RazerのJoy-Cons風Android用ゲームコントローラーは約8600円、iPhone版も準備中

Razer Kishiは、CESでの発表時点ではほかのRazerの製品ほどは目立つものではなかった(未訳記事)。これはスマートフォン向けゲーム周辺機器としては初めての試みではなく、また見た目にも目新しさはない。しかしRazerのような名の知れたゲーミング機器メーカーがこのカテゴリに進出することは、同社がゲーミングスマートフォンを2機種発売したことに続き、その方向性をさらに正当化するものとなる。

Razer KishiはAndroidスマートフォン向けに米国時間6月9日から出荷が開始され、価格は80ドル(約8600円)だ。このカテゴリーにおいて最も安い製品ではないが、Razerの製品は一般的に人気で、Kishiも今のところ高い評価を得ている。

Razer KishiはNintendo SwitchのJoy-Consと比較されがちだが、それはボタンとデュアルアナログスティックのレイアウトが原因だ。左側にDパッド、右上に4ボタン、2個のアナログトリガー、2つのバンパーボタンを搭載。USB-Cポートに直接接続できるため、同等のBluetoothアクセサリよりも低レイテンシのゲームプレイが可能だ。注目すべきはクラウドゲームサービスのStadiaとも連携していることで、思ったような展開ができていないGoogle(グーグル)のクラウドゲームサービスにとって良い転機になるかもしれない。

Razer KishiはiPhone版も準備中で、2020年夏のいずれかの時点でリリースされる予定だ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

フォートナイトで著名ラッパーがサイケなコンサートを開催、なんと1230万人が視聴

ゲーム内でラッパーのTravis Scott(トラビス・スコット)のコンサートを開催するというアイデアは、少し馬鹿げているように思えるかもしれない。私もそうだが、あなたがFortniteのプレーヤーでないなら特にそうだろう。

これまで、Fortnite(フォートナイト)は映画や音楽のプロモーションイベントを開催してきた。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)による隔離によって人々がライブパフォーマンスに飢えていたとしたら、なぜ実際に行われたスコットのコンサート映像を見ないのだろうか?

しかし、スコットとFortniteの販売元であるEpic Gamesが提供したのは、巨大な怪獣サイズのスコットのアバターがプレイヤーの上に登場して、会場内をテレポートしながら、彼の周りの映像がどんどんサイケデリックになっていくという、なんとも壮大かつシュールなイベントだった。これこそ、バーチャルコンサートでしかできない楽しみだろう。

さらにイベントでは、最大規模のコンサート会場の入場者数よりもはるかに多くの人々に視聴された。Epic Gamesによると同時参加者数は1230万人で、これはFortniteの新記録となっている。

上の動画ではイベントの様子を見ることができるが、もしあなたが「SICKO MODE」を歌っている巨大なスコットと実際に交流したいのであれば、Epic Gamesは週末にもアンコールイベントを計画している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

次期「Xbox Series X」の新情報をマイクロソフトが発表

Microsoft(マイクロソフト)が「Xbox Series X」のローンチを発表してから数カ月が経過した。そしてGame Awardsの期間中に、やや冗長な名前が付けられたこのゲーム機が2020年後半に発売されることが伝えられている。

大きなボックス型のデザインや新しいワイヤレスコントローラー、そしてゲームの下位互換性など、いくつかの特徴が公開された。しかし、この次世代ゲーム機を際立たせるような核心については触れられていなかったが、うれしいことにマイクロソフトのXbox担当責任者であるPhil Spencer(フィル・スペンサー)氏が、そのスペックの詳細について語っている。

「Xbox Series Xは最速かつ最強のゲーム機で、ユーザーが中心となるように設計されている」と、スペンサー氏はいう。「これは静的かつ大胆にデザインされた再現度の高いゲーム体験を意味し、4世代にわたり提供されてきた何千ものゲームタイトルが用意されており、より短い待ち時間でより長くプレイできるようになっている」

目玉機能は、当然ながら新プロセッサーだ。AMD Zen 2およびRDNA 2アーキテクチャをベースに設計された同チップは、Xbox Oneの4倍の処理能力を発揮する。GPUパフォーマンスは12テラフロップスで、Xbox One Xの2倍、初代Xbox Oneの8倍だ。その他の注目すべき追加機能には、フレームレートと解像度を向上させるVariable Rate Shadingとライティングを向上させるDirectX Raytracingがある。

Quick Resume機能は基本的に、プレーヤーが中断したところからゲームを再開できるというものだ。Dynamic Latency Input機能ではレイテンシーを低減することで、コントローラからの応答性の高いフィードバックを提供する。120fpsのフレームレートとHDMI 2.1もサポートされ、ゲームプレイの遅れを減少させるために自動的に最低レイテンシーモードに切り替わる。

上で述べたように、マイクロソフトから数世代のゲーム機がリリースされた現在、下位互換性が重要となっている。Game Passはクラウドゲームへの対応という同社の戦略において、ますます重要なものになっている。

さらなる詳細は「数カ月後」に明かされるが、「2020年のホリデーシーズン」の発売を予定しているPlayStation 5との厳しい競争に、マイクロソフトは直面することになる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Fortniteにライトセーバーが登場 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のプロモーション

3部作(シークエル・トリロジー)の最終作は過去のスター・ウォーズ作品と比較しても、多くのクリエイティブなプロモーションが存在する。「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の公開まで1週間を切ったこの時期に、J.J.Abrams(J・J・エイブラムス)は、人気のバトルロワイヤルゲームであるFortnite(フォートナイト)を訪れた。そして同監督は、Rey(レイ)やFinn(フィン)、Poe Dameron(ポエ・ダメロン)のおなじみの3人を起用。まもなく公開される映画の独占クリップを披露した。

これらのクリップやストームトルーパーの群れが踊るのを見るのはとてもいいのだが、楽しみはこれからだ。Fortniteの最新武器に、ライトセイバーが登場したのだ。

海外メディアのThe Vergeが指摘しているように、Fortniteにはプロモーションの一環としてほかにもたくさんのスターウォーズ関連のチャレンジが追加されているが、正直なところ興味を引かれたのはライトセーバーだけだ。このゲームでは、Kylo Ren(カイロ・レン)が新作映画で披露したようなクロスガード・バージョンをはじめとする、カイバー・クリスタルを動力とするライトセーバーがさまざまな色に変化する。

Fortniteと映画のコラボレーションとしては、ストームトルーパーのスキンや主人公のReyやFinn、TIEインターセプター風のグライダーなど、さまざまなスター・ウォーズ用アドオンが登場している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

マイクラアースのAndroid向けクローズベータが5都市で公開

Minecraft Earth(Minecraftのコンセプトが現実世界の冒険、拡張現実/ 、Pokémon GOの収集コンセプトとあわさったものと思ってほしい)のベータ版が初めて公開されたのは7月のことだが、iOSでしか動作せず、実際にプレイできたのはシアトルとロンドンのプレーヤーだけだった。

米国時間8月30日の今朝、ベータ版の対象が大幅に拡張され、Android版のプレイヤーもついに体験できるようになった。また地域制限もここ数週間で緩和され、シアトルやロンドンにくわえて東京、ストックホルム、メキシコシティーでもプレイできるようになった。

不思議なことにiOS版プレーヤーとは異なり、新しいAndroid版のプレーヤーはゲーム内通貨のRubiesのような新機能をすぐに使えるようになる。Rubiesは獲得することも購入することもでき、プレイヤーはブロックの作品を組み立てるためのビルドプレートをさらに購入できる。ベータ版の拡張についてブログ投稿は、ベータ期間中に獲得されたRubiesは公式リリースでもプレーヤーに引き継がれ、Rubiesに対するiOS版のサポートは「すぐに」始まるとしている。

ただし、Google Playストアからダウンロードして参加することはできない。これはまだクローズドベータなので、始める前にサインアップして招待される必要がある。

我々は発表直後にMinecraft Earthのアーリービルドをテストしている―初期インプレッションはこちらの記事から。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

「マリオカート ツアー」は9月25日リリース、iOS版とAndroid版を用意

任天堂の次のモバイルゲーム「マリオカートツアー」が、9月25日からiOSとAndroidデバイスでリリースされる。ゲームの公式Twitterアカウントは発売日を明らかにし、両プラットフォームのユーザーが発売時にゲームを入手するためにサインアップできる事前登録リンクを公開した。

任天堂の非常に人気の高いカートレーシングシリーズのモバイル版は昨年発表され、その時点では2019年3月末までにリリースされる予定だった。しかしその後、任天堂の決算報告書によると「ゲームの品質を向上させ、発表後のコンテンツの提供を拡大する」ために、スケジュールを今夏へと変更していた。

9月25日は厳密には秋といえなくもない。任天堂は今年に「Dr.Mario World」をリリースしており、人気シリーズのモバイル版をローンチするという意味で、同社にとって忙しい1年となっている。

マリオ・カート・ツアーは今年、米国と日本で非公開ベータテストが開始されたが、これはAndroid OS専用だった。ベータ版からの詳細には、数多くのキャラクターや、シリーズのファンを失望させるかもしれない多くのゲーム内課金などが含まれている。

http://www.youtube.com/watch?v=1V6XecP27wE

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

任天堂が小型携帯ゲーム機「Nintendo Switch Lite」を約2万円で販売へ

任天堂は新型Nintendo Switchこと「Nintendo Switch Lite」を発表した。その名前が示唆するとおり、この新モデルはオリジナルのNintendo Switchよりも若干廉価で、かつ差し引かれた機能がいくつかある。

最大の変更点は、Nintendo Switch Liteはテレビに接続できないことだ。本体にはテレビ接続用のドックもポートもない。

機能差はその他にもあり、Joy-Conコントローラーは取り外しができない。つまり、コントローラーを手に握って本体をテーブルに置く、という芸当ができないのだ。

もちろん、Joy-Conコントローラーや従来のNintendo Switch Proコントローラーを別途購入することもできる。しかし、Nintendo Switchなしで充電する方法を用意する方法がある。例えば、Charging Gripならその役目を果たせる。

ただしそれ以外は、Nintendo Switchとまったく変わらずゲームが楽しめる。ゲームがハンドヘルドモード(携帯モード)をサポートしていれば問題なく、またほぼ100%のゲームがそれをサポートしている。

Nintendo Switch LiteはNintendo Switchよりわずかに小さく、また軽量だ(277gと399g)。また6.2インチではなく、5.5インチのタッチスクリーンを搭載している。

3DSの次を待っている人には、Nintendo Switch Liteは廉価な携帯ゲーム機として完璧な代替品となりそうだ。また、うれしいことにバッテリー駆動時間は伸びており、任天堂によれば3〜7時間のプレイが可能だという。テストでは「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(Zelda:Breath of the Wild)を4時間プレイできた。

Nintendo Switch Liteは9月20日に発売され、イエロー、グレー、ターコイズのカラーバリエーションが用意される。税別価格は1万9980円。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

ニンテンドースイッチは3月3日発売、日本での価格は2万9980円に——予約は1月21日より

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2016年秋に発表された任天堂の次世代ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」の詳細がいよいよ明らかになった。任天堂は1月13日、東京にてイベント「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」を開催。同時にオンラインでの動画配信を行った。発表によると発売は3月3日。日本のほか、米国、カナダ、欧州各国、オーストラリア、香港などでの同日発売となる。希望小売価格は2万9980円。(米国では299.99ドル)。日本での予約は1月21日から各種店頭で受け付ける。すでに開発が発表されていた任天堂のタイトル「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」もNintendo Switch版、Wii U版ともに3月3日に発売する。

据え置きゲーム機ながら、本体にモニターを完備、コントローラー部分を中心の接続部から左右に分離できるのは既報(こちらこちら)の通り。今回発表されたコントローラーの正式名称は「Joy-Con(ジョイコン)」。このjoy-Conと、液晶パネルを備えた本体部を組み合わせてさまざまなプレイスタイルを実現している。テレビと本体を接続して、コントローラーでプレイする通常の「TVモード」や、本体部とコントローラーを直接接続して携帯端末として利用する「携帯モード」、本体部の液晶にゲーム画面を表示し、コントローラーの左右部分を2人のプレーヤーがそれぞれ利用する「テーブルモード」などを想定する。

本体のバッテリー持ち時間はゲームにより2.5〜6時間程度。USB-C端末を通じて、プレイしながらACアダプタや携帯バッテリーで充電をすることも可能。また本体液晶は静電容量式タッチパネルとなっている。Wi-Fiを搭載するほか、最大8台までのローカルでの接続も可能だ。

Joy-Conは押し込み可能なアナログスティックやA、B、X、Y、L、Rといったボタンのほか、HOMEボタン、画面キャプチャーのボタンを備える。当初は静止画のキャプチャーを撮り、SNSにシェアできるが、将来的には動画キャプチャーにも対応する予定だ。また加速度センサー、ジャイロセンサーも左右のJoy-Conに備えるほか、もののかたちを認識するカメラ、臨場感のある触覚を提供する「HD振動」といった新しいセンサーを備える。

コントローラーは通常の黒色に加えて、蛍光色の赤と青を用意。またJoy Conの接続レール部分に差し込むストラップも各色販売する。

もちろん対戦やボイスチャットなどのオンラインサービスも提供予定だ。オンラインサービスは当面無料だが、2017年秋以降は有料化する予定。なおこれまでのゲーム機にあったリージョンロック(地域ごとに起動できるゲームソフトの制限をかけること)はかけないという。

ゲームソフトのラインナップも続々発表されている。左右のJoy-Conをそれぞれ使って体感操作をする格闘ゲーム「ARMS」(今夏発売)、画面ではなく一緒に遊ぶ相手の目や動作を見てプレイするゲーム「1-2-Switch」、人気シューティングゲームの続編「スプラトゥーン2」(今夏販売)や人気アクションゲームシリーズの「スーパーマリオ オデッセイ」(今冬発売)、モノリスソフトの「ゼノブレイド2」(2017年発売)、コーエーテクモホールディングスの「ファイヤーエムブレム無双」といったゲームタイトルのほか、50社を超えるソフトメーカーが80タイトルのゲームを開発中だという。

任天堂と言えば最近ではディー・エヌ・エー(DeNA)との提携を契機にスマートフォンアプリにも本格進出したことが話題。2016年末リリースした「スーパーマリオラン」でも注目を集めた。

ただ販売台数で見ると、現行機である「Wii U」は1336万台(2016年9月末時点)。同じく据え置き型ゲーム機であるソニー・インタラクティブエンタテインメントの「プレイステーション 4」の販売台数は5000万台(2016年11月発売の「プレイステーション 4 Pro」を含む)ということで、Nintendo Switchがどこまでこの状況を巻き返すのかは気になるところ。一方で株式市場は今回の発表を冷静に見ているようだ。任天堂の株価はは前日比1450円安(-5.75%)の2万3750円で取引を終了している。

ポケモンGOにメタモンがやってきた!

dittoooo

この記事はごく短いものになる。ポケモンGOにメタモンが登場したのだ。すぐに探しにいかなくちゃいけない。でも仕事ではあるので、ほんの少しだけ書いておく。

すでにお耳に届いているかもしれないが、あちこちからメタモンゲットの情報がよせられている。

メタモンというのは、紫色の小さな丸っこい奴なのだが、これまでポケモンGOには登場していなかった。このポケモンは戦闘中の相手に変身することができるのだ。そうした仕様が、ゲーム内での実装を難しくしていたこともあったのだろう。ゲームをリリースした後にメタモンを投入した方が、話題にもなって面白いだろうという判断もあったに違いない。

注意:近くにメタモンがいても、地図上ではメタモンとして表示されない。捕まえたポケモンが突如メタモンになって、そのポケモンがメタモンであったことに気付くようになっているのだ。これはちょっと面白い。

ちなみに、2週間ほど前からメタモンの登場は噂されてはいた

ネタバレを気にしないという人むけに、メタモン捕獲の様子をツイートしたものを貼っておく。どうぞご覧あれ。

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(翻訳:Maeda, H

日経グループのQUICKからまさかの美少女キャラゲームーー背景には3年がかりの大プロジェクト

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QUICKと言えば、日本経済新聞グループで金融・経済向けツールやレポートを提供する、1971年設立の言ってみれば“おカタい”会社。そんな同社が、美少女ゲームアプリを出したというのだから驚きだ。

同社は12月21日より、iOS向けにゲームアプリ「IRroid(アイアールロイド) 恋の有効フロンティア」の提供を開始した。App Storeから無料でダウンロードできる(アイテム課金あり)。来春にはAndroid版のアプリも提供する予定だ。

このゲームでは、NTTやキリンホールディングス、旭硝子、帝人、コロプラなど、約30社の応援キャラクター(各社とも擬人化され、美少女イラストとなっている)が登場。ユーザーは「カブ主」となって、お気に入りのキャラクター5人をポートフォリオ(カードゲームで言うところのデッキだ)に自分の資産(実際のお金ではなく、ゲーム内通貨だ)を配分して投資を行う。

株価はリアルな株価データと連動している。ユーザーは投資で資産を増やしつつ、そこで得た通貨でアイテムを購入してIRroidたちにプレゼントを贈るなどしてコミュニケーションをとり、親密度を高めていく。キャラとの親密度が高くなれば、キャラごとのストーリーが閲覧できるほか、株価が上がった際などにボーナスがあるという。

プレスリリースには記載がなかったが、アプリを立ち上げると開発元としてユビキタスエンターテインメントのロゴが表示された。正直なところ最初は提供元と美少女キャラのギャップに戸惑ったのだけれど、本気のゲームアプリとして仕上がっている。

このアプリ、そしてアプリのベースとなる「IRroid」の世界観を作っているのは、「チャンス部」と呼ばれる選任5人、兼任2人で組織されたQUICK若手社員集団とのこと。

同部署の部長である大河内善宏氏に聞いたのだが、IRroidは(1)若年層に企業への関心を高めファンにする(投資家層の拡大)、(2)金融リテラシーの向上と“投資”の社会イメージの改善(証券全体のリブランディング)、(3)証券金融市場の活性化と投資教育(投資・企業情報の啓蒙活動)ーーという3つのミッションを掲げた本気(と多分担当者の趣味と)のプロジェクトなのだという。

プロジェクトは3か年の中期計画のもと進行しており、2014年8月にまず、IRroidのサイトがオープン。これまでに105社の上場企業の応援キャラクターを生み出し、各社の株価データ(や4コママンガ、イラストなど)を提供してきた。

「1年目は今回のコンセプトに共感いただける企業を増やしていくことに注力をいたしました。2年目はいかにユーザーに想い入れを持っていただき、ファンを拡大するうえで、キャラクターにストーリーを加味したアプリをリリースいたしました」(大河内氏)

3年目となる2016年には、「IRroidのブランドを、証券会社、発行体の方々にライセンス提供を行い、実際に投資家を増やすお手伝いをしていきます」としており、6月にはキャラクターを起用した企業紹介ムックを出版する。さらにはテレビの経済番組、新機軸のIRイベント等も企画しているという。

なつかしいDungeons & DragonsをAltspaceVRが仮想現実(VR)で再現

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Dungeons & Dragonsのファンで、仮想現実(virtual reality, VR)のデバイスを持ってる人は、今ただちに、仕事も食事も何もかも中断した方がよい。ソーシャルVR企業を自称するAltspaceVRが、あの愛すべきテーブルトップロールプレイング・ゲームの没入型(イマーシブ, immersive)バージョンを発売したのだ。

AltspaceVRはD&DのパブリッシャーWizards of the Coastとの共同制作で、このプレー体験を作り出した。

同社によると、この作品により初めて、このゲームを、ゲームの世界の中を動き回りながらプレイできるようになった。VRだから当然だが、RPGとVRは最高に相性が良いね。

複数のプレーヤーやビューワー(見物人)が“部屋”に集まって、チャットしたり、ジェスチャしたり、他のプレーヤーのリアクションを見たりできる。

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Dungeons & Dragonsのブランドディレクター Nathan Stewartが、こんなことを言っている:

これまでのDungeons & Dragonsの、友だちはテーブルの回りにただ座って見てるだけ、というつまらなさをAltspaceVRは解消した。これからはみんながAltspaceVRの酒場に集まって、友だちのゴブリンのものまねを笑ったり、20面ダイス(さいころ)が転がるのを見たり、ついに20(最高値)を出して、敵を打ち負かしたりできる。

キャラクタシートやフィギュア、地形などは原作そのままだが、マップとアドベンチャーの内容はプレーヤーが自作もできる。

AltSpaceVRは最近1000万ドルあまりを調達したカリフォルニア州Redwood Cityの企業だが、出身はモスクワだ。

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

「gumiショック」からの復活は? TechCrunch Tokyoでgumi代表の国光氏に聞く

いよいよ開催まで2週間を切ったスタートアップの祭典「TechCrunch Tokyo 2015」。また新たな登壇者について紹介したい。今回登壇が決まったのはgumi代表取締役社長の国光宏尚氏だ。

gumi代表取締役社長の国光宏尚氏

gumi代表取締役社長の国光宏尚氏

国光氏率いるgumiは2007年の創業(当時の社名はアットムービー・パイレーツ)。当初は自社でSNS「gumi」を提供していた。

実はこのgumi、mixiやDeNA、GREEなどよりも早くオープン化を実施した先進的なSNSだったりするのだが、早すぎるオープン化は当時ユーザーに受け入れられなかった。その後同社はSNSからソーシャルゲームの開発へと事業をシフトするが、これまでに資金繰りに苦戦し、3度倒産の危機を迎えたのだという。

そんな苦労の末に2014年12月、見事東証マザーズ市場に上場するが、今度は上場から2カ月半で業績予想の下方修正を発表。2015年4月期の業績が営業利益13億円の黒字から4億円の赤字になると発表。追い打ちをかけるように無担保での30億円の銀行借入や韓国子会社での横領事件などがあきらかになったこともあって「gumiショック」なんて揶揄され、市場の投資家から厳しい批判を受けた。

今日時点の株価を見てもまだ上場時の価格には遠い状況だが、10月に完全子会社化したエイリムの新作タイトル「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」は好調のようだし、以前決算説明会などで発表していた新作タイトルなども続々リリースの予定。さらにはこれまで立ち上げてきた海外拠点での展開も加速するとしている。復活の準備は整ってきたようだ。

TechCrunch Tokyoではそんな国光氏に、上場後の振り返り、そしてgumiの今後の展開について語ってもらう予定だ。取材や講演の場ではことあるごとに「(総合エンターテインメント企業として)ディズニーを目指す」と語っていた国光氏。そのディズニーへの道に向けた新しい話もあるかもしれない。興味がある人は是非とも同氏のセッションを見に来て欲しい。

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物理演算ゲームBrain Dotsに自分でステージを作れる「ビルダー機能」が搭載された

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トランスリミットが提供する物理演算パズルアプリ「Brain Dots」。当初300までだったステージ数も現在は500以上にまで拡大したが、ヘビーユーザーはすでに全ステージをクリアしているそうで、同社にはステージ追加の要望が寄せられている状況だ。

そんなBrain Dotsが10月1日にバージョン2.0のアプリの提供を開始した。その目玉となるのが、ユーザーが自らステージを作成し、他のユーザーと共有できる「ステージビルダー機能」だ。

ステージビルダー機能を使えば、ユーザーはBrain Dotsのステージを構成する様々なパーツを自由に配置し、新たなステージを作成できる。作ったステージは、作成したユーザーがクリアすると公開可能になる。公開されたステージは世界中のユーザーがプレイしたり、評価・お気に入り登録したりできる。

コンシューマーゲーム機のWii Uにおいては、9月に任天堂が「スーパーマリオメーカー」というタイトルをリリースしている。これは人気アクションゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のステージを自ら作成し、世界中に公開できるというもので、ソーシャルネットワークを見ると非常に人気を博しているようだ。今回のステージビルダー機能のコンセプトはこれに近いだろう。トランスリミットでは新機能によって、「Brain Dotsはユーザーが作りユーザが遊ぶプラットフォームとして生まれ変わる」と説明している。

ちなみに最新のダウンロード数やアクティブユーザー数については聞けなかったが、「ダウンロード数は伸びているし、継続率は非常にいい。(アクティブについては)リリース当初の勢いがもの凄かったので目減りしている感はあるが、もうひと山作っていく」(トランスリミット代表取締役の高場大樹氏)とのこと。

ステージビルダー機能のイメージ

ステージビルダー機能のイメージ

トランスリミットの「Brain Dots」が1カ月で1000万ダウンロード達成——海外比率は95%

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ノンプロモーションながらリリースから10日で100万ダウンロードを達成したトランスリミットのスマートフォン(iOS/Android)向けパズルゲーム「Brain Dots」だが、リリース1カ月にして1000万ダウンロードを達成したという。

Brain Dotsは物理演算を用いたパズルゲーム。ステージごとに1つずつ用意される青と赤の2つ「点」をくっつけるとクリアとなる。ユーザーはそのために、画面に線をひいて道を作ったり、図形をぶつけて点を移動させたりすることになる。

トランスリミットによると、韓国や米国、ロシアをはじめとした海外からの利用が伸びており、ユーザーの海外比率は96.25%になるという。アクティブユーザーのアプリ平均滞在時間は1日約30分、全ユーザーの総プレイ回数は1日1億回(ステージへのチャレンジ回数)を超えるという。

アクティブ率は非公開だが、「かなり高い数字」(トランスリミット代表取締役の高場大樹氏)。また継続率については、「面クリア形式の方が(最高得点を競う形式より)難易度設計が難しいが、一方でユーザにとっては目標値を設定しやすく、継続しやすい。最高得点を目指す形式だと同じところを何度もプレイするため、飽きは早くなる傾向にあると思う」とのこと。

Brain Dotsのステージは合計300。すでに全クリアの報告もソーシャルメディア上で見かけるようになったが、近日中に複数ステージのクリア時間を競うタイムアタック制イベントを開催するほか、ステージ追加などを含んだアップデートも実施する予定。

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「一発必中で作った」 物理演算ゲームのBrain Dotsが10日で100万ダウンロードを達成

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世界1300万ダウンロード、海外ユーザー比率95%と世界でプレイされている対戦型脳トレアプリ「Brain Wars」を開発したトランスリミット。同社の第2弾タイトルの物理演算パズルアプリ「Brain Dots」が7月6日のリリースから10日で100万ダウンロードを突破した。

Brain Dotsは物理演算を利用したパズルゲームだ。ステージごとに1つずつ用意される青と赤の2つ点をくっつけるために、画面に線をひいて道を作ったり、図形を描いて点にぶつけて移動させたりするというシンプルなルール。全部で300のステージを用意する。

トランスリミット代表取締役の高場大樹氏いわく、前作のBrain Warsでは100万ダウンロードまで2カ月半かかったが、「今回ははじめからゲームを作り込んでリリースを迎えた。そのためApp Storeのおすすめに取り上げられるのが早かった」とのこと。またBrain Warsからの送客などは行っているが、広告などを使った大々的なプロモーションは実施していない。またこのゲームも海外ユーザーの比率が高く、現在88.1%が日本以外のユーザーだという。

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既報のとおり、Brain Dotsはバナー広告を入れず、ゲーム内で使用するコインを入手するために動画広告を視聴してもらう(もしくは課金でアイテムを購入する)というモデルなのだが、「ユーザが視聴するかどうか選択できる動画広告は想定通りの数値で視聴されており、中には毎回必ず観てくれるユーザもいる」(高場氏)ということで、ユーザーにも受け入れられているのだという。

ちなみにすでに用意された300ステージをクリアしたというツイートも見かけるのだけれども、近日のアップデートでステージも追加する予定だそう。またこれも既報のとおりだが、イベント機能を実装し、「より継続して遊めるタイトルを目指す」(高場氏)としている。

Brain Warsは「成熟期」に

ちなみに最近高場氏にBrain Warsの状況についても聞いているので、ここで紹介しておく。1年前にリリースされたBrain Warsは、「サービス自体は成熟傾向にある」(高場氏)のだそう。売上自体は下がっておらず横ばいで、今後も引き続きユーザーを伸ばしたいということだった。ただしこの3カ月はBrain Dotsの開発に自社の全リソースを集中していたそうだ。

またちょっと早いかと思いつつ、今後のプロダクトについても聞いたのだが、当面はこの2タイトルに注力する予定だという。「現状は年1本が限界。踏み込んだら全力でやる。それがうまくいったのだと思う。リリースが多いに越したことはないが、“量産型”のゲームではないので一発必中で作っている」(高場氏)

トランスリミットが新ゲーム——シンプルだけどハマる物理演算パズル「Brain Dots」

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2014年5月に対戦型脳トレアプリ「Brain Wars」をリリースしたトランスリミット。Brain Warsは現在世界1300万ダウンロード、海外ユーザー比率は95%というグローバルなアプリに成長した。そんな同社が第2弾となるゲームアプリ「Brain Dots」をiOS、Android向けに公開した。App StoreおよびGoogle Playで無料でダウンロードできる。

Brain Dotsは物理演算を利用したパズルゲームだ。画面上に表示される青と赤の2つ点、これをくっつけるのがルールというシンプルなゲーム。2つの点をくっつけるためにユーザーは線や図形などを描くのだが、それらは物理法則に従って動くため、描いた線で道やてこを作ったり、描いた図形を点にぶつけて弾いたりすることで目的を達成する。同様の物理演算パズルでは、リイカの「Q」やKloonigamesの「Crayon Physics」などが有名だろうか。

Brain Warsでの成功と失敗

アプリは15言語に対応。Brain WarsではOSの言語設定に合わせて8言語でサービスを提供していたが、今回はゲーム内に言語設定機能を用意。「OSは英語だが、ゲームは日本語」といった細かい設定も可能にした。言語設定は豊富だが、ゲーム内容としてはBrain Wars同様にノンバーバルで知識を必要としないシンプルなものになっている。序盤の数ステージはヒントが出るが、実質1ステージでチュートリアルは終了。僕も記事を書くために実際にプレイしてみたが、ついついハマって数ステージ進めてしまった。

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ステージは現時点で300まで用意。すべて無料でプレイ可能だ。線を描く時に使う「ペン」はステージクリア数に合わせて25種類以上提供される。

これらのペンはゲームクリア時や動画広告閲覧時に得られる「コイン」もしくは課金で購入可能。最初から利用できる鉛筆だけでもすべてのステージをクリア可能だが、ペンごとに線の色や太さ、点と図形、図形と図形が当たったときの摩擦の掛かりかたが異なるため、ステージを有利に進められるものも多いという。

また、プレイの様子は動画で録画されており、リプレイしたり、SNSで共有したりできる。同じステージでもさまざまな攻略法のあるゲームだ。動画コミュニティは盛り上がりそう。なお録画・共有プラットフォームには「Everyplay」を採用している。

「BrainWarasでうまくいったところ、うまくいかなかったところがある。うまくいったのは表示する言語を少なくして、世界の誰もが遊べるようにしたこと。一方でうまくいかなかったのは、ネットワーク環境(が遅いこと)によってリアルタイム対戦で遊べないユーザーがいたこと。それで今回は1人用ゲームをベースにした」—トランスリミット代表取締役の高場大樹氏はこう語る。

今後のアップデートでは、ステージクリア時間を競う「タイムアタック」の機能を提供。ネットワーク環境に依存せず、非同期で対戦ができるような仕掛けを盛り込む予定だという。ちなみに前述のQとCrayon Physicsについて尋ねてみたのだけれど、Qは「全く意識していないわけではないが、シンプルさで差別化している」と説明。Crayon Physicsについては知らなかったとのことだった。

トランスリミット代表取締役の高場大樹氏

トランスリミット代表取締役の高場大樹氏

マネタイズは人気ゲーム「Crossy Road」を参考に

マネタイズは動画広告とペンの販売による課金。高場氏は、Hipster Whale の人気ゲーム「Crossy Road」のビジネスモデルを参考にしていると語る。

このゲームはニワトリをはじめとしたキャラクターが道路を渡っていく距離を競うシンプルなモノだが、このゲームでも動画広告を閲覧することで得られるコインでさまざまなキャラクターを購入できる(他の条件でもキャラクターの入手は可能)。2人のクリエーターが12週間で開発したというこのゲームは、世界5000万ダウンロード、売上は10億円に上るという。

アプリは世界で同時配信する。またBrain Warsともアプリ間で送客を行う予定。目標については「前作が1300万ダウンロードくらいあるのでそれ以上に。Brain Warsは人(他のユーザー)と戦うゲームなので、負けてしまった人のプレイ継続に繋がらないところもある。そういう意味ではポテンシャル的にはこのゲームのほうが大きい。対象ユーザーも年齢、性別を問わず広いので、2000〜3000万ダウンロード、欲を言うともっと大きな数字を目指したい」(高場氏)としている。

Googleマップ上でパックマンがプレイできる!

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Googleが、Googleマップに新しいイースターエッグを埋め込んだようだ(恒例のエイプリルフール企画であるらしい)。今回は、なんと実在の場所の地図を使ってパックマンをプレイすることができるのだ。デスクトップでも、あるいはモバイルアプリケーション上でも遊ぶことができるようになっている。Googleマップのサイトを開くか、あるいはAndroidないしiOS版のアプリケーションを開いて、そしてパックマンがいる場所を探しだせばプレイできる。

モバイル版でプレイするにはGoogleによるヒント(なぞなぞ)を解く必要があるようだ。このヒントは先に示したリンク先に記述されている(訳注:PC版であればGoogleマップを開けば、どこであれ画面左下にパックマンのアイコンが表示される様子)。どうしても見つけられないという方は「Times Square」を検索してみると良いだろう。下の図に示したようなアイコンが見つかるはずだ。パックマンの操作は矢印キーないしスワイプ操作で行う。パックマンの進む方向を上下左右で指定することができる。

Screen Shot 2015-03-31 at 11.29.58 AM

パックマンは5匹(?)用意されている。ゲームオーバーに際しては得点をシェアする機能も用意されている。実在の場所でのパックマンをお楽しみあれ。

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(翻訳:Maeda, H

gumi、100人規模の希望退職者募集へ、ブラウザゲーム2タイトルはマイネットに移管

業績の下方修正、韓国子会社での横領など厳しいニュースの続くgumi。同社は3月27日開催の取締役会で希望退職者の募集について決議したと発表した。

gumiの発表によると、同社はブラウザゲームからネイティブアプリへと主軸のサービスを転換(2015年4月期第3四半期累計でブラウザゲーム売上が連結売上高全体の9.3%にまで低下)しているが、一部でスキルセットの転換や配置換えが遅れているケースもあったため、これを機に他社への転進等を求める社員に対する選択肢として、希望退職を募集することを決定したという。

対象とするのはgumiおよびgumi Westの全社員で、募集する人員は100人程度。2015年4月期第3四半期決算で発表されたグループ従業員(正社員)数は901人だった。募集期間は3月30日から4月17日までで、退職日は4月30日を予定する。また今回の希望退職制度に応じて退職する従業員については会社都合の退職として扱い、特別退職金を支給する。希望者には再就職支援会社を通じた再就職支援を行うとしている。

gumiでは、今回の退職者募集に伴い発生する費用や業績への影響等について、確定次第速やかに開示するとしている。

あわせてgumiでは、ブラウザゲームタイトルの「ドラゴンジェネシス」および「幻獣姫」について、マイネットへの運営移管を行う旨の発表もしている。


iOS用ゲームの「Mr Jump」、リリース後4日で500万ダウンロードを達成

今週末はジャンプばかりしていた。失敗して落ちてしまって死んだりも繰り返した。と、いうのは最近リリースされたiPhoneおよびiPad用ゲームのMr Jumpの話だ。パターン認識や記憶力も必要とする、懐かしい感じのゲームでもある。フランスの1Buttonが製作したもので、リリースから4日でダウンロード数は500万となっている。アプリケーション内課金と、広告収入を収益モデルとしているが、日額5桁の収入をもたらしているとのこと。尚、アプリケーション内課金はpay-to-winモデルのものではない。

プレイの方法は「ワンボタン方式」で、いたってシンプルなものとなっている。利用者に求められる行動は、適切な場面で画面をタップすることのみだ。画面のタップでゲーム内の主人公はジャンプすることになる。長めのタップにすると、ジャンプの長さおよび高さが変わるようになっている。この主人公の名前はMr Jumpといい、ブロック状に塗りつぶされたシンプルな背景の中、画面の左から右に向けて走り続けている。画面に登場するトゲや落とし穴などの障害物を避けて、前に進み続けることが使命だ。

画面にはたまにポップオーバー形式の広告が表示される。1.99ドルを支払うことで、広告は表示されなくなる。この現在のところは12のレベルが用意されていて、レベルをクリアするか、あるいは0.99ドルを払うことで、次のレベルを入手することができるようになっている。レベルは今後も追加されていく予定だそうだ。

Mr Jumpの共同クリエイターであるJérémie Francone(共同ファウンダーのThomas CastelおよびAlexandre Koniecznyらと製作している)曰く、利益をあげるのはもちろんながら、しかし有料機能がなければ進めないようなものではないゲームを作ろうと考えたのだとのこと。0.99ドルを払って、新しいレベルを簡単に入手したいという人もいる。そうしたアプリケーション内課金が収益性の面ではプラスになっている。しかしMr Jumpの場合、購入が必須というわけではない。何かのアイテムの購入を必須の要素としてしまうと、ゲームの面白さを損なってしまうと考えているのだそうだ。

「私たち自身もゲーマーで、pay-to-winモデル(有料アイテムが必須であるとか、一定レベル以上が有料であるなど)はあまり好きではないのです」と、Franconeは言っている。「Mr Jumpでは、ステージをクリアすれば次のレベルに進むことができます。ただ、どうしてもクリアできない場合には、有料で次のレベルに進むこともできます」。

なかなかイライラしてしまうほどの難易度がある。また、懐かしのAtariやNESのようにゲーム内のシーンを覚えておく努力も必要となる。その懐かしさが、かなり楽しくも感じる。ゲーム内の要素を、タップ動作ひとつにまとめた単純さにも好感が持てる。

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(翻訳:Maeda, H


gumi、韓国子会社で数千万円規模の横領か–社内調査で事実を確認中

gumiは3月19日、韓国の一部メディアにて、「同社子会社のgumi Koreaで役員による数十億ウォン(数億円)規模の横領がなされた可能性がある」との報道があったことを明らかにした。

gumiによると、横領は子会社役員ではなく子会社従業員の関与の疑いが強いとのことで、金額についても現時点では数千万円程度だと見込まれているという。

同社では現在、社内調査チームを組成し事実確認を進めており、公表すべき事実が確定したら遅滞なくこれを開示するとしている。