「ポケモンGO」、日本マクドナルドがコラボレーションを正式に認める

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米国でのローンチ以降、何かと話題を振りまいているNianticのスマートフォン向けARゲーム「ポケモンGO」。米TechCrunchが「日本でのリリースは7月20日」だという記事を掲載したことを契機に、その熱気はさらに高まっていた(その後米TechCrunchはローンチ延期に関する記事を掲載した)。

冒頭の記事では、マクドナルド(日本マクドナルド)が日本のローンチパートナーとなると記載されており、その後同社の内部資料らしき画像もネット上に流出。各種メディアでの報道が相次いだが、その日本マクドナルドの持ち株会社である日本マクドナルドホールディングス(日本マクドナルドHD)が7月20日19時半付の適時開示でコラボレーションの実施を正式に認めるアナウンスを出した。内容は以下の通り。

日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼 CEO:サラ・エル・カサノバ)はiOS/Android向け『Pokémon GO』(読み方:ポケモン・ゴー)とのコラボレーションを近々実施する予定です。

『Pokémon GO』は、世界で人気の位置情報を活用したモバイル向けのゲームアプリケーションです。
現在、サービススタート時のご不便がないよう、開発元が鋭意準備していると伺っております。環境が整い次第、速やかにコラボレーションの詳細を含め、ご報告させていただきます。

※本日の新聞等における様々な報道は当社が発表したものではございません。

上場企業が適時開示を出すと言うことは、すなわち投資判断に重要な影響を与える情報だということ。IPを提供する任天堂の株価がこの2週間で2倍超になった(7月8日に1万4935円だった株価は7月19日には3万1770円。20日には2万7765円となった。いずれも終値)。マクドナルドの発表もこういった影響があるということだろうか。日本マクドナルドHDの7月20日の終値は前日比9.84%増の3515円となってる。

だがここまで来ても、ポケモンGOの公式サイト、Nianticの特設サイトとも正式な日本ローンチのアナウンスは出ていない。僕もいちファンとして、そのローンチを見守りたいと思う。

ポケモンGoの日本ローンチがメールによるリークのため延期

A woman holds up her cell phone as she plays the Pokemon Go game in Lafayette Park in front of the White House in Washington, DC, July 12, 2016.
Pokémon Go mania is sweeping the US as players armed with smartphones hunt streets, parks, rivers and elsewhere to capture monsters and gather supplies in the hit game. The free application based on a Nintendo title that debuted 20 years ago has been adapted to the mobile internet Age by Niantic Labs, a company spun out of Google last year after breaking ground with an "Ingress" game that merged mapping capabilities with play. As of July 11, 2016 Pokémon Go had been downloaded millions of times, jumping topping rankings at official online shops for applications tailored for smartphones powered by Apple or Google-backed Android software.

 / AFP / JIM WATSON        (Photo credit should read JIM WATSON/AFP/Getty Images)

【抄訳】
ゲームメーカーのNianticが、今日予定されていたPokémon Goの日本でのローンチを延期した。

昨日は日本でのゲームの発売が今日(水曜日)と報じたが、Pokémon Goを支える任天堂その他の企業がその計画をキャンセルした、と彼らに近い筋が言っている。この心変わりのひとつの大きな理由が、ゲームのスポンサーMcDonalds Japanの内部的通信(社内メール)が、“日本のReddit”と呼ばれる2チャンネルをはじめ、インターネット上のフォーラムや、写真サイトImgurに流出したことにある。

そのメールがヴァイラルに広まり始めたため、朝のローンチが午後早くへとずらされ、さらに、大きな騒ぎに発展することを恐れた関係各社は今日のローンチを完全にキャンセルした。本誌情報筋は、そう言っている。今後のローンチの日程について情報はまだほとんどないが、日経の記事は、明日(木曜日)ということもありえる、と言っている。ローンチが“至近”であることは分かるが、日付等は、まだ分からないのだ。

延期にがっくりした多くの日本人はとりあえず待機しているが、Pokémon Goの関連主要三社のNiantic, NintendoおよびPokémon Companyは、無理のない日程でローンチしたらサーバーの能力は万全であり、需要がどんなに大きくても十分に対応できる、と確信をもって言っている。NinaticのCEO John Hankeも前から警告していたが、日本におけるPokémon人気の大きさを考えると、その洪水のような需要に確実に対応できるためには、相当な台数のサーバーを事前に用意しなければならないのだ。情報の事前リークがあったら、なおさらである。

【後略】
〔延期に関する情報はここまで。以下は昨日の記事と同じ、既知の関連情報のみ。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

日本では明日7月20日(水)にPokémon Goが発売、最初からスポンサー店あり

This photo illustration taken in Tokyo on July 13, 2016 shows the Pokemon official site through a Japanese internet website announcing the latest information for "Pokémon GO".
With Pokemon-mania sweeping the planet, Nintendo's nascent shift into mobile gaming has proved a massive hit, vindicating the Japanese videogame giant's decision to unshackle itself from a long-standing consoles-only policy. / AFP / KAZUHIRO NOGI / TO GO WITH Japan-US-IT-Nintendo-Pokemon-lifestyle,FOCUS by Harumi OZAWA
        (Photo credit should read KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images)

Pokémon Goのフィーバーで任天堂の時価総額は一挙に倍になり、Sonyを抜いた。このゲームがポケモンの生まれ故郷日本に上陸したら、一体どういうことになるのやら。

しかしそんなに待つ必要はない。Pokémonの日本発売は明日の水曜日(7/20)だ、と情報筋が確認した。ついでにこのゲームを作ったNianticにコメントを求めたが、無視された。

Pokémon Goは火曜日現在、アメリカ、カナダ、ヨーロッパの大半など30か国で発売されているが、日本は仲間はずれだった。もちろん根っからのポケモンマニアは大怒りだが、Nianticはこの状況を合理化しようとしている。ちなみにこのゲームは、アクティブユーザー数が、TwitterやTinderなど並みいる人気アプリをことごとく、抜いてしまった

NianticのCEO John HankeがForbes誌に語ったところによると、日本の関連企業、株式会社ポケモン〔公式サイト〕や任天堂などが、日本ローンチで必ず起きるであろう巨大な需要に対応すべく、サーバーの強化に取り組んでいるので、日本発売に遅れが生じた、ということだ。

そのときHankeは、“リリースは7月末の予定”、と言っている。

だから、明日水曜日の発売は寝耳に水の驚きだ。とにかく日本のインターネットがポケモンマニアで超満員になるのを見るのに、あと10日待つ必要はなくなったのだ。

アプリのクレイジーな売れ行きと、任天堂の時価のさらなる爆発的アップ、しかし日本のPokémon Goにはもうひとつ、注目すべき情況がある。それは、任天堂がオフィシャルパートナーを持つのはこれが初めて、ということ。

Hankeが前にも言っていたように、Nianticの売上はすでに大きく増加しているが、今後はそれに上乗せする形でアプリ内購入による収益が入ってくる。それは、複数のパートナー企業にゲーム内で、“スポンサーがいる位置(sponsored locations)”を提供しているからだ。その位置にスポンサーが作った“ジム”では、ゲームのプレーヤーがポケモンを捕まえたり戦わせたり、訓練したりできる。“位置”はたとえば、特定のお店だったりする…だから文字通り、そのお店へ行く人が増えて売上に貢献するのだ。

本誌が得た情報では、日本でのローンチ時からのパートナーは、マクドナルドとその3000あまりのお店だ。そこが、ポケモンを蒐集したい人たちのためのジムになる。一般企業とのこういうコラボレーション関係は、もしかしたらとても重要だ。Pokémon Goが一過性の流行で終わらずに定番のカジュアルゲームとして全世界的に定着したら、このスポンサー制度は、ゲームのメーカーとブランドの両方にとって、尽きることのない金儲けの源泉になる。

Nianticは最初、北米とヨーロッパを重視していたから、日本はアジアにおける最初のPokémon Goのローンチとなる(オーストラリアとニュージーランドはアジアじゃないからね)。ヨーロッパ各国でもやはり、小出しの段階的ローンチだったから、アジアも今週と来週にかけては、すこしずつローンチが相次ぐだろう。だからしばらくは、毎日々々どこかでローンチ、となるのである。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Pokémon Goのユーザー継続(再帰)率と一人あたり平均売上は業界平均の倍

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今朝(米国時間7/15)、オンラインアンケート調査のSurveyMonkeyが発表したデータによると、Pokémon Goはアメリカの史上最大のモバイルゲームであるだけでなく、収益化の能力とユーザーの継続率でもこれまでの記録を破った。その調査報告によると、Pokémon Goの継続率(retention rate, ユーザー引き止め率, 再帰率)は業界平均の倍以上で、また発売直後の売上もカジュアルゲームの平均の倍を稼いでいる。

この調査報告が出る前には、複数のユーザー追跡/アナリティクス企業が、このアプリのヴァイラルな広がり方と強力なユーザー吸引力を報告書で描いている。たとえばSimilarWebによるとこのアプリは、月曜日(米国時間7/11)一日のAndroid上のアクティブユーザー数がTwitterを抜いた。またSensorTowerの報告では、ユーザーが一日にこのアプリで過ごす時間はFacebook上の滞留時間よりも多い。

最新の数字が示しているのは、Pokémon Goのユーザーは今やもはや、新しいゲームを‘試している’のではなくて、‘のめり込んで’いることだ。

SurveyMonkeyの推計では、火曜日にiOSとAndroid上でこのアプリをプレイしたアメリカのユーザーは2600万弱である。モバイルゲームではこんな例は過去にない、と同社は言っている。また、地図を使う場合に直接Google Mapsへ行かずに、Pokémon Go上の地図(すなわちGoogle Maps)を使う人が、ますます増えている。

 

今でもPokémon Goのダウンロードの盛況ぶりは衰える気配がなく、毎日継続的に、400万から500万はダウンロードされている。もちろん、このペースが永遠に続くことはありえないから、今後はますます、継続率が重要性を増す。いまのところPokémon Goはこの競技種目でも快調で、発売初期にしては珍しい現象だ。

ちょっと興味を持った、程度の人でもすぐに、はまってしまうようだ。アプリをダウンロードした人の10人中7人が、翌日、帰ってくる、と報告書は言っている。ゲームの場合は、翌日にかぎらず、とにかくある日再帰する人は10人中3人、と言われているから、翌日7人はおそろしく多い。

3の倍は7でなく6だけど、なにしろ継続率でもPokémon Goは、今のところ業界平均の倍+増なのだ。

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しかもこのアプリは、売上かき集め能力もカジュアルゲームの平均の倍だ。SurveyMonkeyによると、一日のアクティブユーザー一人あたりの平均売上(average revenue per daily active user, ARPDAU)、つまりゲーム内での費消額は、0.25ドル(25セント)だ。

これは、稼ぎの大きかったCandy Crushより、さらに大きい。…そのすごさを、お分かりいただけただろうか。

カジュアルゲーム(下図で上から第4位)は、パズルやボードゲームやレーシングゲームに比べて稼ぎが低い。しかしPokémon Goは、これら上位ジャンルにも負けていない(下図のトップスリーと0.25ドルを対照)。第三位のパズルは、0.15ドルだ。ボードゲームとレーシングは強いが、圧倒的ではない(グラフ提供: SOOMLA)。

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では、Pokémon Go人気はいつごろポシャるのか? どんな人気ゲームにも下降期は訪れる。しかしPokémon Goの場合は、これらの数字を見るかぎり、少なくとも今のところは、何もしないでも大量のプレーヤーを確保し維持できている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Pokémon Go、スポンサー付き場所で広告導入へ

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モバイル史上最大級のバイラルゲームとなったPokémon Goに、近々広告が入るらしいことがデベロッパーの話でわかった。

Financial Timesのインタビューで、NianticのCEO John Hankeは、「スポンサー付き場所」が、パワーアップとバーチャルアイテムのアプリ内購入に続く、新たな収益源になると話した。つまり小売店や企業は、自分の施設に顧客を呼ぶために、ゲームのバーチャルマップ上で目立って表示される機会を有料で与えられる。

Nianticの広報担当者は、広告とアプリ内購入の間での収益分配について、詳細を明らかにしていない。

Finantial Timesによると、Pokémon Goでストリート上の場所にマップされたバーチャル「ポータル」のネットワークは、Nianticが以前開発したゲーム、Ingressと似た物になるという。Ingressで料金を払ってスポンサー付コンテンツを作ったブランドには、薬局のDuane Reade、喫茶店チェーンのJamba Juice、およびレンタカーサービスのZipcarがある。Ingressの人気が高い日本では、コンビニエンスストアチェーンのローソンおよび三菱東京UFJ銀行が同様のゲーム内プロモーションの購入を決めている。

広告主は「訪問単価」で課金され、これはGoogle検索広告の「クリック単価」と同様のしくみだとHankeは話した。

米国の小売業の中には、ゲームの中で名前が出ることによって、リアルな客を大量に呼び込めるとことにもう気付いているところがある。「驚くほどの人数」と、ニューヨーク州クイーンズのロングアイランドシティーにあるL’Inizio Pizza Barのオーナー、Tom Lattanzioが、昨日New York Postに話した。Financial Timesの記事によると、このピザレストランは、店の場所にポケモンを誘い込むゲーム内パワーアップアイテムを10ドルで買って以来、売上が75%伸びた。

他の会社や団体も、建物の近くにあるPokestopの数を宣伝して訪問者を集めようとしている。例えばシカゴ美術館は、施設の周辺でポケモンをつかまえようと誘うツイートを発信した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Pokémon Goのインストール数、Candy Crush、LinkedIn、Lyft、Tinderなどを上回る

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バイラルによるPokémon Goの広がりに驚いている人も多いのだと思う。というか、むしろ驚かない人の方が少ないかもしれない。先日の段階でTwitterのデイリーユーザー数を超え、プレイ時間でもFacebookの利用時間を超えた。そしてデイリー・アクティブ・ユーザーの数もPandora、Netflix、Googleハングアウト、およびSpotifyを上回ることとなっている。さらにインストール数でみると、Candy Crush、Viber、LinkedIn、Clash of Clans、Tinderなどといった名だたるアプリケーションを上回るまでになっている。

数値はいずれも調査会社であるSimilarWebの調査(アメリカ国内のAndroid利用者が調査対象)に基づいたものだ。

7月11日には、米国Android利用者の5.9%がPokémon Goをプレイしていた。一方で同じ日にTwitterを利用した人は4.1%となっている。もちろんPokémonの前に立ちはだかるアプリケーションも多い。すなわちMessenger、Instagram、WhatsApp、およびSnapchatなどだ。

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多くの人が強いエンゲージメントを示しているPokémonではあるが、依然として「過去最高のインストール数」などの数値には手が届かない。Pandora、Netflix、Google Hangouts、Spotifyなどが、この面では上回っているのだ。

具体的に見てみると、Pokémon Goは、米国におけるAndroidフォンの10.8%にインストールされている。一方でSpotifyは17%でTwitterは20%にもなっている。

ただし、Pokémon Goはアメリカでデビューしてまだ1週間程度であることはおさえておきたい。それでいてCandy Crush、Viber、LinkedIn、Clash of Clans、ESPN、iFunny、Lyft、musical.ly、あるいはTinderなどを上回ってインストールされているのだ。

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ここに挙げたデータは、先ほどのべたようにアメリカ国内の様子を示したものだ。しかしオーストラリアおよびニュージーランドでもPokémon Goは注目すべき数字を達成している。それぞれの国のAndroidデバイスについて、15.1%ないし16%のインストール率を示しているのだ。

開発社であるNiantic Labsのウェブサイトへのトラフィックも急増している。今週の月曜日に、デスクトップ版およびモバイル版を含めて1,171,000という、過去最高の訪問数を記録した。

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(翻訳:Maeda, H

Pokémon Go、Twitterのデイリーユーザー数を抜き、滞在時間でFacebookを越える

A woman holds up her cell phone as she plays the Pokemon Go game in Lafayette Park in front of the White House in Washington, DC, July 12, 2016.
Pokémon Go mania is sweeping the US as players armed with smartphones hunt streets, parks, rivers and elsewhere to capture monsters and gather supplies in the hit game. The free application based on a Nintendo title that debuted 20 years ago has been adapted to the mobile internet Age by Niantic Labs, a company spun out of Google last year after breaking ground with an "Ingress" game that merged mapping capabilities with play. As of July 11, 2016 Pokémon Go had been downloaded millions of times, jumping topping rankings at official online shops for applications tailored for smartphones powered by Apple or Google-backed Android software.

 / AFP / JIM WATSON        (Photo credit should read JIM WATSON/AFP/Getty Images)

Pokémon Goは、たちまちにして史上最もバイラルにアプリの一つとなった。今や米国史上最大のゲームだ。日間ユーザー数でTwitterを上回り、ユーザーはFacebookより長い時間をアプリに費していると、複数の調査レポートが報じている。

SimilarWebが以前のレポートで、Pokémon Goがインストール数で出会いアプリのTinderを越えたことを報じたとき、デイリーアクティブユーザー数でもTwitterに迫っていた。同レポートによると、7月7日木曜日時点で、Androidスマートフォンにインストールされた数は、Tinderより多かった。

今日(米国時間7/13)SimilarWebは、月曜日(7/11)にPokémon Goが日間アクティブユーザー数でTwitterを上回り、米国Android人口の5.92%が同アプリを毎日使っていると報じた。

Pokémonアプリは、まだ公開されていない国々にも相当数のアクティブユーザーがいることを同社は指摘している(下図参照)。これはAndroidのAPKファイルをPC経由で端末にサイドローディングするユーザーがいるためだ。

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最近業界では他にも急速に伸びたモバイルゲームがいくつかあるが ― Candy Crush、Clash Royale、Minecraft、Slither.io等のヒット作 ― SurveyMonkeyの最新レポートによると、Pokémon Goは「米国史上最大のモバイルゲーム」のタイトルを獲得した。

これは各アプリの日間ピーク・アクティブユーザー数に基づいている、と同社は言っている。

月曜日、Pokémon Goは米国で日間アクティブユーザー数2100万人を記録し、Candy Crushが2013年に達成したと噂されるピーク値や、Draw Something、Clash Royale、Slither.io等が様々な年にそれぞれ達成したピーク値を上回った。

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レポートは、Pokémon Goが今やAndroid版Snapchatに迫り、Google Mapsさえ越えるかもしれないと指摘している。

ユーザーはPokémon GoでFacebookより長い時間を過ごしている

しかしアクティブユーザー数は、ゲームの成功を測る指標の一つにすぎない。今日のアプリストアの激しい競争の中では、ユーザーが一つのアプリでどれだけ長い時間を費やすかも重要だ。

この部門でも、Pokémon Goは記録を破っている。アプリストア調査会社のSensorTowerによると、今モバイルユーザーがPokémon Goをプレイしている時間はFacebookよりも長い。

もちろんFacebookには、はるかに多くのモバイルユーザーがいる ― 公式サイトによると月間アクティブユーザーは15.1億人で、一方Pokémon Goのインストール数はおよそ1500万(もちろん正確な比較ではないが、見当はつく)。

もう一つ注目の数字:SimilarWebによると、米国ではAndroid端末の10%以上にこのゲームがインストールされ、オーストラリアとニュージーランドでは15%を越えている(下図参照)。

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一方iOSでは、平均的iPhoneユーザーが月曜日にPokémon Goで平均33分過ごしたことを、SensorTowersのデータが示している。これは、Facebook、Snapchat、Twitter、Instagram、Slither.io等、同社がこれまで分析した他のどのアプリよりも長い。

Facebookは平均利用時間第2位で22分8秒、Snapchatは18分で、Twitter、Instagram、Slither.ioが後に続く。

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しかし、SurveyMonkeyのデータはアクティブユーザー数でPokémon Goが最大のゲームであることを示しているが、SensorTwoerによると、「ゲーム」に費やされた時間では、未だにPokémon Goは他に及ばない。

例えば、Game of Warの平均的ユーザーは一日当たり2時間近くプレイしているし、Candy Crush Sagaの日間平均利用時間は約43分だ。

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そうは言っても、伝統的にモバイルゲーム業界は、著しい話題を呼ぶゲームに必ずしも優しくない、とSurveyMonkeyは指摘する。Nintendo初のモバイルゲーム、Miitomoは当初App Storeのトップを占める成功を収めたが、たちまちゴーストタウンと化した

しかし、Pokémon Goは違うかもしれない。Pokémonブランドを活用していることに加え、このアプリはプレーヤーをアクティブにし、長く滞在させ、再来させ、そしてお金を使い続けさせるための卓越したゲームメカニックを採用している。

ゲームの当面唯一の課題は、ハードコアゲーマーと、カジュアルユーザーの間でニーズのバランスを取っていくことだ。既に一部の混み合った市場では問題が起きている。Pokémonジム(Pokémonたちが戦う場)はゲームのトッププレーヤーたちで占められ、カジュアルユーザーが入るのを困難にしている。しかしPokémon Goは、1対1バトルやトレードのしくみを導入することで、この問題を容易に解決できるに違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ポケモンGOは、Googleアカウントのフルアクセスを要求する

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多くの人がそうしているように、Pokémon GoのサインインにGoogleを使うと、人気のゲームは何らかの理由により、あなたのGoogleアカウントの最大アクセスレベルを自身に与える。つまり、あなたのメールや位置履歴…等あらゆるものを見ることができる。なぜそれが必要であり、なぜユーザーは知らされていないのか?

見つかったのはスタート直後のことで、RedOwlのAdam Reeveが、Googleでログインした時アプリが何かへんなことをしていないかをチェックしようとした時だった。調べてよかった!(あなたもここでできる)。

もちろん、Go は様々な許可を要求する ― しかしその理由は想像できる。正確な位置やカメラやモーションセンサーへのアクセス、SDカードの読み書き等々、そしてもちろん、Pokéballやeggがなくなった時の課金も。

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しかし、Googleアカウントのフルアクセス? それはChromeのようなプラットフォームレベルのアプリに与えられるレベルだ。Googleがそう説明している

フルアカウントアクセスを与えられたアプリケーシヨンは、あなたのGoogleアカウントのほぼあらゆる情報を読み書きできるようになる(ただしパスワードの変更、アカウントの削除、あるいはGoogleウォレットで支払うことはできない)。

この「フルアカウントアクセス」の特権は、全面的に信頼する、自分のパソコンやスマートフォン、タブレット等にインストールされているアプリにのみ与えるべきである。

第一に、何故Pokémonゲームがアカウントのフルアクセスを必要とするのか? 第二に、なぜユーザーはこれが与えようとしているレベルであることを警告され、考え直すチャンスを与えられないのか?第二に、なぜGoogleは起こっていることについて例えば、「架空の生き物を戦わせるゲームに、GmailやGoogleドキュメントの機密書類のアクセス権を与えてもいいですか?」と尋ねないのか?(ちなみに、[開発元である]Nianticの前のARゲーム、Ingressは一部のアクセスしか要求していない)。

本誌では回答を求めて問い合わせているが、同時に読者にも協力してもらえるミステリーがある。フルGoogleアカウントアクセスは、起きる時と起きない時がある。

例えば、Android 5.2および6.0がインストールされた2台の端末にゲームをインストールしたところ、何のアクセスも要求されなかった(2要素認証を聞かれなかったのはそのためだろう)― しかしある同僚のやはり6.0が動いているスマホは、すぐにフルアカウントアクセスを要求された。また、iPhoneでも起きる時と起きない時があるようだ。何かパターンはあるのだろうか?

Pokemon Trainerアカウントでサイアップすることもできるが、サーバーが一杯で殆どの人はGoogleを使わざるを得ない。

念のために言うが、われわれはNianticやNintendoが、あなたのメールやGoogle Driveのファイルを盗もうとしていると示唆しているわけではない。しかし、そもそもこのアクセスを要求する理由がなく、変更する方法もない(拒否するとゲームはクラッシュするかサインアウトさせられる)。おそらく一番問題なのは、必須でありかつユーザーに知らせれないことだ。

もしかすると、端末とOSの組み合わせによって、何らかの位置情報か支払い情報を得る方法を見つけることができず、非常手段としてデベロッパーがアカウント全体を要求したのかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

水曜日にはポケモンを捕えに2万2000人がサンフランシスコに集結?

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ここ数週間、いつも以上に多くの人たちが、妙な歩き方をしたり急に立ち止まったりするのを見たかもしれない。全員スマートフォンを見ながら。おそらく彼らは、昨年大きな資金を調達したゲーム、Pokémon Goをプレイしていた。先週水曜日(米国時間7/6)にスタートして以来バイラルに広がっている。

今週水曜日(米国時間7/12)のサンフランシスコPokémon Goながら行進のためのFacebookイベントには、3600人が参加を表明し、1万8000人が「興味あり」をクリックした。

「このイベントがこれほど多くの人々に届くとは思っていなかった。深夜にイベントを立ち上げてfacebook友達を何人か招待してベッドに入った」とFacebookイベントの管理者、Sara Witschが私に話した。「目が覚めたら500人が参加すると言っていた。24時間のうちに2000人に達し、1万1000人が興味を示した。来るとしてもせいぜい数百人だと思っていた」

「サクラメントの集まりを見て、サンフランシスコの方がいい場所じゃないと思った」とWitshcがFacebookイベントページに書いた。何が起きようとしているかを知らずに。

お気に入りのポケモンに扮して参加するようにとのお薦めがあってグループは盛り上がった。イベントは街を練り歩いた後、バーでクライマックスを迎える予定だ。しかし、一番大きなバーでも人が溢れることになるのは間違いない。参加予定者のごく一部だけが実際に現れたとしても。

「参加予定者と興味を示した人の数を踏まえてルートを考えた」と彼女は言う。「中間点をいくつか決めて、部分的にも参加できるように、一箇所に何千人もの人が集まらないようにした」

もしまだアプリの意味がわからくて、一体何の騒ぎかと思っている人には、Pokémon Companyの作ったこの紹介ビデオが役に立つだろう。

サンフランシスコ市警察に問い合わせているので、回答があり次第続報の予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Pokémon Goは、多くのことを教えてくれた

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私はPokémon Goを殆どの時間プレイしていて、それは天にも地にも私を止められる力が存在しないからだが、ここでこのゲームや私自身、そして人生について学んだことをいくつかご紹介したい。

  1. 新しいPokémon教授は本当に本当にハンサムだが靴はひどい

    むしろProf. Dreamboatだ

  2. できればあまり、いや一切動きたくない

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    メートル法の苦手な人に言っておくと、5 kmは結構な距離だ

  3. 私は未だになまけ者である以上にケチである。なぜならPokécoinsを本物のお金で買ったことがない

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    名誉を保ったまま最高の人間になる道を買うことはできない

  4. Pokémon音楽は公衆の面前でボリームを最大にして聞くと非常に恥かしい

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    代わりにこれを使おう

  5. バーチャルPidgey[ポッポ]を、デスクの上の古い空のインスタントラーメンどんぶりの前で捕まえるのは気がめいる。

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    あれは実際には空の犬用のボウルだ。ただし私は決してドッグフードは食べない。絶対に。

  6. Charmander[ヒトカゲ]以外のPokémonとは、おそらく友達になれない

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    客観的に見て最高

  7. Pokémonを交通量の多い交差点で捕まえると、間違いなく超ヘンな奴に見える

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    ヒゲ面の男(私)が写真を撮っているのを見つけた人は、何とかしてフレームの外へ逃げる

  8. あなたからの電話は受けられない、なぜならPokémonが電池を全部使ってしまったから

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    そう、5分間で3%だ

Pokémon Goは未だに世界中で限定的にしか手に入らないが、サーバー容量にも非常に気を遣っているので、本格的なレビューはまだ書かないつもりだ。しかし、すでに私のアイデンティティーの中心をなしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

GoogleとNintendoが支援するARポケモンゲームPokémon Goが今日からiOSとAndroidにローンチ

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おや、びっくり! GoogleもNintendoも投資しているあの待望の拡張現実(AR)ゲームPokémon Goが今日(米国時間7/6)、あなたの手の中にあるAndroidとiOSデバイスにやってくる。

このゲームはアメリカで5月にベータでリリースされたが、今日ついに、そのほかの多くの国のiOSとAndroidユーザー向けにも発売されるようだ。最初はニュージーランド限定だったが、これはアプリが世界展開されるときのよくある第一歩で、もうすぐ市場が一気に大きく広がる前触れだ。この記事を書いている時点では二大市場のアメリカとイギリスはまだだが、今日の水曜日中には各国で手に入るようになるはずだ。

本誌TechCrunchの常連ライターGreg Kumparakはやや前にこのゲームをプレイし、そのあと、”awesome”(すごい、すばらしい、とってもいい)という言葉しか出てこなかった。

Pokémonゲームで育った人は、今でもプレイしている人はもちろん、必ずGoへ行くだろう。スマートフォンにPokémonのキャラクターを登場させ、戦闘はあなたが選んだ現実の場所で行われる。ゲームのダウンロードは無料だが、一部のキャラクターはアプリ内購入でアンロックする。このゲーム用の35ドルのウェアラブルが、今月の終わりごろ発売される。

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ゲームはIngressにとてもよく似ている。それはPokémon Goを作ったNiantic Labsの名を上げたゲーム、そして同社は昨年、Googleからスピンアウトした企業だ。Ingressは二つのチームが全世界のテリトリーを奪い合う戦闘ゲームで、これまでのオンラインゲームと違って、ARによって現実の世界がゲームの戦場になるところがおもしろい。

現時点〔日本時間7月6日18時〕ではニュージーランドのみだが、iOSはここ、Androidはここでダウンロードできる。ほかの国でもできるようになったら、リンクを更新しよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ついにポケモンがiPadにやってくる。ただしバーチャル・カードゲームとして

Pokémonは、私がリアル世界のあらゆる物以上に愛するキャラクター・ファミリーだ。それがiPadにやってくる。ただし、最初に登場するゲームが、本来のモンスターのコレクション&バトリングゲームではなく、伝統的Pokémonカードゲームだという事実さえなければ、私の喜びが多少損われることもなかっただろう。

私も、Pokémonのトレーディングカードは持っていて、決して悪くはないのだが、何と言うかこれは、スニッカーズが食べたいのにマーズバーをもらったような気分だ ― 私はマーズのチョコレートバーも食べるし嫌いではないが、スニッカーズの70%程度の喜びしか与えてくれない。

このゲームがiOSに登場するというニュースを最初に報じたのはPolygonで、情報源はPoké,pmマニア、Josh Wittenkellerのツイートだ。PolygonがThe Pokémon Companyに確認を取ったところ、リーク情報は真実でゲームがiPadにやってくることはわかったが、発売時期に関する詳しい情報は得られなかった。

Pokémonのトレーディングカードゲームは、すでにWindows PCとMac用に販売されているので、モバイル機器への移植は大きな出来事ではないが、iPadで本物のPokémon〈ゲーム〉(Pokédex[ポケモン図鑑]アプリでなく)を見るのは初めてなので、子供向けに作られたこのビデオゲームを楽しむ、私のような成人職業ITジャーナリストの間で話題を呼ぶのも不思議ではない。

任天堂(業績不振にもかかわらず、同社の知財権をiOSやAndroidでゲーム化することを拒否している)の子会社であるThe Pokémon Companyに、一つお願いがある。メインのPokémonゲームを一日も早くiPadやiPhoneに載せてほしい。私は有り金全部をはたいてもいいし、貴社の永遠のすばらしさを称えて(小さな)寺院も建てるつもりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


本物の生きた魚がポケモンをプレイする(かなりへただけど)

余暇時間のぼくはアマチュアの水族館長だが、ぼくの魚たちに暇つぶしのためにポケモンをやらせることを、考えたことはない。ある勇敢なTwitchユーザがそれをやった。彼が書いたプログラムは、水中の魚の泳ぎ方を仮想ゲームコントローラ上のボタンプッシュと解釈し、オリジナルの赤/青バージョンのポケモンを魚たちにやらせるのだ。

この魚はメコン川流域原産のベタ(‘シャムトウギョ(闘魚)’とも)で、その派手な明るい色がペットストアで人気がある。田んぼのような、静止した水中に棲む。この魚にポケモンの技能はないし、130時間ログを取ってみたが、全然上達しない。でも、実際に戦って勝ったことが、一回だけある。体の大きさに比べて脳の容積がとても小さい生物のようだから、それだけでも上出来だ。

ある雑学クイズによると、ベタは長時間鏡の中の自分を見つめながらおめかしをするそうだ。実際に、闘ったあとたっぷり15秒鏡を見るのと、2秒しか鏡をみないのが闘った。勝ったのは前者の、ぼくがGrayson Hopperと名づけたベタだが、今や立派に、ネット上のセレブになってしまった。

いずれにしても、ぼくのGraysonの方が、今や、きみのMagikarpよりも有能だね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))