Apple Watchに触ってみた…その第一印象

Appleのウェアラブル戦略が見えてきたが、その、自己を‘その他大勢’から差別化する要因は、1)スムーズでずば抜けて使いやすいインタフェイス、2)ユニークなコントロールの仕組み、3)通知機能にとどまらない多様なアプリや機能が可能、4)小さな画面のデバイスによくフィット、といったあたりだ。そのApple Watchは、ほかにも、モバイル決済(支払)やNFCにも対応し、またAppleの新技術である’Secure Element’で決済情報を保存するなど、高度な機能を盛り込んでいる。

つまりApple Watchでは、それが対話するデバイス(iPhone 5以降)の上でのApple Payを利用できる。ただし今回のプレリリースバージョンでは、デモの内容も含め、自分の手首の上でチェックできたのは基本機能だけで、しかしAppleの社員たちがステージの上で操作してみせたのには、もっと高度な機能があった。

いろんな機能を正当に評価できるほどの十分な時間はなかったが、でも通知とクイックリプライはおもしろくて便利そうだ。しかしAppleがデモした二者間通信(二人のあいだで手書きのメッセージや、スマイリーのアニメ、心拍などを共有)は、やや奇異な感じがした。ただし今回Appleはその機能の目新しさをもっぱら伝えたかったようだから、実際にユーザの日常に定着するかどうかは、これからの問題だ。




〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

これらのメッセージが来たときの”Taptic”フィードバック(手首に軽い振動を与える)や、そのほかの通知機能はたしかに快適だ。つまり、相手の人が実際に自分の手首をタップしたような感触がある。Android Wearのうるさい振動音に比べれば、断然、しゃれている。必ず気がつくけど、全然うるさくはない。ぼくの短時間の経験では、38mmのApple Watchの方が42mmのバージョンよりTaptic通知は快適だが、その差は微差だ。

でも全体として、38mmの方がぼく好みだ。ぼくはウォッチファンでもあるので、小さい方がウォッチらしくて親しみを覚える。ぼくの大きな手首に巻いても、違和感はない。女性向けにデザインされているわけではないが、でも男女を問わず人気機種になるのはこっちの方(画面が小さい方)ではないか、とぼくは感じた。

レザーバンドも良くできていて、快適だ。スポーツ用バンドも、運動時に使えばきっと快適だろう、と思わせる。着脱型でサイズも変えられるリンクブレスレットはすばらしいイノベーションだけど、今回はスマートウォッチ用だけだ(下のビデオの4:40あたり)。ボタン類は、とても細心にデザインされているし、時計のいわゆる竜頭が回転する感じも、インタフェイスの要素としてなかなか楽しい。

ウォッチ上のいろんなインタフェイスをナビゲートする使い方と、単純に情報や通知を受け取るだけの使い方、どっちが主流になるか、まだなんとも言えないけど、とにかくAppleはこの新製品に本物のイノベーションを山盛りにした。ユーザがウェアラブルに求めるであろう、求めるかもしれない、機能をここまで深く考え探求したスマートウォッチメーカーは、今のところApple以外にない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iWatchのキラー機能は、支払いの2要素認証かもしれない

Appleは、どうやってわれわれにどうしてもスマートウォッチを買いたいと思わるのだろうか? モバイル支払いのリスクと面倒をなくすことだ。

あなたのiWatchが、支払い前のセキュリティーチェックとして、範囲内に自分のiPhoneがあると認識したとする。次に両者は店のPOSシステムに近距離無線通信(NFC)で接続し、「スターバックスに20ドル支払いますか?」という確認画面がiWatchに表示される。タップかボイスコマンドだけで、パスワードを入力することも、ポケットからiPhoneを出すことさえもなく支払いは完了する。簡単、スピーディー、安全。これでモバイル支払いは、メインストリームへの道が開かれ、その中心にAppleがいる。

赤ちゃんを抱いた母親が、両手が塞っていても優雅に食料品の支払いを済ませる、Appleのスマートなデモビデオが目に浮かぶ。

おびただしい数のスマートウォッチが今年になって出てきたが、その殆どが世間から無視されている。なぜなら今スマホでできている以上のことは大してできないからだ。Google Nowをボイスコマンドで呼び出すことは、キーボード不要の腕時計に大きな可能性を与えるが、一般消費者は人前で腕に向かって叫ぶことに二の足を踏むだろう。

なぜiWatchが必要かに対するAppleの答は、iPhoneにできないことができる、ではなく、iPhoneと一緒にできることなのかもしれない。

Appleにはこの戦略の下地がすでに出来ている。なぜなら多くの人々が様々なハイテク機器をこの会社から買っているからだ。iPhone、iPad、iPod、MacBook。iPodとMac、あるいはデバイス間でiPhotoやiCloudを使うことである程度のシナジーはあった。しかし、このiWatch/iPhoneの2ステップ認証という芸当は、Appleカルトに入信すれば財布はいらなくなる可能性を示唆しているのかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


iWatchにNFCが組み込まれるなら支払だけでなくすべてのAppleデバイスのハブとなる

Wall Street Journalの記事によると、AppleはいわゆるiWatchにNFC(近距離無線通信)を組み込み、支払いデバイスにするかもしれないということだ。しかしNFCのiWatch(とiPhone 6)への組み込みが事実とすれば、単に支払いだけでなく、消費者に「これなら欲しい」と思わせるような多くの便利な機能への扉が開かれるはずだ。

WSJの記事は、来週のイベントで発表が噂されている時計タイプのウェアラブルデバイスにNFCが組み込まれるなら、それはAppleが支払サービスに本格的に参入を開始することを意味すると推測している。業界ではAppleは遅かれ早かれ、その膨大なiTunes Storeアカウントをデジタル・コンテンツの販売以外に利用することになると見てきた。iWatchに支払機能が組み込まれるというのは当然すぎる方向だろう。

またiWatchには2種類のサイズが用意され、曲面ディスプレイとヘルス関連の多数のセンサーが内蔵されるものと見られているが、New York Timesの記事によれば、iWatchに装備される歩数計、心拍計はこれまで市場に出回っている同種の製品よりはるかに精度が高いという。またフレキシブル・ディスプレイとワイヤレス充電機能が備えられるとも観測している。

その他多くの報道もNFCなどiWatchの基本的な機能に関してはほぼ一致している。私は当初、Appleが支払サービスに参入する理由を理解するのに苦しんだ。しかしNFCと支払機能がiPhoneだけでなくウェアラブルデバイスにも組み込まれるということになれば、なるほどきわめて強力なセールスポイントになる。

iWatchがNFCでMacとiOSデバイスと通信して、ユーザー認証を行ってくれれば、いちいちパスワードを手で入力する必要がなくなる。これだけでもユーザー体験の画期的な進歩だ。これまでにもBionym Nymiなどの専用認証デバイスは存在したが、Appleならこれを実用的な多機能ウェアラブルデバイスとして実現できる。iWatchによってユーザー体験がスムーズ化されるのは店舗での支払だけでなく、(iOS 8のHomeKit機能を通じた)iOSデバイスのコントロール、さらにはPassBookを利用したポイントカード入力や切符、チケットの購入まで幅広い。

Android Wearを利用したスマートウォッチが次々に市場に出ている中、iWatchが基本的にそれと同じ機能なのであれば(iPhoneと連携できるにせよ)さほどの魅力はない。 スマートウォッチが本当にマスマーケットに普及するためには、すべての普及しつつあるスマートホームデバイスも含めたすべてのデバイスのコンパニオンとして利用できるような機能を備えていなければならない。現在市場に出ているウェアラブルデバイスは程度の差こそあれ、いずれもあまり使いやすいとはいない。もしAppleがあらゆるAppleデバイスをコントロールできる機能をこれまでのプロダクトのようにシンプルなユーザー体験で提供できるなら、ウェアラブル市場の勝者となることは容易だろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Apple、9月9日にiPhone 6に加えてウェアラブル・デバイスも発表か?

Appleは9月9日(まだ確認はされていないが)のプレスイベントに向けて大忙しだろう。Re/codeの最新記事によれば、このイベントでAppleはiPhone 6に加えてウェアラブル・デバイスの発表も行うということだ。John Paczkowskiは「Appleのウェアラブル・デバイスはiOS 8に搭載されるHealthKitと連動してヘルスとフィットネスの機能を発揮する。同じくiOS 8のHomeKit機能を利用してし、家庭の機器とも連動するだろう」と」書いている。

この記事は、「Appleのウェアラブルは2015年に入るまで発表されない」というこれまでの観測とは異なる。ただし、Appleが9月のイベントでデバイスの外観や機能の概要だけを発表し、実際の出荷は年明けとなるという可能性も残されている。デスクトップのMac Proの場合も発表から出荷までかなりの間が開いた。

これまでの情報を総合すると、Appleのウェアラブルは多数のセンサーを搭載し、血圧、発汗、心拍、歩数などをモニタできるデバイスになるらしい。またスマートウォッチとして各種のプッシュ通知を表示する機能も備えているということだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Appleが高級腕時計のTag Heuerから営業部長を引き抜く、iWatchを高級ブランドに育てる気?

Appleがまた、高級品名門ブランドの役員を引きぬいた。今度のPatrick Pruniauxは、高級腕時計Tag Heuerの営業担当VPで、彼は7年いた高級時計の世界を去り、Appleに加わる。上の写真で右から二人目がPruniauxで、iWatchの噂がやや盛り上がってきたタイミングでAppleに入ることになる。

Tag Heurは、Formula Oneシリーズの腕時計と、イメージキャラクターがTiger Woodsであることで知られている。

Reutersの記事によると、時計業界のアナリストたちはiWatchは高級品市場には食い込めない、と見ている。腕時計の中級品市場は、顧客がきわめて浮気っぽいことで悪名高い。しかしiOSで動くスマートウォッチは、うまくいけばクォーツや機械式腕時計からの浮気を誘うステータスシンボルになりうるかもしれない。スイスの時計メーカーの多くが、 スマートウォッチでは出遅れているが、でもSwatchのPaparazziウォッチは、WiFiでニュースをユーザの手首に運んでくれる。

Tim CookのAppleは、Pruniauxの前にも高級ブランドから人を引きぬいた。5月にはBurberryの元CEO Angela Ahrendtsを、そしてその前にはYves Saint LaurentのトップPaul Deneveを、かっさらったのだ。

これでいよいよ、iWatchの登場も間近か? それはPruniauxだけが知っている。われわれ外野から見てて分かるのは、Appleが高級品市場に三倍賭けしていることだけだ。

画像出典: ishida-watch.com

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Appleのスマートウォッチは10月デビューか―2.5インチ曲面ディスプレイでワイヤレス充電

Reutersの記事によると、Appleは早ければ10月にスマートウォッチを発売する。これに備えて7月にも量産が開始される。このスマートウォッチのスクリーンは直径2.5インチ、やや角ばった形状で、バンドから少し浮き上がったアーチ型だという。またタッチ機能、ワイヤレス充電機能も備える。

記事によれば、Appleは発売後最初の1年で5000万台の販売を予定している。OEM生産に当たるのは台湾のQuantaコンピュータ社で、同社は現在小ロットの試作を行っている。試作バッチのディスプレイはLGが供給している。このスマートウォッチはSamsungのGear 2のものに似た心拍計を備えているという。

Appleがこの秋にスマートウォッチの発表を準備しているという情報は業界に広く知れ渡っているが、今回権威あるニュースメディアによるさらに具体的な報道が追加された。今月、日本の大手経済紙、日経もAppleはスマートウォッチを10月に発表すると報じた。この記事では曲面OLEDディスプレイが採用され、健康モニタ関連の機能が提供されるとしていた。これはReutersの記事の「アーチ型のディスプレイ」という情報と一致する。

一般的に言って、Appleが新製品の発表を控えて量産に入ると、製品の詳細に関する情報が次々にリークされる。新しいiPhoneのローンチの際も同様だった。そうした前例も考慮すれば、最近のAppleのスマートウォッチに関する情報もかなり確度が高いと考えられる。

Appleが角型のディスプレイを採用したというのが事実ならそのデザインはこれまでも噂されてきたように、NikeのFuelBandに近いのかもしれない。しかしデザインに関してはまだ十分に信頼できる情報は出ていない。ただし、スマートウォッチがAppleが秋に一般公開を予定しているiOS 8のHealth機能と連携することは間違いないだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Apple CEO、ティム・クックはiWatchの細部に興味がない(NYT紙)

Apple CEO Tim Cookは、今日(米国時間6/15)のNew York Timesにその人物像が取り上げられ、彼の経営者として、および人権・環境問題への取り組みに関する背景が詳しく紹介された。しかし、そこにはさらに、噂されるiWatchプロジェクトに関する情報も載せられている。どうやって作られているのか、いつ販売されるのか。

Cookは、前CEO、スティーブ・ジョブズと比べと、製品開発に直接口を出さないと言われている。ジョブズは、新デバイスのごく些細な部分にさえ狂気じみた関心を示したことで知られている。iWatchについて、NYTの情報源は、Cookは製品開発の細部に関する責任を、他の幹部、例えばデザイン責任者のJony Ive等に委譲することを好むと言う。

そしてCookは、心拍等の重要な生命信号の監視能力や、どうやってそれが、医療を情報に基づいた効果的なものにするのに役立つか等、iWatchの「巨視的意味あい」に集中していると言われている。これを踏まえれば、HealthおよびHealthKitが、消費者にiWatchが届けるものの中で重要な部分を占めると予測することは理にかなっている。

Apple自身はその開発の事実さえ認めていないが、来たるべきiWatchに関する最新情報が記事に書かれている ― NYTの情報源によると、第4四半期中に発売されるらしい。これは、9月に新しいiPhoneハードウェアと共に発売されるとする予想や、日本のビジネス紙、日経による10月単独発売説などの過去の噂とも符合する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


曲面OLEDディスプレイを搭載し、健康情報管理などに利用できるApple製iWatchは10月に登場(日経記事より)

Appleは今年もWorldwide Developers Conferenceにて、いろいろな情報を提供してくれた。ただiWatchに関しての情報は出てこなかったようだ。しかし日本の新聞社である日経からの情報によれば、iWatchは10月リリースにむけて着々と準備を行っている最中なのだそうだ。曲面OLEDディスプレイを搭載して、OSにはiOS 8を採用していると、日経はレポートしている。

これまでにもiWatchに関する情報は流れてきていた。iWatchは着信履歴やメッセージの通知を行うのみならず、睡眠時の心拍数や、また消費カロリー、あるいは血中糖度および血中酸素濃度などを利用者に通知するようになっているとのことだった。さらに、NikeがFuelBand部門のレイオフを行っているとの情報が流れて以来、これはAppleとNikeが協業していることによるものだという噂があった。日経の報道はこの点についても肯定的な情報を流している。

これまでに流れた噂を肯定するだけの記事のようでもあるが、リリース日を予測している点で新たな情報であるということができよう。曰く、新型iPhoneと同時に、10月にリリースされるというのだ。いつか登場するはずだという話は何度も出てきていたが、これまでで最も限定的な期日を予測した記事であるといえるだろう。ちなみに日経は以前にも公式アナウンス以前にリリースデートを正確に言い当てたことがある。

WWDCではHealthおよびHealthKitがアナウンスされた。健康およびフィットネス管理を行うためのプラットフォームとなるものだ。HealthKitを通じて、Healthで収集した各種データを活用するプログラムを作成できるようになっている。健康/フィットネス関連の情報を統一的に扱う仕組みが用意されたのだ。またAppleの提供したアプリケーションだけでも、各種健康関連の情報を入手することができ、また必要なときに医療関係者などに示すための情報を集約することができるようになっている。

そうした情報を一括で管理して活用するために、Apple発のウェアラブルが出てくるという「噂」が、そろそろ現実化しそうだという話なわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


話題先行の(?)スマートウォッチ。「インフルエンサー」はAppleおよびTim Cook

Appleは、今のところまだスマートウォッチ関連のプロダクトを発表していない。しかし既に、スマートウォッチ業界で2番めの影響力をもつ(influential)企業となっているのだそうだ。ちなみにトップはSamsungだ。

ランキング情報は、Appinionsの「Smart Watch Influencer」によるものだ(訳注:サイトで登録を行えば誰でもレポート全文を見ることができる)。1位となったSamsungはいくつかスマートウォッチを市場に送り出しているし、3位に位置するGoogleも、いくつかのプロダクトに関係している。そのような中で、まだ具体的プロダクトの存在しないAppleが2位になるというのは、すなわち市場からの期待の大きさを示すものとみることができよう。Appleの方がスマートウォッチ関連の質問を受けた際には、「ノー・コメント」と回答するのが常で、これもまた参入を否定するわけではないという意味に、市場には受け取られている。

Samsung、Apple、そしてGoogle以外のトップ10はMotorola、LG、Acer、Pebble、Sony、Intel、そしてMicrosoftとなっている。

この世界にはやくから参入していたPebbleは、影響力という観点からみると、ポジションを低下させているようだ。

さらに、人物毎にみても、NikeのCEOであるMike Parkerと、Misfit WearablesのCEOであるSonny Vuに続いてAppleのTim Cookが3位になっている。

先にも記した通り、Appleはウェアラブルの分野のプロダクトをまだリリースしていない。しかし動きが見て取れないわけでもない。たとえば医療系センターのエクスパートたちを入社させているし、またBurberryのCEOを販売戦略担当に据えたりもしている。さらにNikeのFuelBandのデザイナーも戦力に加えているようだ。

但し、影響力をもち、また有能な人材を採用しているからといって、AppleのiWatchが大成功をおさめるかどうかは、まだわからない。喜び勇んで購入した人が、引き出しに仕舞いこんでオシマイなどということになる可能性も、ないではない。

Editor’s Note: The data used in this report is taken from approximately 25,000 opinions relevant to the smart watch industry between February 10 and May 9, 2014.

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(翻訳:Maeda, H


AppleはiWatchのために誘導充電とディスプレイのソーラーパネル化をテスト中

Appleの来(きた)るべきスマートウォッチの開発には、誘導充電と太陽光発電電池の探求が含まれている、とThe New York Timesが報じている。同紙は電池技術全般に関する長編の概要記事の中で、Appleがスマートウォッチの無線誘導充電と、ディスプレイにソーラーパネルを組み込んで太陽光や環境光から電力を取り出す方法を試験している、と明かしている。

どちらも、腕に装着するAppleのウェアラブルのために現在テスト段階にある技術、とされている。ということは、Apple iWatchが来年発売されるとするなら、それには間に合わないことを意味しているのかもしれない。たとえば、とりわけ太陽光充電は、NYTのその記事によれば、一般的に実用化は数年後、とされている。

でもそれは、現在のウェアラブルの最大の難点を克服する技術だから、Appleが腕につけるタイプのスマートデバイスの開発でとくに力を入れている、という話は単なる仮定としても大いにありえる説だ。先日9to5Macには、iWatchは健康とフィットネスに注力、という記事が載り本誌も紹介した。そのためにAppleは今、iOS 8に最初からインストールされているアプリとして”Healthbook”を開発しているらしい。また、その後の詳報はないものの、Appleはユーザの体の動きによる充電を検討中、という噂もあった。なにしろ、雰囲気としては、今Appleは新しい充電技術を、あれやこれやとトライしているらしいのだ。

電池寿命はいわば、製品としてのウェアラブルの急所だ。充電が面倒で、しかも、充電を忘れてアプリが動かなくても人生の重大事ではない、と分かれば、装着しない人や、最初から買わない人が増えるだろう。デバイスの充電という面倒な手間が、また一つ増えることを、多くの人が歓迎しない。充電がどうしても必要なら、その間隔をできるだけ長くするのが、開発の重要要件の一つになる。この点に、今Appleは苦労しているようだ。

Appleは、一般消費者や評論家などが、事前に“こんなものが必要だ・欲しい”とは思いもしなかったものを、売ることに何度も成功してきた。iPadは、その最近の成功例の一つだ。スマートウォッチも、そんな彼らの成功作の一つになるのかもしれない。今そのために、新しいより効果的な充電方法をいろいろテストしているという報道が確かなら、Appleのイノベーションのねらいどころは、またまたドンピシャリ正しい、と言わざるをえない。

iWatch画像制作: Todd Hamilton.

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iOS 8とiWatchでは健康チェックが最大の機能に, Appleの役員とFDAが会談

震源地が自分である噂に関しては以前から確度の高い9to5Macによると、Appleは来(きた)るべきiOS 8で、モバイルデバイスによる健康チェックに革命をもたらす。そのiOS 8でやってくるマーキーアプリケーションは”Healthbook”と呼ばれ、健康とフィットネスとトレーニングに関するすべての情報をモニタし、iWatchがモニタする生命徴候信号も読み取る。9to5Macの筋によれば、大量のセンサを搭載したiWatchは目下、“順調に開発が進められている”そうだ。

そのヘルスモニタリングアプリ”Healthbook”は、最初からiOS 8にインストールされており、Fitbit、Nike、Runkeeper、Withingsなどなど、この分野の既成勢力にとっては大打撃になる。それは、歩いた(走った)歩数や距離、燃焼カロリー、体重の変化、血圧、体や皮膚の含水率、脈拍、などなどなどなどをモニタし報告する。

AppleがiOS 8でヘルスチェックに力を入れることは、今週のいくつかの報道が裏書している。たとえば今朝のThe New York Timesは、Appleの役員たちが昨年の終頃FDAと会談してモバイル機器の医療的利用について議論した、と報じている。またAppleは2013年の7月に医療機器大手Masimo Corporation(日本法人)の医学担当最高役員Michael O’Reillyを引き抜いた、とされている。とくにO’Reillyは、パルスオキシメトリー(脈波型酸素飽和度測定)の権威として知られている。この技術は、指先などにつける簡単な光学センサ装置で、人に痛みや不快感や傷を与えることなく、重要な生命徴候信号を読み取る。

9to5Macの記事は、”Healthbook”の機能の説明が詳しい。まずその名前はPassbookにあやかっているのだろう。ユーザはカードを次々とスワイプして、ひとつひとつの生命徴候データを見ていく。全部見終われば、その時点の自分の健康状態や診療関連の状態が分かる。ただし、記事に書かれている機能やインタフェイスは、今後のFDAの介入などによって変わる可能性がある。

iWatchに関してはあまり情報がないが、リリースは年内で、Healthbookにデータを供給するためのセンサ群を搭載するらしい。ただしHealthbookは、Appleの規格を満たすサードパーティ製のモニタや機器からでもデータを読み取ることができる。iWatchでもうひとつおもしろいのは、これは地図が最重要なアプリとなるスマートウォッチで、腕時計ならぬ腕ナビとして使えることが、最大の売りになるらしい。

今Appleに問い合わせ中なので、何か情報が得られ次第この記事をアップデートしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Appleが「消えるベゼル」の特許を取得―iWatchに応用か?

AppleInsiderによれば、Appleはユニークなベゼルの特許を取得した。これは超小型(iWatchなど)のデバイスのベゼルにタッチ機能を与えるだけでなく、タッチスクリーンの周囲に必要に応じてベゼルを出現させたり、消したりできる。

このテクノロジーにはどういう用途が考えられるだろう? たとえばiPad miniの場合、Appleはハードウエア全体の大きさを最小限にしながらスクリーンのサイズは最大限にしようと努力した。ベゼルが大幅に縮小された結果持ち歩きにはたいへん便利になったが、狭いベゼルのおかげで、スクリーンに触れずにiPadminiを持つことがたいへん難しくなっている。そのためユーザーはひんぱんに誤タッチに悩まされている。

今回の新特許を利用すれば、ベゼル部分の反応と見かけを変えることにより、コンテキストとユーザーのタッチ行動に応じて、デバイスにベゼルを出現させたり消失させたりできる。たとえばベゼルの1部分をさまざまな色で光らせたり、完全な透明から完全な不透明まで種々に変えたりできる。つまりベゼル部分に今まではまったく異なった高度な機能を持たせることができるわけだ。

このスマート・ベゼルはガジェットにさまざまな新たな可能性をもたらす。たとえばビデオの再生の場合にはベゼルを完全に消して、すべてをスクリーンとして使うことができる。フルスクリーン・モードはまず最初に考えつくこのテクノロジーの応用だ。

その他、スマートウォッチのような超小型のデバイスに必要に応じてベゼルを付け加えたり、消したりできる。Appleは最近“iWatch”を商標として日本、メキシコ、台湾などの出願している。おそらく近い将来、製品がリリースされるだろうが、そのスクリーンはiPodnanoより大きくははならないだろうから、ベゼル・テクノロジーの応用にうってつけだ。

超小型のスクリーンの面積を最大限に利用したい場合、アプリごとにベゼルのサイズと位置を変えることができる「消えるベゼル」は大きな効果を上げるはずだ。Appleの特許は取得から実際の製品になるまでかなりの時間がかかるのが普通だが、この特許はいち早く実用化される例となるかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Apple、日本でiWatchを商標登録 ― 冷静に、待ち続けよ

憶測の渦はおさまらない。Bloombergの報道によると、AppleはiWatchの商標を ― また ― 登録した。今回の申請先は日本で、対象範囲はハンドヘルドコンピューターおよび腕時計デバイスで、日本の特許庁には6月3日に申請されていたが、先週初めて公表された。これはロシアの新聞で、先月同社がロシアでiWatchの商品登録を申請したと報道されたのに続くものだ。

では、Appleがこれを作っているのは間違いない、そうだろうか? かもしれないが、私の意見は噂製品に終る方に傾いている。大手家電メーカーが未来の商品名を商標登録することは日常茶飯事だ ― 計画のはるか先にあったり、PowerPointのプレゼンだけに存在する商品のことだ。一方、もしAppleが実際スマートウォッチを発売するとしたら、そのタイミングは〈いつでも〉いい。

テク系メディアは今のAppleについて、喉から手がでるほどブレークスルー製品が欲しい会社と書き立てているが、Tim CookのAppleがJobsの脚本から大きく離脱しているのでない限り、この会社はiWatchに関して〈待ち〉の姿勢を取り続けるだろう。クパチーノは優れたイノベーターとしてよく知られており、後から見ればいつもその通りかもしれないが、Appleのイノベーションの定義は、〈初〉であることの方が稀だ。

iPodは最初のMP3プレーヤーではなかったが、1.8インチのハードディスクを初めて活用したことが決定的だった(「ポケットの中に1000曲」)。iPhoneは最初のタッチ式スマートフォンではなかったが、静電容量方式とフィンガーフレンドリーなUIを採用し、購入と同時にデータ通信を可能にしたことが〈決定的〉だった。同様に、iPadはあらゆる意味で最初のタブレットコンピューターではなかったが、どう成功したかは誰もが知っている。この会社は、「ノー」と言える能力を拠りどころに後発製品を作ってきた。

少なくとも「まだ」と言える能力によって。

Apple CEOの最近の発言にヒントがある。D11カンファレンスでCookは、Appleがスマートウォッチや他のウェアラブル技術を手がけている可能性について語った。「眼鏡も腕時計も着けたことのない若者にが着けたくなるようなものは存在しない。少なくとも私は見たことがない」

もちろん「私は見たことがない」とは、Appleの数あるライバルからまだ市場に出ていないという意味かもしれない(PebbleやSonyその他大勢の会社には失礼)。あるいは、CookはまだAppleの研究開発部門で作られているのを〈見たことがない〉のかもしれない。一つ私が確信しているのは、Appleはテクノロジーの弱点 ― スマートウォッチのバッテリー寿命やUIに留まらない ― が克服されない限りiWatchの出荷を認めないだろうということだ。それにはまだしばらく時間がかかるかもしれない。

Appleファンボーイ諸君、冷静に、待ち続けよ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Appleのティム・クックCEO、今秋の新製品発表を喧伝

AppleのCEO Tim Cookは、将来の製品計画についてあまり具体的なことを言わないのが通例だが、このたび新製品の発表時期についていつもとは違う異例な正確さで語った。Cookは今日行われたAppleの収支会見の冒頭、同社がエキサイティングな新製品を秋に発表することを楽しみにしていると語り、後のQ&Aでも全く同じ内容を繰り返した。

「あまり具体的にはできないが、われわれは今年の秋から2014年全体にかけて本当にすばらしい製品を披露するつもりだ」と、前言の詳細を問われたCookは語った。もちろん彼は詳細を語ったのではないが、前に言ったことを確実に繰り返した。CookがAppleの製品発表サイクルに関する世間の期待を、以前よりも直接的に操作しようとしている意図は明らかだ。

表明上この発言は、新しいiPhone(複数モデルの可能性を含む)が6月のApple WWDC 2013イベントで見られるだろうという噂や憶測を冷却させるためのように見える。Appleの供給および製造パートナー発の情報は6月頃の発売を匂わせているが、つい先週一部アナリストらは、iPhone 5Sは秋発売に戻ったと噂し始めた。

Cookは、秋以前に新製品が出る可能性を完全には除外しているわけではないが、製品イノベーションに関して今秋から来年全体に注目を集めたがっていることは明らかだ。果たしてこれが9月以前にはわずかな変更のみで、後から噂のiWatchのような大型爆弾がやってくるのか、それとも秋以前には何も見られないのかは未だに不明だ。

Appleは製品計画に関してほぼ絶対に明かすことがなかったので、Timが具体的な時期を言いたがったり、「新しい製品カテゴリー」に言及したという事実に基づけば、今年の秋に期待する価値はありそうだ。Cookが意図的にわれわれの目をくらまそうとしているのでない限り、Appleの新製品を待ち望んでいる人たちは夏まで眠っていた方が良いかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi)


AppleのiWatchは、iPhoneないしiPadを手首に結びつけるための「バンド」だった?!

大いに話題を集めたAppleのiWatchではあるが、どうやら期待通りのプロダクトではないようだ。

フレキシブルディスプレイ搭載で、Siriによる操作が可能であるという噂もあった。しかし、実のところはiWatchとはAppleデバイスを装着するための「バンド」に過ぎないようなのだ。

上には、リハーサル時点でのリークビデオを掲載しておいた。ビデオを見れば使い方はすぐにわかる。この「バンド」でiPhoneないしiPadを手首に巻きつけて使うわけだ。「バンド」の価格は249ドルなのだそうだ。この価格は他のスマートウォッチを意識したものだが、もちろんiPhoneおよびiPadは別売りとなっている。

Appleに発売時期について尋ねてみたが、現在のところ詳細な情報は入手できなかった。アナリストによれば、iWatchは次世代iPhoneと同時に、7月に発表されるのではないかとのことだ。

発売時期や地域についての情報は得られなかったものの、MBAないしMBPについても対応可能であるとの説明は受けた。これによりスマートウォッチにて「フル機能」を体験することができるようになっているわけだ。

「iPhoneやiPadを指して、情報消費のためのデバイスであると言う人たちがいます」と、匿名を条件にAppleのエグゼクティブがインタビューに応じてくれた。「私たちは、iWatchについては生産的な用途にも活用してもらいたいと考えているのです。そこでノートデバイスを取り付けられるようにしたのです」とのことだ。

Appleとしては、デザイナーやクリエイティブによる利用シーンを想定しているのだろう。

ちなみにこのiWatchプロダクトを存分に活用してもらうため、Appleは関連プロダクトのリリースも計画しているようだ。見れば誰でもわかるように、このiWatchに大型のAppleデバイスを取り付ければ、身につけた状態で歩いたり、手を動かしたり、そしてもちろん作業を行ったりするのが、肉体的に大きな負担となる。そこでAppleはそうした動作による体重減を測定するための、エクササイズ関連グッズをリリースする予定だというのだ。「重たいスマートウォッチを使ってダイエットしよう」ということのようだ。

Appleがこうしたプロダクトのリリースを考えているのは、もちろんSamsungによる身体データの数値化(Quantified Self)関連プロダクトの充実を意識したものだ。Galaxy S IVにはハートレートモニターや体重計などの機能を持たせるのではないかと噂されている。

Appleとしてもいろいろな戦略があるのだろう。ただ、個人的にはiWatchがコンピューティングデバイスではなく、単なるアクセサリーであることに失望の気持ちを禁じ得ない。もちろんAppleのこうした選択は生産コストやR&D費用の削減を目指したものであるということなのかもしれない。

Appleは「期待値管理」の手法を用いているつもりなのだろう。これはMapsでも同様であったと言うことができるかもしれない。戦略の成否は時が明らかにしてくれるものと思う。

訳注:本記事は米国TechCrunchサイトからの翻訳であり、同地は未だ4月1日であることを記しておきます。みなさまの温かいご理解をよろしくお願い致します。

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(翻訳:Maeda, H)


iWatchはiOSを採用か。バッテリー寿命が課題(The Verge報道)

AppleのiWatchには本格的iOSが載るらしい、と最新レポートが伝えている。また同社は年末の発売を目標にしているが、まずはバッテリー寿命問題を解決する必要がある。The Vergeの情報筋によると、Appleのプロトタイプ版腕時計ハードウェアは、現在1~2日間しかバッテリーが持たないため、同社は一般公開までに最低でも4~5日間(Pebble並み)にすることを目標としている。

AppleがiWatch用に別OSではなくiOSに手を加えたものを使うというニュースは、本当であれば大変興味深い。2010年に発売された第6世代のiPod nanoで、AppleはiOSに似ているがより軽量ではるかに制限の大きい専用モバイルOSを採用した。今回nanoのOSではなくiOSを使うことは、Appleにとっていくつか利点がある(モバイル製品ラインでコードを統一できる、サードパーティー開発者が参入しやすい、新規ユーザーにとって親しみがある等)。これは大きな挑戦であることに加え、AppleモバイルOSに新たな断片化が加わるというリスクもある。

Appleが当初iPhoneのOSをOS Xと同じものであると発表したことは注目に値する。混乱を招く行動だったが、同社は結局これをiPhone OS、後にiOSの呼ぶようになった。iWatch発表時にも似たようなことが起こるかもしれない。このリストトップ・コンピューターのOSは、様々な異なる機能に対応するために、結局同社のスマートフォンやタブレット用とは大きく異なるものへと分化している可能性がある。

仮に報道が正確だとすれば、Appleがバッテリー寿命改善を目指しているのは正しい道だ。腕時計型コンピューターの価値は、無意識に使えるかどうかに大きく関わってくる。そもそも着用可能コンピューティングの魅力は目立たないことで、スマートフォンやタブレット以上に日常生活に溶け込みやすい点にある。毎日充電器に繋がなければならないiWatchは価値の大部分を失ってしまう。

さらにThe Vergeは、iPhoneとiWatchの間で情報や通知を交換する適切な方法についても、Appleはまだ作業が必要であると書いている。現在このデバイスとその開発状況に関する唯一最大の情報源は同誌だが、今後は開発者やAppleウォッチャーたちがiOSの開発者バージョンをくまなく探して、iWatchに関係する痕跡を見つけにかかることだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)

AppleのiWatchは2013年のうちにリリースか(ブルームバーグ報道)?!

Image (1) iwatch_def11.jpg for post 157418AppleのiWatchが「正体不明のプロダクト」として注目を集めている。そんな中、Bloombergの記事にiWatchの可能性について述べるものがあった。その記事の中でBloombergはiWatchが年内にも発売されるのではないかという推測を行なっている。Blombergの情報ソースは、前にも記事に登場したiWatchチームの存在を明かしたのと同じ人物であるようだ。Appleは「年内にもiWatchデバイスをリリース予定」だとのこと。

Bloombergの記事にはiWatchに搭載される機能についての記述もある。曰く電話をかけることができ、着信通知を表示することができ、地図情報と連携した歩数計としての機能や健康情報をモニタリングするセンサーとしての機能があるらしい。つまりはフィットネス分野において、iPodやiPhone同様に、Nikeと連携していく機能が備わっているということのようだ。

ちなみに今回のニュースに先立って、AppleのサプライパートナーやGorilla Glassの製造元であるCorningは、超薄板フレキシブルガラス(Willow Glass)を使ったプロダクトが3年以内に市場に出ることはないと述べていた。これに伴い、iWatchのリリースも3年先まではあり得ないとする見解もあった。しかしiWatchにWillow Glassを採用する必要がないのは当然のこと。Pebble Smartwatchのように既存技術を用いて開発することも考えられるわけだ。

ちなみにBloombergによると、AppleのチーフプロダクトデザイナーのJony Iveは、ずっと腕時計型プロダクトに興味を持ってきていたとのこと。デザインチームを伴って、Nikeの時計製造部門を訪問したこともあるのだそうだ。Bloombergの以前の報道によれば、iWatchプロジェクトに関わっているチームは100名ほどを数えるとのこと。

iWatchを巡る憶測記事は、日々その数を増やしている。しかしApple自体はその内容について全く発言を行なっていない。これはなるほど正しい振舞いだと言える。たとえば2013年内にリリースつもりがあるにしても、公式に何も表明していなければスケジュールを先送りしたところで何の問題もないのだと主張することができる。信頼できそうな筋からのリークではあっても、あくまでも正式なアナウンスとは異なるという姿勢を保つのが、企業として正しい振舞いだとも言えよう。ただ「年内」という時期には確からしい要素がある。すなわちGoogleが年内にウェアラブル・コンピュータをリリースするという話もある。Appleがこれに対向する意図を持ってリリース日を設定するのも、あながちあり得ないことではないだろう。

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(翻訳:Maeda, H)