間限定の“猫絵文字”が出現する。Twitterでは、ハロウィンやバレンタインデーなど季節のイベントなどがある際に、該当のハッシュタグをつけてツイートすると、自動でハッシュタグの後ろに期間限定の絵文字があらわれる機能がある。

今回のキャンペーンでは「#猫の日」、「#ネコの日」、「#にゃんにゃんにゃんの日」、「#猫の写真へたくそ選手権」、「#猫の写真ヘタクソ選手権開催」のハッシュタグを使うと、イラストレーターの桜井海氏とコラボした期間限定の絵文字が出現。

コラボ絵文字は以下の3つの候補から、2月15日から2月17日に実施される利用者投票により決定する。Twitter Japanの公式アカウントから投票のためのツイートが投稿される予定だ。

  1. トラ猫

  2. ハチワレ イエロー 茶

  3. 三毛猫 イエロー

 

猫好きのみなさんはよく写真を撮るんじゃないかと思うが、当然、失敗作もあるだろう。同キャンペーンでは、そんな“お蔵入り”になっているであろう写真を活用するコンテスト「猫の写真へたくそ選手権」も開催される。参加するには「#猫の写真へたくそ選手権」のハッシュタグを付けてTwitterに投稿するだけ。

2月20日から2月23日の期間中に参加したユーザーの中から、猫の日にちなんだ合計222名にプレゼントが贈られる。リツイート数が多い上位22名にはTwitterグッズの詰め合わせ、抽選200名には特製 Twitter3点セットのプレゼントが用意されている。

リツイートランキングは選手権開催中、朝・昼・夕に更新されるモーメントで確認できる。2月23日のモーメントにて上位22名が最終発表されるそうだ。

TechCrunch Japanのスタッフを含め、僕の周りにも下手くそな猫の写真(失礼だが笑)を消さずに残している人がいっぱいいた。この選手権はそんなお蔵入り写真を楽しく有効活用できる唯一の機会なのではないか。インターネットって楽しい!

  1. IMG_6506

    にゃんちゃん氏
  2. IMG_8722

    雷蔵氏
  3. Image from iOSのコピー

    あなご氏
  4. Image from iOS

    海灯氏

Twitterで「いいね」が付かないのは奇妙なバグのせい

いくらTwitterに投稿しても「いいね」もリツイートも付かない、と不審をつのらせているユーザーが大勢出ている。イェス、たしかにこの問題は存在する。しかし、ノー、悪いのはTwitterのシステムでユーザーの投稿内容ではない(まあ、たぶん)。

今日(米国時間2/14)Twitterは「いいね」数のカウントないしその通知に問題が存在することを認め、修復のために努力していることを確認した

世界のTwitterアカウントの一部でユーザーへの通知に問題が発生している。これによりLikeやRetweet数が正しく表示されない。われわれはこの問題の解決に取り組んでおり、進展があればフォローする。ご不便をおかけしていることに謝罪します。

世界各地のユーザーからツイートに対する「いいね」数が不安定だという報告が相次いでいる。一部のユーザーはTwitterが大量のアカウントを凍結ないし削除しているのではないかと疑っている。

ヘイ、Twiter! ついさっきまでこのツイートには何千も「いいね」がついていたのに今はたった99しかない。Twitterは保守派のツイートから「いいね」を削除している? (Ann Coulterは保守派の著名な論客) 

Twitterではこの問題が始まった日時を明らかにしていないが、(私個人の困惑は別として)Twitter検索の結果を詳細にチェックすると、問題は昨日から始まっていたようだ。

(日本版)Instagramでもフォロワー数が減少するバグが発見されている。2つのバグの間に関連があるかどうについてはまだ情報がない。

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滑川海彦@Facebook Google+

タイムラインの整理に役立つ「こんまりインスパイア」Twitterツール登場

あなたのTwitterタイムラインは「ときめいて」いるだろうか?多くのユーザーにとっては、おそらくそうではないだろう。多分何年にもわたって、あなたは少しずつ丁寧にTwitterアカウントのフォローを増やし、それは数え切れないほどの数となって、いまやそもそもなぜフォローをしたのか思い出せないひとたちからの、脈絡のないツイートでタイムラインが埋められていることだろう。そんなとき、新しいTwitterツール、Tokimeki Unfollow(ときめきアンフォロー)が役に立つかもしれない。

このツールはかつてFacebookやBranchに勤務していたJulius Tarngによってデザインされたものだ。ちなみに”tokimeki”(ときめき)という日本語は英語では”spark joy”(きらめく喜び)と意訳されているものだ。Tarngが新しいツールのインスピレーションを、Netflixで放映されている近藤麻理恵(KonMari)の大ヒット番組”Tidying Up”(日本版では「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~」という番組名)から得ていることは明らかである。本シリーズは、開始後の数週間で、片付けエキスパートKonMari自身の提唱するKonMari片付けメソッドに基いて、沢山のひとたちの家庭から、不要で思い入れのない衣服、本、紙、玩具その他の品々を捨てることを促してきた。

だったら、Twitterでも同じことをやれば良いのでは?

結局のところ、今どきの混乱の源泉は何かと言うならば、それは過去何年にもわたって積み重ねてきた、あまり厳選したとは言えないフォローによる 、ゴミのようなタイムラインの蓄積なのだ。

Tokimeki Unfollowの利用は簡単だ、とはいえ最近急激に人気が高まっているせいか、時々速度の低下が見られた。

このツールは、進行状況を保存するために、cookieとブラウザのローカルストレージを使用する。オプトインすることでフォローの「継続」と「解除」の進捗状況を、Glitchサーバー上に安全に保存できる。

このツールはまた、Twitter認証を使って、あなたのフォローや、流れるツイートを取り込み、フォローの解除や、フォローリストの管理を助ける。

上図:とても手作業ではこのような”KonMari”作業をすることはできないだろう(最近 “konmari” は英語の動詞としても使われるようになりつつある)

このツールは、整理を開始する順序として古いものから(Oldest first)始めるか新しいものから(Newest first)始めるかを質問してくる(「古いものから」がデフォルトである)。もしあなたが、相手が何をツイートしているのかではなく、誰がツイートしているのかということに強く影響を受けすぎるときには、ツールはアカウントのプロフィールを隠して作業することを推奨してくる。とはいえ、もちろんあなたは自分の好みに従ってこのオプションをオン/オフすることができる。

起動して実行を始めると、ツールはひとつひとつのアカウントのツイートに対して、いまでも「ときめいて」(spark joy)いるか、あるいは重要であると感じているかを尋ねてくる。

そして、そのアカウントのフォローを続けるか、フォローを解除するかを決めなければならない。

どうやら、私はTwitterでDellをフォローしていた時間があったようだ

フォローを解除した場合には、ツールはあなたが以前に楽しんだすべてのツイートに対して、そのアカウントに感謝することさえ促してくる。

途中でアカウントをリストに整理することもできるが、これは便利な機能だ。

リスト作成は、あるアカウントを何らかの理由で追いかけたい(ミーム、ジョーク、あるいはお気に入りの有名人、ミュージシャン、スポーツ選手やチームなど)けれども、メインのタイムラインには掲載したくない場合には良い方法だ。

残念ながら、このツールは私のリストのいくつかを取りこぼしてしまった(おそらく私のリストが多すぎるのだろう…)、だがその場合には別のタブでそのアカウントを開いてリストに追加してしまえば良い。

Twitterをこのように整理するプロセスには時間がかかるものの、それはまた誰のコンテンツが真にフォローする価値があるのかを考えさせるチャンスをもたらすのだ。

Twitterを最初から使い続けて来た人の場合は、整理プロセスをこのようにして一度に完了させることは不可能かもしれない。だが少なくともそれは有意義な時間の使い方だ。

さあ、あとは誰かが、Facebook、Instagram、そして私のブラウザのブックマーク用にTokimekiツールを作ってくれさえすれば …。

私たちは、Tokimeki Unfollow開発の裏にあるさらなる情報と、ツールがTwitterアカウントをどのように整理してくれるのかを、Tarngに尋ねた。

TechCrunch(TC):あなたはNetflixシリーズが始まる前から、近藤麻理恵とKonMariメソッドのファンだったのですか?

Julius Tarng(JT):まあ私は「ファン」と名乗れるほどではありませんが、数年前に彼女の本が話題になったときから、彼女の服のたたみ方を真似しています。新しいNetflixの番組はありありとそれを思い出させてくれました、そしてアメリカ人たちの様々な反応を見ることはとても楽しみです(ときどきがっかりもしますが)。

TC:あなたはご自宅で、この方法を実践しましたか?

JT:実のところ、私は若い頃からずっと、片付けることはかなり得意だったのです、ですからKonMariは、こんな風に考えるのは自分だけじゃなかったんだということを再認識させてくれました。とはいえ、いらなくなったものを捨てたり寄付したりする前に、それらに感謝するというアイデアはとても気に入りました。それは自分が所有するという行為に対して考えるための、良く練られた手段です。

TC:なぜTwitterアカウントに対してこの体系的な方法を使うことにしたのですか?

JT:ええと、私は海外で1年を過ごして、米国とTwitterに戻ったばかりなのです。私は本当につながりを求めていたのですが、私のタイムラインは読むだけで不安をかきたてるようなものになってしまっていました。TwitterをKonMariしようという冗談を見かけたことをきっかけに、私はそれを時間をかけて開発すべきだと思ったのです!第一に、それは私自身のためでした、そのためそこには私の個人的意見が反映されています。たとえばアカウントのプロフィールを隠すといったような機能ですね。これによってアカウントが誰のものかに影響を受けずに、コンテンツそのものに注目することができるようになりますから。

TC:開発にはどれくらいの期間がかかりましたか?

JT:約3週間前に始めました。終わったのは先週末です。このコードはGlitch上のオープンソースですから、開発履歴を遡ることができますよ!

TC:誰かが手助けしてくれましたか?

JT:私の婚約者と何人かの友人からいくつかのアドバイスを受けましたが、ほとんど自分で開発しました。

TC:このツールの使用する際には、何を知っておくべきですか?

JT:このツールは最終結果そのものよりもプロセスにウェイトを置いたものです。たとえ15分間だけ使用してやめたとしても、使った人が、その15分の経験によって、将来どのような人のアカウントをフォローするべきかに関する、新しいルールを自分の中に生み出せるようになることを願います。長年にわたってフォローを通して、人間としてどのように変わってきたかを振り返って欲しいとも思っています!本当に過去を振り返るためには、「古いものから」オプションを使っていただくことをお勧めします。

TC:このツールは過去数日間で多くの注目を集めてきました(たとえば、 WiredFortuneMotherboardのレポートなどを参照)。この先保守を続けたり、より多くの機能を付け加えたりする計画はおありでしょうか?

JT:これはオープンソースですので、他の人たちがGlitch上でそれをリミックスして、ご自身の体験をカスタマイズなさることを期待したいと思います。これはたまたま人気が出てきた個人的なツールですので、、自分では使用しない機能を追加することはありません。私自身も整理する対象がまだ1000個中600個残っていますし…どれくらいかかろうとも、残りを最後まで整理するつもりです!

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(翻訳:sako)

Twitterのバグで、タイムラインに一見ランダムなリツイートが表示される

数多くのTwitterユーザーが、フォローしていないユーザーのリツイートがタイムラインに表示されると苦情を訴えている。幸いこの問題は、一部の人が恐れていたTwitterの新しいアルゴリズムや推奨システムに関係するものではなかった。実際には、Androidユーザーに起きたバグがリツイートの「ソーシャルプルーフ」タグを誤って付加したためだたっ。

そのタグは、ユーザーが既にフォロー〈している〉人のうち誰がその投稿をリツイートしたかを知らせるものだ。

同社によると、ソーシャルプルーフタグが誤っていたために、Androidユーザーは見知らぬ人がリツイートしたかと思われるツイートを見ることになった。

Above: some example complaints

Twitterによると、表示されたリツイートは、実際にはユーザーが〈知っている人〉のツイートだったが、ソーシャルプルーフタグが誤っていたために、そうではないように見えた。エンジニアらは問題を認識し現在修正作業をしている。このバグは数日間生きていたこともTwitterは認めた。

同社の@TwitterSupportアカウントは、この問題に関する質問にまだ返信していないため、一部のユーザーを混乱させている可能性がある。

そもそもTwitterは、余分かと思われる情報をタイムラインに流すことで知られている。たとえば、自分をフォローしているユーザーの多くが別のTwitterユーザーをフォローしたことを知らせる投稿とか、何人かが同じリンクをシェアしていることを知らせる投稿などだ。しかし、その場合でもネットワーク内の行動であり、メインフィードにランダムなリツイートが流れるようなことはない。

バグが修正されるまでの間、ランダムなリツイートかのようなコンテンツが表示されるのを見たくない人は、ツイートの右の下向き矢印をタップして、この種のコンテンツを減らしてほしい旨をTwitterに伝えることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Huaweiの新年ツイートはiPhoneからだった――最悪のタイミングで大ミス

われれが予想したとおり 、発信元OSを表示するTwitterの新機能はiOS対Android戦争を再燃させただけでなく、両陣営のブランドにもダメージを与えた。

LGが後援する韓国の人気バンドがiPhoneから、Apple MusicのスタッフがAndoroidからツイートしたことが暴露された後、Huaweiが最新の被害者となった。大晦日の夜の新年を祝うメッセージがiPhoneからツイートされていたことがわかった。

その後削除されたHuaweiのツイートにはクライアントがTwitter for iPhoneと表示されており、iPhoneから発信された動かぬ証拠となった。その後同じメッセージがTwitter Media Studioという別のクライアントから改めてアップされている。こちらは手強いライバルのスマートフォンをサポートしていない。しかしHuaweiのブランド・イメージが傷ついたことは間違いない。.

インターネットの定石どおり、大勢がミスに気づき、スクリーンショットが保存され、画像付きで矛盾を指摘するツイートが相次いだ。ことに中国のSNS、微博(Weibo)にはこのミスを揶揄する投稿が溢れた

huawei

失態に気づいたHuaweiではツイートを差し替えると同時に、Reutersによれば、責任者を処分したという。

Reutersが入手したメモによれば、この失敗の責任者2名が 5000元(730ドル)の制裁金を課された。2名のうち1名はHuaweiのデジタル・マーケティング・ディレクターで、向こう1年間の昇給停止処分も受けた。われわれは給与の正確が内訳を知らないので730ドルの罰金というのがどの程度の処罰なのかわからない。iPhoneの値段より安いのではないかと思うが、痛いことは痛いだろう。Huaweiの上級副社長、Chen Lifangは「ブランドに打撃を与えた」と述べたが、皮肉なことに、Huaweiが直接犯したミスではなかった。

Reutersによれば、外注先のエラーだった。

Huaweiのメモによれば、同社がSNS投稿処理を外注していた代理店、SapientでVPNに障害が起き、デスクトップ・パソコンが使えなかったため、新年が始まる真夜中に間に合わせるためにiPhoneを使ったのだという。

中国政府の規制強化により、Appleは中国のApp StoreからVPNアプリをほぼ全面的に排除している。つまり、皮肉なことに、中国国内からTwitterにアクセスするならiPhoneよりAndroidを使ったほうが楽だったはずだ。ところがSapientは中国政府の監視網、グレート・ファイアウォールを潜り抜けようとしてわざわざ香港製のSIMを入手した。これが上述の失態の直接の原因だという。

メーカーがライバルの製品を使って失敗するというのはよくある笑い話だが、今回の事件はHuaweiにとって最悪のタイミングで起きた。

創業者の娘であるCFOはカナダで逮捕されて保釈中だが、アメリカから引き渡し要請が出ている。容疑となっている金融詐欺は有罪なら最高30年の刑だ。しかも本業のビジネス自体が強い逆風にさらされている。

一般にはHuaweiはスマートフォン・メーカーとして知られており、IDCによれば、2018年第3四半期に世界で2位、14.6%のシェアを獲得している。しかし事業の最大の柱はテレコム機器だ。ところが安全保障上のリスクを理由としてこの事業の将来に不透明さが増している。.ファイブ・アイズと呼ばれるオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アメリカ、5ヵ国情報機関のトップはZTEとHuaweiのテレコム機器を禁止することで合意した。この動きには日本のような同盟国も加わると報じられている。

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滑川海彦@Facebook Google+

Twitterの月間アクティブユーザー数は日本で4500万超

Twitter Japanは12月26日、東京都内で事業戦略説明会を開催した。

2018年10月現在の月間アクティブユーザーは、全世界で3億2600万、日本で4500万超

同社の直近の事業概要としては、2018年10月現在の月間アクティブユーザーは、全世界で3億2600万、日本で4500万超であることが発表された。また、スパムやフェイクアカウント、ボットなどを、機械学習と専任スタッフによって排除し、デイリーアクティブユーザー比率が前年比で9%増加したという。

日本の2018年の7〜9月期の売上は約135億円

広告売り上げについては2018年10月現在、約50%が動画からの流入とのこと。日本の売上推移についての発表もあり、2018年の7〜9月期は1億2200万ドル(約135億円)で、前年同期比で44%増えている。

2019年の事業戦略としては、「世界最大級の利用者数を さらに拡大しつつ異次元の高収益を実現する」としており、プロダクトとコンテンツを強化していくことを明らかにした。

プロダクトについては、2018年10〜12月期に「タイムラインの切り替え機能」「動画のためのデータセーブモード」を搭載。中でもタイムラインの切り替え機能は、日本からのフィードバックを反映した実装だったという。また、2017年10〜12月期に搭載されたビデオウェブサイトカードによって、CTRが2倍向上し、離脱率も60%減少したという。今後もプラットフォームの健全性・動画製品全般・パフォーマンス広告に関する投資を積極的に進めていくとのこと。

2017年10月以降、新機能を段階的に実装

コンテンツについては、「2018 FIFAワールドカップ ロシア」が開催中だった2018年6月13日〜7月4日の調査で、SNSで交わされるワールドカップ関連の会話の約86.3%がTwitterで起きていたという結果が出ている。日本国内では、2019年にラグビーワールドカップ、2020年に東京五輪、2021年にワールドマスターズゲームズが開催される予定で、同社としてはサッカーワールドカップ以上の盛り上がりを期待しているようだ。

Twitterは最新の情報を収集するツールとしての側面もある

SNS上でのワールドカップ関連の会話はほぼTwitter上で交わされている

Twitterの新機能が「iPhone vs Android」戦争を再燃させている

Twitterの最新機能がiOSとAndroidオーナー間のネット論争を再燃させている。

米国ソーシャルメディア会社の最新追加機能は、ツイートがどのアプリから送られてきたかをちょっとした情報だ。同社はユーザーがツイートしたのがウェブからかモバイルからか、モバイルならTwitterのiOSアプリかAndroidアプリか、あるいはサードパーティーのサービスなのかを表示する

この機能は——今月Twitterのモバイルアプリで静かに公開されたが、TweetDeckアプリにはずっと前からある——CEO Jack Dorseyが発表して以来賛否両論を呼んでいた。

あるユーザーがモバイルにいるのかサードパーティーアプリを使っているのかがわかることで詳しい状況がわかると歓迎する人たちがいる一方、iOSファンとAndroidファンのライバル意識を高めるだけの不必要な情報だと信じる人たちもいる。

実はこの機能は新しいものではない。去る2012年——6年前になる——Twitterはこの情報を削除した。異なるデバイス間のユーザーを統一し、サービスの閲覧体験に集中させるための変更で、公式アプリの利用を促進して広告対象者を増やす目的もあった。

あれは遠い昔のことで——TechCrunch編集長のMatthew Panzarinoこのことについて記事を書いた当時、彼と私はまだ別の出版社で一緒に仕事をしていた——Twitterはその後大きく変わりユーザー数は3.3億人へと大きく成長した。

2012年当時、上場を控えたTwitterはユーザーの間で人気のあったサードパーティーアプリをコントロールして自社の広告力を強化しようとしていた。 TwitterのIPOは2013年に実施され、実際多くのユーザーを自社アプリに呼び込んだが、デベロッパーの扱いはひどく、現在はごくわずかなサードパーティーアプリしか残っていない。独立アプリは伝統的に公式アプリよりもデザインに優れ機能も多いためユーザーは数多く、Twitterの弱点の一つだった。今や多くのアプリが終了し、Twitterの公式アプリが支配している。

多くのTwitterユーザーがこうした内情を知らないであろうことを考えると、端末の詳細を表示することに懸念を示すユーザーがいることは興味深い。実際、多くのAndroidユーザーは、新機能によって自分たちのデバイスが「露出する」ことを悲しんでいる。

以下にツイートの例を挙げておく:

まだまだある——ここでもっと見られる。しかしどうやら多くの人たちにとって、iPhoneは未だにAndroidに対する究極のステータスシンボルらしい——Samsung、Huawei、さらにはXiaomi、OppoといったAndroidの新規参入者たちの努力にも関わらず。

これでモバイルの2つの部族間の論争が激化する可能性がある一方、新機能によって、ブランドやアンバサダーが「間違った」端末を使っていることが暴露されている。著名なところでは、LGがスポンサーの韓国男子バンドがiPhoneを使っていたApple MusicチームがAndroid端末からツイートしたケースが見つかっている。こうしたミスマッチが突然ずっと簡単に見つかるようになった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

著名アナリストがアムネスティインターナショナルによる虐待批判を擁護してからTwitter株激落

著名な株式市場ジャーナリズムCitron ResearchTwitterを、“ソーシャルメディアのHarvey Weinstein”*と呼び、20ドルという低い目標価格を設定してから、同社の株は11%下げた。今日(米国時間12/20)現在では株は11%よりさらに下がって29ドル29セントになっている。〔*: Harvey Weinstein, #MeToo運動の契機になったセクハラ常習プロデューサー。〕

Citronの歯に衣着せぬ記事は、Twitter上では虐待が氾濫しているとするアムネスティインターナショナルの報告を根拠にしている。Citronはこう書いている: “Citronは長年Twitterを見ているが、発表されたばかりのアムネスティインターナショナルの報告を読んだときにわれわれは直ちに、その株が投資不適格になり、広告主たちは近いうちに確実に、Twitterのスポンサー(広告の出稿者)であることを再検討せざるを得なくなる、と判断した”。

Citronがそう反応したアムネスティインターナショナルの報告書は、Twitterが虐待や人身攻撃をやめさせるための十分な努力をしていない、と言っている: “私たちは女性に対するネット上の嫌がらせに関する、世界最大のクラウドソースなデータ集合を構築した。…。Twitterは、人種差別や女性蔑視、同性愛嫌悪が基本的に無チェックで氾濫することを許されている場所である”。

その報告書はさらに、Twitterは何もしていない、と言っている: “このプラットホーム上の虐待的ツイートを分析することは、人権擁護団体である私たちの仕事ではなく、Twitterの仕事である。しかし同社はこの情報の公開を拒否し、他方では虐待/嫌がらせ/人身攻撃等が基本的にチェックされることなく繁茂することを許している。そのため私たちは、同社を調査対象にせざるを得なかった”。

Twitter自身は、同社がいじめや脅(おど)し、威嚇などを厳しく禁じており、それらを事前にに排除するための技術の改良にも投資している、と反論している。また同社の法務のトップVijaya Gaddeは、アムネスティインターナショナルの‘虐待的ツイート’や‘問題のあるコンテンツ’の定義が明確でない、と批判している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Twitter投稿の画像から指令を受けるマルウェア発見

Trend Microのセキュリティー専門家によれば、Twitterへの投稿画像を通じてハッカーから指示を受ける新種のマルウェアが存在するという。

マルウェア本体は比較的地味なものだ。基本的にRAT(Remote Access Trojan)であり、脆弱なコンピューターに潜み、スクリーンショットを撮るなどの方法を得る。盗み出したデータはマルウェアをコントロールするサーバーに送り返される。

興味ある点はこのマルウェアがマザーシップから指示を受けるチャンネルとしてTwitterを利用していることだ。

Trend Microのブログ記事によれば、マルウェアは作者のTwitterアカウントをフォローしており、画像にステガノグラフィー(電子迷彩技術)を利用してマルウェアへのコマンドを隠したツイートを2件発見したという。マルウェアは画像、コードの共有サイトPastebinから貼り付けられた画像を通じてマザーシップ・サーバーのURLを得ていた。これによりマルウェアは盗んだデータの送り先を知ることができたわけだ。独創性については星5つつけてもいいだろう。

セキュリティー専門家は、Twitterにアップロードされた投稿には “/processos”(OS上で動作しているプロセスの一覧)、“/clip”(クリップボードの内容)、 “/docs”(フォルダー内のファイル名一覧)などのデータの窃取を命令するコマンドを隠すことができたと述べている。

このマルウェアが最初に発見されたのは、VirusTotalのハッシュ解析によれば10月中旬だった。これはPastebinに問題の投稿が行われた時期と一致する。

ただし専門家はまだ完全に解析を終えておらず、さらに研究が必要だと」している。マルウェアが生まれた場所、感染させる方法、さらには作者の身元などはまだ不明だ。またこのマルウェアの目的もまだ完全に明白になっていない。現在知られている以外の目的に用いることを意図していた可能性もある。またPastebinの画像に隠されたアドレスがインターネット外のものだった理由を把握していない。本番の攻撃を準備するテストだった可能性もある。

Twitterのセキュリティーは厳しく、マルウェア本体はもちろん、マルウェアの拡散を助けるような投稿もチェックされている。その監視をくぐり抜けてソーシャルメディアを通じてマルウェアとのコミュニケーションを図る(前例がないわけではないが)というのはユニークだ。

マルウェアがコミュニケーションのチャンネルとしてtwitter.comを選んだのは、直接不審なサーバーと通信するのに比べて、アンチ・マルウェアソフトにブロックされる可能性が少ないと考えたからだろう。

ただしTrend Microからの通報を受けて、Twitterは問題のアカウントを永久停止とした。

マルウェアはボットネットがTwitterを利用してコミュニケーションを図ったのはこれが初めてはなく、2009年にまださかのぼれる。ボットネットがTwitterを通じてコマンドを送信した例は最近では2016年に発見されている。これは予め書き込まれたTwitterアカウントを通じてコマンドを受け取るAndroidのマルウェアだった、

画像:Getty Images

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滑川海彦@Facebook Google+

トランプのサイバーセキュリティ顧問ジュリアーニはサイバー無知

政治家はテクノロジーをわかっていない劇場の最新版に、ようこそお帰り! 今回のゲストは、元ニューヨーク市長で現在トランプ政権でサイバーセキュリティアドバイザーを務める、ルドルフ・ジュリアーニ。

ルドルフ・ジュリアーニはTwitterやインターネットが分かっていない。

ジュリアーニが不注意でトランプを批判するウェブサイトへのリンクをツイートしただけでも十分当惑ものだが、しかし今、「Twitterは、誰かがロクでもない反大統領メッセージで私のテキストを侵害することを許した」と主張して、サイバー無知をさらに披露している。

何が起こったのか知らないで、ジュリアーニはTwitter内で明らかに反共和党の偏向があると決めつけてしまった。このTwitter非難の内容は、トランプと他の共和党員が証拠もないのに強固に主張したものだ。

「彼らは本当の反トランプではない、なんて言わせない」とジュリアーニは加えている。繰り返そう。誰がホワイトハウスのサイバーセキュリティアドバイザーなんだ。

説明はいたってシンプルだ。

11月30日のジュリアーニのオリジナルツイート(上記)では、G-20.inへのリンクが付いている文章の間にピリオドが含まれていなかった。一般人で目の鋭い人ーBBCはアトランタ在住のマーケティングディレクターJason Velazquezと報道したーがリンクをクリックし、その先が空っぽであることに気づいた。そしてすかさず、そのドメインを登録し、ジュリアーニのリンク先に“ロクでもない反大統領メッセージ” のあるウェブサイトを作った。

「URLが使えるとわかったとき、胸が高鳴ったよ。こう思ったのを覚えてる。こいつージュリアーニーは全然知らないはずだ」と VelazquezはBBCに語っている。「僕は素早く自分のファイルをアップロードし、自分がやったことをツイートし、アパートを出たよ」。

ツイートそのものはメディアによって十分に拡散されたが、ジュリアーニのこのトピックへの滑稽なカムバックがさらに拡散させた。

ジュリアーニのいずれのツイートも、太平洋標準時間12月4日22:40現在そのままになっていて、削除されていない。今回の件をポジティブにとらえると、ジュリアーニは前のツイートに返答することでTwitterスレッドの作り方を学んだようだ。

トランプの元顧問弁護士だったマイケル・コーエンが嘆願を出したときに送ったおかしなメッセージに続き、今回もジュリアーニによるTwitterを舞台とした新たなコメディとなった。

このツイートは、トランプによる昨年の“covfefe”タイピングミスを思い出させた。

イメージクレジット: Tasos Katopodis / Getty Images (Image has been modified)

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(翻訳:Mizoguchi)

中間選挙はボットに歪められた2016年の大統領選挙の尾を引くのか?

[著者:Tiffany Olson Kleemann]

Distil NetworksのCEO。SymantecとFireEyeの元役員であり、ジョージ・W・ブッシュ大統領の下でサイバーセキュリティー・オペレーション首席補佐官代理を務めていた。

ロシアのボットがソーシャルメディアに侵入し、2016年の米大統領選挙に影響を与えたという事実は、これまでにも数多く報道されてきたが、いまだにその手口の詳細を伝えるニュースが後を絶たない。

実際、10月17日、Twitterは、2016年に4611件のアカウントによる海外からの妨害があったと発表している。そのほとんどは、ロシアのトロル集団であるInternet Research Agencyによるもので、100万件を超える疑わしいツイートや、200万件を超えるGIF画像、動画、ペリスコープ動画配信があった。

現在、もうひとつの重要な選挙が行われているが、最近の世論調査では、アメリカ人の62パーセントが、2018年の中間選挙は人生でもっとも重要な中間選挙になると考えているという(公的機関も一般市民も、2016年の教訓を学んでいるのかを疑うのは自然なことだ)。こうした国家単位の不正行為を撃退するために、何ができるのだろうか。

ここに、いいニュースと悪いニュースとがある。まずは悪いほうからお話ししよう。

2016年の大統領選挙から2年が経ったが、ソーシャルメディアはいまだに『熱狂する広告塔』というリアリティー番組を流し続けているように見える。自動化されたボットが、特定の観点を誇張するコンテンツを生成し増幅させることなくして、この世界では大きな地政学的イベントは起こりえない。

10月中旬、Twitterは、ジャーナリストのジャマル・カショギ失踪に関するサウジアラビア寄りの話題を一度に大量にツイート、リツイートしたとして、数百件のアカウントを停止した。

10月22日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、NFLの選手が国歌演奏中に片膝をついて抗議の態度を示したことに関する論争を、ロシアのボットが煽っていたと報じた。クレムソン大学の研究者が同紙に伝えたところによると、Internet Research Agencyに属する491のアカウントから、1万2000件以上の投稿があり、2017年9月22日、トランプ大統領が、国歌演奏中に片膝をついた選手はチームのオーナーがクビにすべきだと話した直後に、その数はピークに達している。

この問題はアメリカ国内だけにとどまらない。2016年のイギリスのEU離脱に関する国民投票にボットが影響を与えたと指摘された2年後、スウェーデンの総選挙を目前にした今年の春と夏に、移民に反対するスウェーデン民主党を支持するTwitterのボットが急増した

この他にも、ボットによる偽情報の問題は続いている。しかし、そんなに悲観することもない。前進している部分もある。

写真提供:Shutterstock/Nemanja Cosovic

第一に、問題解決には意識を変えることが第一歩となる。ボットによる妨害が新聞の大見出しを騒がせるようになったのは、ここ2年ほどのことであることを認識しよう。

ピュー研究所が今年の夏に、成人のアメリカ人4500名を対象に行った調査では、アメリカ人のおよそ3分の2がソーシャルメディアのボットについて聞いたことがあり、その人たちの大半が、ボットが悪用されることを恐れているという(ただし、偽アカウントを見破る自信があると答えた人は非常に少なかったことは気がかりだ)。

第二に、政治家も行動を起こしている。カリフォルニア州知事ジェリー・ブラウンは、9月28日、人工物であることを隠してボットを使用すること禁止する法律に署名した。これは2019年1月から発効される (選挙民の判断に影響を与えないように、またその他のあらゆる目的での使用を阻止するのが狙いだ)。これは、チケットを自動的に購入するボットを禁止する全国的な動きに追随するものだ。アメリカにおいて、チケット購入ボット禁止の先駆けとなったのは、ニューヨーク州だった。

政治家がこの問題を認識し関心を高めるのは良いことだと思うが、カリフォルニアの法律には穴があるように思える。通常、ボットネットワークを操っている人間を特定することは非常に困難であるため、この法律の実効性が疑われる。罰則も曖昧だ。国家的な、または国際的な事柄に攻撃を加える者に対して、ひとつの州ではそもそも力が及ばない。とは言え、この法律はよい出発点になるだろう。この問題を真剣に考えているという政府の態度を示すことにもなる。

第三に、2016年のボットの活動に適切に対処できなかったソーシャルメディア・プラットフォームは、議会の厳しい調査を受けることで、悪質なボットをピンポイントで特定し排除することに積極的に取り組むようになった。

TwitterもFacebookも、ある程度の責任はあるものの、それらも被害者であることを忘れてはならない。こうした商用プラットフォームは、悪い人間に乗っ取られて、彼らの政治理念や信条の宣伝に利用されたのだ。

TwitterやFacebookは、人間か、人間ではない偽の存在が人間を装っているのかを見破るための努力をもっと早く始めるべきだったと言う人もいるが、ボットは、つい最近知られるようになったサイバーセキュリティー上の問題だ。従来のパラダイムでは、ハッカーがソフトウエアの脆弱性を付いてセキュリティーを突破するという形だったが、ボットは違う。ボットはオンラインビジネスの処理過程に攻撃を仕掛けるため、通常の脆弱性検査方式では検出が難しいのだ。

Twitterの10月17日のブログには、2016年の偽情報の不正操作の範囲に関する情報が書かれていて、その透明性には素晴らしいものがあった。「情報操作と組織的な不正行為が収束することはないことは明らかだ」と同社は話している。「この種の戦術は、Twitterが生まれるずっと前からあった。地政学的な地域が世界に広がり、新しい技術が登場するごとに、彼らはそれに順応して形を変える」

これが、私が楽観視する第四の理由につながる。技術の進歩だ。

1990年代後半から2000年代前半にかけてのインターネットの黎明期においては、防護技術が未発達だったため、ネットワークは、ワームやウイルスといった攻撃を受けやすかった。今でも侵入事件は起きているが、セキュリティー技術はずっと進歩し、攻撃を許してしまう理由は、防護システムの不具合よりも人間の操作ミスのほうが多いという状況になっている。

ボットを検出し被害を抑える技術は進化を続けている。今日のメールのスパムフィルターのように、自動的に効率的にボットを排除できる技術がいずれ確立されるものと、私は思っている。今はネットワークの中だけで働いているセキュリティー機能の統合が進み、プラットフォーム全体に及ぶようになれば、より効率的にボットの脅威を検知し排除することが可能になる。

2018年のうちはまだ、ボットに気をつけなければならないが、世界はこの課題に本気で取り組でいて、明るい未来を予感させる素晴らしい行動が見え始めている。

健全な民主主義と、インターネットでの企業活動は、そこにかかっている。

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(翻訳:金井哲夫)

民主党支持者に投票棄権を呼びかける数千のTwitterアカウントを削除、選挙妨害の大海の一滴

Twitterは、来週の選挙で有権者に投票しないよう呼びかけている、何千もの自動的に作られたアカウントを削除した。

同社によると、9月から10月にかけては、最初に民主党のスタッフが気づいた1万近くのアカウントを削除した。

Twitterの公式の声明では、“自動化されたやり方で偽情報を共有する試みに関与している一連のアカウントを、弊社のポリシーへの違反として削除した。われわれはこれを、迅速かつその始原において停止した”、と言っている。しかし削除したアカウントの例示はなく、偽情報の投稿者の名前の発表もない。

それらのアカウントは民主党員を名乗り、都市部など厚い有権者層に、家にとどまり投票しないよう説得を試みている。このニュースを最初に報じたロイターによるとそれは、重要な選挙区で選挙結果を操作するためだ。

民主党の全国委員会のスポークスパーソンは、勤務時間外を理由にコメントを断った。

今回のアカウント削除は大海の一滴であり、Twitterはもっと大きな脅威に直面している。今年の前半には、テロリストのコンテンツを共有し宣伝している120万ものアカウントを削除した。そして5月だけでも、毎週1000万近くの、自動的に送られる悪質なメッセージを削除した。

Twitterの月間アクティブユーザーは7月の決算報告で3億3500万だ。

しかし同社は、同社のルールに違反したり、偽情報や不正なニュースを拡散しているコンテンツをもっと先見的に削除するための策を講じていないとして、議員たちから批判されている。あと数日でアメリカの中間選挙だが、この最新の削除努力は、Twitterが悪質アカウントを自動的に削除しなかった、という懸念をさらに広めるだろう。

偽民主党員に関するロイターの報道を受けてTwitterのサイト健全性担当Yoel Rothがツイートのスレッドで曰く、“ボットの検出に関する公開されている研究は欠陥が多く、その多くはボットを、確実性ではなく確率に基づいて検出する。なぜならば、公開されていない内部的アカウントデータを見られるのは、彼ら研究者ではなくTwitterだけだからだ”。

選挙が目前に迫っていてもTwitterには、偽情報の拡散に関する厳格なポリシーが、Facebookと違ってない。Facebookは最近、不正で人を惑わすような情報で有権者を押さえつけようとするコンテンツを禁じた

対してTwitterは昨年、その“オープンでリアルタイムな性質”が、“あらゆるタイプの偽情報の拡散に対する強力な対抗策だ”、と主張した。しかし研究者たちは、そのやり方に対して批判的だ。先月発表された研究は、2016年の大統領選の間にアクティブだった70万あまりのアカウントが、今もまだ健在であり、毎日100万のツイートをプッシュしていることを見つけた。

今年の選挙に関してTwitterのスポークスパーソンは、“各州の選挙管理職員と国土安全保障省および二大政党の選挙参謀たちが、われわれのポリシーの強力な施行と、われわれのサービスの健全な会話性の保護を支援できるために、オープンなコミュニケーションラインと、直接的で容易な活動拡大経路を確立した”、と言っている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Twitterにハロウィン限定のいいねボタン登場、片手でハロウィンを楽しもう

今日10月31日はハロウィンだ。日頃は仕事で忙しいTechCrunch Japan読者も、今は仮装の準備で大忙しなのかもしれない。でも、なかには「ハロウィンは渋谷で他人の仮装を見る日だ」と決め込んでいる人もいるだろう。そんな人たちのために、Twitterが一肌脱いでくれた。片手でもハロウィン気分を楽しめるような仕組みを用意してくれたのだ。

Twitterは、特定のハッシュタグがついたツイートに対して「いいね」を押すと、通常はハートマークのボタンがジャック・オ・ランタンに変わるキャンペーンを発表した。キャンペーンが適用されるハッシュタグは以下の通り。

  • #Halloween
  • #Halloween2018
  • #HappyHalloween
  • #TrickOrTreat
  • #ハロウィン

TechCrunch Japanの公式Twitterアカウントでも、このハロウィンタグを使ったツイートを作ってみた。それに「いいね」を押してジャック・オ・ランタンの出現を楽しんでもいいし、コメントで編集部に向けて仮装した写真を送って頂いてもいい(本音は、僕らもそれでハロウィン気分を楽しみたい)。それでは、Happy Halloween!