LGやPhilipsについで、SamsungもBluetooth接続型LED電球をリリース

やはりLGPhilipsによる展開を黙ってみているつもりはなかったようだ。SamsungもBluetooth接続型LED電球シリーズをリリースした。シリーズの名前はSmart Bulbという。スマートフォンやタブレットなどから、照明を直接コントロールすることができる。

但し、このLED電球には、Philipsのように色を変えたりする遊び心を伴う機能は搭載されていない。Samsungとしては、日常で利用されることをより強く意識したということなのだろう。

このSmart Bulbは、明るさを10%にまで下げることができ、また色温度を2700k(arm white)から6500k(cool white)まで変化させることができる。Samsungによると電球の寿命は1万5000時間だそうで、一般的な使用で10年ほどももつことになる。

Smart Bulbラインにはスポットライト型やチューブタイプなども用意されていて、この製品バリエーションはLGやPhilipsにはない魅力として消費者に訴えることとなりそうだ。

製品はドイツのフランクフルトで開催されるLight + Building 2014でお披露目される。価格や出荷時期については今のところ明らかになっていない。但しSamsungの発表によると、これらは商業施設用のみならず消費者向けのシリーズとしても展開していく予定であるとのこと。ほどなくHome Depoなどでも扱われることとなるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H


今年のアカデミー賞は・・・サムスン、ジェニファー・ローレンス、そしてセルフィーに決定

このうち誰ひとりとして金の小像を持ち帰った者はいないが、Samsung、ジェニファー・ローレンス、そして何といってもスター満載の自撮り写真が昨夜のオスカーを独占したことは間違いない。少なくともソーシャルメディアによれば。

PopTipがまとめたInstagram、Facebook、Twitterでリアルタイムに交された会話の分析によると、Samsungは、アカデミー賞授賞式スポンサーに関して言及されたフレーズのトップテンのいくつかを占めた。Galaxy Note、Galaxy s5、そしてSamsung提供によるセルフィー[自撮り写真]だ。

事実、セレブ11人(メリル・ストリープ、ブラッドリー・クーパー、ジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピット、レディー・ジェニファー・ローレンス等々)を撮った写真のTwitter界での人気はすさまじく、20分ほどの間に200万回以上リツイートされ同プラットフォームを圧倒した。オスカーに巨額なスポンサー料を払ったSamsungにとって唯一重要なのは、この歴史的セルフィーがGalaxy Noteで撮影されたという事実だ。

エレクトロニクスの巨人は、番組中5000回以上言及され、エレン[デジェネレス]によるSamsungセルフィーについての書き込みは3万件近くに上った。

これはSamsungにとって何を意味するのだろうか? 興味深いのは、Samsungがその焦点をGalaxy SラインからNoteラインへとシフトしつつあることだ。Samsungは番組中Galaxy s5も紹介した。さらには、セレブというセレブが、会場や舞台裏でSamsung製品を使ってツイートしたり、FacebookやRedditしているところが派手に映し出された。

そしてもう一つ注目すべきは、エレン・デジェネレスが舞台裏で写真を撮りツイートしていたのが[Galaxy Noteではなく]iPhoneだったという事実だろう。Samsungとしては怒るわけにもいかない。

他のソーシャルメディアに関するニュースとして、ジェニファー・ローレンスが依然この世界で最もお気に入りの人物であり、イベント中最も多くツイートされた有名人だった。「ジェニファー・ローレンスが転んだ」は、レッドカーペットの最中いちばん多くシェアされたフレーズで、この晩最も多くツイートされたフレーズトップ10にも入った。同夜のジェニファー・ローレンスに関する書き込みは、計1万8354件を数えた。

ボーナス:自分もオスカーのセルフィーに写りたいという人は、これをお試しあれ!

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Samsung Galaxy S5のユーザー事前登録が48時間で10万を超える―T-Mobileの新記録

T-Mobileの最高マーケティング責任者、Mike SievertはSamsungが先ごろ発表したスマートフォンの新フラグシップモデル、Galaxy S5について今朝(米国時間2/26)ツイートした。 それによると、Samsungの発表から48時間以内にT-Mobileに寄せられた事前登録が10万件を突破したという。これは同社にとって新記録だ。

事前登録は、実際の購入予約ではなく、ユーザーがその新製品に関心があることを示すものに過ぎない。それでもSievertは「Samsungの新スマートフォンは大ヒットになりそうだ」と別のツイートで述べている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Samsung、Tizen OSを搭載したスマートウォッチのGalaxy Gear 2を発表。4月より発売開始予定

既にご存知のこととは思うが、SamsungがスマートウォッチのGalaxy Gear 2を発表した。Tizen OSを搭載し、バッテリーは最大で3日間もつのだそうだ。各種アプリケーションが登場してくる予定なのだとのこと。Galaxy Gear 2とGear 2 Neoの2モデルが用意され、後者にはカメラが搭載されない。出荷は4月を予定しているそうだ。

Tizen OSとは比較的新しいモバイルOSで、SamsungはNX300mカメラで最初に使っている。このOSを利用することで「より豊かなアプリケーションエコシステムを構築できる」とSamsungは主張している。スマートウォッチのデバイス面を言うと、1.63インチのタッチスクリーンを備え、プロセッサは1GHzで動作する。内部記憶域は4GBとなっているようだ。ちなみにこのデバイス、他のSamsungスマートフォンと連携して動作するようになっているとのこと。iOSユーザーにとっては選択肢となり得ないということなのかもしれない。

Tizenの話に戻すと、これはSamsungも主導するオープンソースでマルチデバイスをサポートするものだ。車載エンタテインメントユニット、スマートテレビなど、日常モバイルデバイス上での普及も狙っている。ウェブAPIも用意して、開発の容易性を担保しようともしている。マルチデバイスでの動作戦略の一環として、スマートウォッチにての採用となったわけだ。

4月に出荷予定ということだけが発表され、価格についてはまだ発表されていない。Engadgetにもう少し詳しい記事も出ているようだ。

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(翻訳:Maeda, H


Samsung Galaxy S5の詳細―防塵防水、心拍計、指紋スキャナ、4Kビデオカメラなど新機能多数

SamsungのGalaxy S5がはされた。5.1インチ、1920×1080ディスプレイを備えサイズはファブレットのジャンルに近いた。ホームボタン上に指紋センサー、裏側のフラッシュの近くに心拍モニターがあり、おそらくこれがもっとも実用的に効果が大きい改良点だろうが、防塵防水仕様〔IP67準拠・訳注参照〕となった。

このAndroid 4.4 Kitkat搭載フラグシップモデルは筐体デザインの面では現行モデルをほぼ踏襲している。やや大きなスクリーンを収容するために若干サイズが増加しているが、依然プラスティックのボディーだ(金属採用の高級版も存在する)。指紋スキャナー、心拍モニターはハードウェア上の大きな新機能だ。Galaxy S5はヘルスとフィットネスに大きな重点を置いているようだ。AppleのiOSの次世代版もこの方向だと噂されている。またS5ではカメラの能力も大きくアップした。


心拍モニター

alaxy S5では、モニターで計測した心拍情報をSamsungのフィットネス・アプリS Health 3.0に転送する。このアプリは歩数と消費カロリーのモニターもできる。また指先に取り付ける光学式心拍モニターも今回同時に発表されたSamsung Galaxy Gear 2スマートウォッチに用意されている。

指紋スワイプで支払い

もう一つの重要な新機能は指紋スキャナーだ。またしてもSamsungがAppleをコピーしたと非難する声も出そうだが、このスキャナーはiPhone 5のものとはまったく異なる。3種類の指紋を登録することができ、登録には8回のスワイプが必要だ(Appleのスキャナが指を押し付ける方式なのと異なり、Galaxy S5のものは指をボタンの上で滑らせるタイプ)。指紋認証は画面ロックの解除はもちろん、PayPalでのオンライン支払にも使える。

指紋認証でPayPalが利用できるということはオンラインでの購入だけでなく、リアル店舗での支払にも使えるということだ。Samsungはモバイル支払サービスを大幅な拡大できる可能性がある。もちろんそのためには使いやすいサービスの構築が必要だし、偽造その他の不正に対する耐性が十分かどうか検証されねばならないだろう。

またスワイプによる指紋認証でプライベート・モードを起動することができる。Galaxy Sのプライベート・モードでは、自分専用のファイル、フォルダーにアクセスできる。子供や他人に見せたくないコンテンツをモバイル・デバイスに保存しておけるようになったのはたいへん便利だ。

4Kビデオ、撮影後に焦点変更可能

カメラにも大幅な改良が加えられた。リアカメラは1600万画素で動画の録画解像度は4K対応だ(デバイスに搭載されているディスプレイは1080pなので解像度としては約4分の1)。Galaxy S5は最初の4Kビデオカメラ搭載モデルではないが、少数のアーリーアダプターの一つであることは間違いない。4Kテレビが普及期を迎えており、4Kコンテンツへの消費者の需要が高まっている現在、これは大きなセールスポイントになる。この調子だとホームビデオの画質が放送番組の画質を上回ることになりそうだ。

新カメラにはiPhone 5のようなスローモーションが備えられた。また高価でかさばるLytroのような撮影後に焦点を変更する新機能が追加された。モバイル撮影マニアを大いに喜ばせそうだ。撮影後後の焦点変更も今年の新機種のトレンドになりそうだが、メジャーブランドとしてはSamsungが一番乗りしたことになる。

オートフォーカスは高級デジタル一眼で標準となっているコントラスト検出と位相差検出の双方を用いるハイブリッド方式になった。Samsungによれば、合焦にわずか0.3秒しかかからず、スマートフォンのカメラとして過去最速だという

その他の仕様

その他S5のmicroSDスロットは、最新の128GBのSDカードをサポートする。またLTEとWi-Fiの双方を利用して高速でダウンロードができるダウンロード・ブースターも搭載された。

2.5GHzのSnapdragon 800、クオドコア・プロセッサー、2GBのRAM、NFC、LTE、Bluetooth 4.0、16GBまたは32GBのストレージなどは標準的だ。その他画面表示をモノクロにする省電力モードが用意されているのが面白い。4月11日に世界150か国で同時発売を予定しているという。

〔訳注:IP67とは国際規格で防塵6等級、防水7等級を意味する。防水能力としてJIS規格7等級相当となる。日本では通常「完全防水」と表示される。〕

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次世代Samsung Galaxy Sの概要明らかに―発表は来週火曜のスペインのイベント

Samsungのスマートフォンの新しいフラグシップモデルは来週月曜〔日本時間火曜〕からスペインのバルセロナで開催されるMobile World Congressで発表されるものとみられる。

新モデルの詳細もだいぶ明らかになってきた。 Bloombergその他によれば、鮮明度の向上した5.2インチ・ディスプレイ、容量が拡大したバッテリー、改良型のカメラを備えるという。それに網膜あるいは指紋スキャナーが加わるかもしれない。

指紋スキャナーはSamsung専門サイトのSammobileによるもので、このサイトはかなり信頼性が高い。Sammobileによれば、Samsung Galaxy S5は8種類まで登録可能な指紋スキャナーを備えるという。デバイスのアンロック、特定のアプリの起動、個人情報を記録したフォルダのオープン、新しいプライベート・モードの起動などに指紋認証が利用できる。プライベート・モードでは通常隠させているファイルやフォルダが表示されるようになる。指紋スキャナーはホームボタンに内蔵され、ユーザーはその上に指を滑らせて(iPhone 5の場合はセンサーに指をあてるだけ)指紋を読み取らせる。

Bloombergが伝える改良点は新世代へのアップデートの際に通常予想されるようなものだ。ディスプレイは対角線長5.2インチのサイズで、現行GalaxyS4の5インチよりやや大きく、「鮮明度が高い」という。おそらく現行の1080 x 1920(441 ppi)よりも解像度が高いという意味なのだろう。

今回のBloombergの記事にはバッテリーとカメラの改良に関する詳しい情報は含まれていなかった。以前の記事ではリアカメラは16MP、リチウムイオン・バッテリーの容量は現行の2,900mAhから3200mAhに拡大されるとあった。

いずれにせよ正確なところはすぐに判明する。Samsungは中央ヨーロッパ時間2月24日午後8時にバルセロナでUnpacked5というイベントを開催する。TechCrunchではライブ・ブログで内容を報じる予定だ。

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Samsung、今月末バルセロナで開催されるMWCにてGalaxy S5を発表予定

どうやら今月行われるMobile World Congress(MWC)にて、Samsung Galaxy Sシリーズの新機種が発表されることになるようだ。

The New York Timesの記事によると、今回のアップデートは、前回のようなギミック主体ではないらしい。おまけに前回S4のときに酷評されたやり過ぎ感満載のブロードウェイ風発表スタイルも改められるとのこと。

一部では人気の陰りが言われるGalaxyシリーズだが、今回は、より落ち着いた雰囲気の中での製品発表となりそうな感じだ。

ちなみに人気ということについて言えば、たとえばGalaxy S2は発表以来1年間、「最も売れているスマートフォン」の地位を維持し続けた。しかしGalaxy S4についていえば、発売開始後数ヶ月で、他機種の後塵を拝することとなってしまった。但し、S4が売れなかったというわけではない。むしろ大いに売れたと評価すべきだろう。しかしGalaxy Sシリーズの成長曲線には衰えが見られるのではないかと言われている。

これは市場に出回るハイスペックなスマートフォンの種類が増えたことにも一因があるだろうし、またSamsung自体、Noteシリーズをリリースすることで消費者の好みが分かれるようになってきているということもあるのかもしれない。

SamsungのGalaxy Noteシリーズはファブレット市場のパイオニアとも位置付けられるプロダクトだ。当初はGalaxyシリーズの中でのニッチプロダクトとして期待されたものだった。しかしアジアから始まった大画面スマートフォン(ファブレット)の人気は世界中に広まり、The New York TimesによればGalaxy Note 3の方がGalaxy S4よりも売れているという状況もあるのだそうだ。

Galaxy S5については、まだ詳細な情報は入っていない。確からしく伝えられているのは、カメラとプロセッサーについては大幅な機能向上がみられるだろうということだ。

TechCrunchもMWCには参加予定で、詳細はまたそのときにお伝えできるものと思う。

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(翻訳:Maeda, H


Q4のAndroidシェアは全主要市場で上昇、しかしSamsungには「強いプレッシャー」が(Kantar調べ)

Androidは依然として最も人気のモバイルプラットフォームであり、2013年Q4のスマートフォン販売シェアは全主要市場で上昇し、ヨーロッパでは69%に達した。WPPの市場調査子会社、Kantar Worldpanelが今日発表した。しかし、成長を支えるエンジンに関しては、物語が動き始めている。

Google製OSをリードしてきた端末メーカー、Samsungは、「殆どの地域で強いプレッシャーに曝され」ている。中国ではXiaomiが四半期の販売でトップに立ち、Huaweiも地盤を固めつつあるなど、地元企業の強力な競争に直面している。ライバルらは同じAndroidでも、より地域に特化したパッケージを提供されている。

他では、Appleが全体的にシェアを落としているが ― Kantarが追跡する12主要市場すべてにおいて売上比率を下げてる(ここしばらく続いている傾向である)― 新しいiPhone 5モデルはハイエンドユーザーや、一定の主要市場を魅了している。米国で、Appleは昨年より6%販売シェアを落としているが、依然としてホリデー期間中スマートフォン売上の44%弱を占めている(Androidは約51%)。

Appleのハイエンドユーサーへの継続的アピールは、日本での売上にも貢献している。ここではAppleがスマートフォン売上全体の69%近くを占める最強プレーヤーである。Kantarによると、その「圧倒的成功」の理由はNTT Docomoにある。日本最大の通信キャリアは、ついにiPhoneの販売を開始した。Q4中、Docomoのスマートフォン販売の58.1%がiPhoneだった。Softbankの92%(そう、92%だ)およびKDDIの64%と共に大きな推進役となった。

Kantarによると、Samsungはライバルとの戦いの結果主要5大市場(英国、ドイツ、フランス、イタリー、スペイン)での売上シェアを40.3%とし、2.2ポイント下げた。主要市場である中国におけるSamsungのシェアはわずか23.7%で、前年と変っていない。

Samsungにとって売上減少は、特に高利益機種において、利益の減少を伴う。

「誰もが中国での成長に集中しているのは当然だが、今は地元ブランドが明確な勝者だ」とアナリストのDominic Sunneboは書いている。

彼によると、昨年12月にXiaomiはAppleとSamsungを捕え、中国最大のスマートフォン売上を記録した。これは「2010年にスタートしたばかりで、端末の殆どをネットでのみ販売している会社として驚くべき実績だ。高機能端末と低価格の組み合わせは、インターネットを通じて過去に類をみない評判を呼び、ソーシャルプラットフォームが中国人にとって抗しがたい情報源であることが証明された」(それでもSamsungは、昨年中国全体で最大の携帯電話メーカーだったようだ)。

一方、MicrosoftのWindows Phoneプラットフォームは影の薄い第3位だが、Appleとは対照的に成長段階を続けている ― 中南米のみ対前年比で販売を減らした。それでもWindows Phoneのシェアはまだ小さい。シェアから見た最大の市場はヨーロッパだが、実績は1年前と変わらずスマートフォン全体の10%だった。

「Windows Phoneはヨーロッパ全体で3ヵ月連続シェア2桁を続けている」とSunneboは言う。「しかし、ヨーロッパのスマートフォンメーカーであるNokiaは対前年比3%しか伸びておらず、運命を好転させるに至っておらず、それが最近の失望させる結果に反映されている。

先週Nokiaは、Windows Phone内蔵の端末、Lumiaを820万台販売したこと発表した。これは前四半期より少なく、ホリデー期であったことを考えると特に問題だ。

BlackBerryは今もKantarの順位表に登場しているが、売上比率は極小だ。Kantarの追う12市場全部で数字を下げ、いずれの市場でも4%を超えられなかった。

英国はBlackBerryにとって最も業績の良い市場で、3.2%のシェアを保有している。しかし、英国でもスマートフォンへの求愛は強いようだ。同国におけるスマートフォンの普及率は70%近くとなり、Q4に販売された全携帯電話の85%がスマートフォンだった。Samsungは苦しい時期を迎えているものの、英国では今も好調で、12月のスマートフォン・ギフトの31%を占めた。Appleは28%、Nokia 18%だった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、特許裁判でSamsungから大きな1勝

この物語には終りがない。

Apple対Samsungの特許裁判2件を司る、カリフォルニア北部地裁のLucy Koh判事は、昨日(米国時間1/22)Samsungに対して簡易裁定を下した

裁定は、Samsungがキーボードのオートコンプリートに関するAppleの特許を侵害していたと判断した。

具体的には、入力された単語および提案されたオートコンプリート単語を同時に表示する権利は、Appleが保有している。

したがって、SamsungのAndroid端末は、3月の裁判でSamsungが同特許を全面無効化できない限り、権利を侵害することになる。

Samsungにとってさらに悪いことに、Koh判事はSamsungのマルチメディア同期に関する特許の1つを、無効であると断じた

Samsung、Apple両社は、それぞれ5件の特許を巡る2者間法廷闘争に入ってた。しかし、Kohによる裁定は、まだ裁判が始まりもしなうちにSamsungの特許を1件無効とし、Appleに勝利をもたらすもので、Samsungは3/31の法廷に向けて大きな不利を背負った。

しかも、Appleがオートコンプリート特許に関して勝利を得ることは、将来に向けて実に大きな影響を持っている。Samsungのアンドロイド端末だけでなく、Android Jelly Bean自体がAppleの特許を侵害している可能性も十分にあり、それは実質的にGoogleを戦いの場に引きずり込むことを意味する。

FOSS Patentsの好意により、以下で裁定の全文を読むことができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


「メーカー」時代の訪れとこれからのさらなる進化の予感

ハードウェア(ガジェット)の製造について、私たちは今、ターニングポイントにいると言えるのではないだろうか。ソニーやサムスン、あるいはLGというビッグカンパニーのイノベーション速度が大幅に低下してしまっているように感じる。こうした大企業の動向に基づくニュースを、今年はいくつ耳にしたことだろう。

もちろん年末である今は、新年早々に行われるCESに向けてさまざまな発表を控えている時期であるというのはあるだろう。しかしそのCESにても、大画面テレビや超薄型ノートパソコン、あるいは性能が向上した冷蔵庫などなど、「革新」とは呼べないレベルのモノたちが登場してくるに過ぎないのではなかろうかと想像している。実は、真のイノベーションは、これまでとは全く違うところで起こっているのだ。ソフトウェアを拡張していったところにハードウェアがあるような、ソフトウェアとハードウェアが完全に融合したところで新しいものが生まれてくるようになっている。現在、コンシューマーエレクトロニクスの進化を支えているのは、日々新製品を耳にする「スマートデバイス」なのだ。

少し前まで、TechCrunchチームはCESの会期になるとホールを動きまわり、発見したガジェットについての記事を書きまくり、そして最新情報を見つけるとそのアップデート情報を投稿するということを繰り返してきた。しかし最近ではその必要性も減じてきたように思う。Pebble3D scannerなどの面白い、そして革新的な製品はいずれも小さなデザインハウスから生まれてくる時代となった。3DプリンターなどはCESにてほとんどお目にかかることもないが、実際のところは現在の世の中で最もアツいプロダクトであると言って良いと思う。コンシューマー向けロボットプロダクトや、身体データ数値化(quantified self)関連プロダクトも大手企業からは低く評価されていた。ウェアラブルも革新的未来をもたらす可能性のあるプロダクトだが、大手ハードウェアメーカーはその扱い方を理解できないようだ。ウェアラブルについて正しく取り扱いを行っているのはGoogleと、そしてEric Migicovskyのみだと言っても過言でないかもしれない。

それではなぜ我々はCESに出かけるのか。定期的なライブブログを行う意味もある。これまでなかなかの好評を博しており、これは続けていきたいと考えている。しかし本当の狙いは、CESそのものではなく、その会場周辺で行っていることにある。たとえば昨年、私たちはTechCrunchで開設した自前のブースの中で90%の時間を過ごした。開設した場所はCES会場の駐車場だ。誰でも入ることができる場所で、CESの入場証も必要ない。また、CESに出入りする人の注目を浴びやすい一等地でもあった。そこで多くの人に注目してもらえるイベントを開催したわけだ。たとえばここでGtarZivix、そしてPebbleなどの紹介を行った。ヘッドアップディスプレイやチップデザイン、ないしウェアラブルデバイスなど、いろいろなものを持ち込んでくる人と出会うことができた。会場を見て回ることをせず、DropcamFitbitのCEOたちといろいろな話をしていた。駐車場にいれば未来を感じることが出来るのに、わざわざ「ちょっと進化したテレビ」などの紹介をすることもないと思ったのだ。

今年もまたCES「周辺」でのイベントに力を入れたいと思っている。Hardware Battlefieldでは、優勝スタートアップに5万ドルの賞金を贈呈する。ジャッジにはBre PettisSlava Rubin、そしてTrae Vassallo等を招いている。また、TechCrunchブースではインタビューも行う。またラスベガスのテックコミュニティから大勢の来訪者がある予定だ。

見てみようかとお考えの方は、ぜひ会場まで足を運んで頂きたい。大勢の人がきてくれるほど、私たちも嬉しく思う。繰り返すがCESの入場証は無用だ。いろいろとプレゼントも用意しておこうと思う。何かが貰えると、期待してお越しいただいて大丈夫だと思う。

ハードウェアというものの立ち位置が変わったのだと思う。大企業が先頭を切っていくという時代は去った。あるいはむしろ、大企業は各種イノベーションの後を追いかけるような時代になっているのではなかろうか。

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(翻訳:Maeda, H


ハイブリッドモバイルを支配するのは: Samsungのフォンブレット(fonblet)かそれともファブレット(phablet)か?

Samsungはこのところ、“何でも一番乗り”の名誉を入手するためなら、どんなクレイジーなことでもする気でいる。最近では、二つのクレイジーを達成した。ひとつは、”fonblet”というひどい言葉をひねり出したこと、もう一つは人間の視力の限界を超えたディスプレイを次期新製品として発表したことだ。韓国のソウルで行われたアナリストデーで同社は、同社の将来計画をいつも以上に率直に語った。企業の将来の健全な成長を、投資家たちに強く印象づけるためだ。

発表の中には、同社がこれから“fonblet”の市場を創造する、という宣言があった。この言葉は今年の初めに、Samsungの新製品の名前として噂されていた。fonbeltは、telephone(電話機)の’phone’ + tablet(タブレット)の’let’という造語のようだが、Samsung以外の世界では’phablet’(tele[ph]one + t[ablet])と呼ばれているカテゴリーで、もっと正気の人たちは‘大型携帯電話’(large phones) と呼んでいる。ただしfonbeltが独特なのは、単純に大型ディスプレイ+(がんばれば)携帯性であるだけでなく、手書き文字を認識することだ。それが、fonbeltとphabletを区別し、Samsungが、Galaxy Noteにおいてうちが発明した、と主張できる根拠のようだ。

壁が黒板でできている超高層ビルから猫が落ちたとき、爪が壁をひっかく音が、fonbeltという、人の耳にとって快適な音になるかもしれない。それはさておき、fonbeltは”tablet”と”fone”を組み合わせた言葉で、まだどの辞書にも載っていない最新の造語だ。phoneじゃなくてfoneなのは、手書き文字による差別化を意識しているのかもしれない。

Samsungがもう一つ口を滑らしたのは、二年後の、スマートフォンのディスプレイの解像度の大幅増大だ。まず、来年はWQHD(2560 x 1440)のディスプレイを出す。そして2015年には3840 x 2106(Ultra HDとも呼ばれる)を出す。すばらしいことのように聞こえるが、でもわずか5インチの画面だ(fonbletはそれよりやや大きいか)。ぼくよりも頭の良い人(科学者で写真家のBryan Jones)がこの記事で説明しているが、平均的な人間が通常の使用距離で個々の画素を見分ける能力の限界に、すでにApple製品は到達しており、それはiPhone 4の326ppiのレティナディスプレイである。

だから画素密度が500ppi以上になると、“なぜそんな無意味なことを?”のジャンルに入ってしまい、進歩のための進歩と言われる。目を画面に接近させると違いが分かるかもしれないが、ふつうの距離で見ると、人の目が感じる画質の向上は想像力がそう思わせるにすぎない。ただし仕様書に書かれる数字は明らかに向上しているから、消費者をワクワクさせることができるだろう、とSamsungは期待するのだ。

Samsungは、ソフトウェアの力で画板の時代に戻る、もっと有能な画板に、とも言っている。絵でも文字でもすべて手書きをサポート、ということ。この話は、まじめに受け止めてもよいのではないか。スーパーマンのためのディスプレイや、おそろしい造語趣味は、たぶん要らないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


タブレットの顧客満足度調査でSamsungがAppleに僅差で勝った理由

【抄訳】

昨日(米国時間10/31)JD Powerが、タブレットの満足度に関する最新の調査結果を発表してインターネット上にどよめきが走った。タブレットの顧客満足度で初めて、Samsungが長年の人気者Appleを抜いたのだ。4月の調査ではAppleの圧勝だったから、これはあまりにも急激な変化だ。

ほとんど差はない、という抗議の声もあり、たしかにJD PowerのチャートではAppleが勝っているようでもあり、またSamsung 835、Apple 833という得点差は有意差ではないという主張もある。たしかに、その点はぼくもおかしいと思ったけど、おそらくそれは、価格のせいではないか。

JD Powerの通信サービス部の部長Kirk Parsonsに話を聞いてみたが、彼の説は平凡だけど、それによって全体の状況がよく分かるかもしれない。まず、下図のようなドットグラフは単純なビジュアルツールであり、各ブランドが獲得した元のスコアを正確に表してはいない。

ご覧のようにドットグラフでは、性能、使いやすさ、デザイン、タブレットの機能、の4部門でAppleが圧勝している。ただ一つ、コストだけがSamsungの勝ちだ。でも全体的なスコア計算におけるコストのウェイトは16%だそうだから、かなり疑問も残る。

Parsonsもこのウェイトを認めたが、しかしコストのカテゴリーでの両社の得点差は、ほかの4つのカテゴリーにおけるAppleの勝ちを無にするほど大きかったのだ、という。そのことが、総合得点でSamsungの2点差で辛勝、という結果につながった。

以下は、昨年発売されたSamsungのタブレットのメーカー推奨小売価格だ。これらの製品を、JDの調査も対象にしている:

  • Galaxy Note 10.1 16GB – $499
  • Galaxy Note 10.1 32GB – $549
  • Galaxy Note 10.1 (2014 Edition), 16GB – $549
  • Galaxy Note 10.1 (2014 Edition), 32GB – $599
  • Galaxy Tab 3 7.0 – $199
  • Galaxy Tab 3 8.0 – $299
  • Galaxy Tab 3 10.1 – $399
  • Galaxy Note 8.0 – $399
  • Nexus 10 16GB – $399
  • Nexus 10 32GB – $499

AppleのiPadはこうなる:

  • iPad mini 16GB – $329
  • iPad mini 32GB – $429
  • iPad mini 16GB – $529
  • iPad 2 16GB $399
  • iPad 16GB $499
  • iPad 32GB $599
  • iPad 64GB $699

【中略】

JD Powerの調査だけから判断するなら、性能と使いやすさとデザインとタブレットの機能を重視する人はiPad、コストパフォーマンスが何よりも重要と考える人はSamusngを買うべし、という結論だろう。

この記事はChris Velazcoとの共作だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


全世界における携帯電話出荷台数のうち60%がスマートフォン。Samsungが首位ながら、5sが人気のAppleもシェア復活を睨む

スマートフォンの出荷台数は全世界的にみて増加し続けているようだ。Strategy Analyticsの最新レポートによると、2013年第3四半期は昨年の1億7280万台から45%伸びて、2億5100万台に達している。

「四半期ベースで2億5000万台を超えたのは初めてのこと。全世界における出荷携帯電話10台につき6台がスマートフォンとなっている。アメリカなどの先進地域では、LTEモデルが成長を引っ張っているようだ。そして中国などの発展途上地域では3Gモデルが主力となっている」と、Strategy AnalyticsのシニアアナリストであるLinda Suiは言っている。

ブランド別で言えば、やはりSamsungが首位に立っている。世界のスマートフォン台数のうち35%のシェアを握っているそうだ。ちなみにSamsungの出荷台数は1年で55%の伸びを示し、合計出荷台数は8840万台にのぼっている。フラッグシップモデルであるGalaxy S4の出荷には落ち込みが見られるが、これは新しいNote 3ファブレットに対するニーズが高まっていたり、あるいはGalaxy Yなどの安値モデルを選択する人もいるせいだ。

この四半期を見るとSamsungはAppleの倍以上のスマートフォンを出荷しているのだが、Strategy AnalyticsのエグゼクティブディレクターであるNeil Mawstonは、「iPhone 5sの大人気により、次の四半期にはAppleが挽回するだろう」と述べている。

2013年第3四半期に関しては、Appleの出荷したiPhone台数は昨年の2690万台から3380万台となっている。iPhone 5sおよび5cの出荷を待っていた消費者も多かったようで、伸び率は26%となっている。スマートフォン全体の伸びが45%程度であったことを考えれば、低い数値に留まっている。おかげでAppleのシェアは16%から13%に下がってしまうこととなった。

Samsung、Appleに続く第3位となったのはファーウェイ(Huawei)で、昨年比67%の伸びを示し、2013年第3四半期での出荷台数が1270万台となっている。但しシェアは5%程度であり、上位2社からは大きく遅れをとっている。ちなみに今期におけるファーウェイの伸びは、国内市場でのP6およびG610モデルの人気が大きく寄与している。

「中国国内でのファーウェイの強さは安定的なものがある。しかしアメリカやヨーロッパでのマーケットでは成功を収めているとは言えない。今後、ビッグ2と競っていくためには、世界市場での成長が欠かせない」と、Strategy AnalyticsのシニアアナリストであるWoody Ohは言っている。

第3四半期におけるベスト5をあげておくと、上記3社とLGおよびLenovoとなっている。

LGは1200万台のスマートフォンを出荷して、5%弱のシェアを獲得している。LGの年間成長率は71%となっていて、これはトップ5の中で最高となっている。LGの伸びはヨーロッパ市場における人気が牽引しているのだとのこと。今後の成長のためには、中国およびインドでのシェア獲得にも力を入れていく必要があるだろうとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


Samsungの曲面ディスプレイスマートフォンは本当だった, Galaxy Roundを今日発表

Samsungの曲面ディスプレイのスマートフォンのリーク画像を覚えておられる方はいる? 当然いるわよね。数時間前にまた出たもの。

覚えていない人にも、今日はSamsungが無理やり思い出させてくれる。この韓国企業はさっきプレスリリースを出してGalaxy Roundを発表し、“世界初の曲面ディスプレイのスマートフォン”とのたまった。

Galaxy Roundには、曲面ディスプレイだけでなく、いろんなオマケ機能もある。たとえば日付時刻、出なかった電話、電池寿命などを画面offでも教えるロール機能。そして、スマホ本体を傾けるだけで音楽や画像やビデオをコントロールできる。

ただし今日のプレスリリースでは、機能等の全貌はよく分からない。とりあえず、全文を下に張り付けたけど。

スペックとしては、ディスプレイは巨大な5.7インチSuper AMOLEDディスプレイ、体重154グラム、ウェストラインは7.9ミリ。そのとてつもないスクリーンサイズに対応するため、ディスプレイの隅にOne-Hand Operation(片手操作)という機能を設けている。その内容は、ユーザがカスタマイズできる。PCの大型画面みたいに同じウィンドウで複数のアプリケーションを動かしたり、必要なら同じアプリケーションの複数のインスタンスを動かせる。

Androidは4.3 Jelly Bean、プロセッサは2.3GHzクァドコア、内部メモリは32または64GBだ。

リアカメラは13mp、ビデオチャット用のフロントは2mp、電池は2800mAh。

当面、発売は韓国国内のみ。カラーは”Luxury Brown”だが、今後、ほかの色のも出る。お値段と発売日は不明だ。

タイミングとして、今日の画像リークの犯人はSamsungだと思うので、これらの画像と本物のSamsung Galaxy Roundが違う、ということはまず、ありえないだろう。

〔訳注: プレスリリースの冒頭に、flexible(曲げられる)の語が二度使われているが、そのあとは、全文中で皆無。〕

以下が、プレスリリースの全文だ:
[英文ママ]

Samsung GALAXY ROUND Pioneers the Curved Display Smartphone Experience

New device presents world’s first commercialized full HD Super AMOLED flexible display

Seoul, Korea – October 9, 2013 – Samsung Electronics Co., Ltd. today introduced GALAXY ROUND, the world’s first curved display smartphone. Samsung has been a mobile display innovator by introducing color TFT-LCD, AMOLED, and Super AMOLED flexible display for its mobile product. With this pioneering curved display technology, GALAXY ROUND blends the latest smartphone screen innovations with unique design features. The sleek and thin Samsung GALAXY ROUND which equipped with a 5.7” Full HD Super AMOLED with 7.9mm thick and weighs 154g offers a comfortable hand grip feeling to user, and exclusive experiences of curved display.

As a result of its unique curved design, users can take advantage of round integration experiences like the Roll Effect that enables user to check information such as date, time, missed call and battery easily when home screen is off, and the Gravity Effect for creating visual interaction with the screen by tilting the device. For music, the Bounce UX enables users to control their music. When the GALAXY ROUND’s display is off while the music player is running, a short press to the left of the device will play the previous track while a short press to the right will play the next track. For pictures and videos, the Side Mirror feature enables users to gain access to list of the album content with a left and right tilt.

The large screen size of the GALAXY ROUND provides additional benefits to users. Useful One-Hand Operation features bring a user’s most desired controls closer to a preferred side of the screen. The device enables enhanced multitasking capabilities that allow users to fully utilize the larger screen through Multi Window, a feature that enables users to open more than one application on the screen, run simultaneous multiple instances of the same application or to easily share content between applications.

Samsung GALAXY ROUND is available in Korea with Luxury Brown, and more color will be available soon.

* All functionality, features, specifications, and other product information provided in this document including, but not limited to, the benefits, design, pricing, components, performance, availability, and capabilities of the product are subject to change without notice or obligation.

About Samsung Electronics Co., Ltd.
Samsung Electronics Co., Ltd. is a global leader in technology, opening new possibilities for people everywhere. Through relentless innovation and discovery, we are transforming the worlds of televisions, smartphones, personal computers, printers, cameras, home appliances, LTE systems, medical devices, semiconductors and LED solutions. We employ 270,000 people across 79 countries with annual sales of US$187.8 billion. To discover more, please visit http://www.samsung.com.

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Samsung、Galaxy S4ゴールドエディションを(たんたんと)発表

当然出てくるはずだった。ふつうに書けば当たり前すぎる記事になるので、ぜひともiPhone 5sには触れずに本稿を仕上げてみようと思う。

タイトルにある通り、SamsungがGalaxy S4のゴールドエディションをアナウンスした。2種類が用意されていて、ひとつはGold Pinkで、もうひとつがGold Brownだ。フラッグシップ機であるS4のコスメティック・アップデートであるようだ。

と、早速で申し訳ないが、試みは放棄させて欲しい。iPhone 5sの話に触れずにおくというのは、むしろ変な話でもあろう。

Samsungのゴールドエディションは、iPhone 5sのリリース(ゴールド版も同時にリリースされた)から2週間後にアナウンスされたことになる。どうやらiPhone 5sのゴールド版は、Appleの想像以上に人気を集めているとのこと。この動きに乗りたいと考えるのは当然のことと言えるだろう。

但し、今回のゴールドエディションの発表が、5sゴールド版の人気をみてのものだというわけではなさそうだ。発売からわずか2週間のうちに、新しいシリーズをリリースするのは不可能であるように思えるからだ。いかに勢いのあるSamsungであっても、それは不可能なことだろう。ただ、ゴール版5sの噂が出た時点で、疑いを持っていたAppleファンボーイたち以上に、状況を正しく予測していたということはあり得る。ゴールド版が間違いなく登場してくるとみて、準備を進めていたのかもしれない。それならば、時間は十分にあったことになる。

取り敢えずのところ、このSamsung版ゴールドエディションはアラブ首長国連邦においてのみ投入されるのだそうだ。The Vergeの記事にもあるように、アラブ首長国連邦といえば、Nokiaもゴールドモデルを投入していた地域だ。Samsungのゴールドモデルが別地域でも扱われることになるのかどうかはまだ情報が入っていない。もちろんAppleのiPhone 5sの動向などを大いに参考にしつつ、今後の展開を考えていくことになるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H)


SamsungのGalaxy Gearスマートウォッチを試した―予想より上出来で私は欲しくなったが消費者は?

Galaxy Gearには当初懐疑的だったが、こうして少し触れてみると、これはすごい製品だ。私は間違っていた…といってもまだこの製品に完全に納得したわけではないのだが。

ともかくSamsungのガジェットのデザイン能力がトップクラスであることは認めねばなるまい。先週ウェブに流れたリーク画像の醜いデバイスとは大違いだ。しかも手首にはめているのを忘れるくらい軽い。

それでもこのガジェットはかさばるスポーツ・ウォッチに近い。ファッショナブルなディナーの席に身につけていけるようなものではない。歩数計とフィットネスアプリがデフォールトで装備されていることでもそれは明らかだ。カメラ部分がバンドから突き出しているのも選んだ色によってはあまりスマートには見えない。

1.63インチのAMOLEDディスプレイもかなり目立つ。300×300ピクセルでイベント会場のぎらぎらした照明でも見やすかった。スクリーンをタップするとカメラで記念写真を撮ることができる。しかし190万画素なので画質にはあまり期待できそうもない。

バッテリーがどれくらいもつかは依然として分からない。Samsungは「通常の使い方なら1日分の作業に耐える」としているが、私が聞いて回ったところでは誰一人その「通常の使い方」の中身を知っているものはいなかった。これまでSamsungは製品の性能に関して誇大広告というむしろ内輪に発表してきたので今回もそうであると期待したい。そうでなければGearに対する好意的評価はたちまち消え失せるだろう。

しかしもちろんハードウェアは問題の半分に過ぎない。Galaxy Gearのソフトウェアはうまくいけば最大の資産になるし、そうでなければ最大の厄介ものになる。

まず現状ではGearのソフトウェアはあまり使いやすいとはいえない。Gearの操作はすべてタップとスワイプで行うのだが、私が試した個体はときどき正しく反応しないことがあった。うんとゆっくり操作するのでないとページの遷移はつっかえたり、止まったりする。S Voice音声コマンドも同様に問題が多いと感じた。もっとも混雑したうるさい会場で次のジャーナリストが順番を待つ中でのテストだったことが影響しているかもしれない。いちばんいらいらさせられたのはGearを覗こうとして腕を上げても、(そうすれば起動するはずなのに)起動しないことが何度かあったことだ。

現物を見るまで私はGalaxyを完全に無駄骨折りだと思っていた

そういうわけでソフトウェアに関してはSamsungはまだ細かい点で改良の余地を大いに抱えているが、まだ公式リリリース前なのでやむをえない面はある。ローンチまでに修正されると期待したい。で、どこにいちばん感心したのか? まずSamsungは有力デベロッパーを何社かにアプリをGear用に移植させるよう説得することに成功した。RunKeeper(ランニングの記録)、Path(小グループでのSNS)、Vivino((ワインボトルをスキャンして情報を得る)などの人気アプリがすでにGear化されている。

Samsungによればローンチまでに70種類程度のアプリを用意できるということだ。サードパーティーのデベロッパーが長期に渡ってGearのサポートを続けるかどうかがプラットフォームとしての成否を分けることになる。しかしアプリに関して注意点がある。Gearには同時に10種類のアプリしかダウンロードできないのだ。この制限はデベロッパーにとって大きな障害になりかねない。

現物を見るまで私はGalaxy Gearを完全に無駄骨折りだと思っていた。正直、むやみに金だけはある大企業がスマートウォッチというバズワードに浮かされて作ったどうせ中途半端な製品だろうとタカをくくっていたところがある。今でもSamsungのプロダクト・デザイン方針が100%正しいかどうかには確信がもてない。いくら大量に売れそうな製品とはいえ、Gear専用アプリ以外作動しないというのは大きなハンディキャップだろう。これまでもSamsungはソフトウェアのアップデートがさほど速いほうどはなかった。

しかしそういう問題はあるものの、SamsungはやはりGearでひとつの突破口を開いたと思う。私はPebbleのユーザーだが、ほんの短時間Gearに触れただけで強く羨ましい思いをさせられた。Pebbleにはスマートウォッチとしてごく少数の基本機能しかない。それがPebbleよりほんのわずか重いだけでGearにはありあまるほどの機能が仕込まれている。私のようなガジェットオタクがいつまでこの誘惑に抵抗できるか? どうも抵抗できそうにない気がしてきた。

しかしSamsungにとって一般消費者を納得させることができるかが重要だ。あけすけに言ってしまえば、299ドル払ってできることといえば、ポケットからスマートフォンを取り出せばできることのごくわずかの部分しかない。さて、どうなるか?

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Samsungがスマートウォッチ、Galaxy Gearを発表―9月25日から出荷

レイディーズ・アンド・ジェントルメン、長らくおまたせしました。これがGalaxy Gearです! Samsungが長らく噂になっていたスマートウォッチ、GalaxyGearをお披露目した。幸い、以前リークされた写真のいくつかに写っていたような奇妙なデザインではないことが判明した。詳しい情報などどうでもいい、ともかく1個欲しいという読者(変人だ!)のために急いで付け加えると、GalaxyGearの販売開始は9月25日から、299ドルという。アメリカでの販売開始は10月になり、当面Galaxy Note 3とのみ連携する。

Samsung Telecommunications Americaの社長、Gregory LeeはプレスイベントでGalaxy Gearを腕につけているところを一瞬だけ見せた。そこで先週流れたこのガジェットの写真は開発のごく初期のモデルだったことがわかった。とはいえ、公式に発表されたモデルも相当に大きい。手首の細いユーザーは注意が必要だろう。

「これが世界の新しいファッション・アイコンになることを期待している」とSamsungのモバイル事業の責任者JK Shinは述べた。Shinによれば、このデバイスは通話の発信、受信が可能で、SMSのアップデートを通知し、写真が撮れるという。いささか奇妙なことに、ShinはGalaxy Gearについてはほんのわずかしか時間を割かなかった(目新しい情報といえばGalaxy Note 3がAndroid 4.3を搭載しているということぐらい)が、後でSamsungのIFAチームがもう少し詳しい情報を補足した。

Galaxy Gearについて現在判明している情報は以下nとおりだ。ディスプレイは1.63インチAMOLED、噂されていたとおり、S Voiceによる音声コマンドで接続されたSamsungスマートフォンの操作が可能。写真で見るとおり、6色のモデルが用意される。CPUは800MHz、512MBのRAMを内蔵する。心配されたバッテリー容量だが、315mAhで、Samsungによれば「通常の使用(正確にどういう条件を想定しているのかは不明)であれば1日もつ」そうだ。

将来に向けて重要なポイントはSamsungが健康関連のアプリを始めとしてサードパーティーのデベロッパー支援する姿勢を強く打ち出したことだろう。スマートウォッチの発売時にはMyFitnessPalとRunKeeper加えてソーシャル分野ではPathとHighlightのアプリも提供されるという。Engadgetによると、Gearの発売時には70種類程度のアプリが利用可能になるようだ。

残念ながらSamsungのプレスイベントでは実物に触れる機会がなかった。実際の使用体験はどうなのだろう? われわれは新しい情報が入り次第アップデートする。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Samsung、Galaxyのスマートウォッチを9月4日に発表すると確認―Galaxyスマートフォンと一体動作するアクセサリー・デバイスらしい

SamsungのGalaxy Gearスマートウォッチはウェアラブル・コンピューティングの次のビッグ・ニュースになるものと期待され、さまざまなリーク情報が流れていた。

今日(米国時間8/27)、Samsungのモバイル担当執行副社長、LeeYoung-heeはKorea Timesのインタビューに答えて、「Galaxy Gearはベルリンで9月4日に発表される」と述べた。これはIFAエレクトロニクス・ショーがベルリンで開催される2日前というタイミングになる。新しいスマートウォッチのOSはAndroidで、Samsungが開発した新しいフレキシブル液晶が採用されているという。

「Galaxy Gearはスマートフォンのユーザー体験を補強し、拡張する」とLeeは述べた。これはGalaxy Gearは単独の携帯電話製品ではなく、Glaxyデバイスのアクセサリー・デバイスだという最近の報道を裏付けるものだ。

さらにLeeはGalaxy Gearを「若くトレンドに敏感な層を主たる対象と考えている」とも述べた。つまりGalaxy Gearはアーリー・アダプター向けであると同時に、ある種のファッション・アクセサリーを狙ってもいるようだ。

最近のGigaOMの記事によれば、Galaxy Gearは2.5インチ、320 x 320のディスプレイとデュアル・コアCPU、Bluetooth 4.0 を備えているという。またアプリはSamsungの専用アプリ・マーケットからのみ入手できるらしい。これもまたSamsungのスマートフォンのアクセサリーだという説に合致する。

ベルリンの9月4日のイベントでは間違いなく新しいファブレットのGalaxy Note 3もお披露目されるだろう。 最近われわれが聞いた噂では、Galaxy Note 3は4Kビデオをサポートするかもしれないという。CPUはSnapdragon 800、2.3GHzでモニタは5.7インチ、RAMは3GBという情報もある。

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Appleは9月のイベントでiPhoneのハイエンド機とローエンド機の新製品を発表するとWSJも報じる

今日(米国時間8/19)のWall Street Journalの記事によればAppleは9月にiPhone次世代モデルを発表するという。これにはハイエンド機とローエンド機が含まれる。これまでもわれわれはAppleが9月10日にイベントを開催し、そこでiPhoneを2機種発表するという情報を何度も聞いている。しかし今回のWSJの記事はこれをほとんど確定した事実という調子で報じているのが注目される。

WSJは発表される機種の内容については詳しく触れていないが、おそらくiPhone 5の後継機となる従来通り金属ボディーの5S(デュアル・フラッシュの内蔵やスペックの向上などが期待される)とカラフルなプラスティック製ケースで低価格のiPhone 5C(Sonny Dicksonからリークされた 上の写真のような)になるものと予想される。最終的な製品名がどうなるかはまだわからないが、基本的な内容は上記のとおりで間違いないはずだ。

もう一つ確からしいのは、iPhone 5Sにゴールドのケースが加わることだ。週末にわれわれが報じた後、AllThingsDも今朝確認した。発売開始が9月下旬になるというのも、これまでのiPhoneの発売スケジュール(発表後2週間で出荷開始)に合致する。

iPhoneを2種類一度に出荷するというのは供給上の困難が予想されるが、これまで何度も正確な観測を発表してきたアナリストのMing-Chi Kuoによれば、AppleはiPhone 5の製造能力を全面的にiPhone 5Cに振り向ける計画だという。

Appleのイベントに前後して最大のライバル、Samsungも新製品を発表するらしい。9月は仕事が忙しくなりそうだ。.

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Samsungがフレキシブルディスプレイ(曲がるディスプレイ)を使った製品のアイデアを募集中

Samsungが今日(米国時間8/14)、とてもめずらしいコンテストを発表した。Galaxy S4とは無関係で、同社のフレキシブルディスプレイを使ったデバイスのアイデアを求めているのだ。Samsungはハードウェアスタートアップたちに、うちの製品で何かおもしろいものを作ってください、と言っている。

つまりSamsungは、“設計家やハードウェアのエンジニアや起業家たちに、フレキシブルディスプレイを使った未来のスタートアップアイデアを考えていただきたい”。賞金は、1位が1万ドル、2位が5千ドル、3位が2500ドルだ。審査基準は、その製品の“フレキシブルディスプレイならでは度”の高さ(つまり、ふつうのディスプレイでもできるじゃん、というものは0点)。そしてハードウェアとビジネスモデルの実現性も審査基準になる。

ただし、ものになりそうなアイデアを考えたとき、試作用部品をいつもらえるのか、それがまだ未定だ。またフレキシブルディスプレイの原価も未定だから、製品の価格も決めづらい。なお、使用するディスプレイのサイズは1インチから20インチまで、最大解像度1920×1080のフルHDだ。

そしてまた、すごいアイデアを思いついたので特許出願まで守秘しておきたい、という方は、コンテストのホームページに書かれているこんな注記を読むべきだ:

Samsungは絶えずイノベーションしているので、コンテストの提出作品と同様の製品を開発することもありうる。したがって、秘密性のないアイデア情報のみを、ご提出いただきたい。

つまりこれは、一見人畜無害なコンテストのようだけど、実はSamsung が、自社の製品アイデアをクラウドソースしようとしているのだ。いや、少なくともSamsungは、そうではございません、と法的に有効な言葉(提出者にとって法的に有利な言葉)で明言していない。というよりむしろ本音は、新しい部品に関してハードウェアエンジニアやメーカーたちに早めに告知し、彼らを早めに仲間にしておきたいという、マーケティングコミュニケーション活動の一環かもしれない。

クリエイティブのコンテストにはいつもリスクが伴うから、それを覚悟して応募されるとよろしかろう。でもここで、私の消費者的野次馬的根性から言うと、フレキシブルディスプレイを使った未来の消費者製品のアイデアには、ものすごく興味があるね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))