Apple、10月16日iPad/Macイベントの招待状を発送

Appleは多くの人々が期待していた10月のイベントを正式に発表した。そこでは新しいiPadやMac、さらにはデスクトップOSの最新アップデート、OS X Yosemiteの公開バージョンがデビューすると思われる。日付は10月16日、本誌は現地からあらゆるニュースを入り次第レポートする。

イベントは、クパチーノにあるApple本社内のTown Hallシアターで行われる。これは、昨年iPhone 5sと5cが発表された場所と同じで、先月iPhone 6と6 PlusがデビューしたFlint Centerよりはるかに狭い。Appleは前回Town Hallで行ったイベントをストリーム中継しておらず、今回も全体的に非公開の出来事になるかもしれない。

このイベントに登場する新しいデバイスやソフトウェアも、iPhone 6、6 PlusやApple Watchの発表ほどの強裂なインパクトには欠ける可能性が高いが、それでも山ほどの新製品が出てきそうだ。例えば現行モデルよりさらに薄いiPad Air。iPadで他にありそうなのがスペックの向上で、ストレージの選択肢はiPhone 6に倣うだろうし、Apple PayのためのTouch IDも入るかもしれない。

Macに関しては、Apple初のデスクトップ用Retinaディスプレーが新しいiMacに塔載されるかもしれない。これらと共に発表されるはずのYosemiteは、直ちに一般公開されるか、イベント後間もない時期の公開がアナウンスされることは確実だ。

何が出てくるにせよ、すばらしいショウになるに違いないので、本誌のレポートに注目されたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Appleがフレキシブル(可撓性)ディスプレイの”曲げ入力”で特許を取得

USPTO(合衆国特許商標庁)が今日(米国時間10/7)公表した情報によると、Appleは、フレキシブルなディスプレイが曲げられたり形を変えられたりしたとき、それをデバイスが入力として拾う方法で特許を取得した。この特許は、フレキシブルなディスプレイが曲げられることからデバイスが入力を受け取り、それをキューとしてMMSのメッセージを送出する過程を詳述している。

そのほかのトリガについても詳説しており、それらの中には、ディスプレイが曲げられると画面のサイズや比率が変わるので、それに合わせて画像出力を自動調整する方法などもある。また、二台のフレキシブルディスプレイをペアにしてチューブなどの容器に収め、そこにGPSトリガにより位置対応の広告を表示する、といった話もある。

特許文書の中には“デジタル定期刊行物”とか“広告デバイス”という言葉が何度も出てくるので、デジタルの雑誌や定期刊行物が念頭にあるのではないか、と思われる。このパテントは元々HJ Laboratoriesのものだったが、Appleは同社が解散する前にこの知財を取得したのだろう。同文書によると、今二人の発明者は、Apple以外の企業に在籍している。

Appleがこの特許を取得したのは、自社でやってきたフレキシブルディスプレイに関する研究開発努力をより強化するためか、または将来の他社による開発に対抗するためのヘッジだ。いずれにしても、フレキシブルディスプレイは、Appleがそれを商品化するときにはかなり高度な使われ方をする、と考えてよいのだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Gmail、iPhone 6/6 Plusに対応

私のiPhone 6と6 Plusの初レビューでは、サードパーティーアプリの互換性にあまり時間を割けなかった。その理由は、A) iOSが低解像度アプリの拡大表示をどうこなしているかに注目していた、B) 主としてファーストパーティーのソフトウェアに時間を費していた。しかし、新しいデバイスでGmailのネイティブアプリを使う時間が長くなるにつれ、耐えられなくなってきた。今日(米国時間10/6)Googleは、iPhone 6および6 Plusの解像度に完全対応したアップデートを公開して、その問題を解決した。

要するに、最新iPhoneを持っている人がこのアップテートをインストールすることは、初めてメガネをかけた人が、以前はちゃんと見えていなかったことを忘れてしまうようなものだ。受信箱のメールはプレビュー画面に大部分が表示されるようになり、メールを開いた時に見える本文テキストは、甘やかされているかのように感じる。

ゆっくり、しかし確実に、主要な人気サードパーティーアプリは、iPhone 6改革を進めている。Facebook、次は君の番だ。

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Fly Or Die : Apple iPhone 6 Plus


 
iPhone 6 Plusを巡ってはいろいろな話が聞こえてくる。

Appleが満を持して投入したデバイスであると言えるだろう。薄型でありながら大きく、そしてこれまで以上に美しい画面を持つ。しかしこの大型化が却って害をなすという側面もあるようだ。手の小さな人は、この大きく、かつ滑りやすい感じのするiPhone 6 Plusを片手で操作することができないのだ。さらにはiPhone 6 Plusは「曲がる」という話が出てきたり、あるいは「普通は曲がらないのだ」というアナウンスが出たりと、「混乱」を感じる人もいることだろう。

iPhone 6 Plusは5.5インチ、1080pの画面を備え、画面解像度は401ppiかつ1300:1のコントラスト比を実現している。現在の商品ラインの中で、最も美しい画面を持っているわけだ。プロセッサーはA8で、従来より高速なWi-FiおよびLTE接続性能を持つ。内部ストレージ容量は16GB、64GB、そして128GBのものが用意されている。さらにカメラは光学式手ブレ補正の機能を持つ。暗い場所での撮影やオートフォーカスの性能にも強みを持っている。

iPhone 6 Plusが素晴らしいデバイスであることは間違い無いだろう。大画面化のトレンドに興味を持たなかった人も、少し心を動かされるのではないかと思う。個人的にはベッドサイドやテレビサイドで使うにはとても便利で面白いデバイスだと思う。ゲーム機やビデオ鑑賞にも使えるし、広い画面で作業効率が上がるというアプリケーションはいろいろと存在する。

但し、一部の人にとっては、iPhone 6でも「限界」の大きさなのではないかとも思う。あるいはiPhone 6ですら手の中に収まらず、iPhone 5を懐かしむ人すらいるかもしれない。もちろん6 Plusに乗り換えて、これぞ待ち望んでいたデバイスだと言う人もいるだろう。Appleの製品にしては珍しく、利用者の中でも賛否が分かれるデバイスなのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


今月のアップデートでiPadにゴールド版追加、12.9インチの大型iPadの発表は来年早々か

Bloombergによると、Appleは次世代の9.7インチiPad Airのカラーバリエーションにゴールドを加え、さらに来年早々に12.9インチの大型iPad Airが発表され、これにもゴールドが加えられるという。

Bloombergは去る8月に大型iPadが開発中だというリーク情報を記事にしていた。しかし今回、現行の9.7インチ版iPadに関するリーク情報がカラーバリエーションだけだったというのは、近く行われるはずのiPadのアップデートではさほど大きな新機能の導入はないことを示唆する。

これまでにわれわれがつかんだ情報でも、Appleの今年の新しいiPadはマイナーアップデートにとどまるという感触だ。プロセッサーがiPhone 6/6 Plusdで採用されたA8に代わることがおそらく、もっとも大きな変更だろう。これまでもAppleはタブレットのプロセサーをスマートフォンから差別化してきたので、あるいはA8+が投入されえるかもしれない。

Appleはプロセッサーのアップグレードとゴールド版の追加で向こう1年iPadシリーズの売れ行きを維持するには十分と考えているのかもしれない。ここ数年のタブレットの販売動向をみると、消費者のタブレット購入サイクルはスマートフォンよりもコンピュータに近い。ユーザーはタブレットを購入すると数年使い続ける。これに対してスマートフォンの場合は、毎年新製品に買い換える率が高い。iPhoneの場合、この傾向は来年まで続きそうだ。

また今月はマイナー・バージョンアップに止め、来年早々に大型iPadを投入し、秋に現行iPadのメジャー・バージョンアップというように通年で順次新製品を発表する方が大きな売上を期待できるのだろう。Appleが大型iPadを製品ラインの中でどう位置づけるかも興味深い。タブレットよりむしろMacビジネスに近い位置づけとするのだろうか?

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


AppleのOS X Yosemiteが公開間近に。イベントはいつ?

AppleのOS X Yosemiteは近々公開予定だが、デベロッパープレビューが、4th ベータプレビューアップデートと共にGolden Master(GM)ステータスに到達したことから、もう長い間待つ必要はなさそうだ。昨年、AppleはMarvericksのGMを、Mac App Storeで一般公開する約3週間前にリリースしているので、Yosemiteは多くの人たちが予想している10月中旬から下旬にかけての公開に向かって、計画通り走っているようだ。

AppleはYosemiteをスペシャルイベントで公開すると予想され、そこでは新しいiPadも披露されるだろうと噂されている。イベントは10月の1、2週目のどこか、あるいは同月最終週に行われるだろうと、常に正確なJim Dalrympleは予想しており、以前少なくとも一つの情報源が報じた10月21日には起こらないと言っている。GMのリリース時期から見て、10月14日あるいは28日が、最もありそうな日程だ。

GMビルドは一般に、Appleが消費者向けに公開する最終リリースと同じ(あるいは非常に近い)内容だ。昨年は、10月22日のスペシャルイベントでMavericksの最終版がリリースされるわずか2日前に、改訂版GMが配布された。イベントではiPad Air、およひiPad miniのRetinaディスプレイモデルが発表され。両機の後続モデルは、Appleが今年も計画している10月の製品リフレッシュの一環として登場する可能性が高い。

新しいMacも発売される可能性はあるが、それが何であるかは未だ霧の中だ。一部の報道は、Retina iMacが2012年のMacBook Pro以来初のMacハードウェア用Retinaディスプレイとして登場する、と予想している。さらに、12インチのRetina MacBook Airの噂も絶えないが、発売が今年か来年になるかは意見が入り混じっている状態だ。

もうひとつの興味は、Appleが開発中で来年早くに発売されるとBloombergが言っている、12.9インチiPadだ。Appleが「2015早期」にApple Watchを発売する計画であることを踏まえると、公式発売日の発表と合わせて、上記いずれかの製品発表を行うイベントが行われる可能性がある。

いずれにせよ、一般公開前のYosemiteプレビューは今回が最後になるだろうから、コンピュータと心の準備をお忘れなく。

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iPhone 6/6 Plus、中国の発売日は10月17日


Appleは、iPhone 6および6 Plusの中国での正式発売日を発表した。10月10日にAppleサイトで予約受付が始まる。10月14日からは、Appleの小売店で予約が可能になり、商品を手にすることがてきるのは10月17日だ。

iPhone 6/6 Plusは、China Mobile、China Telecom、およびChina Unicomで利用できる。6の希望小売価格は16GBモデルが5288人民元(約860ドル)、64GBが6088人民元(約990ドル)、128GBが6888人民元(約1120ドル)。iPhone 6 Plusは、それぞれ6088人民元(約990ドル)、6888人民元(約1120ドル)、7788人民元(約1267ドル)。

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Apple、パリコレでApple Watchイベントを開催。ファッション界に進出

Appleはパリ・ファッションウィーク(パリコレクション)に参加し、フランスの高級ブティック、ColletteでApple Watchスペシャルイベントを開催している。Appleは、9月のプレスイベント以降初めてこの新デバイスを一般公開した。まだ、完全動作品を手に取ることはできないが、期待されたガジェットの展示は、それでも多くの群衆を集めている。

Apple CEO、Tim Cookは、今日(米国時間9/30)午前このスペシャルイベントについてツイートし、Apple Watchの各モデルが並ぶガラスケースに群がる人々を撮った上の写真を披露した。複数の記事が、スポートツコレクション、ベーシックコレクション、および18金ケースのハイエンドコレクションからなる、Apple Watch全モデルが展示されていることを報じている。

何人かのファッションジャーナリストもイベントに参加し、ウォッチを試すことができたが、9月に記者たちが触った時と同じく、デモモードに固定されていたと伝えている。Appleは未だにApple Watchの発売時期を、2015年早期としか言っていないが、一部報道によると、当初は2014年末までに発売するつもりだったと言う。

Appleは、Apple Watchをファッションアイテムとして位置付けようとしていることを隠そうとしない ― ファッション中心地でこの種のイベントを開き、『ヴォーグ』編集長のアナ・ウィンターらのスペシャルゲストを招待することによって、来年この商品が発売された暁には、こうしたインフルエンサーたちをも巻き込もうとしている。

ウェアラブルをファッション・アクセサリーとして売り込むことは、この分野の成長を試みるデバイスメーカーの戦略として以前から見られたが、Appleほどの予算やハリウッドへの影響、あるいは、マーク・ニューソンを持つ会社は他にいない。ファッション界の支持を得ることは、腕時計を着ける習慣がなく、これまでのスマートウォッチ製品に魅力を感じなかった消費者にとってさえも、Apple Watchのために財布のひもを緩める理由が一つ増えることを意味している。

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AppleがOS XのShellshockバグのパッチを提供

先週、OS XなどUNIX系のシステムの多くに、”Shellshock“と呼ばれる、重大で悪質で、しかも広がりの異様に大きなバグが見つかった。

Appleはただちに、OS Xユーザの“大半は”このバグの被害が及ぶことはなく、一部の“高度な設定”をしているユーザだけが対策を要する、と発表したが、同時に、同社独自のデバッグも開始した。同社はバグにセキュリティのためのパッチを当て、ユーザがそれを即時に利用できるようにした。

このパッチは当面、OS Xが標準で持っているアップデートツールには含まれないらしいから、ユーザは手作業でダウンロードする必要がある。パッチはそれぞれ、Mavericks用とLion用、そしてMountain Lion用がある(ダウンロード用のリンクはOS Xのバージョンによって違うから、間違えないように)。

なお、まだベータ状態で半ば非公開のOS X Yosemite用には、パッチが提供されないようだ。正式リリースの前のソフトウェアには、それでなくても危険がつきまとうが。

[写真: Martin Cathrae, Creative Commonsのライセンスによる]

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Apple、iOS 8の通知センターからアプリを起動するアプリを禁止

Appleは、通知センターから直接アプリを起動するアプリがお気に召さないと見え、iOS 8から追加されたこの新機能を利用した最初のアプリをApp Storeから削除した。問題のアプリ、Launcherは本誌でも先週取り上げており、ホーム画面で何度もスワイプやタップをすることなくアプリを起動できる、便利で賢い方法だと感じた。

残念ながら、Launcherはほんの数日間App Storeにいただけで9月26日金曜日に公開が中止された。Appleはこの種のアプリを認めないという一方的決断を下したようだとデベロッパーは主張する。最初のこの種のアプリに拒否権を発動したことは、後に続くと見られている様々なアプリに対して基調を示すことになる。

Launcherの作者、Greg Gardnerによると、彼のアプリはApp Storeにデビューした直後から高い人気を保ち、世界43ヵ国の生産性アプリ部門でトップ10にランクされていた。

30万人近いユーザーが、削除されるまでの9日間にLauncherをダウンロードした ― さしたるプロモーションも行っていない新アプリとして悪くない数字だ。

Gardnerは、自らのウェブサイトの記事に詳しく経緯を書いており、それによるとAppleは、彼の作ったようなランチャーアプリは「ウィジェットの誤使用」であるとして、ランチャーアプリが存在してはならないという明文化されたルールがないにもかかわらず、アプリをストアから削除する決定を下したと言った。彼は、タップしたユーザーを一旦Launcherアプリへ誘動してからターゲットアプリへ飛ぶようにする修正を申請したが、1時間以内に却下され、その後LauncherはApp Storeから削除された。

すでにダウンロードしたユーザーは使い続けることができるが、Pro版(広告なし)へのアップグレードはできず、いくつかのバグはそのままになる。

Appleが「ランチャー」ウィジェットを拒否する理由はいくつか考えられる。セキュリティーの懸念、将来Appleが競合機能を正式提供する可能性、通知センターが第2のホーム画面になってユーザー体験を損なわせたくない、等々。

しかし、どうやら最もありそうな理由は、このアプリがApp Storeのランキングを操作する「ゲーム」に使われるか、ホーム画面での広告に使われる(あるいは両方の)可能性があるからだろう。Launcherの無料バージョンには、「スポンサー付」アプリのリストが表示される枠があり、Pro版にアップグレードすると非表示になる(上のスクリーンショット参照)。そして、そのスポンサー付アプリをタップすることによって、アプリのダウンロード数が増える ― よってランキングが上がる ― ことが考えられる。

同アプリの作者は今回の経験でかなり幻滅を感じており、他のアプリを作るかどうかわからないと言っている。「AppleはiOS 8でプラットフォームをオープンにして、アプリ間コミュニケーションを推進するつもりだと思っていたが、この決定を見ると、Appleはまだ自分たちが一番良くユーザーを知っていると思っているようだ、たとえユーザーが同意しなくても」とGardnerは言う。「現時点でiOSアプリの開発を続けるつもりはない」。

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Apple、来月Retina iMacを発表か? 高DPI時代の幕明けだ

Appleはこの秋、OS X Yosemiteと共に、ついにRetina iMacを発売する可能性がある、と9to5Macの最新記事が伝えている。最終テストに近い段階だと言われるこの新機種が登場すれば、それは「判別可能なピクセル時代」の終りを予感させるものだ。

Retina iMacは、はるか昔の2012年6月に初のRetina MacBook Proが発表されて以来、開発中であるとの噂によって、想像は膨らむばかりだった。AppleにおけるRetinaデスクトップ機の開発は、iMacに必要な画面サイズの高解像度モニタの製造コストのために遅れていたに違いない。一番小さいiMacでさえ21.7インチのディスプレイを装備しており、15インチのRetina MacBook Proよりはるかに広い面積を占めている。

2年と少しの時間によって、Appleはディスプレイ製造メーカーのコスト効率を高め、超HDテレビやパソコンモニターによって高解像度ディスプレイが普及してきた。そして、近く公開されるOS X Yosemiteのベータ版には、現行iMacの画面サイズに合わせたRetina解像度への参照コードが見られるという。

これらの新iMacは、現行モデルの薄い筐体をそのまま使い、非Retina版と共に販売されるだろうと報じられている。これはRetinaノートを発売した時のやり方だ。Retinaディスプレイは、4Kビデオの編集に多大な恩恵を与えるだろう。Final Cut ProおよびiMovieのアップデート版は高解像度ビデオをサポートするだろうとも記事は書いている。

Appleのデスクトップ製品ラインにとって、最後の大きな変更は薄型筐体で、機能面における大きな改善は久しぶりだ。この新しいエネルギーの注入により、ホリデーショッパーの購売意欲を刺激することができるかもしれない。

実際のところ、Appleデスクトップ機は現在の解像度でも殆どのニーズを満たしている。多くの人々の座席位置からでは、ピクセルが識別できる等の「低解像度感」もない。しかしRetinaへの飛躍によって、デスクトップで印刷物レベルの鮮明さを体験できるようになるだろう。ただ、未来が高DPIにあることは間違いないとしても、来月見るであろうこのカテゴリーのMacは、おそらくハイエンド消費者とプロフェッショナルをターゲットにしたものになるだろう。

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Apple、謝罪を添えてiOS 8.0.2の提供を開始

Appleが早速iOS 8.0.2をリリースした。iOS 8.0.1の問題点に対処するものだ。8.0.1では、iPhone 6やiPhone 6 Plusで通話ができなくなるなどの問題が出ていた。8.0.1で対応したはずだった、ヘルスキットアプリケーションが立ち上がらなくなるといった各種バグにも対応している。

アプリケーション利用中に入力システムを切り替えた際に、すぐにApple標準のものに戻ってしまうという問題も報告されていたが、これにも対応したようだ。アップデート版のリリースとともに、以下の声明を発表している。

iOS 8.0.2をリリースいたしました。iPhone 6およびiPhone 6 Plusで問題となっていたiOS 8.0.1のバグを修正いたしました。またiOS 8.0.1で行ったバグフィックスは8.0.2でも対処済となっています。iOS 8.0.1のバグによりご迷惑をおかけしたiPhone 6およびiPhone 6 Plus利用者のみなさまにお詫び申し上げます。

Appleによると、iOS 8.0.1へのアップグレードによりトラブルを被ったiPhone 6およびiPhone 6 Plusの利用者は4万人弱程度であったとのこと。iOS 8.0.1が公開されていたのは1時間少々の間だった。

アップデートを行うにはiTunesにつないでアップデートの確認を行うか、あるいは「Settings> General」のメニューからSoftware Updateを選べば良い。

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(翻訳:Maeda, H


Apple曰く、iPhone 6/6 Plusが曲がったという苦情は10件未満

Appleは、iPhone 6および6 Plusが曲がるという様々な報告に答え、それは「著しく稀」であり、実際これまでにデバイスを購入した顧客のうち、苦情を申し出たのはわずか9人であると語った。これは、すでに販売された1000万台以上のうちの9台、という意味だ。

Appleは本誌に対して、通常の使用においてその問題が起きることは稀であり、YouTube等でユーザーが故意に折り曲げているビデオは、極めて人為的な状況であると指摘した。当初、Appleファンのサイトを中心に報告が掲載された後、Wiredのライター、Mat Honanを含め、他にも自分のiPhoneが反ったなどという報告が続いた。

Appleは、最新のiPhoneは「鋼鉄およびチタン材」を「ストレスのかかる部分を補強」するために挿入し、「業界最強のガラス」を使用して、それらの問題を防止していることも付け加えた。また、高品質の材料を使っていることに加え、iPhone 6および6 Plusは、折り曲げ、着席、ねじれ、その他のストレスに対して、長時間であっても耐えられるよう、デザインおよび開発過程を通じて過酷な試験を受けていると。その種のテストは、業界では標準的なものであり、2008年にTechCrunchがNokiaのガジェット実験室で撮影したビデオでも見ることができる。

ITブログ界という放送局がこの問題を誇張して伝えることに貢献したものと思われるが、これは新しいハードウェアが出荷され、小さいけれども注目に値する問題が発覚した時にはよく起きることだ。Appleは過去にも似たような騒動に巻き込まれており、はデバイスの折り曲げに関しても、同社が金属ケースに切り替えた際に起きていたが、今回は増幅の度合がとりわけ大きかったようだ。

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AppleがiOS 8.0.1のバグを直したiOS 8.0.2を”数日後に”リリースと発表

Appleが、iOS 8のアップデートiOS 8.0.1のバグに対応した。そのバグは、アップデート後に電話ができず、Touch IDも使えない、というもの。Appleは陳謝とともに、“数日後に”アップデートのアップデート8.0.2を提供する、と約束している。また、コンテンツの喪失やシステムの復旧努力なしで安全にiOS 8.0に戻す方法を述べている、Appleの公式サポートサイトも紹介している。

Appleの公式の声明文を、Recodeが取り上げている:

ユーザのみなさまにたいへんなご不便をおかけしたことを、お詫び申し上げます。弊社は目下不眠不休で、問題を修復するiOS 8.0.2のご用意を進めております。それが完成次第、数日後にはリリースする予定です。

Appleのサポートページには、アップデートを取り消してiOS 8に戻す方法が、詳細に書かれている。それは、われわれが昨日、自分たちのiOS 6のバグを修復するために見つけた方法と同じだ: iPhone 6または6 PlusのiOSのディスクイメージである.IPSWをダウンロードし、(Macの)Option→“Check for Update”ボタンでiTunesから手作業でインストールする。Appleのインストラクションの全文を、以下に引用しよう:

次のようにしてiOS 8.0を再インストールする。

  1. iTunesの最新バージョンを使っていることを確認。

  2. iPhoneをiTunesに接続。

  3. MacまたはPC上でiPhoneをiTunesにバックアップする。iCloudへのバックアップはiOS 8など前のバージョンに復旧しない。

  4. あなたのデバイスに対応する以下のどちらかのファイルをダウンロードする:
    iPhone 6
    iPhone 6 Plus

  5. 以下のどちらかにより、今iTunesでダウンロードしたばかりのファイルを選択する:

    • Mac: Optionキーを押し、Check for Updateをクリックする。
    • Windows: Shiftキーを押しながらCheck for Updateをクリックする。
  6. iPhone上でUpdateを押し、iOS 8をインストールする。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iPhoneカメラの世代別比較、これはわかりやすい!


iPhoneのカメラが時と共に良くなっていると言うのは簡単だ ― ほぼ当然のことだ。しかし、〈どれほど〉良くなっているのだろうか?

Camera+の共同ファウンダー、Lisa Bettanyがやってみた。8世代のiPhoneで撮った同じ写真を一列に並べた。

結果は何とも素晴らしい。最新2世代になると差はやや小さくなっているる ― しかし、間違いなく判別可能だ。iPhoneの最初の2機種でマクロ撮影がこれほど酷かったことを忘れていた。

この写真は、各世代の画像素子の欠陥も目立たせている。例えば、iPhone 4の写真の上部に見られるでたらめなカラー処理とフレア。これがフィルターを通してないと言っても誰も信じないだろう。

ここに貼ったスクリーンショットは、本当の決着をつけるには不足だ。Lisaの、完全インタラクティブ版対照比較画像をご覧あれ。

(注意:このリンクはトラフィック過多のため、一時的に問題が発生しているようだ。写真をクリックした時に左右に広がらなければ、読み込みに問題があるので、後ほど再トライされたい)

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


iPhone 6 Plusは、曲がる

毎年、Appleは新しいiPhoneを発表する。そして毎年、非常によく似たサイクルをたどる。はじめに、噂とリーク、そして工場ラインでの盗撮、そして発表! その後、レビュー、長い行列、予約の数字、一週目の売上げ記録・・・と続き今日に到る。

ようこそ、イベントの「○○ゲート」場面へ。そこでは、いくつかの重大な欠陥が、新しい潜在的欠陥商品を数百万人が買った数日後に暴露される。残念ながら、今年も全く新奇なネタを見つけることはできていない。

iPhone 6、そしてもっと重要なiPhone 6 Plusに関する報告によると、このデバイスをポケットに入れ、長時間座っていると折れ曲るらしい。

いくつかの写真が、MacRumorsのフォーラムに載り、フランスのブログ、MacBidouilleも、折れたiPhoneの写真を紹介し、さらにはドイツのブログ、Stadt Bremerhavenも続いた。

こんな感じだ。

まず、言っておきたい。

iPhone 6と6 Plusは、初めて折れ曲ったApple製品ではない。われわれは折れたiPhone 5、後に同じく5sに関する同じヒステリーを見てきた。実際、iPod touchにも似たような問題がある。

そして、それはAppleだけではない

より薄く、より大きいiPhone 6と6 Plusが、長時間ポケットに入れておくと曲がりやすい傾向にある、という可能性は十分あり得るが、今まで見てきたのはわずかな人たちによる早期のレポートだけである。

本誌はAppleに連絡を取り、何か言うべきことがあるかを質問したので、情報が入り次第続報する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


新iPhoneのCMの声はジミー・ファロンとジャスティン・ティンバーレイク

Appleはジョン・ホッジマン(PC役)とジャスティン・ロング(Mac役)のコンビが演ずる “I’m a Mac, I’m a PC”広告で長い間成功を収めてきた。AppleはiPhone 6で似たパターンの広告に戻ってきたが、今回は以前のようにライバルを攻撃するタイプではない。iPhone 6と6 Plusを並べてそれぞれの長所を強調するというものだ。そのユーモラスな声をなんとジミー・ファロンとジャスティン・ティンバーレイクが担当している。

上にエンベッドしたCMは新しいiPhoneのカメラの素晴らしさを訴えている。ここではそれぞれ微妙に違っているもののファロンとティンバーレイクは基本的に同じことをしゃべっている。下のCMではiPhone 6 Plusの大きさを強調しており、ティンバーレイクが「でっかい!」と言い続け、ファロンがまぜかえす。

どちらもよくできた楽しめるCMになっている。おもしろいのはAppleが2人のセレブを起用しながら、顔を使わないところだ。これはAppleはイメージ向上のためにセレブの力を借りる必要はないことを暗黙に伝えるうまいやり方だ(しかしセレブの出演は楽しい話題になる)。このCMシリーズはひとつひとつの優れた機能をシンプルなナレーションと絵作りで強調す初期のiPhoneのCMシリーズを思い起こさせる。

新しいiPhoneは最初の週末だけで1000万台が売れており、Appleは今のところiPhoneを売るのにCMの力を借りる必要はない。 しかし今後販売先が世界のすみずみに拡がり、中小のキャリヤも対象になってくると、ファロンとティンバーレイクの起用による話題づくりが次第に効果を発揮し始めそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


iOS 8の採用率はリリースから5日後で46%、大方の予想を裏切る高率

AppleがiOS 8の採用率の最新の数字を発表した。すなわちApp Storeのデベロッパ向けサポートページによると、9月21日現在でiOS 8にアップデートしたユーザの比率は46%、iOS 7にまだとどまっているユーザは49%だった。さらにそれよりも前のバージョンのユーザは5%だ。

この数字を見つけたiClarifiedによると、iOS 8がリリースされた9月17日以前は、iOS 7のユーザが90%を超えていた。

iOS 8がデベロッパ向けにリリースされたのは6月WWDCにおいてだ。

先週は、ユーザ調査を行った複数のソースが、今回のアップデートの出足は前のアップデートに比べて遅いと予想していた。前のバージョンには、視覚面での大きな変更があった。MixpanelとAppseeは、iOS 8のリリースから最初の24時間で採用率は16〜17%に達する、と予想していたが、それはiOS 7のときの約半分だ。

採用が急上昇しない、という彼らの予想の根拠は、iOS 8に無線でアップデートするためには大きな空きスペースが必要だったからだ。しかしコンピュータにテザリングした状態でアップデートしたら、この要件は関係ない。

また今回は、前回ユーザが経験した戸惑いを避けるために、アップデートしにきたユーザを全員、待ち行列に入れることにした。それでアップデートをやめてしまうユーザが減ったため、大きな採用率になったのだろう。。

いずれにしても、iOSの採用率が短期間で全ユーザの半分近くに達したのは、すごい。これはたぶん、Androidユーザのアップデートよりも速いペースだろう。たとえばMixpanelによると、Androidの最新バージョンKitKatの採用率は、リリースから9か月後でやっと40%だった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iPhone 6/6 Plusの売れ行きは新記録―発売直後の週末で1000万台

AppleはiPhone 6と6 Plusの発売開始後、最初の週末ですでに1000万台を販売したことを公式に確認した。これは昨年の iPhone 5sと5cの900万台を上回り、iPhoneの発売直後の週末のセールスとして新記録となった。2012年のiPhone 5の場合は500万台だった

アナリストの予測は、BernsteinのToni Sacconaghiの7-800万台からWells FargoのMaynard Umの千数百万台までまちまちだったが、多くは供給能力の制限を考慮に入れて1000万台前後と予測していた。今回のiPhone 6/6 Plusの世界同時発売開始は前回に比べて1カ国少なかった―中国だ。最近のAppleにとって稼ぎ頭となっている国だけに、この影響はかなりあったはずだ。

iPhone 6/6Plusの予約は受付開始後 24時間で400万台を超えた。2年前のiPhone 5のときは200万台だったから倍増したことになる。発売開始時に世界のAppleストアの前に出来た行列の長さも新記録だった。Apple自身、需要が供給能力を上回っていることを認めた。今日(米国時間9/22)発表されたプレスリリースで、CEOのティム・クックは新世代のiPhoneに対する需要について、「われわれの製造能力がもっと大きければはるかに多くの台数が売れただろう」と述べた。

今週末にはAppleは6/6 Plusの販売を新たに次の20カ国で開始する予定だ。オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、アイルランド、マン島、イタリー、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグ、オランダ、ニュージーランド、ポルトガル、カタール、ロシア、サウジアラビア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、トルコ、アラブ首長国連邦。

Appleはデバイスの種類別の売れ行きを公表しないのが常だが、アナリストは一致してiPhone 6が6 Plusより売れていると考えている。しかし6 Plusの供給も需要に追いついていないようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


iOS 8の自撮り誤送信機能で人生を棒に振らないために

iOS 8のメッセージアプリで、自撮り写真を誤送信した人はいないだろうか?

私はやってしまった。

これがそれだ。

イマイチだ。

私はiOS 8に関しては奥手だった。仲間のITジャーナリストの多くはOSのベータ版を手に入れる術を知っているが、私は怠惰からか、あるいはその手のものには近づかないという偽りの信心からか、AppleのモバイルOSの新バージョンは公開されるまで待つのが普通だ。iOS 8もそうだった。

水曜日、私は多くの人々と共にiPhoneの画面を見ながら新OSの到着を待っていた。私は寝入ってしまったが、ケーブルにもWifiにも確実つながれていた私のiPhoneは、ゆっくりとアップデートされていた。

iOS 8の新しいメッセージアプリは、Appleの大きな目玉だ。同社のメッセージプラットフォームは、徐々にプラットフォーム無依存のチャットアプリになりつつあるが(iMessageや、既読通知など)、iOSは最新のソーシャルアプリやコミュニケーションアプリに対する大きな一歩だ。

例えば、iOS 8のiMessageは、意識して保存しなければ消滅するボイスメモやビデオを送れるようになった。これらの機能は、入力ボックスに組み込まれていて、右側のアイコンは押すと音声を録音するが、左の見慣れたカメラアイコンは少々油断がならない。

このカメラボタンをタップすると、従来通りのオプションが表示される。カメラロールから写真を選ぶか、写真またはビデオを撮るかだ。しかし、ボタンを長押しすると、新たにボタンが2つ現れる。左がカメラボタンで、右が赤い丸の録画ボタンだ。The Vergeが指摘するように、このボタンを押して写真やビデオを送るしくみは、Snapchatを思い起こさせる。

ボタンを押したら,手を放してカメラボタンまたは録画ボタンを押すか、そのままこれらのボタンに指をずらせば、写真またはビデオを撮影できる。

しかし、ここに罠がある。

ビデオでも、ボイスメモでも、iMessageは送る前にプレビューすることかできる。一度再生してみてから、削除するか世界に向けて発信し他の人の視聴と判断を仰ぐかを選ぶことができる。

静止画像では、なぜか、カメラボタンから指を離した瞬間に自動的に送信されてしまう!

寝起きでiOS 8に初めて触り、新しいiMessageを嬉しくいじっていた私は、会話画面を開いてボイスメモを「ドラフト」モードで安全に録音してはバカな音声を聞いていた。そして、左で有効になっていたカメラボタンに指を伸ばした。

そして、気付く間もなくこれが送信されていた。

読者の多くは私より賢いと信じているが、もし誰かが私の失敗を繰り返さないために役立つのであれば、この警告を心に留めておくように。iMessageのカメラショートカットボタンは、
〈ボタンから指を離した瞬間、自動的に送信される〉。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook