YouTube TVがアマゾンのFire TVデバイスに対応

2019年4月、Google(グーグル)とAmazon(アマゾン)は、競争を抑止し消費者を無視した長年にわたる争いの末に、それぞれのストリーミングビデオアプリをお互いのプラットフォームに対応させることで合意に達した。まずFire TVデバイス向けのYouTube公式アプリが登場し、プライム・ビデオがChromecastとAndroid TVで見られるようになった。そして米国時間9月30日、AmazonはYouTube TVがFire TV対応テレビを含むFire TVデバイスに対応したと発表した。

Amazonはブログで、Fire TV Stick(第2世代)、Fire TV Stick 4K、新しいFire TV Cube、さらにFire TVに対応した東芝、Insignia、Element、Westinghouseのスマートテレビ向けのYouTube TV公式アプリを公開すると発表した。Fire TV Cube(第1世代)、Fire TV(第2世代)、Fire TV(第3世代、ペンダントデザイン)など、一部の旧世代のFire TVデバイスにも対応する。

YouTube TV公式アプリは、第1世代のFire TVやFire TV Stickでは動作しない。

YouTube TVはGoogleのライブTVストリーミングサービスで、Sling TV、Hulu Live TV、PlayStation Vue、DirecTV Now(8月に「AT&T TV NOW」と名称変更)などと競合している。ディスカバリーチャンネル、TNT、CNN、ESPN、FXやオンデマンドの番組など70以上のチャンネルがあり、無制限でクラウドDVR(デジタルビデオレコーダー)に録画もできる。今年はMLBの試合の一部も独占放送された。

AmazonとGoogleは長年にわたって争いを続け、エンドユーザーに不便を強いてきた。AmazonのショッピングサイトではGoogleのハードウェアがほとんど排除されていた。2017年にはAmazonがGoogleに許可を得ずにEcho ShowにYouTubeプレーヤーを実装したことでも争いになった。YouTubeはAmazonからのアクセスを拒否し、AmazonはEchoのユーザーにYouTubeのホームページを送信することでこの問題を回避した。

両社が争えば、消費者は不利益を被る。そしてAmazonとGoogleのような企業の場合、顧客層が重なっている。Chromecastのユーザーはプライム・ビデオを見たいし、AmazonからGoogle製品を購入したい。Fire TVのユーザーはYouTubeを見たい。

こうした成り行きから、米国では中立的なRokuが最も人気のストリーミングプラットフォームになった。

AmazonとGoogleは合意に達した時点で、将来的にはYouTube KidsなどのYouTubeのサービスがFire TVで利用できるようになると述べていた。今回の対応で、Fire TVで利用できないYouTubeのビデオアプリは、YouTube Kidsだけになった。YouTubeはすでにAmazonのハードウェアで利用でき、YouTube TVも米国時間9月30日から公開が開始されている。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

アマゾンのAlexa Food NetworkはEcho Showの価値を上げるか

Amazon(アマゾン)はEcho Showシリーズ向けの新しいレシピサービスに関して、食やレシピの専門テレビ局・配信サービスであるFood Networkと連携する。これはスマートビデオスピーカーでレシピや料理のビデオを視聴するユーザーの関心から生まれたものだ。10月にスタートするFood Network Kitchenサービスは携帯電話やタブレットにも対応し、レシピを保存したり調理手順を見たりできるほか、Echo Showのユーザー限定でライブとオンデマンドの料理教室も提供される。

シアトルで開催されたAmazon Devices Eventのステージで、Amazonは有名シェフのBobby Flay(ボビー・フレイ)氏が登場するオンデマンドの料理教室のデモなど、今後提供するサービスを紹介した。Amazonのデバイス担当シニアバイスプレジデントのDave Limp(デイブ・リンプ)氏が、ステージで料理番組のプレゼンターであるAlton Brown(アルトン・ブラウン)氏に言及したところから推測すると、Food Networkのさまざまなタレントが出演するオンデマンドの料理教室には少なくともアクセスできることになりそうだ。

また、料理のどの段階でもAlexaに具体的な方法を質問し、答えてもらうことができる。

リンプ氏は「ライブの教室も視聴できるようになる予定だ」と述べた。Pelotonはフィットネスのライブ配信を提供しているが、それと同様のものになると思われる。同氏は、ライブの教室の講師は現在準備中で「スタジオで練習しているところ」だと述べた。そのため、Echo Show向けのライブの教室がどのようなものかを見ることはできなかった。

その代わりにリンプ氏は、ボビー・フレイ氏にこのサービスについてどう思うかを直接語らせた。フレイ氏は「世界中のあらゆる場所の、あらゆるキッチンに自分が行けるようなもので、私は世界中の人々に料理を教えることができる」ことをとても楽しみにしていると述べた。さらにフレイ氏は、サービス開始時には何万ものレシピを利用できるだろうと補足した。

家庭向けのスマートスクリーンデバイスが増えつつある中でEcho Showを差別化したいAmazonにとって、このサービスは大きな意味を持つものになるかもしれない。健康とフィットネスにも力を入れているため、このサービスは重要なコンポーネントになる可能性がある。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

アマゾンがスマートホームデバイスの消耗品が減ったら通知するツールを発表

Photo by Smith Collection/Gado/Getty Images

米国時間9月25日にAmazon(アマゾン)はAlexa(アレクサ)搭載の新しいコンシューマデバイスを発表したが、同時にAlexaに備品の再注文を頼むスマートホームデバイス向けスキルを作成するための新しいツールも公開した。プリンタのインク、洗剤、スマートサーモスタット用のエアフィルタといった消耗品に使えると考えられる。

これは、これまでAmazonDash Replenishment(ダッシュ・リプレニッシュメント)サービス(DRS)で取り組んできた分野だ。顧客がアカウントを設定し、消耗品が少なくなった時に配送してもらいたい製品を選択すれば、このサービスのAPIを利用するデバイスの消耗品を自動で再注文できる。

今回発表された新しいツールはこれまでのサービスを拡張するもので、デバイスメーカーはこの新しいツールを使ってAlexaのスキルから消耗品が減ってきたことを顧客に通知できる。

この機能は、AmazonのSmart Home Skill APIの一部として今後リリースされる残量センサーによって動作する。デバイスのニーズに応じて、3種類のセンサーからいずれかを選択する。

1つ目は年内にリリース予定のAlexa.InventoryLevelSensorだ。消耗品が内部に保管されるタイプのデバイスに対応する。例えばスマートカメラのバッテリーやプリンタのインクのようなものだ。

あと2つのセンサーは来年リリースされる予定だ。2つ目のAlexa.InventoryUsageSensorは、消耗品が内部には保管されないが一定量を使った時にデバイスが検知できる場合に使用する。例として、スマートコーヒーポットや洗濯機、食洗機などが挙げられる。

3つ目のAlexa.InventoryLevelUsageSensorは、消耗品が内部に保管され、デバイスが現在の状況ではなく使用状況を把握できる場合に使用する。例えばスマートサーモスタットは、ファンが回っていた時間によってエアフィルタの替え時を顧客に知らせる。掃除機のゴミパックの替え時も通知できるだろう。

これらのAPIを使うことにより、Alexaは消耗品が減ってきたことを顧客に知らせたり、Alexaアプリで自動再注文を設定するよう促したりすることができる。顧客がスマート再注文の設定を選択すると、Dash Replenishmentサービスが起動する。Amazonの定期おトク便サービスとは異なり、消耗品が減ってきた時のみ再注文が実行される。

Amazonからすれば、Alexaがリマインドするだけでスマートホームデバイスのユーザーに注文を促すことができるのがメリットだ。そして、顧客からすれば何らかの理由で自動再注文を設定しない場合にも便利だ。おそらく顧客は消耗品を地元で買ったり、オンラインで比較して買ったりするだろう。

Amazonによれば、すでにAugust、Blink、Ring、Schlage、Yaleがスキルからバッテリー残量を通知するセンサーに、Cowayはエアフィルタの使用状況の通知に取り組んでいるという。

顧客が消耗品を管理できるようになるだけではない。スマートホームのスキル開発者は、デバイスに関連する収益を何度も得られるようになる。顧客がDash Replenishmentサービスに申し込めば、Amazonからその1回分の紹介料が支払われる。その後、再注文があれば、開発者は注文があるたびに売上の一部を得られる。Alexaが通知した後に手動で注文された場合も対象となる。当然、デバイスメーカーが自社製の製品を販売した場合には売上が伸びる。

Amazonは、米国の開発者はまもなく新しい残量センサーを利用できるようになるとしている。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

GoogleアシスタントでXbox Oneをコントロールできる、次はWindows 10か

Microsoft(マイクロソフト)が同社のデジタルアシスタントCortana(コルタナ)に執着していたのは、そんなに昔の話ではない。でもそれは勝てる賭けではなかった。しかし、いわゆる新しいマイクロソフトの真骨頂は、自分が勝てなければすでにユーザーが実際に使ってるものを何でも統合するところにある。今日同社は、Xbox OneをGoogleアシスタントからコントロールできると発表した。まだそれはベータだが、今秋中には正式のローンチになるようだ。

ただしそれは、Xbox OneからGoogleアシスタントを使えるという話ではなくて、GoogleアシスタントからXboxのゲームを立ち上げたり、ポーズしたり、ボリュームを上げたりできるのだ。(今は英語のみ。「Hey Google, turn off Xbox」とか。

使えるコマンドのリストが、このページを参照してほしい。

a9nfhgsxpxo31

デバイスはiOSやAndroidのスマートフォンなど、アシスタント対応デバイスなら何でもいい。最初はAndroidやiOSのGoogle HomeアプリでXboxをセットアップする。これでXbox Oneがアシスタントのエコシステムの一員になる。つまり、アシスタントからコントロールできる。

なお、消費者市場でCortanaをギブアップしたマイクロソフトはAmazon(アマゾン)とも協働してAlexaをWindowsから使えるようにした。つまりマイクロソフトにとって重要なのはユーザーが同社のデバイスやWindows 10を使っていることであり、それを何でコントロールしているかはどうでもいい。だからXboxに次いでPCにもGoogleアシスタントが来るのは時間の問題だ。Windows 10がGoogleアシスタントを完全にサポートするかもしれない。

関連記事: AmazonがAlexaイベントで発表したものたち

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

AmazonがAlexaイベントで発表したものたち

年末のホリディシーズンに先立って、Amazonは恒例になったハードウェアラインナップの大規模な一新を行い、本日(米国時間9月25日)のAlexaイベントで発表した。登場したのはEchoスマートスピーカーならびにスクリーン、それに加えてAmazonのRingとEeroブランドからはスマートホームとコネクテッドデバイスが発表された。Alexaイヤフォン、メガネ、そしてスマートリングなど、さまざまな驚きもあった。そして、そうそう新しいAlexa搭載のオーブンも。

新しいEchoたち

イベントの目玉は、Echoデバイスラインに対してAmazonが行った最新のアップデートだ。

alexa echo amazon 9250065

Echo Dot with Clock

あまりクリエイティブな名前ではないが、AmazonはエントリーレベルのEchoであるEcho Dotに、気の利いたアップグレードを提供した。この新しいEcho Dot with Clock(時計付きEcho Dot)の前面にはデジタルアラームクロックが搭載されていて、必要に応じて暗くすることもできる。また、このLEDディスプレイを使って、Dotは尋ねられたときの天気や、カウントダウンタイマーを表示することができる。

alexa echo amazon 9250030

ただし、新しいDotは元のDotを置き換えてしまうものではない。この追加機能が必要なときは、(現行機種の49ドルに)10ドルを足して59ドル(約6300円)を支払えば良い。

Echo Studio

これはオーディオ愛好家たちが待っていたEchoだ。新しいEcho Studioは、GoogleのNest MaxやAppleのHomePodに対するAmazonからの回答だ。この199.99ドル(約2万2000円)のデバイスは、3DオーディオとDolby Atmosをサポートしている。下向きの5.25インチウーファー1台、1インチの前面ツイーター、さまざまな方向を狙った2インチのミッドレンジスピーカー3台を含む、5つのドライバーユニットが搭載されている。

alexa echo amazon 9250061

また、ハイレゾでロスレスの音楽再生用に、24ビットDACと帯域幅100 kHzのパワーアンプを備えている。もちろんこれは、Amazon Music HDサービスで利用できるものと同じだ。

Echo Buds

驚いたことに、AlexaはAmazon自身による129ドル(約1万4000円)のワイヤレスイヤフォンを発表した。このEcho BudsにはBoseのアクティブノイズリダクションテクノロジーが搭載されていて、Alexaにハンズフリーでアクセスできる。このため音楽を再生したり、道順を尋ねたり、Uberの注文などを行うことができる。将来は、買い物中にWhole Foodsの在庫を確認することもできるようになる(これは、まだ実際の店で買い物をしている人のためのものだ)。

alexa echo amazon 9250103

Echo Budsは5時間の音楽再生または4時間の通話を提供し、最大3回の充電が可能なケースが付属している。また、タップするだけで、Echo Budsは携帯電話の(SiriやGoogle Assistantなどの)他のアシスタントにアクセスできる。

Echo Show 8

129ドル(約14000円)のEcho Show 8は、10インチスクリーン付きのEchoデバイスのフラッグシップモデルを、小型の8インチスクリーンにしたバージョンだ。目覚まし時計の代替品であるEcho 5よりも少し大きいので、ビデオを見たり、音声通話をしたり…子供たちの顔をちょっと眺めるために使うといった用途に向いている。このデバイスには、HDディスプレイと組み込みのカメラシャッターが搭載されている。

Image from iOS 9

Echo

Amazonは既存のEchoスピーカーたちを、より良いサウンドと新しいカラフルなファブリックカバー(トワイライトブルー、チャコール、ヘザーグレー、サンドストーン)で刷新したが、価格は99ドル(約1万1000円)のまま据え置かれた。言い換えれば、古いEchoを慌てて買い直す必要はないが、もう既に買う気満々なら、新しいEchoの方が僅かに優れているということは言える。

Echo Glow

この楽しいAlexaアクセサリーは/0}、基本的には子供向けの常夜灯だ。色を変えたり音楽に合わせて点滅することができる。しかし、30ドル(約3200円)という価格は、ちょっとしたお楽しみのためには高価な買い物だ。きっと発売されるに違いないKids版DotとGlowのバンドルを待ちましょうか?

Image from iOS 12

Echo Flex

新しい25ドル(約2700円)のEcho Flexデバイスを買えば、ついにEchoを洗面所に持ち込むことができる(実際に、これがAmazonがデモエリアでセットアップしていた方法だ)。Flexを利用可能なコンセントに接続すれば、小さなスマートスピーカーとして機能する。カメラは搭載されていないが(良かった!)、音声コマンドに応答することができる。たとえば、仕事の準備をしている間にニュースや天気を知らせてくれる。また、スマートナイトライトやモーションセンサーなど、14ドル(1500円)のアクセサリーでアップグレードすることもできる。Flexは25ドル(約2700円)だ。

alexa echo amazon 9250048
Echo Frames & Loop

Amazonは、招待専用のハードウェアデバイスのベータ版を発表した。1つは179.99ドル(約1万9000円)のAlexa対応メガネで、4つのマイクロスピーカーをフレームに装着し、ハンズフリーのAlexaを実現している。

alexa echo amazon 9250033

もう1つは、129.99ドル(約1万4000円)のAlexa対応スマートリングで、2つのマイクを備えている。指にはめてAlexaを使い簡単な質問や短い通話を行うことができる。

alexa echo amazon 9250076 2

その他のハードウェア

新しいEeroメッシュWi-Fiルーター

Amazonは次世代Eeroルーターを発表した。今度の機種は、Alexaとの連携が向上している。このルーターは、音声コマンドでWi-Fiのシャットオフや一時停止などの機能を実行することができる。この機能は将来的には、TP-Link、Asus、Linsky、およびArrisなどのルーターにもAPI経由で提供される。ルーターは99ドル(約1万1000円)、または3個で249ドル(約2万7000円)で入手可能で、米国では本日から、ヨーロッパでは今年末から入手可能となる。

alexa echo amazon 9250045

Amazonスマートオーブン

新しいAlexa搭載のオーブンがないAmazonイベントなんて、物足りないはずだ。今回Amazonが発表したのは、250ドル(約2万7000円)の、対流式オーブン、電子レンジ、エアフライヤー、およびフードウォーマーを兼ね備えた複合オーブンJune Ovenだ。Echoとペアリングをすれば、Alexaを通してオーブンの予熱、調理の開始または停止などの操作を命令することができる。

新しいRingカメラ

199ドル(約2万1000円)のRing Stick Up Cam Eliteの発売に伴い、これまでのRing Stick Up Camは99ドル(約1万1000円)に値下がりした。Stick Up Camとは異なり、新しいカメラはイーサネット経由で電源供給される。Ring Indoor CamはAC給電のみの安価なカメラで、価格は60ドル(6500円)だ。

alexa echo amazon 9250032

その他

Alexaはさらに賢く奇妙になった

Amazonはまた、Alexaの機能のいくつかのアップグレードについて説明するために時間をかけた。

Image from iOS 1 1

  • それらの1つに、多言語モードがある。これは、Alexaが米国で英語とスペイン語の両方を話すことができたり、カナダでフランス語と英語を話せたり、インドでヒンディー語と英語の両方を話したりできるモードだ。
  • Alexaの「表現力を高める」ために機械学習を使用した、新しいニューラル文章読み上げモデル
  • 有名人の声!Alexaの声がサミュエル・ジャクソンのように聞こえて、悪い気がする人がいるだろうか?そんな人はいないだろう。ジャクソンの声は、Echoデバイスへ99セントでアドオンできる。さらに多くの有名人の声が増える予定だ。
  • AlexaがGMにやってくる。 2018年以降のキャデラック、シボレー、ビュイック、GMCの車両などが対象だ。
  • Scan-to-CookはEcho Showに対するアップグレードだ。バーコードをスキャンすることで、新しいAmazon Smart Ovenを使いアイテムを正しく準備できる。この機能は、365 Everyday Valueや、Gardin、Marie Callender’sなどの、多くのWhole Foodsブランドに対して使える。
  • Certified for Humansは、Amazonで検索を行っている消費者に使いやすいスマートホーム製品を紹介する新しいプログラムだ。ただし「使いやすい」というのは要件の1つにすぎない。もう1つの要件は「Alexaと連携すること」だ。
  • Alexa Guardがアップデートされて、ガラスが割れる音、煙、あるいは一酸化炭素に対するアラームにとどまらず、より多くのものを見張ることができるようになった。今度は、人間の行動もモニターすることができる。足音や、話し声、咳、あるいはドアが閉まったことなどが、Guardが「Awayモード」(留守モード)の際に検出されるようになった。
  • 今年後半に開始されるAlexa補充サービスは、スマートホームの備品補充が必要となったとき(スマートロックのバッテリーの充電や、交換時期になったエアフィルターなど)に警告してくれる。
  • 新しい会話:Alexaに対して「聞き取った内容を繰り返して」とか「なぜそうしたの?」と尋ねることができるようになる。

Alexaを利用したFood Networkキッチンサービス

ユーザーたちは、キッチンのAlexaでレシピビデオをみることが好きだ。そこでAmazonはFood Networkと提携して、Echo Showのための料理教室を提供することにした(ライブもしくはオンデマンド形式で)。 このサービスは10月に開始され、Alexaが独占的な音声パートナーを務めるものの、携帯電話やタブレットでも提供される。そうそう、ボビー・フレイが関係しているよ。

Amazon Sidewalk

本日発表された、より興味深いものの1つはAmazon Sidewalkだ。これはAmazonによる低帯域幅、長距離無線プロトコルだ。これはBluetoothやWi-Fiが届かない場所も含んで、自宅周辺の全てのIoTデバイスを接続するように設計されたプロトコルである。ネットワークは、900MHzの無線周波数帯域を使用し、たとえば、Alexaに接続された郵便受けや庭の照明などを実現できる。

download

Ring Fetch

Amazon Sidewalkを利用した最初の製品は、飼い犬が自宅の庭のような、予め設定した場所を脱出したときに警告する、コネクテッドドッグタグだ。Ring Fetchは来年発売される。

[原文へ]

(翻訳:sako)

アマゾンは指輪とメガネにもマイクをつけようとしている

Amazon(アマゾン)は米国時間9月25日、ハードウェアの自社イベントの最後に、実験中で数量限定のハードウェアをテスト・販売する新しいプログラム「Day 1 Editions」を発表した。

プログラム最初の新製品は、Echo FramesというAlexa対応のメガネだが、Google Glassとは異なり、カメラもディスプレイもなく、付いているのはマイクロホンとスピーカーだけだ。

2番目はEcho Loop。Alexa対応の少々大きめの指輪で、2つの内蔵マイクロホンともちろん小さなスピーカーが付いている。いずれも、招待制・数量限定で今年中に発売される。

Echo Framesの価格は179.99ドル(2万円弱)、Echo Loopは129.99ドル(約1万4000円)。

download 2

メガネは処方されたレンズなしで販売され(自分でレンズをつけることはできる)、重量は31g。特別おしゃれではないが、十分満足できるデザインだ。

一方の指輪は今日アマゾンが披露した中で一番変わった製品だろう。かなり大きいし、指輪に話しかけてAlexaの応答を聞こうという人がいるとは想像できないが、私が間違っているのかもしれない。もしかしたら、次の大ヒット製品なのかも。

「指輪をスマートフォンとペアリングすれば、1日中情報にアクセスできます」とアマゾンは言う。「立ち止まったりスマホを探すことなくAlexaと非常に簡単につながって、照明をつけたり、ランチの伝票のチップを計算したりできます。ボタンを押してAlexaにそっと話しかけるだけで、答は指輪に内蔵された小さなスピーカーからあなただけに届きます」。

公正を期して言うと、これらはまだまだ実験段階の製品であり、Amazonは実際に使った人からフィードバックをもらうために限定発売する。これはアマゾンがAlexa対応電子レンジの発売の際に最初に言ったことでもあるが、今や同社サイト一番の売れ筋はこの電子レンジになった。

Image from iOS 5 1

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

昨年はAlexa電子レンジ、今年はAlexaスマートオーブンに進化

Amazon(アマゾン)が昨年のこのイベントで披露したAlexa電子レンジは、確かにちょっと奇抜すぎた。でもアマゾンはAlexa(アレクサ)の宣伝の意味も込めて相当安くしていたので、この製品はアマゾン上の電子レンジでベストセラーになった。まさに偉業だ。

そして今回それは、Amazon Smart Ovenという名前で再登場した。見た目にはJune Ovenの廉価版のようだが、電子レンジの機能に加えてコンベクションオーブンやエアフライ(ノンオイルフライ)、干物作りの機能がある。

この製品はまた、複数のブランドのシナジー効果も見せている。AlexaアプリやEcho ShowのカメラでWhole Foodsの商品のラベルをスキャンすると調理時間などが正しくセットされる。Amazonによると、この「スキャンしてお料理」機能は「何百種類ものWhole Foodsの商品」に対応しているそうだ。

このスマートオーブンは今日から予約で250ドル(約2万7000円)だ。注文すると、Echo Dotが無料で付いてくる。理由は聞く必要もないだろう。

画像クレジット: Amazon

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

AmazonのEcho Budsは耳の中のAlexa、価格は1万4000円程度でAirPods競合となるか

米国時間9月25日にシアトルで開催されたビッグイベントでAmazon(アマゾン)は多くのサプライズを発表した。その中でEcho Budsは、AirPodsのような製品に対抗するためにスマートアシスタントを直接ユーザーの耳に届けるワイヤレスイヤフォンだ。

Echo Budsの価格は129ドル(約1万4000円)で、同ブランドにしては比較的安価。現時点ではそのクオリティに関する詳細は不明だが、AmazonはBose(ボーズ)と協力してアクティブノイズキャンセリング機能を導入した。これはソニーのワイヤレスイヤフォンと同様に、タップ操作に対応している。

この製品は明らかに、Alexaが進出していない市場での成長を助けるために設計されている。なお、ユーザーのスマートフォンをつうじてSiriやGoogle アシスタントにアクセスすることもできる。

イベントで発表された他の製品と同様、Echo Budsは本日から予約が開始される。


[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

Echo GlowはAlexa搭載の光る玉、お値段は3000円強

米国時間9月25日に開催されたAmazon(アマゾン)のイベントで発表されたハードウェアの中で、Echo Glowはおそらく最も奇妙な製品だろう。これは30ドル(約3200円)のカラフルな光る球体だ。本体上部をタップすると、さまざまに色が切り替わる。また点滅したり、キャンプファイヤーモードもある。

これ以上の存在価値を説明ことは難しい。ただ、アマゾンのチームは、Alexaのエコシステムと連携できるさまざまな製品を、特に使い道がなかったとしてもデモすることに興味があるようだ。

Echo Glowは実際に販売される。30ドルで予約が可能で、使い道がわかったらぜひ教えてほしい。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

約2700円のEcho Flexは小さなコンセント差し込み式デバイス

Echo Flexは米国時間9月25日にシアトルで開催されたイベントで発表された新型Echoシリーズの中でも特に興味深い。Echo Dotでは十分に安くなかったり汎用性が足りない場合には、Echo Flexがある。このデバイスは壁のコンセントに直接差し込み、Alexaの機能をこれまでスマートアシスタントが届かなかった場所に持ち込む。

これは、Alexaをあらゆる部屋に広めようとするAmazon(アマゾン)の挑戦にとって、興味深い解決策だ。実際、イベントのプレゼンテーターは自分のバスルームにEcho Flexを1つ追加したと語っていた。このデバイスは1つのコンセントしか専有せず、また追加のナイトライトを差し込むためのスロットを備える。

これはEchoのエコシステムへの賢い追加デバイスで、25ドルという価格は販売台数の多さを期待させる。Echo Flexは今朝のイベントで発表された他の製品と同様に本日から予約が開始される。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

屋内外のあらゆる物を低帯域長距離無線で結ぶAmazon Sidewalkプロトコル

シアトルで行われた例年のハードウェアイベントでAmazon(アマゾン)は米国時間9月25日、低帯域で長距離の新しいワイヤレスプロトコルとしてSidewalkを発表した。家の中や外のすべてのIoTデバイスを接続することが、その狙いだ。

アマゾンの主張では、BluetoothやWi-Fiは到達距離が十分でない。一方5Gは電力消費が大きくしかも複雑すぎる。

同社のデバイス部のトップを務めるDave Limp(デイヴ・リンプ)氏は「そこで私たちはSidewalkというものを考えたのです。それは帯域幅の低い新しいネットワークであり、既存の900MHzスペクトルの、自由に使えるOTAを使用します。それは、物をリアルタイムで追跡するのに適していると考えています。しかしもっと重要なのは、シンプルで安価で使いやすいさまざまなデバイスを長距離でコントロールできることです」とコメントしている。

技術の説明としてはちょっと漠然としているが、アマゾンが言いたいのは基地局とデバイスの位置関係次第では1マイル(1.6km)先のデバイスでも接続できることだ・

Image from iOS 3 1

Amazonはすでに700台のテストデバイスをロサンゼルスの世帯に配ってアクセスポイントをテストしている。アクセスポイントがたくさんあれば、かなり広い領域をカバーできるだろう。

Amazonはこのプロトコルを一般公開すると言っているので、そのほかのデバイスメーカーも自分のデバイスをこのネットワークに加えられる。

Sidewalkを利用する最初の製品は何だろう?それは犬の迷子札だ。犬が一定距離を超えたらアラートが来るので行方不明になる迷い犬が相当減るだろう。Ring Fetchと呼ばれるこの迷子札は、来年発売される。

download

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

アマゾンが2万円台前半のEcho Studioを発表、HomePodとGoogle Home Maxに対抗

Amazon(アマゾン)は米国時間9月25日に自社の特別イベントで新たなEcho製品群を発表した。その中にはやや高級市場向けの製品もあった。Echo Studioは、Google Home MaxやApple(アップル)のHomePodに対してアマゾンが出した答えだ。通常のEchoよりも大きく、3DオーディオとDolby Atmos(ドルビー・アトモス)に対応している。

スピーカーは5つの部分からなるようだ。下向きのウーハー、前面ツイーター、および異なる方向に向けられた3基のミッドレンジスピーカー。内部には複数のマイクロホンがあり、通常のEchoデバイスと同じ動作を可能にしている。

「これは当社がこれまでに開発した最も革新的なスピーカーで信じられないほど素晴らしい音を生み出す」とAmazonのデバイス担当のシニアバイスプレジデントであるDavid Limp(デヴィッド・リンプ)氏が語った。「そこには空間と透明感と深みがある」。

アマゾンは昨年、Echo LinkとEcho Link Ampでこの市場に参入した。いずれも、既存のホームオーディオシステムに音声サービスを付加したいと考える一般消費者向けに作られている。Echo Studioは同じ分野に別の角度から参入する。もっと良い音とともにAlexaを使いたい人たちは、従来のオーディオシステムに頼らなくてもよくなる。

このスピーカーは音を壁に反射させることでオーディオプレースメントを改善する。アップルのHomePodと同じように、この方式によってサラウンドサウンドに近い音質を単一のスピーカーで実現している(ただし、違いを見るためには2つのスピーカーを並べてテストする必要がある)。また、これもHomePodと同じく、Echo Studioはステレオペアリングにも対応していて、スピーカーを2台並べてそれぞれ右と左の音を鳴らすことができる。

Echo Studioは無限に増え続けるEchoスピーカー製品群に加わることになる。本日から予約受付が始まるが、199ドル(約2万1500円)という価格はEcho Plusより50ドル高い。一方で、2台のEcho DotsとEcho Subより30ドル安いとも言える。あるいはこれもバーチャルステレオ化ができる99ドルの2台のEchoと同じ価格だ。Amazonは以前からさまざまな価格帯にEcho製品を投入してきたが、そのトレンドは続いているようだ。

9月24日には、アマゾンは99ドル(約1万1000円)のEchoスピーカーと59ドル(約6500円)の時計を内蔵したEcho Dot、その名もふさわしいEcho Dot with Clockも発表した。さらに同社は、Alexaが複数言語に対して直ちに応答できる多言語対応も発表した。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

8インチ画面のEcho Showが約1万4000円で登場

米国時間9月25日、あらゆるニーズに応えるEchoが登場する中で、Amazon(アマゾン)はスマートスクリーンの新バージョンを発表した。名前のとおり、Echo Show 8は8インチディスプレイを搭載したモデルで、最近発表されたEcho Show 5の大型モデルともいえる。

新モデルは10インチのフラッグシップ機から上質な再生機能を引き継ぎ、またプライバシーシャッターを搭載している。これはGoogle Nest Hub Maxに欠けているもので、内蔵カメラがあるスマートホームデバイスでは標準搭載されるべきものだ。

ディスプレイサイズ以外では、Echo Show 10とEcho Show 8の違いに関する情報はあまり判明していないが価格はそれ相応に抑えられており、Echo Show8は129ドル(約1万4000円)と非常に手頃だ。

予約は本日から開始され、クリスマス前には出荷される予定だ。また、Echo Showには新しいDrop-in On All機能が搭載される予定で、これにより家族や友人との大グループでのチャットが楽しめる。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

Alexaの音声が改善され、サミュエル・L・ジャクソン風に喋ることも可能に

シアトルで開催中のイベントにてAmazon(アマゾン)は米国時間9月25日、パーソナルアシスタントのAlexaの新しいニューラルテキストのスピーチモデルを発表した。この新しいモデルは、AmazonのライバルことGoogle(グーグル)やMicrosoft(マイクロソフト)が過去にローンチしたものとは似ていないが、最新のマシンラーニング技術を利用して「より感情的で表現力豊か」な新しいモデルを構築している。

さらにAmazonは、Echoがまもなく俳優のSamuel L. Jackson(サミュエル・L・ジャクソン)のように喋るようになると発表した。また同じ技術(あらかじめ録音されたフレーズではなく)を利用し、Alexaは有名人の声を真似ることもできる。サミュエル・L・ジャクソンモードには、エクスプリシット(ありのまま)版も用意される。

追加音声は来年公開される予定だが無料ではない。価格はそれぞれ0.99ドルだ(少なくとも最初は)。これは面白いギミックだが、実際にはそれ以上のものではない。まるで有名人の声でしゃべるカーナビのようだ。

「革新のペースは信じられないほどで、マシンラーニングにできることにはいつも驚かされる」と、AmazonのDave Limp(デイブ・リンプ)氏はキーノートで語った。「しかし、このニューラルネットワーク技術はさらなる柔軟性と、Alexaの音声の可能性を与えてくれる」。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

アマゾンがAlexaを同時に多言語で使うためのマルチリンガルモードをローンチ

Amazon(アマゾン)はシアトルで開催中のDevicesイベントにて、Alexa対応デバイス向けに多言語モードをローンチすると発表した。新しい多言語モードはまず米国向けに導入され、英語とスペイン語に対応する。カナダではフランス語と英語、インドではヒンディー語と英語がサポートされる。

これらのマルチリンガルモードでは、家族が両方の言語でAlexa対応機器を同時に使用でき、複数の言語を話す家庭にとって非常に便利な機能だ。Alexaは言語を切り替え、よりリアルで表現豊かな返答をするために、ニューラルネットワーク処理によってモデル化された新しい自然音声を利用する。

Amazonのデバイス担当シニアバイスプレジデントのDave Limp(デイ・ブリンプ)氏はイベントにて「マルチリンガルモードは始まりにすぎない。世界中の何十億という家庭で、2つや3つの言語が話されている」と述べた。そのようなケースで、マルチリンガルオプションは役立つことだろう。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

アマゾンが音質改善したスマートスピーカー新型Echoを発表

Amazon(アマゾン)は米国時間9月25日の朝、新しいハードウェアを発表した。時計内蔵のスマートスピーカーEcho Dot with Clockに加えてEcho自体も刷新した。その内容は、サウンドの改善が中心となっている。

新しいバージョンではEcho Plusで導入された音質改善が導入されているが、おそらくPlusのハブ機能は組み込まれておらず、この点が2つの製品の違いとなる。新しいオーディオハードウェアとしてはネオジムドライバーが搭載され、音量が大きくなり、ミッドレンジの音響特性も改善されている。

新しいEchoでは複数色の新しいファブリック製カバーが装着される。新しいEcho Dot with Clockと同じく、米国では本日から予約が開始される。価格は前モデルと同じく99ドル(約1万1000円)だ。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

アマゾンのエントリー向けスマートスピーカーEcho Dotに時計内蔵モデルが加わる

米国時間8月25日のAmazon(アマゾン)のハードウェアの波は、Echo DotシリーズにEcho Dot with Clockが加わることから始まった。その名のとおり、これは前面スピーカーグリルの横にデジタル目覚まし時計が組み込まれたEcho Dotだ。

Amazonの人気高いエントリーレベルのスマートスピーカーの新バージョンは、現在のEcho Dotに取って代わるものではなく、現在のEcho Dotのラインアップに追加される。価格は59ドル(約6400円)と通常のEcho Dotより10ドル高い。

Echo SpotやEcho Show 5と同様に、Echo Dot With Clockはベッドサイドの目覚まし時計に適しているようだ。また正直なところ、ディスプレイとカメラがないことは、Amazonがイベントで提示したプライバシーへの関心を考えると、さらに魅力的に映るかもしれない。

内蔵時計の追加は、スマートスピーカーを超えた利便性を提供する。Amazonの販売台数の拡大にとっては、気の利いたやり方だ。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

フィットネストラッキング搭載のAlexa対応ワイヤレスイヤフォンや高音質版Echoが今週登場か

CNBC報道によると、Amazon(アマゾン)Alexa(アレクサ)のボイスアシスタントへのアクセスと、アクティビティ中のフィットネストラッキングを提供するワイヤレスイヤフォンを開発中だ。このイヤフォンは、より上質なサウンドを再生できる新しい大型のEchoデバイスと組み合わされて、米国時間9月25日にシアトルで開催される同社のハードウェアイベントで発表される可能性がある。

このイヤフォンはAmazonにとって重要な新製品となり、また同社の個人向けのヘルスケア/フィットネス機器への最初の進出となるだろう。同社はスマートホーム製品やスマートスピーカーをはじめとする、幅広いコネクテッドデバイスのカテゴリーで製品を開発したり購入したりしているが、Apple(アップル)Samsung(サムスン)などがこの分野に多額の投資をしているにもかかわらず、個人のヘルスケアに関してはそれほど積極的ではなかったようだ。

CNBCの記事によると、Alexa搭載イヤフォンの新製品には加速度センサーが搭載され、距離や消費カロリー、ペースなど、Apple WatchFitbitのようなフィットネス系ウェアラブルに期待される機能をすべて提供するという。

フィットネス機能以外にも、この新製品はAlexaを家の外に持ち出すためのポータブルな手段を提供する。Amazonは他のヘッドフォンメーカーと提携してサードパーティー製品へのAlexaの統合をすすめており、さらにはAlexaを自動車に搭載する実験もおこなっているが、その成功の大部分は家庭用のアシスタントだ。

さらに、この新型イヤフォンは100ドル(約1万1000円)以下で販売されていると伝えられており、オーディオブランドやヘッドフォンメーカー、そしてAppleAirPodsのような潜在的なライバルと比較しても、大きな価格的優位をもたらすだろう。記事によると、新型イヤフォンは独自のデータ接続機能を持たず、iPhoneAndroidデバイスとの接続を利用するという。

またCNBCによると、Amazonは既存製品よりも大型のEchoデバイスを用意しており、これにはウーファーが内蔵され音質が改善されているという。これは、Amazonがハイエンド版のEchoデバイスを来年発売するという、7月のBloombergの報道とも合致する部分がある。これらの新製品の一部、あるいは全部が水曜日のイベントでデビューするかもしれないが、あるいはサプライズの発表があるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

Amazonが電動配達トラック10万台を発注、2021年に納車され環境貢献をアップ

AmazonのCEOであるJeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏は9月19日に、気候変動への影響を縮小するための取り組みを今後も拡大すると発表した。その一環として同社は、ミシガン州の電気自動車メーカーであるRivianに10万台の電動配達トラックを発注する。そしてこのeコマースの巨人は、2040年までにカーボンニュートラルの目標を達成する。それは、国連のパリ協定の合意よりも10年早い。

ワシントンのNational Press Clubのイベントで行われたベゾス氏の発表によると、タイムラインを早めたのは気候変動が急激に拡大しているためだ。現状は、パリ協定が成立した5年前の深刻な予測すら控えめに見えるほど変化が激しい。

会社全体をカーボンニュートラルにするというAmazonの包括的な取り組みは、同社の気候誓約(Climate Pledge)と呼ばれる計画文書にまとめられている。この文書は、近く他の企業にも開示される。Rivianに排気ガスのない配達車を発注したことに加え、Amazonは太陽光エネルギーの利用やカーボンオフセットなどの努力でカーボンフットプリントの削減に努めている。

Rivianによると、これは電動配達車の受注としてはこれまでで最大であり、Amazonへの実際の納車は2021年に始まる。Amazonは2月にRivianに7億ドルを投資し、さらに今月は自動車業界の大手Cox Automotiveが同社への35000万ドルの投資を発表した。また4月には、自動車メーカーのFord(フォード)がRivianへの5億ドルの投資を公表している。

Rivianは昨年、全電動ピックアップトラックやSUVなど消費者製品の生産計画を発表したが、それらの実際の納車は2020年にも始まる予定だ。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a.hiwa

ロスレス音楽ストリーミングAmazon Music HDをローンチ

Amazon(アマゾン)は高品質な新音楽ストリーミングサービスのAmazon Music HDを提供する。Primeメンバーは月額12.99ドル(約1400円)で一般向けは月額14.99ドル(約1600円)、既存のAmazon Musicの会員は個人プランであろうと家族プランであろうと、月額5ドル(約540円)で追加できる。そして追加コストで体験できるのは、AmazonがHD(CD音質とほぼ同じ16ビット、44.1kHz)と呼ぶ5000万以上の楽曲へのアクセスと、Ultra HD(24ビットかつ最大192kHz)の数百万の楽曲で、これはAmazonによればあらゆる音楽ストリーミングの中でも最高の品質だという。

近年の高音質な楽曲を求めるオーディオファンにとって、最も人気の高い音楽ストリーミングサービスははおそらくTidalだろう。Tidalは、AppleやSpotifyのような業界トップの音楽ストリーミングサービスには加入者数では勝てないが、サービスが存続していることは、その需要があることを示している。Amazonはこれを追加コストのあまりかからないニッチなアップセルとして、既存サービスと一緒に提供できるので、収益化という意味で有利な立場にありそうだ。

Amazon Music HDはローンチ時点では90日間無料で試聴でき(高品質楽曲にもストリーミングとダウンロードの両方のオプションが存在する)、その品質を判断するのには十分な期間のはずだ。もしかしたら、通常音質に戻れないほど素晴らしいものかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter